著者
佐野 公一 村田 浩一 尾辻 泰一 明吉 智幸 清水 直文 佐野 栄一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.559, pp.35-40, 2000-01-19

共鳴トンネルダイオード(RTD)と単一走行キャリアフォトダイオード(UTC-PD)を用いた80Gbit/s Dフリップフロップ回路について報告する。RTDとUTC-PD中のAC電流を考慮した回路設計手法が回路高速化の鍵である。RTDとUTC-PDをモノリシック集積するプロセスによる試作回路は、7.68mWの低消費電力で80Gbit/s D-FF動作を達成した。80Gbit/sのフリップフロップ動作は最高速である。
著者
福士 沙織 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.463, pp.1-5, 2008-01-21
被引用文献数
1

近年,高速なデータ伝送を実現する方法として,Multiple-Input Multiple-Output (MIMO)伝送が注目を集めている.しかしMIMO伝送では,受信側での回路規模が大幅に増大するため,移動体無線通信には好ましくない.受信側の回路規模を低減させるため,遅延検波とTHP(Tomlinson-Harashima Precoding)を併せて用いたMIMO伝送が提案されている.しかし,THPにおいてModulo演算により位相が回転するため,遅延検波を用いた場合,BER特性の劣化が著しい.そこで本稿では,遅延検波を用いたTHP-MIMOシステムに対し,THPによる位相回転の補正を組み合わせたプレコーディング方式を提案する.計算機シミュレーションを用いて,提案方式により,遅延検波を用いてもBER特性が劣化せず,通信路の時変動に対してロバストであることを示す.
著者
関口 俊一 栄藤 稔 江村 恒一 藤川 渡 益満 健 越後 富夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.302, pp.51-58, 2001-09-06
被引用文献数
1

XML-Schemaに基づくマルチメディア構造表現として2001年10月に標準化が予定されているMPEG-7の運用ポイントをダイジェスト視聴の視点で紹介する.ここでは, 膨大なMPEG-7の記述セットの中から, セグメント構造記述, 属性キーワード記述を選択した.実際の応用として, 映像の自動シーンカットを行い, それに属性キーワードを付随させるオーサリングシステムと, その結果得られるMPEG-7データとユーザ嗜好とのマッチングを端末側で行うことにより要約視聴を可能とするパケットストリーミングシステムを構築した.これにより, 長時間の映像コンテンツをユーザの視聴環境や嗜好に合わせてモバイル網で要約配信することが可能となる.
著者
金田 裕剛 峰松 美佳 斉藤 匡人 間 博人 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.692, pp.293-298, 2005-02-25

本研究では既存のネットワークゲームを改変することなく、ゲームサーバを介するクライアント・サーバ(C/S)型から特定のサーバに依存しないピア・ツー・ピア(P2P)型通信形態へ通信接続形態の切り替えを実現する機構を提案する。これにより本研究で提唱するネットワークゲームの再利用問題の解決を試みる。本論文ではプロトタイプを実装し、First Person Shootingの代表格であるQuake2のバイナリデータを使用しC/S型通信モードをP2P型通信へゲームプログラムを改変せず切り替えることを実現した。
著者
麻生 英樹 小野 智弘 本村 陽一 黒川 茂莉 櫻井 彰人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.279, pp.55-59, 2006-10-04
被引用文献数
4

ネットワーク上に存在する、誰もが簡単にアクセス可能な電子化された情報の量が爆発的に増加するにつれ、それらの情報の中から、ユーザが必要とするものを必要なときに適切に提供するための技術である情報検索および推薦の必要性が非常に高まっている。適切な推薦を行うためには、システムがユーザの嗜好やニーズを適切にモデル化する必要がある。そのための技術として、多くのユーザの過去の履歴の関連性を利用する協調フィルタリングと、対象となるコンテンツの属性とユーザの評価の関連性を利用するコンテンツベースフィルタリング、ユーザの属性とユーザの評価の関連性を利用するデモグラフィックフィルタリング、などが提案されているが、いずれも、推薦に利用できる情報の一部しか用いていないという問題点がある。本報告では、この問題点について検討し、既存の研究を整理しながら紹介するとともに、推薦に利用できる各種の情報を統合的に用いる新たな推薦方式を提案する。
著者
望月 理香 中村 竜也 趙 晋輝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.610, pp.1-6, 2007-03-16
被引用文献数
4

式弱者が知覚する色は推定できないため,今まで,色弱補正は客観的な基準が無く原理的に難しいものと考えられてきた.また,色弱の度合いは個人そして色刺激により変化するため,個人差や自然画像への対応が難しく,有効な補正法は見当たらない.本研究では,まず「式弱者の色弁別閾値が,すべての色について健常者と同様となること」という新しい補正基準を提案する.そして,「色弱度」というパラメータで式弱者の色覚域を表現し,それに基き工学的に実現しやすい補正法を示している.さらに,心理学実験による色弁別閾値と色弱度の測定を行い補正効果を確認している.
著者
山家 雄介 中村 聡史 ヤトフト アダム 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.131, pp.259-264, 2007-06-25

ソーシャルブックマークは,Web利用者がブラウジング中に興味や関心を持ったページを記録,共有,分類そして発見することを支援するWebサービスである.本論文では,ソーシャルブックマークから各Webページのメタデータを抽出し,これを利用することによるWeb検索結果の対話的再ランキング法を提案する.我々はこの手法を実現するプロトタイプを実装し,そのインタフェースを中心に試験的な評価を行った.
著者
梶川 嘉延
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.55, pp.39-44, 2003-05-09
被引用文献数
1

近年,非線形システムの同定,非線形ひずみの除去などにVolterra級数展開に基づいたディジタルフィルタ(Volterraフィルタ)を利用する方法が提案されている.Volterraフィルタは従来の線形ディジタルフィルタを非線形に拡張したものであり,その構造や性質は線形ディジタルフィルタを包含している.よって,線形ディジタルフィルタで培われてきた技術を容易に導入することが可能である.本稿ではVolterraフィルタのうち,特にそのフィルタ係数を自動修正する適応Volterraフィルタに焦点を当て,その更新アルゴリズムを紹介するとともに,その一応例として非線形音響エコーキャンセラについても論じる.
著者
隈崎 健二 曹 景文 伊藤 貴司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.67, pp.59-63, 2002-05-13

2次高調波エコー信号から生体組織の減衰特性や散乱特性を排除し,2次高調波を引起こす生体組織の音響パラメータを示す非線形パラメータを検出し,画像化する非線形パラメータ・イメージングが秋山らによって提案されている.しかし,広帯域の送信において,エコー信号に含まれる基本波成分と2次高調波成分の周波数帯域が重なっている場合では,両帯域を完全に分離し,精度よく非線形パラメータを検出することは困難である。また散乱特性の排除により,特に強い反射エコーが高輝度で表れないため,組織の構造的表現が乏しい画像となるとの問題点がある.本報告では,鎌倉ら考案の技術を用いて基本波成分と2次高調波成分を個別に検出し,更に強い散乱体の散乱特性をある程度保持させることによって非線形パラメータ・イメージの画質を改善する。
著者
西出 亮 坪井 新治 奥 智照 近藤 弓子 大西 真晶 上島 紳一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.131, pp.455-460, 2007-06-25

本稿では,空間型MMOGシステムを利用者から提供されるコンピュータノードを用いたP2Pドロネーネットワークにより構築する手法を提案する.本手法は,利用者の平面上のキャラクターの位置をノードの位置として,ドロネーネットワークを構成し,MMOGにおける処理を分散的に実行する.そこで,まずP2Pドロネーネットワークの構築手法を提案する.空間型MMOGにおいて,各プレイヤーのビュー生成に必要な情報は利用者のキャラクターの近傍のオブジェクト情報である.そこで,平面をボロノイ領域に分割し,各ノードに割り当て,そのボロノイ領域内に含まれるオブジェクト情報を各ノードが管理する手法についても提案する.更に,ノードの移動に備えてP2Pドロネーネットワークを保つ必要がある.そこで,ノードの位置情報の変化に基づきネットワークの組み替えを行い,P2Pドロネーネットワークを保ち続ける手法について提案し,検討を行う.
著者
有澤 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.45, pp.21-24, 2007-05-11
被引用文献数
1

最近のがん診断は、CT,MR,PETなど、医療画像抜きでは語れない。中でもPET画像診断は、がん細胞に特異的に集積するFDGという薬品の濃度を人体の断面画像から読み取ることにより、初期がんから発見できる画期的な方法と言われている。ところが、これを読み解く熟練した読影医師はそれほど多くなく、また機械が吐く画像の分量や精度は増える一方なので、読影医師への肉体的負担増や「見落とし」の危険増が問題となってきている。われわれは放射線医学の専門医師とタックを組み、推論システムとデータベースシステムを用いて、コンピュータが医師と同じ手法で診断をくだすことができるエキスパートシステムを開発した。このシステムではPETやCTの検査結果画像から、体内の危険領域(異常集積部位)を医学知識に基づいて抽出したり、また過去の類似の症例をデータベースを用いて比較したりできる。このシステムは現在病院等で検定中であり、将来セカンドオピニオン提供、あるいは医師と共同で危険箇所をチェック・提示するセカンドドクターとして多くの期待が寄せられている。医学及び関連分野における画像診断や評価の安全性・信頼性の向上に寄与して行きたい。
著者
小沼 元輝 朱碧 蘭 山田 奨治 柴山 守 中川 正樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.606, pp.91-96, 2007-03-09
被引用文献数
2

本稿では,電子くずし字辞典に用いるロバストな文字認識の開発について述べる.古文書の翻刻作業を特定の専門家以外でも可能にし,その効率を高めるために,古文書で標準的に用いられるくずし字の辞典を電子化し,翻刻の利便性を向上させることが有効である.我々は,67,739種のくずし字に対する認識システムを開発した.くずし字までいかない通常の字体に対しても現有の認識システムを利用できるようにした.採用手法は,現在の文字パターンに対して一定の認識率を保証しているので,実用に耐えることを期待しているが,現実課題のサンプルパターンが少ないために,定量的な評価は今後の課題とする.
著者
杉本 あい 田頭 茂明 藤田 聡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.578, pp.167-172, 2007-03-01
被引用文献数
5

本稿では,P2PネットワークにおいてBitTorrentに基づいた並列ダウンロード手法を提案する.提案手法では,従来手法と同程度のダウンロード性能を維持しながらピース情報の交換コストを削減することを試みる.提案手法の基本的なアイデアは,従来手法におけるピース選択アルゴリズムをローカルなピース情報だけを用いて実現するように改良することである.また,改良によって起こりうるダウンロード時間の増加は,トラッカーで実行されるマッチメーキング手法を新たに導入することで抑制する.提案手法の性能をシミュレーションにより評価した.
著者
羽多野 一磨 大島 裕明 是津 耕司 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.171, pp.179-184, 2005-07-06

近年, デジタルカメラ付き携帯電話やノートPCが普及してきており, 個人の所有するコンテンツが増加してきている.これらのコンテンツの中には他者にとって有用なコンテンツが含まれている.また, アドホックネットワークやインスタントメッセンジャーの様にユーザ同士がPeer-to-Peerに接続し, 自律分散的に形成されるネットワークが生まれてきている.そこで我々はこの様な環境においてコンテンツを共有・検索する手法について提案する.従来型のP2Pネットワークにおける検索ではファイル名とのキーワードマッチングのみであった.提案手法では, あるコンテンツの文脈情報-コンテンツの置かれている状況-を抽出・提示する事により, ユーザがコンテンツを評価できるようにしたり, 発見的に関連コンテンツを検索したり出来るようにする.
著者
中島 伸介 舘村 純一 原 良憲 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.171, pp.23-28, 2005-07-06

近年, 取得可能な情報量の増大に伴い, 信頼できる情報を効率的に取得することが困難になっている.我々はWeb上での有識者を発見し, この有識者が発信するコンテンツに基づいた情報フィルタリングを行うことで, 信頼できる情報の取得が可能ではないかと考え, 重要なbloggerの発見手法の確立を目指した研究を行ってきた.しかしながら, blogスレッドの検出や, 重要なbloggerの発見に関して, これまではTrackbackリンクを考慮できておらず, blogエントリ同士の関係を適切に抽出することが十分にできているとはいえない.したがって, Trackbackの利用状況の調査と, この結果に基づくTrackbackの利用方法に関する検討を行った.
著者
内山 俊郎 山口 雅浩 大山 永昭 武川 直樹 金子 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.204, pp.23-30, 2001-07-11

マルチスペクトル画像を対象とした新しい類似画像検索方法を提案する。画像検索技術は、画像特徴の表現方法とその表現に基づいた類似度(あるいは距離)定義から成る。特徴表現については、精度と効率性が重要である。ここでは、画像全体の色(正確には、マルチスペクトル信号)の分布に着目する。従来のヒストグラムインターセクション(以下HI)法はマルチスペクトル画像に適用する場合、次元数の増加のために、十分な特徴表現ができないという問題が生じる。特徴表現の精度を向上させるためには、各画像毎で適応的に特徴表現をすることが必要である。しかし、HI法では共通のビンを用いる必要があり、適応的な特徴表現は難しい。本論文では、ベクトル量子化に基づいた各画像毎に適応的な特徴表現方法を導入し、それに基づく検索方法を提案する。実験により有効性を示す。
著者
原 明人 竹井 美智子 吉野 健一 竹内 文代 佐々木 伸夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.3, pp.1-6, 2004-04-09

ガラス基板上に550℃のプロセス温度で金属ゲート電極を有する自己整合ダブルゲート多結晶シリコン(poly-Si)薄膜トランジスタ(TFT)を形成した。結晶化には半導体励起固体(DPSS)連続発振(CW)レーザによるCLC技術を利用した。本TFTの電流駆動能力は、トツプゲート型のエキシマレーザ結晶化poly-Si TFTの電流駆動能力の8-9倍を有する。さらに、単結晶の(100) SIMOX-TFTよりも大きい。また、89mV/decと小さいS値が得られた。これらの特性は、ガラス基板上への高性能回路の形成を導くものである。
著者
米本 明弘 久門 尚史 後藤 雅典 奥村 浩士
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.609, pp.19-24, 2003-01-22
参考文献数
13
被引用文献数
2

グレイコードによる上位ビットからの四則演算アルゴリズムを提案する.これまでグレイコードはさまざまな応用で用いられてきたが,グレイコード上の算術演算アルゴリズムについては加減算について報告されているだけである.グレイコードの特徴であるその位相構造は,上位ビットからの演算に利用できる,通常,上位ビットからの演算には冗長数が用いられるが,グレイコードを用いると一意的な演算結果を得られる.
著者
砂原 悟 金 勇 飯田 勝吉
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.122, no.306, pp.99-100, 2022-12-05

DNS の通信においてプライバシー情報の保護の重要性が高まっている.現在標準化されている DNS over TLS (DoT) や DNS over HTTPS (DoH) の規格では,DNS の通信を暗号化することによって改ざんや直接漏洩を防ぐことは可能であるが,DNS の通信を暗号化したとしても通信ヘッダの送信元 IP アドレスと送信先 IP アドレスまで隠蔽することはできない.そのため,たとえ DNS の通信が暗号化されていたとしても,送信元のクライアントがどのようなサイトに興味を持っているのかを推測できる可能性がある.本研究では,クライアントから権威 DNS サーバ間の DNS 通信の匿名性を維持し,照会されたドメイン名の推測リスクを軽減させるための手法の提案と手法の検証結果について紹介する.
著者
飯田 勝吉
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.117, no.187, pp.25-30, 2017-08-21

現在、ETSI MEC, Open Edge Computing Initiative, Open Fog Consortiumなどでエッジコンピューティングに関する研究開発が盛んにおこなわれている。本稿ではその最新動向と、今後の研究開発課題を紹介する。