著者
賀川 由美子 青木 聡視 岩富 俊樹 山口 守 籾山 紀子 平山 和子 谷山 弘行
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.863-865, s・vi, 1998-07-25
被引用文献数
3 12

イヌ, 8歳, 雌の頭頂部皮膚ならびに歯肉に, 多数のマクロファージと少数の好中球の浸潤からなる灰白色の肉芽腫性丘疹が認められた.浸潤マクロファージは腫大し, 多数の卵円形の酵母様真菌を含んでいた.酵母様真菌は直径2-5μm, 周囲にハローを持ち, PAS染色, グロコット染色に陽性を示し, 免疫組識化学的に抗ヒストプラズマ(yeast)抗体に陽性を示した.本例は日本におけるイヌヒストプラズマ感染症の初発例である.
著者
山村 周史 青木 孝 安藤寿茂
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.79, pp.61-66, 2007-08-01
被引用文献数
2

我々は,ペタスケールシステム向けのプロセッサアーキテクチャの検討を行っている.ペタスケール規模の科学技術計算アプリケーションを高速に実行するためには,大量の浮動小数点演算を高効率で処理できなければならない.これを実現するために,我々は,既存のスカラプロセッサに対して, SIMD 演算ユニットを拡張装備するアーキテクチャを提案する. HPL および PHASE の主要計算ルーチンを対象として,シミュレーションにより本アーキテクチャの性能評価を行い,その有効性について述べる.A processor for a peta-scale supercomputer requires achieving high floating point performance with high energy efficiency. To meet these requirements, we propose an architecture with the combination of a high performance superscalar processor core and wide SIMD processing elements. In this paper, we evaluate its performance and effectiveness with an architecture simulator using math kernels of HPL and PHASE.
著者
青木 義満 河内 まき子 持丸 正明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.83, pp.73-78, 2009-06-08

我々に身近な製品の多くは,携帯電話やマウス,カメラ等に代表されるようにその多くが手で操作するインタフェースを備えている.このことから,特に"手"に着目し,手の機能のあり得る個人差を再現した上で,製品との相互作用を模擬して操作性を仮想評価できるコンピュータ上の手モデル(Digital Hand)技術への期待は大きい.この仮想評価においては,実際の手寸法計測データに基づき様々な大きさの手を自動生成する技術,及びモノをどのように掴もうとしているかを把握する技術(把持姿勢推定)が重要である.従来,前者は専門家による直接計測や高価な計測装置を用いてデータ収集を行っており,多くの手部寸法データを得るには多大な労力を要した.また,把持姿勢の推定については,モノや手に多くのマーカを付加してモーションキャプチャで手の姿勢と各関節の曲がり方などを計測する方法があるが,装置が大がかりで高価であり,データの取得が容易でなかった.本論文では,これらの課題を解決すべく,画像計測によって手軽に手部寸法を簡単に得ることのできる手部寸法画像計測システム,及び多眼カメラとDigital Handモデルを用いたモデルベースの把持姿勢推定手法を提案する.手部寸法画像計測システムにおいては,汎用のイメージスキャナを用いて平面的な手部寸法を計測し,手の厚みや周囲長といった立体的な寸法を,画像計測結果と実寸法データベースを用いた回帰分析により推定する.提案システムの概要と寸法計測精度について述べる.また,手部寸法データから構築したDigital Hand Modelと多眼カメラによる画像計測によって把持姿勢を推定する試みについて紹介し,将来的な展望を述べる.
著者
青木 恒
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.2304-2412, 2000-09-15
被引用文献数
8

ユーザの状況認識はウェアラブル・コンピュータにおいては重要な機能である.とくにユーザが環境の中でどこにいるのかという場所認識は必要不可欠である.本論文では,カメラを備えたウェアラブル・コンピュータをユーザが身につけている状態を想定し,そのカメラが撮影した画像を解析することにより,リアルタイムで場所を認識させる試みを行った.ある場所を一度訪れた際に画像の特徴量列から辞書データを作成し,再度その場所を訪れた際には,同様に作成された特徴量列との比較を行うことで辞書内の場所を通過しているかどうかを判別する.この判別には音声認識と同様のdynamic programmingアルゴリズムを用いた.実験装置はLibrettoのような携帯できるパソコンと帽子に装着するカメラという構成で動作できる設計になっており,場所認識率が最高で85.7%の性能値を得,ウェアラブル・コンピュータ上での本システムの実現可能性を示した.Context awareness is an important functionality for wearable computers. In particular, the computer should know where the person is in the environment. This paper proposes an image sequence matching technique for the recognition of locations and previously visited places. As in single word recognition in speech recognition, a dynamic programming algorithm is proposed for the calculation of the similarity of different locations. The system runs on a stand alone wearable computer such as Libretto 1100ff. Using a training sequence, a dictionary of location is created automatically. These locations are then be recognized by the system in realtime using hat-mounted camera.
著者
石塚 丈晴 堀田 龍也 山田 智之 畠田 浩史 青木 栄太 笹田 森 伊藤 博康 田中 優
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.121-124, 2008

教員の情報収集を効率化するため,2006年度に開発・実証実験を行った,教員に有用なWeb情報の所在を配信するシステム"Teacher's Desktop"に,「リコメンド」「検索精度の向上」「ランキング」「マイブックマーク」の4機能を追加し,実証実験によりシステムの評価を行った.その結果,「リコメンド」「検索精度の向上」「ランキング」機能については,使用感・利便性ともに肯定的な評価を得て,教員の教育情報の効率的な検索への効果が認められた.一方,「マイブックマーク」機能に関しては,ほとんど利用されず,実装方法が今後の課題として残った.
著者
ダニアル ケオキ 青木 孝文 戸田 真志 長谷川 晶一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.26, pp.15-20, 2009-02-28

カメラ画像から実世界の3次元情報を復元することが求められている。本研究では,実世界とCGを重畳させるために必要な3次元形状と運動認識をより効果に行うために尤度付き物理シミュレータの提案をする。A research to increase recognition of shape and movement for three-dimensional objects using physic simulator with probability consideration. By this,object recognition via camera is hoped to increase.
著者
高橋 俊典 青木 勇
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.62, no.600, pp.3196-3201, 1996-08-25
参考文献数
5
被引用文献数
2

This paper proposes a new system for analyzing the shearing process using the visioplasticity method. This visioplasticity method is well known as a method for analyzing the metal deformation processing. Drawbacks to the grid method such as large deformation cannot be treated, time-consuming, Processing procedure is complex when image processing by computer is performed, have been overcome with this newly developed method. This newly developed method consists of the following steps. First, images of materials at an arbitrary stage and the following stage are input into the computer. Next, the displacement between the two stages is obtained by a correlation methed based upon the inverse Fourier transform of the phase difference between two images. By repeating this process, the whole forming process can be analyzed accurately in a short time under a wide range of deformation. In order to verify this proposal, practical shearing tests and the analysis of these tests using this system were carried out. As a result, the distribution of displacement and strains until a very large plastic deformation of the material could successfully be obtained.