著者
下羅 弘樹 横田 裕思 松井 宏樹 野田 五十樹 柴山 明寛 羽田 靖史 目黒 淳一 Hiroki Shimora Hiroshi Yokota Hiroki Matsui Itsuki Noda Akihiro Shibayama Yashusi Hada Jun-ichi Meguro
雑誌
SIG-SAI = SIG-SAI
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.1-7, 2007-11-26

災害時情報共有のためのプロトコル、およびそのプロトコルを扱うサーバシステムを提案する。災害時において情報共有をいかに行うかは迅速な災害対応を行う上で重要であるが、実際の災害現場では紙ベースあるいは閉鎖的なシステムによる情報管理が行われており、十分な情報共有が行なわれていない。提案するシステムは、プロトコルとしてオープンな標準規格を用い、既存システムを柔軟に接続する事ができる。
著者
天野 秀臣 野田 宏行 堀口 吉重
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, pp.1279-1282, 1980-10-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

“Hoshinori”, or dried sheet made of the laver Porphyra spp., turns into appetizing green when roasted. The green color usually remains for many days when moistened with seasoned vinegar for “sushi” but, depending upon lots of “yakinori”, changes into unfavorable reddishbrown withim a few hours. In order to elucidate the mechanism of this phenomenon called “iromodori” (a kind of discoloration), some examinations were made. A clear difference was noticed by opal glass spectrophotometry between “iromodori discolored yakinori” and normal “yakinori”: The former exhibited absorption maxima at around 490 and 550 nm, both of which were completely absent in the latter. The responsible pigment was extracted with 8M urea from “iromodori discolored yakinori”, and purified by ammonium sulfate fractionation and Sephadex G-200 gel filtration. The pigment thus obtained exhibited an absorption spetrum having maxima at 495 and 456 nm. It was found by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis that the subunit molecular weight of the pigment is about 20, 000. For comparison, some experiments were performed on photosynthetic biliproteins from the laver, and phycoerythrin was found to give comparable results when denatrued. It was concluded therefore that in some lots of “yakinori”, phycoerythrin may have been denatured by unknown reason(s) to much larger extent than in normal lots, resulting in “iromodori discoloration” of the former lots of “yakinori”.
著者
中岡 加奈絵 田辺 里枝子 奥 裕乃 山田 麻子 野田 聖子 星野 亜由美 祓川 摩有 五関‐曽根 正江
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.57-63, 2016 (Released:2016-04-15)
参考文献数
37
被引用文献数
3 6

高脂肪食におけるビタミンD制限によるアルカリホスファターゼ (ALP) 活性への影響について検討した。11週齢SD系雄ラットをコントロール食 (C) 群, ビタミンD制限食 (DR) 群, 高脂肪食 (F) 群, 高脂肪食でビタミンDを制限した食餌を与えた (FDR) 群の計4群に分けた。実験食開始28日後に, 大腿骨のALP活性は, DR群がC群と比べて有意に低値を示し, FDR群もF群と比べて有意に低値を示した。また, 十二指腸のALP活性においては, FDR群がF群と比べて有意に低値を示した。小腸ALPは, 腸内細菌由来のリポ多糖 (LPS) などを脱リン酸化して解毒していることが示唆されており, 高脂肪食摂取時におけるビタミンD制限が小腸ALP活性を低下させることにより, 腸内ホメオスタシスに影響を及ぼしている可能性が考えられた。
著者
仲村 春和 田中 英明 岡本 仁 影山 龍一郎 笹井 芳樹 武田 洋幸 野田 昌晴 村上 富士夫 藤澤 肇
出版者
東北大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
1998

「脳のパターン形成研究」班は平成10-15年の6年にわたって、最新の分子生物学的手法、遺伝子改変のテクニックなどを駆使して、脊椎動物の脳・神経系の形態形成に焦点を当て手研究を行ってきた。本研究プロジェクトでは、特に(1)発生初期の神経としての分化の決定、(2)その後中枢神経内でのコンパートメントの形成、(3)コンパートメント内での位置特異性の決定、(4)神経回路の形成の機構についての各班員が分担して研究を行った。本研究領域は6年間にわたり展開され、これまでの研究成果の項に記すように各研究班ともに成果をあげている。そこで本研究領域の成果をとりまとめ広く公表するとともに、今後の展開、共同研究の道を開くため公開シンポジウムを開催する。本年度はその成果公開のため国際公開シンポジウムを開催した。シンポジウムには海外からMarion Wassef, Andrea Wizenmann, Elizabeth Grove博士を招待し、国内講演者は本研究班の班員を中心とし、関連の研究者を加え、13人の演者による発表が行われた。シンポジウムでは、脊椎動物脳のパターン形成に関して様々な視点からの講演と討論が行われ、これまでの各演者の成果を交換するとともに今後の研究の展開、共同研究の可能性についても意見が交換された。
著者
野田 章子
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.332_1, 2016

<p> 本研究の目的は、小学校の「総合的な学習」等で実践できるアフリカの舞踊学習教材の開発である。現在「体育」で学習する外国のフォークダンス教材は、欧米の舞踊に偏った傾向がありそれ以外の国のものはほとんど取り上げられていない実情がある。特にエチオピアを含むアフリカの舞踊に関してはほとんど実践された事例がない。本研究で扱ったエチオピアは、アフリカで3000年の間独立国として自国の歴史を築いてきた貴重な国であり独自の文字や宗教が現存している。また80以上の民族と100を超す言語、複数の宗教を有する国であり、舞踊にもその多様性が反映されていて多くの研究者からその研究価値が指摘されている。これらのエチオピア民族舞踊の特徴を踏まえ本研究では、エチオピアの東西南北に調査地を選定し、現地での詳細なフィールドワークにもとづく舞踊学習教材の開発を試みた。本発表では、中央、西、南の地域をとりあげ作成したデジタル教材(web教材)の内容について報告する。</p>
著者
野田 起一郎
出版者
公益社団法人 日本臨床細胞学会
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.226-230, 1972-10-30 (Released:2010-10-21)
参考文献数
10

The process of squamous metaplasia in the uterinecervix might be discussed more properly in contextwith inflammation, regeneration or repair for itsinitiation may be related to the inflammatory process. On the other hand, squamous metaplasia maybe initiated by non-inflammatory stimuli such aschronic irritation of a physical nature or by chemicalirritants. Althorgh the process of squamous metaplasia is extremely common in the uterine cervix, itis not usually regarded as a change which necessarilyantedates development of cancer. However, some of the chemical stimuli which initiate squamous metaplasia are also capable of inducing cancer in theuterine cervix of the experimental animals.Squamous metaplasia can be arbitrarily subdividedinto: 1. reserve cell hyperplasia, 2. immature squamous metaplasia, 3. premature squamous metaplasia and 4. mature squamous metaplasia. The cellularchanges which can be related to each of them havebeen presented.
著者
野田 崇 Takashi Noda
雑誌
法と政治 (ISSN:02880709)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.47(679)-91(723), 2014-11-30
著者
野田 正穂
出版者
鉄道史学会
雑誌
鉄道史学 (ISSN:09139591)
巻号頁・発行日
no.15, pp.69-75, 1997-01
著者
森川 雄貴 野田 圭祐 盛岡 通 尾崎 平
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.69, no.6, pp.II_239-II_246, 2013 (Released:2014-03-05)
参考文献数
19
被引用文献数
1

本研究では,街区・地区レベルでのPV-BTシステム導入による費用効果を算定するモデルを構築し,街区・地区レベルの電力需給マネジメントの単位(空間と用途)を変えることによる負荷平準化効果の違いを定量化することを目的とした.神戸市旧居留地区を対象に検討した結果,以下の4点の結論を得た.1)PV-BTを0.17[kW/100m2]導入し,地区全体で電力マネジメントを実施することによる最大電力負荷の低減効果は,導入前に対して1.2%程度であった.この低減効果はPV-BT導入量に関わるため,評価尺度をPV-BT導入量に対する削減率で表現すると70%程度と大きな効果が見られた.2)PV-BT導入量を変化させた場合の年間純便益は,地区へのPV-BT合計導入量が単位面積当たり0.25[kW/100m2]程度で最大となり,それ以上は低下する.3)用途混合度が異なる街区別のピーク負荷低減効果を明らかにしたとこら,住居系の混合割合が高い場合,住居系のピーク生起時刻が事務所系・商業系と離れているためにPV-BTによるピーク負荷低減効果が相対的に小さくなる.4)事務所系と商業系のみが混合している街区では,電力需要が標準偏差分だけ大きくなる方に変移した場合,BTによるピーク負荷低減効果は相対的に高くなる.
著者
津野田興一著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2010
著者
野田 啓良
出版者
香川県農業試験場
雑誌
香川県農業試験場研究報告 (ISSN:03748804)
巻号頁・発行日
no.61, pp.35-41, 2010-03

スモモ「メスレー」の追熟に及ぼす温度とエチレン処理の影響について検討した。1.20℃、25℃、27.5℃、30℃で追熟したところ、20℃では果肉の軟化や着色等の追熟現象に伴い呼吸量とエチレン生成量が増加した。25℃ではエチレン生成量は増加しなかったが、追熟現象は進んだ。27.5℃では果肉の軟化は進んだが、着色は抑制された。呼吸量やエチレン生成量は増加しなかった。30℃では果肉の軟化や着色が阻害され追熟現象は進行せず、呼吸量の増加やエチレン生成は認められなかった。2.500ppmエチレン処理すると、20℃および25℃では追熟現象の進行に伴い、呼吸量とエチレン生成量は増加したが、27.5℃以上ではエチレン生成量の増加は認められなかった。30℃では果肉の軟化や着色の進行も認められなかった。3.30℃、エチレン濃度500ppmの環境に保持すると、果肉の軟化や着色が進行し呼吸量は増加したが、エチレン生成量の増加はわずかであった。4.20℃で16時間、250ppmエチレン処理をして、30℃へ移行させると、果肉の軟化や着色が進行し呼吸量は増加したが、エチレン生成量の増加はわずかであった。
著者
野田 航
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.179-191, 2018-03-30 (Released:2018-09-14)
参考文献数
84

現在,日本の教育現場において応用行動分析学に基づく実践や研究が盛んに行われるようになってきているが,教育の中心的なテーマである学習指導に関する実践や研究は少ない。本稿では,学習指導に対する応用行動分析学によるアプローチについて概説した。まず,具体的な行動としての学業スキルと環境との相互作用という観点から学習問題を捉えることを解説し,学業スキルのアセスメント方法と応用行動分析学が重視する観点を述べた。その後,最近10年間の日本における研究動向(刺激等価性に基づく読み書き指導等)と米国における研究動向(遂行欠如とスキル欠如,指導の階層性,短期実験的分析)を展望した。そして,応用行動分析学の知見を基礎としながらも他の研究領域と連携して発展してきた指導カリキュラム(直接教授法)や学習指導モデル(response to intervention)を紹介した。最後に,今後日本において応用行動分析学に基づく学習指導研究を展開する上での課題について述べた。
著者
宮島 江里子 角田 正史 押田 小百合 五十嵐 敬子 三枝 陽一 美原 静香 吉田 宗紀 野田 吉和 大井田 正人
出版者
一般社団法人 日本総合健診医学会
雑誌
総合健診 (ISSN:13470086)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.378-386, 2017

【目的】我が国の喫煙率は最近5年は約20%前後と横ばい状態であり、30~40代の労働年代が他の年代に比べて高い。本研究では、禁煙指導や受動喫煙防止のための参考資料を得ることを目的に、喫煙労働者の禁煙無関心者の特徴、非喫煙者への配慮状況、非喫煙労働者の嫌煙意識を調査した。<br>【対象と方法】某2事業所(A, B)の製造業労働者に質問紙票調査を行い、回答に欠損のない815人分を解析した。調査項目は、基本事項(年齢、性別、事業所)、喫煙状況(現在/過去・非喫煙)、喫煙影響の考え方3項目(喫煙者の健康影響、周囲の健康影響、周囲の迷惑)、喫煙者には1日の喫煙本数、禁煙への関心、非喫煙者への配慮、受動喫煙の害の知識、禁煙・減煙の理由、非喫煙者には嫌煙意識(苦痛・気になる/気にならない)を尋ねた。喫煙者の禁煙関心と配慮の有無について、基本事項、喫煙影響3項目、喫煙本数、受動喫煙の知識の有無との関連を、&chi;<sup>2</sup> 検定又はFisherの直接確率法で検討した。<br>【結果】喫煙率は44.3%で、喫煙者の48.5%が禁煙無関心者であり、B事業所、1日21本以上喫煙、喫煙者への健康影響意識が低い群に有意に多かった。禁煙・減煙の理由は「健康に悪い」「お金がかかる」「吸いにくい環境」が多かった。非喫煙者へ無配慮は40.7%であり、受動喫煙の知識無の群に有意に多かった。非喫煙者の嫌煙「気になる・苦痛」は91.4%であった。<br>【考察】喫煙率の高い労働年代が多い製造業職場での喫煙率は高く対策が必要である。禁煙無関心者には健康影響の指導が関心を引き出すために有効である。関心者には、健康指導に加え、金銭的メリットや環境整備及び禁煙外来についての情報提供が禁煙に繋がる可能性がある。非喫煙者の殆どに嫌煙意識があり、喫煙者が配慮するようになるためには受動喫煙の害の啓発が有効と考える。
著者
野田 尚昭 高木 怜 任 飛 佐野 義一 高瀬 康 宮﨑 達二郎 鈴木 靖昭
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学会誌 (ISSN:13439677)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.284-290, 2019

<p>著者らは,先の研究で2次元接着モデルを用いて接着強度を特異応力場の強さ(ISSF, Intensity of Singular Stress Field)一定で表せることを示した。本研究では実際の3次元形状を考慮して角部にフィレットを施した角柱状突合せ試験片の接着界面端部のISSFの分布を正確に求めた。また,コーナー部半径の大きさがISSFの最大値に及ぼす影響について議論した。ISSFの最大値の変化はρ/<i>W</i>≥0.0005で2%以内であることが示された。</p>