著者
バチスタ レアンドロ 酒井 康徳 朱 彊 吉岡 勇人
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会関東支部総会講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp._OS0601-1_-_OS0601-2_, 2016

Silicon carbide (SiC) is a promising wide-bandgap semiconductor for future power electronics and system applications. However, high-efficient and ultra-precise dicing of SiC remains a challenge due to its extremely high hardness and brittleness. Investigation of the influence of laser processing parameters on cut quality of laser diced SiC wafer can improve efficiency and precision. In this work, 4H-SiC wafers were processed with multi-passes of a CO_2 continuous laser source. The influence of the laser power and scanning speed on the cut quality was evaluated. The experimental results showed that it was possible to obtain a smooth surface, with average arithmetic roughness as small as 0.56μm at effective speed as fast as 1.25mm/s.
著者
小木 和孝 内村 喜之 堀野 定雄 酒井 一博
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.171-184, 1973

空港管制席作業空間について, 人間工学研究者10人と学生12人が2種の評価的リスト (米国ダンラップ社A, 日本人間工学会N) および修正的リスト (オランダのワーキンググループH), の3種の人間工学チェックリストを用いてチェックした. 研究者に比べて学生群は問題項目を見落しやすく, とくに定性的評価を行なうリストで目立った. 他方Aリストのように限定しすぎる定量的設問を主にする場合も指摘される問題点が制約された. 当管制席で重要とされた姿勢転換・脚空間の余裕とそのための視界の確保について, 対策選択式のHリストは問題意識を広げやすく, 一致度もよかった. このように人間工学チェックリストでは, 項目の網羅性のほかに, 融通性の高い修正的機能をもつことと人間工学知識をもつ多人数による使用とが肝要だと考えられる.
著者
酒井 利忠
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.616, pp.13-20, 1999-03-20
参考文献数
10
被引用文献数
2

本論文では, モンテカルロシミュレーションによる騒音簡易計算法により, 一般部が平面, 盛土構造となっている2層道路構造の騒音レベルを計算し, その騒音特性について, 一般部遮音壁位置, 高さ等をパラメータとして体系的に明らかにした, また, 反射音対策として, 中央分離帯遮音壁, 裏面吸音板について解析をおこない, その減音特性を考察した. さらに, この結果をもとに反射音を考慮した2層道路構造における合理的な騒音対策の最適化設定方法の例を示し, 2層道路構造計画の騒音対策の方向性及び各種道路構造における効率的 (経済的) 騒音対策工法の明確化を行った.
著者
谷川 英和 鶴原 稔也 東 明洋 鈴木 芳文 中村 由紀子 酒井 美里 渡辺 俊規 増満 光
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2012-EIP-56, no.11, pp.1-7, 2012-05-09

本稿では,特許調査実施工程を「検索式策定工程」と「選別工程」に大別し,これまで暗黙知であったものを知識ルールとして形式知化したことについて述べる.具体的には検索式策定工程では,「検索対象」「検索対象期間」「検索フィールド」「用語」「分類」について知識ルール化して利用した.また,選別工程において漏れている関連特許候補を提示したり,選別されているが非関連の特許候補を提示することができるようになる.
著者
酒井 孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.237, pp.34-37, 1999-08-13

建設省が直轄工事へのISO9000シリーズ(品質管理・保証の国際規格)の導入を決めた。2000年4月からだ。どういう形になるかは未定だが,北陸地方建設局長を最後に建設省を退官後,ISO9000の導入を積極的に推進してきた酒井氏は「公共工事に携わる会社はISO9000を運用している会社だという方向に持っていくべきだろう」と語る。
著者
渡辺 進武 丹羽 直正 酒井 茂 上田 康信 川上 紳一
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.7-10, 2003
参考文献数
2

現行の学習指導要領では,小学理科「月と星」の学習で月の動きについて学習するものの満ち欠けのしくみまでは学習しない.にも関わらず中学生になって,金星の観測を行って満ちかけが金星の公転によることを学習することになっている.こうしたカリキュラムの中で,中学3年生には天体望遠鏡組み立てキット(スピカ)を一人一つずつ与え,継続的な金星の観測を行って,満ち欠けのしくみをモデルを使って理解する授業を実践した.一方,小学4年生にも同じ望遠鏡を与え,月の満ち欠けの学習を試みた.岐阜大学教育学部の屋上で撮影した天体画像をホームページで公開し,児童・生徒の観測への動機づけや観測結果の確認に使用した.これらの授業実践をもとに,天体望遠鏡(スピカ)とweb教材がより充実した学びへと支援できるか検討を行った.
著者
足達 郁夫 山守 照雄 平松 義春 酒井 克則 三原 伸一 川上 勝 升井 正生 宇野 攻 上田 元彦
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chem Pharm Bull (Tokyo) (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.4389-4402, 1988
被引用文献数
1

A series of 4-aryl-4,7-dihydrothieno[2,3-b]pyridine-5-carboxylate derivatives (I) was synthesized and tested for binding affinity to Ca^<2+> channels in rat cerebral cortex membranes, coronary vasodilator effect in isolated guinea pig hearts, and antihypertensive activity in spontaneously hypertensive rats. Several compounds had potent coronary vasodilator and antihyper tensive activities. The structure-activity relationships of the series indicated that a lipophilic 3-alkyl substituent with moderate bulkiness was effective for enhancing the pharmacological potencies. Among them, methyl 4,7-dihydro-3-isobutyl-6-methyl-4-(3-nitrophenyl)thieno[2,3-b]-pyridine-5-carboxylate (S-312) was selected as a promising cardiovascular agent. The relationship between the absolute configuration of S-312 and its biological activities is also presented.
著者
酒井 映子 末田 香里 内島 幸江
出版者
名古屋女子大学
雑誌
名古屋女子大学紀要. 家政・自然編 (ISSN:09153098)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.145-153, 1994-03-05

中国貴州省吾南部の苗族と布依族の食文化の特徴の一端を栄養的側面から明らかにすることを目的として,日常の食事状況について調査研究を行った.中国における栽培作物の事情は,1980年の「包産到戸」,すなわち農家の個人販売許可によって,食料作物から経済作物へと変化している.このような状況の中で,少数民族である苗族や布依族においても食料事情には変化が生じているものと考えられる.そこで,主として日常の食物摂取状況から両民族間の比較検討を行い,さらに,現状の栄養的問題についても若干の検討を行ったので報告する.
著者
山田 一貴 西村 欣英 酒井 孝司
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.169-172, 2015 (Released:2017-11-15)

本研究は,集合住宅における通風性能の把握やCFD解析の予測精度向上を目的としている。本報では,建物モデルを再現した風洞実験及びCFD解析を行った。実験と解析を比較することで,解析の整合性を検討した。また,解析では乱流モデルに標準k-εモデルとDurbinモデルを用い,2つの乱流モデルの比較検討も合わせて行った。比較した結果,標準k-εモデルよりもDurbinモデルは風洞実験と類似していた。
著者
樫原 宏 篠木 浩 末宗 洋 酒井 浄
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.4527-4532, 1986-11-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
16
被引用文献数
6 11

During the course of synthetic studies on the 5, 6-disubsituted 4-oxo-tetrahydro-2-pyroneskeleton in connection with biologically active compounds, we have found a convenient procedure for the regioselective introduction of a double bond in methyl alkyl ketones and a novel synthetic method for indan derivatives.
著者
田中 智之 木倉 丈 竹本 啓輝 垣内 弘章 安武 潔 大参 宏昌 阿部 淳子 酒井 伊都子 林 久貴 福原 成太
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.469-470, 2017

PPFC(Plasma Polymerization Fluorocarbon)膜は、絶縁性・耐薬品性を有する撥水膜として様々な応用が期待されている。しかし、その原料ガスには、C<sub>4</sub>F<sub>8</sub>など高次の炭素を含有するフルオロカーボンガスが用いられることがもっぱらであり、PPFC膜の形成を廉価なCF<sub>4</sub>で実現できれば、コストメリットは大きい。そこで本研究ではCF<sub>4</sub>原料ガスからのPPFC膜の高速形成を目指し、高圧プラズマを用いたCVDの適用を試みた。PPFC膜の形成に寄与するパラメータを調査した結果を報告する。
著者
酒井 昭
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.35-42, 1974-03-30 (Released:2017-04-11)

Dormant one-year-old twigs of about 60 tree species were collected from mature trees growing in different altitudes on Yakushima Island in early January. Evergreen broad-leaf trees growing in the low altitudes below 200 m above sea level, resisted freezing between -3 and -15℃, with the exception of Ficus retusa and Kandella Candel. Most of the tree species growing near the top of Mt. Taichu (1511 m) resisted freezing to -20℃. Three species, Sorbus commixta, Pieris japonica, Rhododendron Metternichii survived freezing down to -25℃ or below. Abies firma collected at about 1200 m altitude was hardy to about -25℃. This fir was found to be nearly as hardy as those of the northern boundary of its natural ranges, Fukushima Prefecture. A similar trend was observed in most of the evergreen broad-leaf trees from between Yakushima Island and Ibaraki Prefecture. However, slight intraspecific differences were observed in the freezing resistance among the evergreen broad-leaf and coniferous trees tested. These differences generally appeared to be closelv related to the winter coldness of their native habitats.
著者
安藤 聡 酒井 正彦 坂部 俊樹 草刈 圭一朗 西田 直樹 ANDO Satoshi SAKAI Masahiko SAKABE Toshiki KUSAKARI Keiichirou NISHIDA Naoki
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.23, pp.43-48, 2012-05

Malbolgeは最も難解なプログラミング言語として知られている.高級アセンブリ言語の開発によりMalbolgeプログラムの作成が可能になっているものの,プログラム中で使用できる変数の値の最大値が固定されておりゲーデルコーディングが不可能であるため,配列機能がないのは記述力不足であった.本論文ではこの問題を解決するため,高級アセンブラに用いられている実現手法を整理し,これに配列機能のための命令である領域確保命令と間接参照命令を追加する方法を提案する. Malbolge is known to be one of the most esoteric programming languages. Although it is possible to write programs in Malbolge by the development of a high-level assembly language, lack of facility to manage individual data in a group of data like an array in language causes problem because Godel-coding is impossible in a program due to bounded values in variables. In this paper, in order to solve this problem, we show implementation issues used in the assembler in well-organized manner and propose a method for implementing a memory allocation instruction and an indirect reference instruction for array facility into the assembler.