著者
東泉 裕子 金田 恭江 下村 千史 黒谷 佳代 西平 順 瀧本 秀美
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.75, no.5, pp.229-237, 2022 (Released:2022-10-19)
参考文献数
27

日本食品標準成分表2010 (六訂) と日本食品標準成分表2015年版 (七訂) 追補2018年を用いて算出した栄養素等摂取量推定値とを比較し, 食品成分表改訂が栄養素等摂取量推定に与える影響を分析した。北海道在住の地域住民および東京都に勤務する者625名の食物摂取量について, 食事記録法により食事調査を行い, 栄養素等摂取量を算出した。炭水化物以外のすべての栄養素等で成分表の違いにより摂取量に有意な差が認められ, とくに分析方法が更新された総食物繊維摂取量への影響が大きく, 七訂値では六訂値より平均で3.0 g (23.2%) 高値であった。また, 日本人の食事摂取基準 (2020年版) を適用した場合の集団の総食物繊維摂取量の評価にも, 成分表の違いによる影響が認められた。以上より, 食事調査から食物繊維摂取状況を評価する際は, 計算に用いられた食品成分表の正式名称および分析方法を考慮した検討が必要であることが示唆された。
著者
田中 学 泉 裕一朗 奥野 喜裕
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.136, no.2, pp.205-210, 2016-02-01 (Released:2016-02-01)
参考文献数
22

MHD (magnetohydrodynamic) electrical power generation experiments have been conducted with a seed-free high temperature inert gas plasma in a disk-shaped Hall-type generator driven by a single-pulsed shock tunnel. Xenon is used as a working gas to archive a high performance at a low inlet total temperature, where the total gas temperature is varied in the range of 4600-10000K at the generator inlet. An enthalpy extraction ratio of 4.8% is obtained at the inlet total temperature of 7000K, and this value is much higher than that for argon at the same inlet total temperature. The unstable and non-uniform plasma attributed to ionization instability is observed at a high magnetic flux density and a high load resistance.
著者
渡邉 拓史 泉 裕之 浅野 賢一 渡邊 直樹 神山 浩 鮎澤 衛 高橋 昌里
出版者
日本小児放射線学会
雑誌
日本小児放射線学会雑誌 (ISSN:09188487)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.27-31, 2019 (Released:2019-02-28)
参考文献数
11
被引用文献数
1

Background: Magnetic resonance coronary angiography (MRCA) is a minimally invasive and radiation-free technique that enables evaluation of the coronary arteries in patients being followed-up for Kawasaki disease (KD). However, during MRCA scanning it is mandatory that patients lie still in bed for a long time. This is a major obstacle to the application of MRCA in pediatric patients.Aims: We aimed to determine the utility of MRCA without using sedatives in pediatric patients using preparation.Methods: Our study included 7 consecutive pediatric KD patients who underwent an MRCA to evaluate coronary artery lesions between 2010 and 2016 at the Itabashi Medical Association Hospital. The preparation for MRCA was performed in all patients, including a field trip and detailed explanation. The MRCA was conducted without sedatives. We compared the findings of MRCA and ultrasound cardiography (UCG) and investigated their correlation.Results: The mean age of patients was 8.3 ± 4.1 years (range 4–15 years, 6 boys and 1 girl). The mean time from disease onset to the MRCA procedure was 2.7 ± 2.8 years. Scanning could be successfully completed in all patients without sedatives because pediatricians had prepared themselves adequately prior to scanning. The measurements of coronary artery in MRCA were significantly larger than those of UCG and showed a strong positive correlation.Conclusion: An MRCA procedure can be performed without sedatives in pediatric KD patients, including children as young as 4 years (the youngest patient we experienced). Adequate preparations by physicians prior to scanning can reduce avoidable and unnecessary sedation in these patients.
著者
辰市 祐久 飯野 成憲 寺嶋 有史 小泉 裕靖
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
巻号頁・発行日
vol.27, 2016

大型の処理装置では昨年度の冬季に水温が13℃程度低下して、アナモックス菌を用いた脱窒素反応が停止していた。このため太陽光による加温装置を用いることにより、冬季も20℃程度を維持し、脱窒素反応を進めることができた。また、アナモックス反応のためには硝化後の処理水のNH<sub>4</sub>-N:NO<sub>2</sub>-Nの比率が1:1.3にする必要がある。このため、溶存酸素濃度で水質を制御しようとしていたが、この比率を維持するのが困難であったため、硝化槽でアンモニアをすべて亜硝酸とし、脱窒素槽に浸出水のNH<sub>4</sub>-Nを添加することで、脱窒素反応の調査を進めた。
著者
谷中 かおる 東泉 裕子 松本 輝樹 竹林 純 卓 興鋼 山田 和彦 石見 佳子
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
榮養學雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.234-241, 2010-06-01
参考文献数
13
被引用文献数
2

大豆中のイソフラボンは構造的にエストロゲンと類似しており,弱いエストロゲン様作用を発揮する.2006年に,内閣府食品安全員会は特定保健用食品から摂取する大豆イソフラボンの上限量を,通常の食事に上乗せして30mg/日と設定した.しかしながら,大豆イソフラボンや大豆たんぱく質が含まれている,いわゆる健康食品には イソフラボンの許容上限量が設定されなかった.そこで我々は,大豆が原料となっている加工食品,特定保健用食品を5品目含む健康食品10品目について,大豆たんぱく質と大豆イソフラボン含有量をそれぞれ酵素免疫測定法(ELISA)と高速液体クロマトグラフ(HPLC)法で測定した。8品目における大豆たんぱく質量は表示の90-118%が確認され,ジュニア選手用のプロテインパウダー2品目においては表示の約半分量が定量された.大豆たんぱく質を含む特定保健用食品中には表示の90-122%の大豆イソフラボンが検出された。一方,表示のない大豆たんぱく質強化食品2品目には一回摂取目安量当たり30mgを超える大豆イソフラボンが検出された。このような食品をジュニア選手が過剰に摂取しないよう注意する必要があると考えられた。<br>(オンラインのみ掲載)
著者
今泉 裕美子
出版者
法政大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
2000

<資料収集>本研究の対象時期を含めた日本の南洋群島統治資料の所在をほぼ確認し、複写することができた。従来、南洋群島資料は殆どないとされてきたが、戦後アメリカのミクロネシア信託統治行政の資料収集について情報を得、アメリカが押収した資料、また日本への返還文書、それぞれの所在を確認できた。よって、貴会の特別研究員時代の調査研究とあわせて、アジア及び太平洋島嶼地域、アメリカにおける南洋群島資料の所在について、その全体像をほぼ明らかにすることができたことは、南洋群島研究の進展に大きく貢献するものと考える。とくにハワイ大学調査では米国押収資料のほとんどを複写できたこと、また、ハワイ以外の未発掘資料の所在も確認でき、今後の研究計画もたてることができた。以上のような経緯から本研究の資料調査では、結果的には海外における資料調査に重点が置かれることになった。一方、聴き取りでは、引揚者によるミクロネシアへの慰霊団に同行したほか、ミクロネシア、沖縄、東京近郊で調査を進め、日本統治下の人々の世代別、性別、仕事別の諸分野について聴き取りを行なうことができた。<研究発表>海外での資料を多く確認できたため複写手続に時間がとられた。とくに平成13年9月のテロ事件以後、通信や交渉が滞り、資料の入手段階で通常以上の時間が必要となり、論文作成の遅延をもたらさざるを得なかった。すなわち、研究計画に示したように、日本の国際連盟脱退からアジア・太平洋戦争までの時期について、資料分析が行なえたのは第二次世界大戦開始前後までとなった。しかし、アジア・太平洋戦争期の政策や、実態についての分析は現在進行中であり、本奨励研究の研究成果には間に合わなかったにせよ、今後の研究発表がすでに具体的な日程に上っている。また、論文化できた研究成果には、現地住民政策を委任統治の「島民ノ福祉」向上という委任統治条項履行という観点から分析したもの、および、南洋移民研究のサーヴェイがある。前者では、南洋群島統治における1930年代の現地住民政策の特徴を、日本化政策の浸透が福祉向上という解釈で行なわれたことを明らかにした。後者では、南洋群島移民に関する国内外の研究動向について、本奨励研究対象期の日本の南洋群島統治政策と移民政策および移民の実態から検討し、自らの研究の位置づけを行った。平成14年3月1日には「沖縄県地域史協議会」にて「日本の南洋群島政策と移民」と題する講演会を行い、南洋群島統治と移民との相互関連性について本奨励研究の成果を口頭報告した。以上の作業によって従来報告者が進めてきた研究、すなわち海軍統治期、南洋庁統治期の1920年代に加えて、1930年代の統治研究を行いえたので、今後は、日本の南洋群島統治全期のモノグラフ作成をめざしたい。
著者
豊泉 裕章 源田 正弘
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.125, no.8, pp.1217-1222, 2005 (Released:2005-11-01)
参考文献数
6
被引用文献数
1 2

GPS is widely used to obtain not only the position information but also the time information. Specially, it is used to synchronize the time between separate stations in the measurement system or the communications system. However, in these systems, the output circuit of the 1PPS signal in the GPS receiver has not been optimized. In this paper, we examine the error sources of the time measurement by GPS and show the time measurement accuracy is about 10 ns, and the improvement of the precision of 1PPS signal is most important to realize high accurate 1PPS signal. We propose the precise 1PPS generating method by the analog circuit whose output precision is sufficiently higher than the time measurement accuracy by GPS. We evaluated the time measurement accuracy and the accuracy of 1PPS signal in the relative time synchronization by 24 hours test, and succeeded to realize a few ns precision and several ns accuracy of 1PPS signal in the relative time synchronization using our precise 1PPS generating method.
著者
平泉 裕 中島 敏明 今西 登之彦 佐藤 義昭
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.768-775, 2017-10-18 (Released:2017-12-04)
参考文献数
12
被引用文献数
1

加圧トレーニング法は下肢または上肢を空圧式加圧ベルトで加圧し,適度な血流制限下での運動により短期間・軽負荷で筋肥大効果を期待できる.本法はオリンピック選手やプロスポーツ選手の強化トレーニング法として実績があり,近年はリハビリテーションや医療現場でも応用されるようになった.本技術は軽い身体負荷での運動を選択する必要がある患者に対して有効と考えられ,高齢化社会にふさわしいリハビリテーション法と考えられる.
著者
石原 里美 有泉 裕嗣 矢持 淑子 塩沢 英輔 佐々木 陽介 瀧本 雅文 太田 秀一
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.71-78, 2011-02-28 (Released:2011-09-01)
参考文献数
28

成人T細胞性白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma; ATLL)は, 臨床的にヒトT細胞好性ウイルス(human T-cell lymphotropic virus type-1; HTLV-1)感染細胞のモノクローナルな増殖を証明しない限り,組織形態学的には末梢性T細胞リンパ腫–非特定型(PTCL-NOS)との鑑別は困難である.しかし免疫組織学的にATLLとPTCL-NOSの発現に違いがあれば,HTLV-1の感染情報がない場合でも,両者の鑑別が可能と考えられる.1983年11月~2009年9月末までに昭和大学病院でWHO造血器・リンパ系腫瘍分類第4版に基づきATLL又はPTCL-NOSと診断された37例のホルマリン固定パラフィン包埋組織切片を免疫組織化学的に以下の抗体を用いて発現の違いを検討した.CD7,CD25,CD56,CCR4,TIA-1においてATLLとPTCL-NOS間で有意差が認められた.ATLL症例は全例でCD7の減弱が見られた.CD25はATLL症例の72%で陽性で,PTCL-NOSより有意に多かった(P=0.005).CCR4はATLL症例の72%で陽性で,PTCL-NOSより有意に多かった(P<0.001).PTCL-NOS症例はATLL症例に比べてCD56,TIA-1陽性例が有意に多かった(CD56,P=0.01; TIA-1,P=0.03).以上より,ATLLとPTCL-NOSを鑑別する上でCD7,CD25,CD56,CCR4,TIA-1の免疫組織化学検索が有用と考えられた.またATLLのCD25およびCCR4発現率は高く,ATLLの治療法として抗CD25抗体,抗CCR4抗体の有効性が期待された.
著者
阿波 邦彦 堀江 淳 長江 真弥 村田 伸 林 真一郎 今泉 裕次郎 市丸 勝昭 直塚 博行 白仁田 秀一 江越 正次朗 堀川 悦夫
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.Db1202-Db1202, 2012

【はじめに、目的】 COPDの骨格筋筋力低下は、全身持久力、ADL、健康関連QOLの低下、予後にも影響している。今回、外出に制限が生じ始める6分間歩行距離400mをもとに、大腿四頭筋筋力を体重で除した体重支持力指数(WBI)のカットオフ値を求めた。そして、そのカットオフ値でCOPD患者を2群に分け、身体機能、身体能力、ADL、健康関連QOLの比較をすることでWBIのカットオフ値の有用性を検討した。【方法】 対象は、研究の参加に同意が得られた男性COPD患者116名であった。平均年齢は74.4±8.7歳、BMIは20.6±3.8、%FEV<sub>1.0</sub>は50.8±23.6%であった。なお、対象の選定は、歩行に支障をきたすような骨関節疾患、脳血管障害や重篤な内科的合併症の有する者、理解力が不良な者、測定への同意が得られなかった者は対象から除外した。主要測定項目はWBIとした。副次測定項目はmMRC息切れスケール、呼吸筋力検査(PImax、PEmax)、握力、片足立脚時間、5m最速歩行時間、Timed Up and Go Test(TUG)、30秒椅子立ち上がりテスト(CS-30)、6分間歩行距離(6MWD)、漸増シャトルウォーキングテスト(ISWT)、長崎大学呼吸ADL質問票(NRADL)、健康関連QOLはSt George's Respiratory Questionnaire(SGRQ)とした。予後指標はupdated BODE indexとした。統計学的解析は、外出に制限が生じ始めるWBIのカットオフ値を6MWD-400m以上群と未満群に分け、ROC曲線にて分析した。また、分析されたWBIのカットオフ値でWBI高値群と低値群に分け、2群間にて副次測定項目の比較をStudents' t-testで分析した。なお、帰無仮説の棄却域は有意水準5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】 本研究は、佐賀大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施し、ヘルシンキ宣言に沿った研究とした。なお、対象には研究の主旨、方法、同意の撤回などについて文書を用いて口頭にて説明したうえで同意を得て実施した。【結果】 外出に制限が生じ始めるWBIのカットオフ値は54.7であった。なお、ROC曲線下面積は0.798、感度は0.735、1-特異度は0.348であった。WBI高値群とWBI低値群における副次測定項目の比較は、mMRC息切れスケール(1.8±1.0vs2.3±1.0、p=0.008)、PImax(85.1±35.3vs56.0±28.8cmH<sub>2</sub>0、p<0.001)、PEmax(82.4±37.5vs54.4±32.1cmH<sub>2</sub>0、p=0.001)、握力(33.5±7.2vs 25.5±7.8kg、p<0.001)、片足立脚時間(67.0±42.0vs 22.7±30.2秒、p<0.001)、5m最速歩行時間(2.9±0.9vs3.9±1.5秒、p=0.001)、TUG(6.0±1.8vs9.1±4.6秒、p<0.001)、CS-30(18.3±4.5vs13.4±5.0回、p<0.001)、6MWD(416.7±110.6vs281.0±139.4m、p<0.001)、ISWT(411.9±170.4vs247.3±149.5m、p<0.001)、NRADL(78.7±20.3vs63.9±26.7点、p=0.001)、updated BODE index(3.7±3.0vs7.4±4.8、p<0.001)に有意差が認められた。しかし、SGRQ(39.3±17.5vs45.9±18.1、p=0.06)には有意差は認められなかった。【考察】 COPD患者における外出に制限が生じ始めるWBIは中等度の予測能を認めた。WBI低値群は、WBI高値群よりも各身体機能、身体能力、ADL、予後指標において有意に低値を認めた。これは先行研究と同様の結果であった。しかし、健康関連QOLに有意差は認められなかった。その原因として、健康関連QOLには筋力などの身体機能以外にも不安や抑うつなどの精神的症状も関与しているためと考えられる。今回の研究では、外出制限を6MWDの測定値で検討しているため、想像の域を脱していないことである。そのため、今後の課題は外出制限の具体的な設定や患者背景を検討してゆく必要がある。【理学療法学研究としての意義】 本研究は、外出に制限を生じ始めるWBIのカットオフ値を推定する一つの指標となりうる可能性が示唆された。しかし本研究では検討課題も多く残された。そのため今後も研究を重ねていき臨床の場面にて活用できるような指標に展開したいと考える。
著者
横川 忠晴 谷 月峰 崔 傳勇 小泉 裕 藤岡 順三 原田 広史 福田 正 三橋 章
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.221-225, 2010 (Released:2010-03-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1 3

New kinds of cast and wrought (C & W) Ni-Co base superalloys (TMW alloys) have been developed based on the innovative concept of combining two kinds of γ-γ′ two-phase alloys, Ni-base and Co-base alloys, for the applications of turbine disks and high-pressure compressor blades. The results based on testing 20 kg ingots indicate that TMW alloys show excellent high temperature strength and formability, may provide 50°C temperature advantage in 630 MPa/100 h creep performance over C & W alloy U720Li.    In this paper, we report our new results on the full-scale pancakes manufactured through the C & W process for real components. The results indicate that TMW alloys had good process-ability in the ingot making and forging into disk pancakes. Pancake disks with fine grain size of about 10 μm were successfully obtained for TMW alloys. TMW alloys provide 58°C to 76°C temperature advantages in 0.2% creep strain life under the 630 MPa condition, over alloy U720Li.
著者
小泉 裕久
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.246-247, 2016

キャベツ汁中から発見されたメチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC)を配合した総合胃腸薬「キャベジンコーワ」は、1960年2月の発売から55年が経ち、現在では8代目となる「キャベジンコーワα」を販売するに至った。古くて新しい胃腸薬として、これからも生活者の皆さまの期待に応えていきたい。
著者
今泉 裕美子
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

①日米政府の刊行・未刊行史・資料、聴き取りから、信託統治への移行期に関する統治及び政策の全体像の提示、②米海軍が収集した日本の統治に関する情報が極めて限定されており、アメリカ文化人類学者の植民地社会分析を日本による統治の実態と突き合わせて検討、③信託統治への移行過程は、米軍の南洋群島占領統治から検討すべきこと、非現地住民引揚げまでで時期区分する必要性を提示、④米の極東政策と信託統治政策との関係を日本兵と非現地住民の帰還政策から分析した。但し⑤新たな史・資料を収集しえたが情報が僅少で、改めて今後の調査方針をたて、⑥当時10代後半以後の中等教育を受けたインフォマントからの情報の重要性を確認した。
著者
眞岸 克明 和泉 裕一 光部 啓治郎 中西 啓介 久保田 宏
出版者
特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.83-85, 2003-03-15
被引用文献数
3

今回,われわれは,大動脈四尖弁に伴う大動脈弁閉鎖不全症の弁置換術を経験したので報告した.症例は,63歳男性で心原性ショック発症後の精査で大動脈弁閉鎖不全症の診断となり,経食道心エコーで大動脈四尖弁を認めた.手術所見では,大動脈弁左冠尖と無冠尖の間にやや小さなaccessory cuspを有する四尖弁を認めた.Hurwitzらの分類ではtype bに相当すると考えられた.手術は大動脈弁を切除し,Edward-MIRA21mm弁で置換した.術後経過に問題なく,元気に社会復帰した.大動脈四尖弁は希な疾患であるが閉認不全を伴うことが多く,文献的検討を加え報告した.
著者
井川 誠一 種野 浩嗣 梅田 昌利 山岸 哲夫 野尻 裕司 小泉 裕一 大橋 正和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
no.2001, pp.61-62, 2001-08-27

We developed the Video On Demand System for the short programs (commercials, news films and other short programs) in the YOKOHAMA Broadcast Library, using TAO's (Telecommunications Advancement Organization of Japan experimental system in January 2001. We report about the storage, distribution and viewing part of the system.
著者
吉野 孝 宗森 純 湯ノ口 万友 泉 裕 上原 哲太郎 吉本 富士市
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.2382-2393, 2000-09-15
被引用文献数
19

携帯情報端末(PDA)上で動作し,発想一貫支援グループウェア郡元のデータ収集部分を担当するGMemoを開発した.GMemoは,思いついたときに,いつでも,どこでも,また,入力もれなく使用できるよう開発したソフトウェアである.GMemoの特徴は,手書きデータを郡元で利用可能な情報として直接利用していることである.PDAを用いたデータ収集の実例として,和歌山大学システム情報学センター教職員にPDAを携帯してもらい,思いついたときに,自由にメモやアイディアを記入する実験を行った.約5カ月間にわたって収集されたメモやアイディアは大きく分けて,センター業務の改善に関するものと,利用したGMemoの改善についてであった.収集された手書き入力のアイディアを直接利用して,郡元を用いてKJ法を実施した.それらの結果から,PDAによるデータ収集は有効であることを示す.We have developed data collecting software, called GMemo (GUNGEN Memo), running on a Personal Digital Assistant (PDA). GMemo is a piece of input equipment for GUNGEN. GUNGEN is a groupware for a new idea generation consistent support system. Users can collect data for the KJ method using GMemo easily with no omission, and input ideas in free handwriting. We thought that such sudden ideas need to be stored in anytime and anywhere. The feature of GMemo is using handwriting data as input data for GUNGEN directly. We requested members of the Wakayama University Information Science Center to use GMemo regularly. They have used GMemo for about five months. The kinds of collected data were about the improvement of centers works and the improvement of GMemo.We carried out KJ method using handwritten data collected by GMemo. In this paper, we describe the result of the data collection using GMemo and the result of KJ method using handwritten data collected by GMemo. Furthermore, we show the effectiveness of the data collection using PDA.