著者
吉永 真理 野井 真吾 鹿野 晶子 大西 宏治 そとあそびプロジェクト・せたがやのメンバーと世田谷区子ども若者部児童課のみなさん
出版者
昭和薬科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

自然環境に恵まれた都心部で1776組の親子を対象にした質問紙調査を行なった。子どもたちが放課後を過ごす場は低学年では学校や公園で、高学年は塾や習い事の頻度が高く、外遊びが少ない実態が明らかになった。体を動かして遊ぶ、自然環境で遊ぶ、水辺で遊ぶ時間が多いほどSDQの情緒、仲間関係、向社会性は良好だった。ゲーム時間は多動に関連していた。DSM-5/ADHDでは、からだを動かして遊ぶ時間が30分以上であると不注意傾向が少なくなることが示された。まち探検&遊び活動のアクション・リサーチでは活動量の個人間のばらつきが大きく、最後の30分間に活発に活動している群は不活発群より有意に覚醒度が上昇した。
著者
若宮 達夫
出版者
学校法人 天満学園 太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.151-160, 2010 (Released:2017-05-10)

Ein dämmerigerer Schalter mit Halbleiter Macht Kontrollelement TRIAC erzeugt ein starkes Geräusch.TRIAC bereitet einer führt Periode und einer nicht-führt Periode in Macht-Ursprung Wellenform 1 Periodizität vor und kontrolliert eine Elektrische Macht. Eine Macht-Ursprung Wellenform ist Sinuswelle. Deshalb wird eine TRIAC Wellenform eine verzerre Welle statt Sinuswelle. Die verzerre Welle enthält viel höhere harmonische Wellen.Die Wellen breiten sich in sogar das Frequenzband einer Radiosendung oder einer Fernsehsendung aus. Die höhere harmonische Wellen verursachen ein Geräusch. Hier suche ich nach einer Verteilung von den Wellen mit der Hilfe von Fourier-Analyse.
著者
高澤 秀人 末永 陽一 宮下 岳士 平田 耕志郎 若林 海人 高橋 裕介 永田 靖典 山田 和彦 TAKASAWA Hideto SUENAGA Yoichi MIYASHITA Takashi HIRATA Koshiro WAKABAYASHI Kaito TAKAHASHI Yusuke NAGATA Yasunori YAMADA Kazuhiko
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 大気球研究報告 = JAXA Research and Development Report (ISSN:24332216)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-22-008, pp.37-50, 2023-02-17

深宇宙探査を対象とした新しいサンプルリターンミッションに向けて薄殻エアロシェル型カプセルが提案されている.本カプセルのコンセプトにおける一番の特徴は,軽量・大面積エアロシェルを用いることで空力加熱を避けることである.本カプセルはパラシュートレスでの帰還が想定されていることから全速度域で空力的に安定に飛行することが求められている.実機は,直径0.8m,総質量10kg, 機軸周りの慣性モーメント0.58kg m2, 機軸垂直周りの慣性モーメント0.32kg m2のカプセルを想定している.薄殻エアロシェル型カプセルの低速域における動的不安定性を評価するために,2022年7月1日にゴム気球を用いた自由飛行実験RERA(Rubber balloon Experiment for Reentry capsule with thin Aeroshell) を実施した.気球実験機として,直径0.8m,総質量1.56kg,機軸周りの慣性モーメント0.033kg m2, 機軸垂直周りの慣性モーメント0.020kg m2のカプセルを使用した.カプセルは高度25kmにおいてゴム気球から切り離され,自由飛行を開始し,海上着水した.実験中のオンボードセンサーによる計測データとカメラによる撮影画像は地上局へ送信された.自由飛行においてカプセルは姿勢振動していたもののピッチ方向に縦回転することはなかった.自由飛行時のカプセル周りの流れ場はマッハ数0.15以下,レイノルズ数10(exp 5) オーダーであった.このことから再突入時と同オーダーのレイノルズ数環境下で試験を実施できた.実験機は低速域においてピッチ・ヨー方向の振動運動が発散しないことが示唆された.
著者
若岡 敬紀 水田 啓介 柴田 博史 林 寿光 西堀 丈純 久世 文也 青木 光広 安藤 健一 大西 将美 棚橋 重聡 白戸 弘道 伊藤 八次
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.120, no.3, pp.202-208, 2017-03-20 (Released:2017-04-19)
参考文献数
23
被引用文献数
6 6

頭頸部領域に発生する神経内分泌小細胞癌は比較的まれであるが, 悪性度が高く早期にリンパ行性・血行性に転移を来し予後不良といわれている. またその発生頻度の低さから標準的な治療法は確立されていない. 今回われわれは2006年から2014年までに当科および関連病院で経験した頭頸部原発の神経内分泌小細胞癌8症例の治療法と経過について検討したので報告する. 平均年齢は60.9歳 (38~84歳), 男性3例, 女性5例であった. 原発部位の内訳は, 鼻副鼻腔3例, 耳下腺2例, 中咽頭2例, 下咽頭1例であった. 下咽頭の1例は, 扁平上皮癌が混在した混合型小細胞癌であった. 治療法は小細胞肺癌に準じた化学療法や放射線治療が主体であった. 1次治療の化学療法の内容は4例で白金製剤と VP-16 を使用していたが, 最近では症例を選んで3例で白金製剤と CPT-11 を使用していた. 1次治療終了後完全奏功と判断したのは5例あったがいずれも平均8.4カ月で再発した. 2次・3次治療で手術もしくは放射線治療を行うことができた2例は現在まで非担癌生存中である. 原病死した6例のうち, 所属リンパ節再発が制御できなかったのは1例, 遠隔転移が制御できなかったのは5例であり, 生存期間中央値は16.0カ月, 5年生存率は25%であった. 遠隔転移を制御することが予後の改善につながる可能性があり, そのための治療法の確立が望まれる.
著者
鯵坂 哲朗 若菜 勇
出版者
総合地球環境学研究所 研究プロジェクト4-2
雑誌
2004年度 生態史プロジェクト報告書
巻号頁・発行日
pp.338-344, 2005-07-30

2004年12月にラオスで調査したシオグサ(カイ)とアオミドロ類(タオ)について報告する。シオグサの加工品カイペーンの加工工程やそれ以外の利用(調理)法について新たな知見が得られた。また、シオグサの生育場所と採取風景およびカイペーンの加工工程をビデオ撮影できた。シオグサとアオミドロ類の生育場所の水質環境調査を行ったところ、それぞれの生育場所の特性が明らかにされた。シオグサは主に流水系で、pHもややアルカリ性で、溶存酸素濃度が高く、きれいで不純物の少ない清浄な水質環境に生育していること、またアオミドロ類は同様の清浄な水質環境にも、また静水系で、pHもやや酸性よりで、溶存酸素濃度が低く、濁りがあって不純物の多い水質環境にも生育できることがわかった。ラオスのシオグサは1種類で、種名はカモジシオグサ(Cladophora glomerata (Linnaeus) Kuetzing)であることが判明した。アオミドロ類については、Spirogyra spp.(アオミドロ属の数種)であることも判明し、くわしい利用(調理)法もわかった。
著者
若山 誠治 南波 哲 大野 雅二
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.92, no.3, pp.256-259, 1971-03-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
4
被引用文献数
7

ライラック紫花Syringa Vulgaris L.の花精油成分を検索して, 1-ヘキサノール, cis-3-ヘキセン-1-オール,リナロール,アセトフェノン,ライラックアルコール-b,ライラックアルコール-d,ライラックアルコール-a,ベラトロール, p-ジメトキシベンゼン,ライラックアルコール-c,ベンジルアルコール,フェネチルアルコール,メチルオイゲノール,アニスアルデヒド,シンナムアルデヒド,エレミシン,シンナミルアルコールの存在を明らかにした。このうちライラックアルコール-a, -b, -cおよび-dは新化合物で,たがいに立体異性体である。ライラックアルコール-aおよび-bはβ, 5-ジメチル-5-ビニル-2-テトラヒドロフランエタノールで,水酸基のβ-位の構造による立体異性体であることが明らかにされた。
著者
平田 淳 松尾 敏実 荻野 亮吾 江口 若香子
出版者
佐賀大学大学院学校教育学研究科
雑誌
佐賀大学大学院学校教育学研究科紀要 (ISSN:24325074)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.841-901, 2023-03-10

本稿は、主に本大学院経営コース第3・4期修了生を対象とするインタビュー調査を通して、その教育効果について検討するものである。結論としては、修了生は経営コースにおける各種授業や実習、その他指導の教育効果について肯定的に評価しており、それは特に「データに基づく現状分析と課題の設定」「理論的裏付けのある改革案の実施」「協働づくりと学校組織マネジメント」「リーダーシップ」において現れていた。
著者
西山 宣正 若井 史博
出版者
日本高圧力学会
雑誌
高圧力の科学と技術 (ISSN:0917639X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.170-176, 2018 (Released:2018-10-04)
参考文献数
17

Nanopolycrystalline stishovite was fabricated under high pressure and temperature using Kawai-type apparatus. This material is the hardest oxide as well as one of the toughest ceramics with fracture toughness of about 12 MPa m1/2. We performed X-ray absorption spectroscopy using synchrotron radiation, bending tests using micro-cantilever specimens fabricated by focused ion beam technique, and first-principles calculations for this material. Using the obtained results, we demonstrated that this material is toughened by transformation toughening mechanism by fracture-induced amorphization of stishovite. This toughening mechanism can be a platform to produce new structural materials.
著者
福島 正明 伊部 英紀 若井 慶治 杉山 英一 安部 裕宣 呉 倍莉 北川 希代彦 鶴賀 重徳 志村 勝美 小野 栄一
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会論文誌 (ISSN:18835856)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.114-126, 2011 (Released:2011-05-11)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

PVCとPETを含む容器包装混合廃プラスチック油化処理技術において,外熱式ロータリーキルンを使用した熱分解装置の開発を行い,下記の結果を得た。(1)PVCとPETを含む混合廃プラスチックの熱分解油収率は,3P(PE, PP, PS) の熱分解油収率に比べて約20~30wt%低く,熱分解残渣は約20wt%高い。(2)ロータリーキルンは,連続処理運転よりもセミバッチ処理運転 (脱塩後の溶融プラ投入を一時停止し熱分解・残渣排出) が熱分解油の収率が高い。(3)脱塩素プロセスと熱分解プロセスを分離し,脱塩素と熱分解の同時並行処理を行い,熱分解の効率化を図ることができた。(4)脱塩素から熱分解まで装置を垂直に配置し,ポンプ等の移送設備を使用しない重力移送方式を採用し,溶融プラの流動性悪化に起因したトラブル発生を防止することができた。(5)廃プラ熱分解油は石油化学原料化が可能であることが明らかとなり,フィードストックリサイクルの対象油を軽質油から分解油に広げることが可能となった。
著者
鈴木 崇 菊地 一範 若杉 貴志 千賀 雅明 味村 寛 占部 博之 平田 直
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.71-76, 2022 (Released:2021-12-24)
参考文献数
8

交通事故低減の社会的ニーズが高まりを見せる中,交通事故シーンでのドライバ操作特性・傾向を知ることは自動車開発はもちろん先進運転支援システムの基準作りを議論する際にも重要である.そこでドライビングシミュレータを用いて緊急回避場面でのドライバ操作の特徴を年齢層(高齢層・中間層・若年層)別に把握した.
著者
若島 孔文
出版者
一般社団法人 日本家族心理学会
雑誌
家族心理学研究 (ISSN:09150625)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.91-103, 1996-11-30 (Released:2023-04-30)
参考文献数
16

This study confirms a new division of illustrators, into topic and interactive gestures, and the function of interactive gestures proposed by Bavelas et al. (1992, 1995). So, the present study carried out four experiments on Japanese university students. In Experiment 1 and 2, to classify illustrators and specify interactive gestures, the same task was assigned to both dyads and individuals : In Experiment 1, dyads had a higher rate of interactive gestures than did individuals, but topic gestures were not significantly affected by condition. In Experiment 2, topic gestures were increased by instruction, but interactive gestures were not. In Experiment 3 and 4, we mentioned the functions of interactive gestures. In Experiment 3, we manipulated visual availability : The rate of interactive gestures was higher for partners interacting face-to-face than for those who could not see each other, but the rate of topic gestures was not changed by condition. In Experiment 4, to examine whether interactive gestures are uniquely affected by the requirement of dialogue, we compared dialogue with sequential monologues: Dialogue had a higher rate of interactive gestures, but rate of topic gestures was not changed by condition. These results supported the theory proposed by Bavelas et al.. Finally, the relationship between this study and family therapy was discussed.
著者
加藤 太郎 板東 杏太 有明 陽佑 勝田 若奈 近藤 夕騎 小笠原 悠 西田 大輔 髙橋 祐二 水野 勝広
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.326-332, 2021-03-18 (Released:2021-07-03)
参考文献数
18

目的:脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration:SCD)に対する短期集中リハビリテーション治療(SCD短期集中リハビリテーション)の効果が,先行研究により示されている.しかし,SCD短期集中リハビリテーションの効果検証は,Scale for the Assessment and Rating of Ataxia(SARA)の総得点により報告されており,SARAの下位項目による詳細な検証はなされていない.本研究は,歩行可能なSCD患者の運動失調に対するSCD短期集中リハビリテーションの効果を,SARAの総得点と下位項目得点から検証することを目的とした.方法:対象は,SARAの歩行項目3点以下に該当し,4週間のSCD集中リハビリテーション治療プログラム(SCD集中リハビリテーション)に参加したSCD患者23名(男15名,女8名)とした.評価項目はSARAとし,SCD集中リハビリテーション実施前後に評価を実施した.対象者のSCD集中リハビリテーション実施前後のSARAの総得点および各下位項目得点を,後方視的に解析した.統計はWilcoxonの符号付き順位検定を用いて分析検討し,有意水準は5%とした.結果:SCD集中リハビリテーション実施前後において,総得点および下位項目得点のうち,歩行,立位,踵-すね試験に有意な点数の改善を認めた(p<0.05).一方,下位項目得点で座位,言語障害,指追い試験,鼻-指試験,手の回内・回外運動は有意な点数の改善を認めなかった.結論:本研究の結果は,SCD集中リハビリテーションはSCD患者のSARAにおける総得点と,特に体幹と下肢の運動失調を有意に改善させることを示した.
著者
若林 時郎
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-6, 1986-10-25 (Released:2020-09-01)
参考文献数
10

Four master plans made by the Japan Housing Corporation are much changed. Some of major factors which made them changed were actual conditions of the site; the boundary of developing area, the attainment of land acquisition and the method of development. In Tsukuba, 80% of 1800ha, of the land acquired was used for the research and educational institutions, the land acquisition was so important that the boundary and the method were arranged for the purpose of its attainment. Master plan must be transformed according to these evolving factors, but act on them guiding to log-ranged goal of the development.
著者
若林清著
出版者
市町村雜誌社
巻号頁・発行日
1913
著者
若林清著
出版者
信山社出版
巻号頁・発行日
2014
著者
古川 幸子 鈴木 啓太郎 増村 威宏 田中 國介 若井 芳則
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.110, no.9, pp.653-665, 2015 (Released:2018-05-18)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1

(1)2007年産の酒造好適米と良食味米を含む11品種11点について,試験米の食味評価とこれらの試験米を掛米とする製成酒の味覚センサーによる呈味評価の関係を検討した。(2)味覚センサーを用いて製成酒の呈味特性を評価した結果,酒造好適米品種を掛米に用いた場合には,製成酒は有機酸による濃厚感を持つ呈味となり,一方で良食味米品種を掛米に用いた場合には,製成酒は爽快感のある呈味となることが示唆された。(3)用いる掛米品種により製成酒の呈味に差異が見られる理由について詳細な検討を加えるため,製成酒の遊離アミノ酸含量を測定したところ,良食味米品種で酒造好適米品種よりもAsp,Thr,Ser,Leu,Tyr,Phe,Met,Lys含量が有意に高い値となった。(4)遊離糖含量は,良食味米で酒造好適米品種よりもフルクトース含量が有意に高く,グルコース含量が有意に低い値となった。従って,用いる掛米品種によって製成酒の呈味に違いが生じる原因として,アミノ酸含量や遊離糖含量の影響が示唆された。(5)味覚センサーを用いた製成酒の呈味評価により,掛米品種による酒質の差異を明示できる可能性が示唆された。これを商品開発に応用することで,新規市場の開拓や需要拡大への貢献に期待できるものと思われた。