著者
阿部 仁一郎 青野 慎太郎 馬場 孝
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.64-66, 2019-01-15 (Released:2019-02-03)
参考文献数
11
被引用文献数
2

アカアマダイに寄生するPhilometroides branchiostegi様線虫の寄生部位を明らかにし,遺伝子解析を試みた。大阪市中央卸売市場およびスーパーマーケットで扱われた山口,福井,石川県産のアカアマダイ7尾の鰓蓋,胸鰭基部,口唇の皮膚から赤色または赤褐色の8虫体が検出され,形態学的にP. branchiostegiと推測された。18S rDNAの部分塩基配列(1700 bp)は全虫体で一致し,地域差を認めなかった。糸線虫科線虫との間に97%以上(97.7-98.5)の相同性を認めた。
著者
阿部 智和
出版者
長崎大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は,開発組織を対象として,オフィス空間の物理的特性がそこで働く者のコミュニケーション・パターンにどのような影響を及ぼすかということを実証的に明らかにした.より具体的には,職務遂行上で重要な内容に関するコミュニケーションについて,(1)組織メンバーの物理的距離が隔たるほど対面コミュニケーションの発生回数は劇的に低下すること,(2)距離が隔たることによる対面コミュニケーションへの影響は組織設計によって減じることはできないこと,等を明らかにした.
著者
阿部 力也
出版者
オーム社
雑誌
OHM = オーム (ISSN:03865576)
巻号頁・発行日
vol.106, no.8, pp.34-39, 2019-08
著者
大森 和子 加藤 悦 伊藤 セッ 大竹 美登利 好本 照子 阿部 和子 天野 寛子 宮崎 英子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.206-212, 1979-02-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
8

The purpose of this paper is to analyze the present state of the managerial housework on food, clothing, housing, and childcare, and to clarify wives overall evaluation of housework. The results of analysis were as follows : 1) 65% of wives went shopping for food everyday, because it is their daily routine.2) Husbands of most wives helped with some housework, like making the bed, shopping for food and so forth. Husbands of employed wives helped more then those of non-employed wives.3) Though many wives valued housework highly, they thought that employment and hobbies were also important. Wives who valued housework very highly believed that children under three years old should be brought up by their mothers.
著者
阿部 達夫
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.33, no.374, pp.173-181, 1985-03-05 (Released:2009-05-25)
参考文献数
4

The experimental study was conducted to determine the effects of the pressure distortion on the operation of a turbofan engine. The turbofan engine was tested with three kinds of inlet distortions, i.e., tip radial, circumferential and combined pressure distortions. The each distortion was generated with screens placed in the inlet ducting upstream of the fan face. Their intensity was varied by the screens with different porosity. This paper presents an investigating result of the evaluation method of the stability for the distortions and the experimental results of the effect on the two characteristics, pressure ratio and efficiency, of two stage axial flow fan and five stage axial flow compressor. The new method is to indicate two distortion indices on the orthogonal coordinate, the circumferential distortion index is related to the radial distortion index. This method led to the estimation that the examination of three kinds of the distortion seems to be enough to cover the total patterns of the distortion encountering inflight. The pressure ratio and the efficiency of a fan with distorted inflow decreased as compared with those of the clean inlet flow, however the operation line and the efficiency of a compressor hardly suffered from influence of the distortion.
著者
阿部 憂糺
出版者
民衆宗教史研究会
雑誌
寺社と民衆 (ISSN:18802222)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.58-62, 2013-03
著者
阿部 浩之 湯沢 昭
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.55-60, 2001-10-25 (Released:2017-12-01)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

A workshop has been adopted as a mean of the consensus making of the participants in the scene of the various communities planning. The aims of this paper are to analyze the process of consensus making process uses the tape which recorded the speech of workshop participants. The main results are summarized as follows; (1)The 15 keywords are collected to grasp the subjects of the workshop. (2)In workshop, it was able to be confirmed that the discussion was developed with the PDS cycle. (3)The speech quantity of the participants in workshop affected contents and conclusion, and the speech quantity was affected by the capacity of the facilitator.
著者
廣政 良 阿部 正幸 岡本 龍明
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
日本応用数理学会論文誌 (ISSN:24240982)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.416-439, 2016 (Released:2016-12-25)
参考文献数
23

概要. RSA 仮定に最良帰着するランダムオラクルモデルで安全な署名方式を提案する.この方式は,同等の安全性を持つ既存の方式よりもランダムオラクルを用いる個数が少ない(最小)という利点がある.次に,どのような攻撃者に対しても,安全性を保ったままそのランダムオラクルを置き換えられるようなハッシュ関数が識別不可能性難読化器を用いて構成できることを示す.また,Coron の方式でも同様の結果を示す.
著者
藤木 典生 中井 哲郎 金沢 弘 渡辺 稔夫 柿坂 紀武 和田 泰三 岡田 喜篤 津田 克也 細川 計明 山本 学 阿部 達生 近藤 元治 斉藤 隆治 渋谷 幸雄
出版者
日本先天異常学会
雑誌
日本先天異常学会会報 (ISSN:00372285)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.101-112, 1972

最近10年間に先天異常ことに心身障害児に対する一般の関心が大いに高まってきて、染色体分析や生化学的な代謝異常のスクリーニングの改善によって、早期診断、保因者の検索、適切た治療が進められてきた。こうした染色体異常や代謝異常でたくても、一般の人々が家系の中に発生した先天異常が遺伝性のものであるか、従って結婚や出産にあたってその再発の危険率などについて、しばしば尋ねられることが多い。我カは既に過去10年間にわたって遺伝相談を行ってきたが、今回これら二機関のデーターについて集計した結果について報告する。京都では、研究室で染色体分析や生化学的なスクリーニングことにアミノ酸分析を行っているためもあって、精薄が最も多く、近親婚の可否、精神病の遺伝性、先天性聾唖の再発率、兎唇、その他遺伝性疾患の遺伝的予後だとが主なものである。実施にあたっては、予約来院した相談者は人類遺候学の専門の知識をもったその日の担当医によって家族歴、既往歴など約2時間にわたる詳細な問診と診察の後に、その遺伝的予後についての資料が説明され、パンチカードに記入ファイルされるが、夫々臨床各科の専門医の診察の必要な場合には、その科の相談医の日が指定されて、専門的な診療指示が与えられる。愛知では、昨年末までの8ケ月間の一般外来忠児約900名について集計分類してみると、精薄が31.5%を占め、次いで脳性まひ、てんかん、自閉症、タウソ症候群、先天性奇形を含む新生児疾患、小頭症、情緒障害児、水頭症、脊椎異常、フェニールケトン尿症、脳形成異常、その他となっており、また、これらの心身障害児の合併症として骨折その他の外傷、上気道感染、胃腸障害が約30%に認められた。臨床診断にあたっては、臨床各科の医師と、理療士、心理判定士、ケースワーカーなどのパラメディカルスタッフからなる綜合診断チームが新来愚老の診察にあたって、綜合的な診断と専門的な指示が与えられるように考慮されている。心身障害児の成因分析をパイロット・スタディーとして試みたが、大半の症舳こ妊娠分娩或いは新生児期に何等かの異常を認めた。このことは、このような不幸な子供を生まないようにするためには、妊娠分娩時の母子の健康管理が遺伝の問題と共にいかに大切であるかを示すものである。今后、この方面の基礎的研究が各機関で進められると同時に、患者・保因老の早期発見、結婚出産に対する適切な指導を行うために、各地にこのような心身障害児のためのセンターが作られるように切望すると同時に、人類遺缶学が基礎医学のみでなく、臨床医学の一部としても、卒後研修の中にとり入れられることを切望する。
著者
阿部謹也著
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
2000
著者
塚原 寛樹 松山 明正 阿部 哲朗 許 鳳浩 太田 富久 鈴木 信孝
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.57-62, 2016-09-30 (Released:2016-10-14)
参考文献数
10
被引用文献数
3

目的:アスタキサンチン含有飲料の肌におよぼす影響を検討する. 方法:肌の衰え(加齢による肌のたるみ,肌の乾燥など),肌のくすみが気になる30歳以上50歳未満の日本人女性を対象に試験を実施した.試験結果を客観的に評価するために,二重盲検法による群間比較を行った.被験者20名をアスタキサンチン含有飲料(アスタキサンチン3 mg含有)摂取群とプラセボ飲料摂取群(対照群)に無作為に割り付けを行い,試験食品摂取前,試験食品摂取4週後および8週後に紅斑,皮膚水分量,皮膚水分蒸散量,皮膚粘弾性,顔面画像解析(VISIA)などについて評価を行った. 結果:群間比較において,皮膚水分量,皮膚水分蒸散量,皮膚粘弾性,紅斑およびキメの項目でアスタキサンチン含有飲料群がプラセボ飲料群に比較して有意に優れていた. 結論:アスタキサンチンは肌のバリア機能の障害を抑制し,肌の保水力を維持し肌の乾燥を緩和すると同時に,紅斑,皮膚粘弾性,キメに対する効果を有すると考えられた.試験食品に起因すると考えられる有害事象はみられず,アスタキサンチン含有飲料は肌にとって有用な飲料であると考えられた.
著者
岡崎 善弘 大角 茂之 倉住 友恵 三島 知剛 阿部 和広
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.169-175, 2017-09-10 (Released:2017-09-29)
参考文献数
13
被引用文献数
3

プログラミングの体験形式が小学生のプログラミング学習の動機づけに与える効果について検討した.体験形式として,(1) ゲームの作成方法を逐次的に教わりながら作成する講義型,(2) 2名1組で1冊のテキストを共有し,相互に教え合いながらゲームを作成する協同型,(3) 手渡されたテキストを見ながら単独でゲームを作成する個別型,の3タイプ間で動機づけを比較した.本研究の結果から,講義型または協同型でプログラミングを学習すると,プログラミング学習に対する動機づけは有意に上昇する一方で,個別型では上昇しないことが示唆された.
著者
都留 康 阿部 正浩 久保 克行
出版者
岩波書店
雑誌
経済研究 (ISSN:00229733)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.264-285, 2003-07

従業員個々人に支払われる月例給与,賞与,年収などの報酬は何によって決まるのか.また,近年,日本企業においては,人事戦略変更や人事制度改革が盛んだが,それは結果的に報酬構造にどのような影響を及ぼしているのか.この論文では,従来ほとんど用いられることのなかった企業内人事データに基づき,この2つの問題への接近を試みた.第1の問題に関しては,年齢や勤続年数も少なからぬ影響を与えているものの,日本企業の報酬構造を決定するもっとも重要な要素は,職能資格であることを明らかにした.第2の問題については,過去数年間において,日本企業は賃金に対する年齢や勤続年数の効果を小さくし,査定や役職の効果を大きくするという方向に報酬構造を変化させてきたという証拠を提示した.とりわけ,人事制度を職能資格制度から職務等級制度や役割等級制度へと移行させた企業では,査定の効果を強めるという前提のもとで,賃金の下方硬直性を是正し,賃金と仕事とのより直接的な関連づけが目指されていることを示した.