著者
武藤厳男 編
出版者
普及舎
巻号頁・発行日
vol.巻之1, 1894
著者
伏見 卓恭 斉藤 和巳 池田 哲夫 武藤 伸明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.5, pp.1158-1165, 2013-05-01

社会ネットワーク分析の分野で重要ノードを抽出する指標として中心性指標が提案されており,これらはノードの独立的な性質により,各ノードをランキングする手法である.本論文では,集合内での各ノードの協調的振舞いを想定して,任意のノード群に対する指標として拡張した集合中心性を提案する.集合中心性は,集合内で各ノードが互いに影響し合う点を考慮し,集合としての中心性値が高くなるようなノード集合を抽出する.集合次数中心性を求める問題はK-vertex covering問題に帰着し,集合近接中心性を求める問題はK-median問題に帰着できることを示す.集合媒介中心性においてK個の重要ノードを選定する問題は,看板配置問題という新たな数理問題の一解法であることを示す.更に,集合媒介中心性を効率的に求めるアルゴリズムを提案する.複数の構造の異なるネットワークを対象とした評価実験より,道路網上への看板配置問題への応用が期待できることを示す.
著者
川嶋 かほる 小西 史子 石井 克枝 河村 美穂 武田 紀久子 武藤 八恵子
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会誌 (ISSN:03862666)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.216-225, 2003-10-01
被引用文献数
4

小中高の家庭科担当教師に調理実習の学習目標について質問紙調査をした結果,以下の点が明らかになった。1.実習の学習目標を「基本的な調理法や調理器具の扱いができる」や「安全衛生に気をつけて調理する」などにおく教師が多く,技能技術の習得を中心において調理実習観が根強いと考えられる。しかし,授業時間や子どもの生活体験の低下等の制約の中で,技能技術の習得達成を期待していない教師も多く、また技能技術の習得を確実にするための工夫は積極的におこなわれているとは言いがたかった。2.調理実習の学習目標には,社会的認識の目標設定が少なく,食生活教育の総合の場ととらえる視点は弱かった。3.調理実習を「楽しければよい」とする考えが一部に強くみられた。調理実習の楽しさを友達との共同的な学びとすることや技能技術の上達ととらえる回答は少なかった。4.食生活状況や子どもの問題状況の把握が学習目標にいかされているとはいえない結果だった。
著者
稲橋 正明 武藤 貴史
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.103, no.11, pp.824-835, 2008-11-15
被引用文献数
5

きょうかい酵母を使用して, ふと疑問に思ったこと, これでいいのかな?と抱かれた数々の疑問が協会によせられる。そのような問い合わせの中から多くの方々にとって参考になりそうな事例をまとめていただいた。きょうかい18m号酵母に対するQ &Aが中心になってはいるが, 他の酵母や一般のもろみ管理に関しても示唆を与えてくれる一文である。
著者
武藤 信一 井上 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1341, pp.110-112, 2006-05-15

問 伊勢丹は、品揃えや接客といった現場力の強さで多くの小売業から目標にされる存在です。 答 確かに様々な企業から「どうやって新しい商材を世界中から集めてくるんだ。教育体系を教えろ」などと言われることは多いです。でも、同じことを当たり前のように積み重ねて出来上がったものなので、正直言って、答えようがないんです。
著者
青木 政勝 瀬古 俊一 西野 正彬 山田 智広 武藤伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.70, pp.7-12, 2008-07-17

近年,GPS など位置計測が身近なものになり,個人の位置情報を記録することが容易になった.ユーザが移動した軌跡となる位置情報のログデータはライブログにおいて,最も基本的なデータであり,購買履歴や視聴履歴,写真などの様々なデータと位置情報を組み合わせて蓄積し,ライフログとして活用するサービスが検討されている.一方,ユーザの位置情報に基づく様々な情報の提供が実用化されてきている.現状は現在位置だけであるが,その背後にあるユーザの過去の情報,すなわちライフログと結びつけることで,ユーザの行動特性やライフスタイルを反映した情報の提供が行えるようになる.本研究では基本的なデータである位置情報をライフログとして蓄積することにより,ユーザ状況やプロファイルを推定することを目的としている.ユーザがおかれた状況として,まず位置履歴から移動中と滞在中といった行動モードを切り分ける手法を検討する.In recent years, it has become familiar a positional measurement such as GPS, and users can easily record there location information. The location data which include moving tracks is the most basic data in life-log. The location data can be combined with various data, purchase histories, attention histories, photographs, and so on. Those data attempt to use for life-log service. While current services only use user's location, more variable services can be provided using user's behavioral trait and lifestyle which can be estimate by user's life-log. Our research aims to estimate user's situation and their profile from accumulated location data, hi this paper, we examine the method of extracting activity modes, that is moving or staying, from positional histories.
著者
大屋 藍子 武藤 崇 オオヤ アイコ ムトウ タカシ Ohya Aiko Muto Takashi
出版者
心理臨床科学編集委員会
雑誌
心理臨床科学 (ISSN:21864934)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.53-64, 2011-12-15

研究動向肥満に対する治療は,従来,食事療法,運動療法,行動療法や薬物療法を組み合わせて患者の意欲を維持させながら行われ,肥満者が主体的に自分自身で生活をマネジメントすることが求められる。しかし,生活習慣のセルフマネジメントには,(1)個々人の動機のばらつきの大きさ,(2)習慣の中・長期的な維持の難しさという問題が挙げられる。本稿は,行動分析学の観点から肥満をもたらす生活習慣を分析し,肥満治療に対する提案を行った。その結果,セルフマネジメントの困難な要因は,(1)ストレス発散のための過食など,肥満者にとって連鎖的に形成された摂食行動が存在するため,生活習慣改善への動機が形成されないこと,(2)肥満者の希望する体重・体調変化が即時的に得られないため,中・長期的な食事改善や運動行動が難しいことの,2点に整理された。さらに,その困難さを改善するために,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の観点から,摂食欲求や肥満に対するストレスを受け容れながら,生きたい価値に沿った生活習慣の再構築が必要とされ,その結果,対象者は,生きたい価値を追求することで,単なる肥満の治療ではなく,より高いQOL(生活の質)の実現を追究していくことができるということが示唆された。
著者
鈴来響太郎 花田 彰 天野 英晴 武藤佳恭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.111, pp.9-16, 1993-12-16

現在までに提案されている並列自動配線アルゴリズムのほとんどは、従来からある迷路法、線分探索法を並列化したものである。このため、細粒度の並列化と高いプロセッサ利用率を同時に実現できず、並列計算機に実装した場合に高い台数効果を得ることが難しい。本研究では、この条件を満たせるようにニューラルネットワークに基づく並列自動配線アルゴリズムを提案し、シーケンシャルマシン上に実装してアルゴリズムの質の評価を行なう。また、並列計算機への実装の方法についても検討する。Since most of proposed parallel routing algorithms are parallelized algorithms of maze running or line search which were developed for sequential machines, efficient parallel processing with high processor utilization is difficult. Here, a parallel routing algorithm based on neural networks which can achieve both high degree of parallelism and utilization ratio is proposed, and the quality of the solution is presented on a sequential machine. The implementation on a parallel machine is also discussed.
著者
武藤展敬 佐藤直
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.122, pp.7-12, 2008-11-28

ネットワークサービスが日常生活に身近になるにつれて,悪意のある利用者が正常な利用者のサービス利用を妨害する,サービス拒否攻撃や分散型サービス拒否攻撃が与える影響はより深刻化しており早急な対応が望まれる.しかし,サーバに対し過剰な量のデータを流す輻輳型 DoS 攻撃について決定的な対策は研究されていない.一方 TCP の通信プロトコル上では輻輳回避の手法が実装されている.攻撃者はサーバ側を輻輳させることが目的であるため,輻輳回避手法に正常に従ってこないことが予想される.このことからサーバ側からクライアントに対し,故意に輻輳しているとの情報を流し輻輳回避の行動を確認する.ここで従ってこないクライアントを DoS 源として判定し正常な利用者と DoS 源を区別して対応する手法を評価する.This study highlights the DoS attacks which send excessive amounts of data to uploading servers, that is, congestion-type DoS attacks. In most cases, the uploading services use TCP on the transport layer. TCP has a function to manage the congestion. This study focuses the control function of TCP and proposes a method (measures) against the congestion-type DoS attacks, where the server intentionally executes the flow control and promotes congestion control of corresponding clients, and then distinguishes source of the attacks by monitoring the response of clients, and further allocates prioritized bandwidth to related TCP connections. The study simulates the proposed method and demonstrates its effectiveness.

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著者
武藤 岩雄
出版者
文星芸術大学
雑誌
文星紀要
巻号頁・発行日
vol.8, 1996
著者
武藤 裕子
出版者
独立行政法人国立女性教育会館
雑誌
国立女性教育会館研究紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.85-94, 2005-08
被引用文献数
2

本論は婦人保護施設利用者の変化を通して、施設の存在意義と今後のあり方を検討するものである。戦後成立した売春防止法において、婦人保護施設は「都道府県は、要保護女子を収容保護するための施設(以下「婦人保護施設」という。)を設置することができる」(第36条)と謳われ、公私の別なく各地に設置された。しかし高度経済成長期を過ぎると新規施設利用者数は減少し、平成に入るころには障害を持っているために社会復帰が困難とされる女性たちが施設に残り、利用者は高齢化していった。それゆえ、一時期には「婦人保護施設廃止論」が取りざたされたが、今日では「配偶者からの暴力の防止および被害者の保護に関する法律」の中で被害者の避難場所としての機能を併せ持つようになり、施設に対する関心は高まりつつある。利用者の変化に伴ってニーズは変化しつつあり、複雑な問題を抱えた利用者を援助するためには、ワーカーはより高い専門性が求められている。また男女共同参画社会が謳われる今日、女性だけを対象とした婦人保護施設の存在意義はもう一度確認される必要があると思われる。本稿では売春防止法制定以前に検挙された女性を対象に行われた調査、法制定後の婦人相談所と婦人保護施設の調査、そして平成7年から10年にかけて行われた調査結果をもとに、それぞれの時代の女性の特性をつかみ、どのように変化していったかを考察し、今後の婦人保護施設の在り方とサービスを考える一石としたい。
著者
西野 正彬 中村 幸博 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.450, pp.73-78, 2010-02-25
被引用文献数
4

本報告では,GPSデータとスケジューラデータという異なる種類の行動ログを蓄積し,ユーザの行動を予測する手法を提案する.例えば内勤中心の会社員が出張に出かけるといったような普段と違う行動をとった場合であっても,スケジューラデータを活用することで行動の予測が可能となる.ユーザが自身で記入するスケジューラデータには,予測に必要な目的地に関する記述が含まれない,場所に関する記述があいまいであるといった問題がある.しかし,時間的な共起関係に基づいてGPSデータとスケジューラデータとの関連付けを行うことによって,記述内容があいまいな場合であっても行動予測を行える.長期的に獲得されたユーザの行動ログを用いた検証では,GPSデータのみを用いて行動予測を行った場合と比較し,予測正答率が上昇することを確認した.
著者
梶原 良 中津 沙弥香 塩野 忠彦 柴田 賢哉 石原 理子 坂本 宏司 武藤 徳男
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.183-185, 2008-04-15
被引用文献数
8

高血圧自然発症ラット(SHR)にモリンガ葉の10倍水抽出物を強制経口投与し,血圧上昇抑制効果について検討を行った.その結果,単回投与試験では血圧の有意な低下は認められなかったが,長期投与試験では,投与後25日目以降有意な血圧上昇抑制作用が認められた.また,モリンガ葉は,抗高血圧作用を有するGABAを高含有していた.モリンガ葉を長期間継続的に摂取することで高血圧発症を予防できる可能性があることが示唆された.
著者
武藤 佳恭 山本 浩之
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J96-B, no.12, pp.1316-1321, 2013-12-01

本論文は,(1)床発電の研究のはじまり,(2)床発電の実証実験と床発電商品としての実施例,(3)熱海市での温泉排熱を利用した温度差発電,(4)ロウソク熱を使った温度差発電,(5)たき火熱,薪ストーブの廃熱,バイクマフラー廃熱,懐炉(カイロ)廃熱などを利用した温度差発電,(6)自然廃熱を利用したマグマ熱発電まで網羅的に紹介する.エネルギーハーベスティングまたはパワーハーベスティングの研究は,新産業創出に貢献できるものと著者らは期待している.関連する測定技術や性能向上のための技術問題についても簡単に述べる.上記のうち,(1)〜(5)は,実証実験,(6)は日本国が実施すべきマグマ熱発電の概要を説明する.