著者
田中 敏弘
出版者
関西学院大学
雑誌
經濟學論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.33-58, 1965-10-25
著者
田中 恭子
出版者
埼玉大学経済学会
雑誌
社会科学論集 (ISSN:05597056)
巻号頁・発行日
no.140, pp.31-39, 2013-11

さいたま市の見沼田んぼ地域では,公有地化推進事業が実施されている。農地の管理を委託された市民団体が,水田や畑を耕作し,緑地保全のための市民活動が盛んである。本稿では,見沼田んぼの公有地化推進事業の導入に至った歴史的な経緯を考察するとともに,現在の公有地の管理と利用の実態を明らかにする。市民団体などに委託された土地では,市民が共同して無農薬,有機農業を実践し,自然環境保全がはかられている事例を報告する。さらに2012年からは公有地の賃貸制度も導入され,公有地化推進事業に新たな展開も見られていることが注目される。
著者
田中 功 溝口 照康
出版者
公益社団法人 日本顕微鏡学会
雑誌
顕微鏡 (ISSN:13490958)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.116-119, 2005-07-31 (Released:2009-06-12)
参考文献数
20
被引用文献数
1
著者
溝口 照康 田中 功
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.73-78, 2005-02-28 (Released:2010-09-30)
参考文献数
19
被引用文献数
1

This paper reviews theoretical calculation of ELNES using first principles band structure methods. A core-hole is included in the calculation, and the matrix elements of the electric dipole transition between the ground state and the final state are computed. The satisfactory reproductions of the experimental spectra are commonly brought about by employing the sufficient large supercells. The orientation dependence of ELVES for wurtzite-A1N is discussed. The dependence was found to be much larger in K edges as compared to the L2.3 edge. The large projection dependence is predicted in O-K ELNES of SrTiO3. It was found that those spectral changes according to the position of the projection are caused by the unidirectional Ti-O-Ti bond in SrTiO3. Theoretical calculation of the low loss spectrum from SrTiO3 is also discussed.
著者
阪本 一次 雪本 清隆 林部 章 田中 肇 鬼頭 秀樹 樽谷 英二 柳 善佑 十倉 寛治 浅田 健蔵 竹林 淳
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.746-750, 1996-03-01
参考文献数
14
被引用文献数
3

症例は74歳の女性.平成6年4月中旬より繰り返す心窩部不快感を主訴として来院.腹部エコー,腹部CTにて胆嚢結石および胆嚢壁肥厚とそれに接した肝内に腫瘤様病変を認め,腹部血管造影では胆嚢動脈に途絶,屈曲がみられ,右前区域枝を栄養血管とする腫瘤濃染を認めた.肝直接浸潤を伴った胆嚢癌と診断.平成6年6月7日拡大胆嚢摘出術を施行した.病理学的には悪性線維性組織球腫であった.術後照射40Gray施行し,平成7年12月現在再発の兆候なく外来にて経過観察中である.胆嚢原発の悪性線維性組織球腫は非常にまれで,本邦報告例は自験例を含めいまだ8例を数えるのみであった.
著者
田中 洋介 小楠 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

航空機, 船舶等の輸送機や, ダム, 橋等の大型建造物の異常発熱, 歪み, 破損等の自己診断が可能な機能材料として, スマートストラクチャーが注目されている。なかでも, 光ファイバセンサを構造材に埋め込んだ構成は, 光ファイバと構造材との良好な整合が期待でき, 外部からの電磁波による影響も無いことから特に発展が望まれている。しかし, その基礎技術として現在までに検討されている各種光ファイバ温度センサ, 歪みセンサは, 信号処理系やセンシング部の構成が必ずしも簡素になっていない。本報告では光ファイバ中のGAWBS (Guided-acoustic-wave Brillouin scattering)を利用した極めて簡素な構成の温度/歪みセンサを提案し, その基礎実験として温度センサとしての動作を報告する。
著者
雪野 繼代 田中 邦明 丸山 功 小西 史子 熊谷 多妙子 羽田 尚彦 林 雅弘
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.331-337, 2002-12-10 (Released:2009-12-10)
参考文献数
29
被引用文献数
1 3

工業パイロットスケールで大量培養したドコサヘキサエン酸 (DHA) 富化 Chlorella vulgais CK22株の脂質特性を分析した。純度92.9%のDHAを培養液に添加・培養し, DHA富化 C. vulgaris CK22の細胞成分を調べたところ, DHA添加量と関係し, クロロフィル含量は減少傾向を示したが, 総脂肪酸およびDHA含量はいずれも増加した。しかもDHAの取り込み増加による脂質過酸化の進行はなかった。また, 細胞内に取り込まれたDHAは中性脂質 (NL) のみならず, 糖脂質 (GL) およびリン脂質 (PL) においても認められた。さらにDHA富化 C. vulgaris CK22株の6カ月間にわたる脂質安定性をみたところ, 保存中DHAの若干の減少はあったものの, 過酸化物価の上昇はなかった。
著者
大谷 滋 田中 桂一
出版者
岐阜大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1986

鶏における細胞レベルでの糖新生機序と脂肪肝の糖新生機序におよぼす影響を明らかにするため, 正常鶏, 実験的に作成した脂肪肝症鶏および肥育終了時のブロイラー鶏の肝臓からコラゲナーゼ灌流法により単離肝細胞を調製し, そのグルコース新生能について比較検討した.本実験で用いたin situで酵素液を灌流する方法により, すべての供試鶏において, 細胞収量および細胞生存率ともに良好な単離肝細胞を得ることができた. 単離肝細胞による種々の基質からのグルコース生成量は, すべての供試鶏において, 乳酸およびフラクトースからが最も高く, ついでピルビン酸, オキザロ酢酸であり, グリセロール, アスパラギン酸およびアラニンからのグルコース生成量は非常に低いかほとんど認められなかった. 正常鶏から調製した単離肝細胞では, グルカゴンおよびc-AMPの添加によりフラクトースおよび乳酸を基質としたグルコース生成量は無添加より明らかに増加し, グルカゴンあるいはc-AMPに対する応答能は単離細胞調製操作で損なわれなかった. 実験的に作成した脂肪肝症鶏から調製した単離肝細胞でのグルコース生成は正常鶏よりも明らかに低く, 肝臓に脂質が異常に蓄積した場合その肝細胞におけるグルコース生成能は阻害を受けることが認められた. 肥育終了時のブロイラー鶏より調製した単離肝細胞によるグルコース生成量は正常鶏とほとんど同じであり, 腹腔内に多量の脂肪が蓄積し, 肝臓も肥大して黄褐色の外観を呈していたのにも関わらずグルコース生成能の低下は認められなかった. 肥育末期に発生するブロイラーの突然死の原因が血糖値の急激な低下であるとしても, それが肝臓におけるグルコース生成能の異常によるものだけではなく, 他の要因との複合によるものであると考えられた.
著者
大谷 滋 田中 桂一
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.45-51, 1992-12-25

糖新生物質の一つであるグリセロールからの糖新生について,実験的に作成した脂肪肝症雛で検討した。28日齢の雛を2群に分け,1群は対照区として市販配合飼料を給与し,他の1群には同飼料にdienestroldiacetateおよびpropylthiouracilを添加した飼料を12日間給与して脂肪肝症鶏を作成し脂肪肝症区とした。処理終了後,両区の雛にグリセロールを投与し,投与前,投与0.5,1,3および5時間後に翼下静脈より採血して全血中グリセロール濃度および血禁中のグルコースと遊離脂肪酸濃度を測定した。採血後,肝臓を採取し,肝臓組織中のトリアシルグリセロール含量を測定した。また,処理終了後の両区の雛を24時間あるいは72時間絶食した後,同様の測定を行なった。絶食前の脂肺肝症区の肝臓は対照区雛に比べ明らかに肥大し,明色化した。また,肝臓組織中のトリアシルグリセロール含量は脂肪肝症区で高く,対照区の10倍の値を示した。体重100g当りの肝臓重量は脂肪肝症区では絶食日数を延長するに伴い低下したが,対照区ではほとんど変化しなかった。グリセロール投与前の血漿中グルコース濃度は絶食前では両区に差は認められなかったが,絶食24時間および72時間では脂肪肝症区の方が低い値を示した。対照区では,全血中グリセロール濃度および血漿中遊離脂肪酸濃度は絶食により増加したが,脂肪肝区ではほとんど変化は認められなかった。グリセロール投与後の血漿中グルコース濃度は脂肪肝症区よりも対照区の方が上昇が速かった。脂肺肝症の鶏では肝臓からのグリセロール放出およびグリセロールからの糖新生は抑制されていると推察される。
著者
田中信幸
雑誌
口病誌
巻号頁・発行日
vol.59, pp.571-577, 1992
被引用文献数
12
著者
埴岡 隆 高谷 桂子 田中 宗雄 岸本 美香子 雫石 聰
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.693-702, 1997-10-30
被引用文献数
10

わが国における口腔保健医療従事者による喫煙対策の推進を図るため,歯科医師の喫煙習慣,喫煙に関する知識,患者の禁煙支援の活動実態およびその障壁について調査を行い,日常診療への禁煙プログラムの導入について検討した。某大学同窓会会員歯科医師における調査(回答者545名,回収率70.6%)では,喫煙率は男性28.7%,女性1.6%であり,男性の29.8%は元喫煙者であった。喫煙関連疾患の知識は全体的に低い水準であったが,口腔癌は約65%,歯周病は約42%の歯科医師が喫煙と関連があると答えた。喫煙習慣の問診は約65%,喫煙の害の助言も約40%の歯科医師が行っており,この割合は,口腔癌と比べて,歯周病の知識を有する者が高かった。喫煙問題に関心が高い日本禁煙推進医師歯科医師連盟の歯科医師会員を対象とした調査(回答者67名,回収率78.8%)では,禁煙支援活動のうち喫煙者に共通な行為は約80%の者が行っていたが,個々人の内容に踏み込んだ支援行為は少なく,また,「紹介機関がない」,「患者の抵抗や不満」,「患者教育のための教材がない」,「時間がない」ことなどが障壁と認識されていた。しかし,禁煙支援のトレーニングを受けた歯科医師では,禁煙支援の日常化の程度が高かった。以上のことから,歯科診療の場において禁煙支援を日常的に行うためには,喫煙と歯周病との関連等の啓発および禁煙支援のトレーニングが重要であることが示唆された。
著者
首藤 太一 広橋 一裕 久保 正二 田中 宏 山本 隆嗣 竹村 茂一 大場 一輝 上西 崇弘 井上 清俊 木下 博明
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.9, pp.1387-1394, 2001-09-01
被引用文献数
3

肝細胞癌(肝癌)切除後の他臓器転移(Distant metastasis:DM)例が増加し, 対応に苦慮することも多い.今回DM例の再発後生存率(R-SR)に関与する臨床病理学的因子の解析を行い, DM例に対する治療のあり方を検討した.対象と方法:1999年12月までの10年間に教室で初回肝切除の施された肝癌386例中227例が再発した.このうちDM例は61例(27%)であったが, DM例のR-SRに関与する臨床病理学的因子の単変量, 多変量解析を行った.結果:残肝単独再発166例およびDM例の再発後1, 3, 5年生存率はそれぞれ77, 48, 19%および61, 31, 15%(p=0.0042)であった.DM61例中43例に残肝再発が併存したが, DMの内訳は骨28例, 肺20例, リンパ節11例, 脳7例, 副腎7例, 胸腹壁4例, 腹膜3例であった.今回検討した因子中単変量解析でR-SRに関与する因子は初回肝切除時AFP陰性(n=39), Stage III以下(n=53), 再発時若齢(n=32), 残肝再発治療(n=34), DM巣切除(n=14)の5因子であった.多変量解析ではstage III以下, 残肝再発治療, DM巣切除が独立因子であり, 再発時肝機能因子や初回治療因子は関与しなかった.結語:DM例のR-SRは不良であるが, 残肝再発が治療可能な場合にはDM巣切除がR-SR向上に関与する可能性があるため, 切除も含めた他臓器転移の治療を継続すべきであると思われた.
著者
三村 守 田中 英彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.2461-2471, 2013-12-15

機密情報や個人情報の搾取を目的とする標的型攻撃は多くの組織にとって脅威である.近年の標的型攻撃では,すでにマルウェアに感染した端末が踏み台にされ,情報の送信先は刻々と変化するため,真の攻撃者を識別することは困難となっている.攻撃者を識別するためには,複数の標的型攻撃のパラメータの共通性を分析し,攻撃者ごとに分類する必要がある.しかしながら,どのパラメータが最も攻撃者の特徴を示しているかは明確ではないため,攻撃者ごとに分類するのは容易ではない.この論文では,複数の標的型攻撃に関するパラメータを数値化し,概略の傾向を主成分分析で調査する.次に,因子分析により標的型攻撃を説明する要因を明らかにし,攻撃者と相関が高いパラメータを抽出する.さらに,因子負荷量からパラメータの優先度を決定し,クラスタ分析で複数の標的型攻撃を攻撃者ごとに分類する.
著者
田中省作 冨浦洋一 宮崎佳典 小林雄一郎 徳見道夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.83-85, 2013-03-06

科学論文などの英語(EAP)には,EGPとよばれるような一般的な英語とは異なる表現や構成が求められる.さらに,それらは分野によっても大きく異なることが知られており,分野ごとの学術表現リストの作成はEAPにおける重要な課題の一つである.本研究では,近年,多くの研究機関で整備されつつある自組織の研究者が執筆した著作物を電子的に蓄積・公開しているデータベース・機関リポジトリに着目する.それらのデータを活用することで,当該機関が扱う研究分野に依拠したような,従来よりも粒度の細かい部局別の英語学術表現リストの効率的な作成支援を試みる.