著者
黒田 嘉宏 金守 恒志 滝内 秀和 田ノ岡 征雄 黒田 知宏 大城 理
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.385, pp.495-498, 2009-01-12

術中ナビゲーションにおいて,術野の映像情報を損なわずにバーチャル画像を重畳することが重要課題である.本研究では,バーチャル画像内の物体構造理解と内視鏡画像内の表面情報理解を両立する,内視鏡位置に基づく動的な透過度制御法を提案する.あらかじめ設定された対象物体と内視鏡との距離に応じて内視鏡画像の局所領域における透過度分布パターンを動的に変化させ,その背後に存在するバーチャル画像を可視化する.腹腔鏡下腎摘除術を対象として,実験ファントムを用いた基礎評価を行った結果について報告する.
著者
大蔵 君治 大西 洋司 川口 真司 大平 雅雄 飯田 元 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.275, pp.41-46, 2007-10-15

オープンソースソフトウェア(OSS)開発において,プロジェクトのアクティビティ(開発の活発度)は成果物の品質に影響を及ぼす重要な要因の一つである.OSS開発では,一般的に詳細な開発ドキュメントを作成することは少ないため,開発ツールのログデータを用いた分析手法が多く用いられてきた.しかしながら,開発ツールはプロジェクトによって多種多様なものが使用されるため,異なるプロジェクトに対して同じ分析手法を用いることは困難である.本稿では,多くのOSSプロジェクトにおいて開発に用いられるメーリングリスト(ML)に着目し,開発者の共起性からOSSプロジェクトのアクティビティを予測する手法を提案する.我々は,実際のOSSプロジェクトに対して提案手法の適用実験を行い,開発者の共起性がプロジェクトのアクティビティに影響を与えることを確認した.
著者
河本 健作 北村 泰彦 Tijerino Yuri
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.429, pp.67-72, 2008-01-14

Wikiとは,ネットワーク上の不特定多数の人間同士がブラウザを介して協調しながら編集活動を行うこと,Webサイトを共同で制作するためのシステムである.エージェントがWiki上の情報を理解し,Wiki上の編集活動に参加することができれば,整合性のとれたコンテンツの作成,Web情報とWiki情報の統合など,従来のWikiでは不可能であった効果が期待できる.本論文では,Semantic Webを共通の情報表現として,エージェントと人間の協調を実現した新たなWikiシステムを提案する.
著者
横田 正恵 横田 康成
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.501, pp.81-86, 2007-01-19

Filling-inが発生することにより,視覚系では効率的な情報獲得・処理が実現されていると考えられる.その発生機構を解明するために,これまでに視野周辺部で発生するfilling-inを対象に,呈示する動画像に対するfilling-inの発生特性が調べられている.こうした実験では,filling-inの起こりやすさの尺度として,filling-inが起こるまでの時間(filling-in時間)が採用されている.これまでの著者らの研究から,filling-in時間は被験者の固視の状態に影響を受けることが示唆されている.しかし,これまでに眼球運動をモニタリングしながらfilling-in時間を計測した例はなく,眼球運動とfilling-inの起こりやすさとの関連は,明らかになっていない.本研究では,被験者の固視を容易に保つ環状filling-in対象を用い,時空間周波数が異なる複数の動的テキスチャに対しfilling-in時間を記録した.このとき,EOG法により,同時に被験者の眼球運動を記録した,Filling-in時間と眼球運動の関係を解析したところ,視線変位とfilling-in時間との間に弱い相関が認められた.
著者
沈 偉 川村 隆浩 大須賀 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.119, pp.7-14, 2008-06-23
被引用文献数
1

近年,Webに関する研究において,オントロジーの利用が盛んに進められている.しかし,オントロジーは構築の難しさが指摘され,構築するコストが問題視されている.そこで,本研究では一般ユーザを対象として,集合知としてオントロジーを構築するためのサイト,オントロジーWikiを提案する.
著者
西岡 玄次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.315, pp.61-68, 2004-09-10

Adversarial random oracle(以下,ARO)を用いた既存の(IND-CCA2の意味で安全な)公開鍵暗号スキームヘの攻撃方法について説明する.また. AROのフォーマルな定義を与え、AROモデル上での安全性概念,さらにそのための条件,等について議論を行う.
著者
木村 篤信 ドイチャー メーガン 井原 雅行 小林 稔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.454, pp.7-12, 2008-01-17
被引用文献数
1

パブリックスペースでのコミュニケーションを促進するため,タンジブル情報コンテナQLeavesを提案している.携帯を利用して,パブリックスペースにあるQLeavesと呼ばれる物理的なオブジェクトに文章や画像などの電子データを付け加えることで,パブリックスペースへの情報発信ができる.本稿では,広告理論を踏まえてパブリックスペースでの情報発信モデルを検討し,QLeavesシステムを構築した.また,日本科学未来館でのイベント用アンケートにQLeavesを利用し,検証実験を行った.実験観察の結果より,パブリックスペースでの情報発信を促進するための手法を議論する.
著者
大高 崇 西田 昌史 堀内 靖雄 市川 熹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.747, pp.7-12, 2004-03-19

現状の手話CGアニメーションでは,手動作が不自然に見えてしまうという問題が指摘されている.その要因の一つに,手話を表現する時間長が文の構造や強調表現などによって変化するという点を考慮していないことが挙げられる.この問題の解決には手話の時間構造に関する詳細な検討が必要不可欠であるが,これを厳密に分析した研究はあまり行われていない.そこで本研究では,手話の時間構造に関する初期検討として,時間構造の基準となる単位(時間構造単位)について分析を行った.分析の結果,手話の時間構造は動作転換点を中心に構成され,時間構造の単位は単語以下の単位であるという点が示唆された.
著者
山崎 志織 堀内 靖雄 西田 昌史 黒岩 眞吾 市川 熹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.435, pp.31-36, 2008-01-18

人間の手話動作と同程度の速度でも十分に読み取り可能な手話文CG合成システムを実現するために,モーションキャプチャにより収録した単語データを用い,わたりを自動補間する手話文CG合成システムの構築を行った.わたりに対しては時間長を移動距離から算出する手法を用い,速度を力学的モデルである躍度最小モデルによって算出した.構築したシステムによるアニメーションに関して,市販されている手話文CG合成ソフトとの比較評価を行った結果を報告する.
著者
寺内 美奈 藤森 憲男 神田 和幸 長嶋 祐二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.94, no.102, pp.69-74, 1994-06-18
被引用文献数
3

近年,聴覚障害者の情報伝達手段の一つである手話への関心が高まり,手話の習得を志す人々が年々増加している.一般的に手話を学習する方法として,手話講習会や手話サークルへの参加,TV講座や手話の本の利用などがある.我々は手話を学習するための補助手段として,パーソナルコンピュータによる手話学習システムの構築を目指している.本報告では,手話学習システムを構築するにあたり,従来の手話の学習方法について調査し,本システムにおける学習日標を明確化する.また,手話を学習する上で重要である手話調動を習得するための一機能として,以前我々が報告した液晶シャッターを用いる3D手話アニメーションを採用することについて検討する.さらに,その立体視によるアニメーションでの学習効果を確認するため,初期実験として,3Dアニメーションによる表示された手話語彙について,聴覚障害者を含む20名の被験者により評価実験を行ったので,その結果についても報告する.
著者
今本 健児 加藤 博一 川本 佳代 橘 啓八郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.594, pp.31-36, 2002-01-17
被引用文献数
3

本報告ではHMD装着型の拡張現実感システムにおける共同作業について, ユーザ間のコミュニケーションの観点から検討を行った.一般的には, HMD装着ユーザの表情が視認できない, HMD非装着者が状況を認識できない, 仮想物体と実物体の隠蔽関係の逆転現象が生じるなどの問題が発生する.これらの点に関して, 我々が今回試作した複数人用の仮想物体操作システムを用いて共同作業がなされる.際に, どのような問題がコミュニケーションに影響を与えるのかについて議論した.また, 簡単な評価実験からは, 隠蔽関係の逆転現象, および非立体視での映像提示方式が, ユーザの指差し行為を大きく阻害するということがわかった.
著者
バレラ サルハドール ピペラキス ロマノス 斎藤 豪 高橋 裕樹 中嶋 正之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.200, pp.149-154, 2001-07-11

近年、仮想空間におけるアプリケーションなどにおいて、様々な身体部分に対する入力装置の開発が求められている。そこで本稿では、足動作を検出するための新たな入力装置を提案する。このために足関節の運動を検出するいくつかの回転式エンコーダセンサーを用いる。これらのセンサーは足動作の方向や移動距離に従って回転する。コンピュータはその電圧の変化を感知し、それにより足関節の方向や移動距離を計算する。このようなのセンサーをいくつかサンダルに取り付けることにより製作された入力装置は、ゲームなど様々な分野で利用することが可能となる。本稿ではこの装置の有効性に関して議論し、いくつかの実験結果を示す。
著者
大山 賀己 竹之内 高志 石井 信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.542, pp.337-342, 2008-03-05

近年,ECOCの枠組に基づき,多値判別問題を複数の二値判別問題に分解することによる多値判別手法が考案されている.確率モデルに基づく復号法が提案され,有効に働くことが報告されている.これらの手法においては,前もって与えられた符号表と呼ばれる行列を用いて二値判別問題への分解が行われるが,符号表をどのように設計するかは未解決問題であり,そのため用いる符号表の大きさに起因する計算コストを削減することが重要な課題となっている.本研究では,上記の問題を解決するために符号表の一部を階層的に用いる新たな多値判別手法を提案し,また提案手法を複数回行った結果を上手く混合して最終的な復号を行うアンサンブル手法も提案する.提案手法を人工データやUCIデータセットを含む様々な多値判別問題に適用した数値実験を通じて,提案手法がハミング復号や多クラスSVMのような他の多値判別手法に対して優越または匹敵する性能を有し,またクラス数の大きな多値判別問題に対して高速な計算時間を実現していることを示す.
著者
廣瀬 哲也 Schmid Alexandre 浅井 哲也 Leblebici Yusuf 雨宮 好仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.419, pp.53-58, 2005-11-12

減衰シナプスを用いることで、ノイズ環境下でも高い精度で同期する神経ネットワークモデルが提案されている[4]。本稿では、これまで著者らが開発を行っていたシリコンニューロン回路[5]とアナログ減衰シナプス[6]を用いてリカレントネットワークを構成し、ニューロン回路間の同期精度について数値的に調べた。減衰シナプス回路を用いた場合、通常のシナプス回路を用いた場合と比べて、同期精度が大幅に向上することが分かった。また、外界のノイズに対してロバストな高精度同期ネットワークを構成するために、シンプルなアナログSTDP回路を新たに開発した。シミュレーションにより、提案回路が正しく動作することを確認した。
著者
撫原 恒平 宮崎 孝 黒田 一朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.318, pp.81-88, 1998-10-15

4並列SIMD命令を用い, 高速な4並列複素Radix-4 FFTを実装し, 性能を評価したので報告する.各段のバタフライ演算において, 連続した4個の入力データを1個のレジスタにパックし, 同一のシグナル・フローに従って演算することにより, 4並列演算を行った.最終段のバタフライ演算では, 4要素毎に4個の入力データを1個のレジスタにパックすることで4並列演算を行った.提案手法を4並列SIMD命令セットを持つV830Rプロセッサへ適用した結果, 既存の実装例に比べクロック数を35%削減できた.正負対称丸めつき積和演算命令が, 誤差の低減に有効であることも示した.
著者
相良 直樹 砂山 渡 谷内田 正彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.418, pp.7-12, 2004-10-30

情報化社会の発展に伴い,文書の電子化や大量管理,共有が可能となった.これにより,人が処理しなければならない情報量も増加している.現在,この問題に対処すべくテキスト要約において主題抽出の研究は盛んに行われているが,ストーリー抽出に関しては人手に頼らざるを得ないのが現状である.本研究においては,従来の重要文抽出を利用したテキストからのストーリー抽出手法を提案し,この有効性について考察する.
著者
鴨志田 良和 金田 憲二 遠藤 敏夫 田浦 健次朗 近山 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.199, pp.19-24, 2006-07-26
被引用文献数
2

我々は,多数の計算機の効率的な監視と,対話的なコマンド投入を行うシステムVGXP(Visual Grid eXPlorer)を開発している.VGXPは面倒な個々の計算機へのインストールが不要で高速な並列コマンド投入が可能なGXPを拡張したシステムで,計算機のリソース利用率の監視と可視化機能を追加したものである.VGXPを使うと各計算機でのリソース利用率が図示されるので,クラスタの混み具合や負荷分散のバランスを一目で把握することができ,並列プログラムの開発やテストに役立てることができる.また,監視のために各計算機で必要なCPU負荷は約2%程度で,6拠点にまたがる約600台の計算機を監視した場合でも表示ノードにかかるCPU負荷は20%程度と,低負荷で監視を行うことができる.本稿では,これらの機能の実現方法や,監視のための情報収集の性能について説明する.
著者
齊藤 正人 日野杉 充希 恒川 佳隆 三浦 守
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.108, pp.83-90, 1999-06-11
被引用文献数
1

本稿では,冗長2進表現に基づく極めて高速な加減算器の構成法を提案する.そのためにまず,これまで行われてこなかった減算器に対する検討を行い,その計算規則を提案する.この規則から冗長2進数の表現法の1つである1桁2ビット/3ビット混合表現を用いて加算器と処理速度が等しい減算器を構成し,さらにこの減算器から処理時間を変えずに加減算器へと拡張させる.そして,論理式からゲート数および遅延時間の算出を行う。最後に,VLSI設計システムPARTHENONを用いてVLSI評価を行う.その結果,従来の符号変換器を用いた構成に対してハードウェア量の増加を抑えつつ高速な加減算器が実現できることを明らかにする。
著者
榎田 修一 林 豊洋 久保 登 北島 創 片山 硬 江島 俊朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.58, pp.35-40, 2007-05-17
被引用文献数
3

本論文ではパーティクルフィルタを用いたドライブレコーダ記録動画像中の先行車追跡手法を提案する.動画像中から先行車両の全体が捉えられた任意の1フレームを抜き出し,オペレータにより先行車両の外接矩形(追跡参照領域)を指定した後,他フレームについても先行車両の外接矩形(追跡対象領域)を自動的に抽出する.特に,パーティクルフィルタにおける幾何モデルの設計に注目し,テクスチャに基づく幾何モデル,ならびにHaar-Like特徴に基づく幾何モデルを比較検討する.結果,2つの幾何モデルから算出される尤度を組み合わせることで隠れが発生した際の追跡精度向上が確認された.
著者
平藤 雅之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.307, pp.59-64, 2004-09-09

フィールドサーバは,無線LANモジュール,Webサーバ,センサ,ネットワークカメラ,LED照明太陽電池等を耐候性筐体に格納したセンサネットワーク・ノートである。気温,湿度,光合成有効光量子束密度,土壌水分,葉の濡れ,C0_2濃度等のセンサ及びカメラにより,環境,動植物,昆虫,微生物等の動態を計測する。無線LANによる中継回線とホットスポット機能によってユビキタス・ネットワーク環境を構築し,インターネット経由でアクセスできる。これまで,米国,タイ等数10ヵ所のサイトで長期観測実験を行っている。データ収集はエージェントによって自動的に行われ,蓄積されたデータはMetBroker(GRIDツール)によってAMeDAS等既存の気象データベースと統合して病害予測システム等のアプリケーションで利用できる。