3 0 0 0 OA 岳南史

著者
鈴木覚馬 編
出版者
岳南史刊行会
巻号頁・発行日
vol.第5巻, 1935
著者
鈴木 陽也 秋山 和輝 梶原 智之 二宮 崇 武村 紀子 中島 悠太 長原 一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第36回 (2022)
巻号頁・発行日
pp.4D3GS604, 2022 (Released:2022-07-11)

感情分析とは,テキストから人間の感情強度を予測する自然言語処理タスクである.従来の感情分析モデルは,テキストの書き手の感情(主観感情)の推定性能が十分でないことが知られている.そこで本研究では,感情分析モデルの入力として書き手の性格情報を加え,主観感情の推定に特化させる.本研究で使用する書き手の性格情報は,テキストの書き手に対する性格診断の結果である.プルチックの基本8感情の強度推定に関する評価実験の結果,提案手法による主観感情の推定の性能改善を確認した.
著者
鈴木 隆雄
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.629-636, 2011 (Released:2011-08-15)
参考文献数
1

イラク,アフガニスタンともに紛争地であるが,医療事情は大きく異なる.イラクは1991年から2004年まで国連の経済制裁下に置かれていたが,人的資源では自立再生可能な範囲にあり,2003年のイラク戦争後の経済回復で医療機器が充実し医療事情も驚くほど向上している.アフガニスタンは1979年のソ連軍侵攻以来,現在に至るまで経済が麻痺し,社会的インフラも大きく破壊されたため自立再生に向けた人的資源も不十分である.  両国とも紛争地のため戦傷外科麻酔が行われる.戦傷外科麻酔は麻酔の基本についてだけでなく,術後管理,栄養管理等の周辺領域においても原点を考えさせられる分野である.
著者
村井 宏徳 加藤 明里 神戸 信人 高瀬 達夫 鈴木 弘司 森田 綽之
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集 (ISSN:21872929)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.B_67-B75, 2017-02-01 (Released:2017-02-01)
参考文献数
2

宮崎県児湯郡川南町の一般国道 10 号には,沿道商業施設の往来等から,乱横断する歩行者・自転車が多く,死亡事故が発生する単路区間が存在していた.このため,交通安全対策として,我が国で初めて信号機を設置せず,横断歩道を食い違いに配置した無信号の食い違い二段階横断施設が導入された.本研究は,我が国で初めて導入された,この二段階横断施設の導入効果を明らかにするために,導入前後に実施した各種調査の結果を用いて,二段階横断施設の安全性,円滑性の評価と,横断特性の変化を分析した.分析の結果,二段階横断施設の利用者が増加して乱横断が減少し,車両と接近した横断の減少や横断待ち時間の短縮等の安全・円滑面の効果が確認できた.また,歩道部より横断待ち時間が短縮する等の食い違い二段階横断の特性が確認できた.
著者
門馬 久美子 前田 有紀 梶原 有史 森口 義亮 酒井 駿 野間 絵梨子 高尾 公美 田畑 宏樹 門阪 真知子 鈴木 邦士 千葉 哲磨 三浦 昭順 堀口 慎一郎 比島 恒和
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.530-543, 2020-05-24

●「考える内視鏡診断」のポイント・スクリーニング検査時に,良性腫瘍に関する予備知識があれば,腫瘍発見時の対応,適切な方法での組織採取が行える.・内視鏡検査にて隆起性病変を認めた場合は,存在部位,形態,表面性状,色調,硬さ,透光性,可動性,大きさ,個数,びらんや潰瘍形成の有無などを観察し,必要があればEUSの所見も加え,質的診断を行う.・最終的には,病理組織学的な診断が必要であるが,上皮が滑って生検しにくい場合は,ボーリング生検あるいはEUS-FNABにて,腫瘍本体を採取する.特に,2cmを超える腫瘍では良悪性の鑑別が必要である.・画像だけでは診断できないGIST,平滑筋腫,神経鞘腫の鑑別には,c-kit・desmin・S-100蛋白の3種類の免疫組織化学的検査が必要である.
著者
飯島 亨 安部 浩 鈴木 謙一
出版者
Atomic Energy Society of Japan
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.99-111, 2008 (Released:2012-03-02)
参考文献数
9

The seismic probabilistic safety assessment (PSA) is an available method for evaluating the residual risk of nuclear plants, which are designed under definitive seismic design conditions. Our preliminary seismic PSA analysis has indicated that the malfunction of electric panels would have a significant influence on the core damage frequency (CDF). In recent years, there has been a growing desire to raise the reliability of the seismic PSA; thus, a higher seismic capacity of the electric panels is necessary. The Japan Nuclear Energy Safety Organization (JNES) tested eight kinds of main electric panels and thirty kinds of main electric parts at high acceleration, which considerably exceeds the design level. From the test results, JNES obtained precise seismic capacity data of the electric panels that have a significant effect on CDF. JNES also proposed a method of evaluating seismic capacity. The method can use the seismic capacity data of electric parts and the acceleration amplification ratios calculated from the FEM analysis. JNES expects that the seismic capacity data obtained from this study will increase the reliability of the seismic PSA.
著者
鈴木 篤
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.89, no.2, pp.258-270, 2022 (Released:2022-09-10)
参考文献数
31

教育学では理論と実践という対立図式が長年用いられてきた。だが、ルーマンの議論を踏まえるならば、科学システムと教育システムとは異なる機能システムに属し、さらにそれぞれが独自の歴史を積み重ねてきていることから、前者が生み出した理論を後者が応用するという単純な関係を想定することは困難だとわかる。科学システムはあらゆる活動を、真/非真の二値コードに照らして判断するのに対し、教育システムはすべてを、より良い/より劣るというコードに基づいて判断するためである。
著者
武田 健 新海 雄介 鈴木 健一郎 柳田 信也 梅澤 雅和 横田 理 田井中 均 押尾 茂 井原 智美 菅又 昌雄
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.131, no.2, pp.229-236, 2011 (Released:2011-02-01)
参考文献数
42
被引用文献数
5 12 3

In order to discuss the health effects of nanomaterials, we cannot disregard the research on the health effects of airborne particulates. It is said that many of the fine or ultrafine particles in airborne particulates originate from diesel vehicles in metropolitan areas. The results of not only animal experiments but many epidemiologic surveys and volunteer intervention experiments in humans are reported on the health effects of particles. Although the health effects of the particulate matter particle sizes below 10 μm (PM10) were investigated in the initial studies, recently even smaller particles have come to be regarded as questionable and research of the health effects of the minute particulate matter below 2.5 μm (PM2.5) has been done. However, our recent study about maternal exposure to diesel exhaust suggests that health effect study of PM0.1, particles below 0.1 μm (100 nm), namely nanoparticles, is necessary from now on. We are proceeding with the study of the health effects of various types of intentionally produced nanomaterials such as carbon black, carbon nanotube, fullerene and titanium dioxide, examining in particular their influence on next generation. Although there are differences in the sites affected and the seriousness of the damage, basically similar findings to DEPs mentioned above are being discovered in research on nanomaterials. Regardless of dosage and administration method, such as inhalation, endotracheal administration, nasal drip and subcutaneous administration, once nanomaterials enter the bloodstream of a pregnant mother mouse, they move to the offspring and have effects on them. The effects may appear as various symptoms in the process of growth after birth, and can sometimes lead to the onset and aggravation of serious diseases.
著者
中根 俊成 池田 徳典 佐藤 伸一 田村 直人 樋口 理 鈴木 隆二 坪井 洋人 伊原 栄吉 宋 文杰 川上 純 佐藤 和貴郎
出版者
日本医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

自己免疫性自律神経節障害は自律神経系が免疫異常の標的となる比較的新しい疾患概念である.本症では抗自律神経節アセチルコリン受容体抗体は病原性自己抗体として病態の鍵となる役割を果たす.自己免疫性自律神経節障害は自律神経系外の症候や膠原病などの併存,小児症例が存在する.こういった「多様性」が本症の診断しにくさ,難治化につながっている.本研究では1)自己抗体の病原性検証,2)病態モデル開発,3)小児症例,膠原病症例における臨床的特徴の解析,を遂行する.「複雑な病態と臨床像=多様性」への多角的アプローチが自己免疫性自律神経節障害の診断基準作成,治療ストラテジーの確立に貢献すると考えられる.
著者
鈴木 公啓
出版者
学校法人 三幸学園 東京未来大学
雑誌
東京未来大学研究紀要 (ISSN:18825273)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.119-129, 2017-12-26 (Released:2018-12-04)
参考文献数
21

本研究は、現在の日本における美容医療(美容整形・プチ整形)の経験や興味の実態を確認すると同時に、美容医療に関わる態度、イメージ、そして心理的特徴などについても明らかにすることを試みた。 美容医療の経験のある者は少ないが、興味を有する者は多いことが確認された。そして、美容医療の経験は、他の身体変工の経験と関連があること、興味/経験があるほど社会で美容医療が受容されていると考えていること、プチ整形は美容整形に比べてコンプレックス解消というイメージが無いこと、また、興味/経験があるほど、周囲の人が美容医療を経験したと考えていることなどが明らかとなった。さらに、興味/経験によって、心理的特徴が異なっていた。そこからは、容姿への不満や装った姿こそが本当の姿であるという考えが、美容医療を受けることを推し進め、そして、施術を経験することによって、自己に満足し、新しい姿が自己像として定着していくプロセスが想定された。
著者
鈴木 直美
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.89, no.4, pp.407-437, 2008-03

The aim of this article is to determine the meaning of the terms “tongju” 同居 and “shiren” 室人 as seen in Shuihudi Qin Slips 睡虎地秦簡 through a comparison with the information regarding household registration in the Liye Qin Slips 里耶秦簡. Such an analysis will hopefully stimulate discussion of the research methods employed in studying household composition under the Qin 秦 dynasty.The specific characteristics of the recording system used for household registries are as follows. One wooden tablet was used for each household and contained all the pertinent records. Separate columns on the tablet were reserved for male/female, adult/minor and household servants. Wives and children were listed with notations identifying the names of their husbands or fathers, thus defining simple family units within the household.The term “wushi” 毋室 in the registries confirms that a member’s name had been removed from their parent’s registry, but does not indicate their present household. These people were like those appearing in the early Han 漢 dynasty Zhangjiashan Han Slips 張家山漢簡, who held rights to arable and residential land and were registered in the order of which they were deregistered from their parents’ households. The tom thus shows that the same system existed during the Qin period and functioned in the same manner.Considering both the writing style of the Qin registries and the procedures for confiscating wives and children to make them wards of the state, the term shiren referred to a simple family unit made up of an adult male, his wife and any minor-aged children, while tongju referred to the cohabitation of two or more adult males within a single household, or the practice of several nuclear family units headed by adult males cohabiting within a single household. These two terms limit the scope of the confiscation of wives and children and the implication of criminal behavior, while also regulating military conscription from a single household. These features all can be interpreted as policies giving precedence to the preservation of household communities.
著者
野垣 文昭 鈴木 訓之 杉田 和哉
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.159-165, 2019 (Released:2019-03-28)
参考文献数
20
被引用文献数
1 1

経皮的腹膜透析カテーテル留置術は局所麻酔で施行できるカテーテル留置法である. 当院では超音波および透視を用いたSeldinger法による同留置術を20名の患者に施行し, 1名で腹腔穿刺ができず断念したが, 腹部手術歴のある6名を含む19名でカテーテル留置に成功した. 腸管穿刺は起きなかった. SMAP法8名, 一期的導入9名 (待機期間6~16日) で腹膜透析を開始しているが, 液漏れは認めていない. 早期合併症として, カテーテル先端位置異常2名, 腹膜炎1名, 血性排液2名のうち1名はカテーテル閉塞に至ったが, いずれも非観血的に対処可能であり腹膜透析が継続できた. 1名で留置15か月後にカテーテル抜去を行ったが, 局所麻酔のみで容易であった. 本留置術は低侵襲であり, 透析患者の高齢化が進むわが国においても有用な腹膜透析カテーテル留置法である.
著者
小川 節郎 鈴木 実 荒川 明雄 荒木 信二郎 吉山 保
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.141-152, 2010-05-25 (Released:2010-08-22)
参考文献数
15
被引用文献数
18

帯状疱疹の皮疹消褪後に3カ月以上痛みが持続している帯状疱疹後神経痛患者371例を対象に,プレガバリン150 mg/日,300 mg/日,600 mg/日(1日2回投与)を13週間投与したときの有効性および安全性を無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験にて検討した.いずれのプレガバリン群においても疼痛は投与開始1週後から速やかに軽減し,最終評価時の疼痛スコアは300 mg/日群および600 mg/日群ではプラセボ群に比べ有意に低下した.プレガバリンは痛みに伴う睡眠障害を改善し,アロディニアや痛覚過敏にも有効であることが示された.主な有害事象は浮動性めまい,傾眠,便秘,末梢性浮腫,体重増加などであった.これらの有害事象は用量依存的に発現頻度が高くなる傾向があったが,ほとんどが軽度または中等度であった.以上の結果より,プレガバリンは帯状疱疹後神経痛に対して有用性の高い薬剤であることが示された.
著者
北島 尚治 北島 明美 渡邉 雄介 鈴木 衞
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.95-102, 2010 (Released:2010-10-15)
参考文献数
26
被引用文献数
1 1

メニエール病に対し副作用の少ない治療法としてハーブティー療法 (HTT) を考案した.メニエール病患者 15 名に対し,日本めまい平衡医学学会の治療効果基準に基づき,HTT 開始 6 か月前から,めまい回数記録,純音聴力検査,能力低下および耳鳴の自覚的評価に関するアンケートを毎月行い,HTT 開始以降の 12 か月間と比較した.めまい回数は効果判定基準に基づきめまい係数を算出した.HTT 施行例のうち 10 症例が再発せず良好な経過をみせた.めまい係数では 75%が軽度改善以上を示した.聴力は全例で悪化を認めなかった.能力低下アンケートでは改善傾向を認め,耳鳴アンケートでも悪化を認めなかった.再発 5 例もより少ない投与回数で症状のコントロールが可能であった.HTT は効果が緩やかであるため急性発作期の治療には向かないが,緩解期の再発予防には十分な効果を発揮し,急性期でも他の通常医療薬との併用で効果を高めることが期待された.