著者
メイソン シャネン
出版者
長崎大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

This study explores the use of international Academic Social Networks (ASNs), such as Researchgate, by researchers in Japan. Understanding the types of researchers who use ASNs, and the benefits and challenges they derive from them, can help to better understand how they may be effectively used to increase international relationships and collaboration opportunities for researchers in Japan, and thus assist in the internationalization process of Japanese universities.
著者
馬場 靖雄
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.133-165, 1996-10
被引用文献数
3
著者
矢田 修 槌本 六秀 槌本 六良
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大學水産學部研究報告 (ISSN:05471427)
巻号頁・発行日
vol.83, pp.5-12, 2002-03

コイを用い、背部普通筋へのピンク筋の介在が、死後のK値変化に及ぼす影響を明らかにしようとした。深さ方向の筋タイプの構成は、血合筋部が赤筋のみ、中間筋部がピンク筋のみ、普通筋部が白筋(サブタイプIIa、或いはIIb)とピンク筋からなっていた。K値変化は、血合筋、中間筋、普通筋の順位で速く、ピンク筋が介在した普通筋の深さ方向の3部位では、K値変化に顕著な差は認められなかった。筋タイプの違いによるK値変化は、赤筋、ピンク筋、白筋の順位で速かったことから、背部普通筋へのピンク筋の介在はK値変化を速めるものと考えられた。
著者
加藤 克知 イルダ ビダル 篠田 謙一 真鍋 義孝 北川 賀一 小山田 常一 六反田 篤
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学医学部保健学科紀要 (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.13-17, 2002-12

頭蓋骨折と思われる傷痕を有するインカ時代ペルー先住民のTrepanation(頭蓋穿孔)施術頭蓋3例を観察し,骨折痕と頭蓋穿孔の関連について考察した.頭蓋穿孔痕は,一例は骨折受傷部と異なる部位に,残り2例は骨折受傷部に一致して存在した.これらの観察から得られた所見は,頭蓋穿孔が何らかの治療的意図を持って骨折痕に対してとられた処置であることを示唆する.すなわち,特にインカ時代は戦闘行為による頭蓋骨折発生頻度の高い時期であり,当時人々は頭蓋穿孔が骨折受傷後の状態や予後の改善に有効であることを経験的に認識していたと考えられる.Three trepanned skulls with fracture traces in ancient Peru (Inca period) were presented, and whether the trepanations were intended to the fracture lesions or the following symptom was briefly discussed. The skull fractures, probably resulting from violence, was located in the frontal or parietal regions. In one case, the trepanations were performed in different regions from the fracture lesions, and in other two cases the operations were probably done at the correspondent regions to the lesions. The observation on these skulls suggests the possibility of trepanations as an intended therapeutic procedure of the skull fractures in Inca period of Peru, where people might frequently experienced the traumatic injuries by violence such as the fight.
著者
近松 元気 井上 悠介 津留 陸
出版者
長崎大学
雑誌
長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi (ISSN:03693228)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.14-18, 2014-03-25

長崎大学では医学部、及び病院敷地内全面禁煙を実施しているにも関わらず、関係者による喫煙、敷地内、及びその周辺ではタバコの吸殻が多く見られ、問題視されている。そこでタバコの吸殻の実態を調査し、敷地内全面禁煙実施に関する評価を行う目的で以下の検討を行った。敷地内、及びその周辺において、タバコの吸殻のサンプリング調査を集中的に行い、そのデータを解析したところ、敷地周辺に非常に多くのタバコの吸殻が見られ、敷地内も合わせて1日平均100本以上の吸殻が回収された。禁煙を敷地内に限定せず、その周辺にも自粛を呼びかけ、医学部、及び病院関係者を中心に、地域として禁煙に取り組んでいくべきだと考える。
著者
星野 由雅
出版者
長崎大学
雑誌
教育実践総合センター紀要
巻号頁・発行日
vol.7, pp.189-199, 2008-03-20
被引用文献数
1

離島の小学校での理科授業実践として,壱岐市立志原小学校で5年生と6年生を対象としたAB方式の複式授業,「ものが水に溶ける現象」の授業を行った。ものが水に溶ける現象を理解するための粒子概念を形成でき,さらにものが水に溶ける際にはエネルギーの出入りを伴っていることを認識できる計4つの実験を行った。実験1は,市販のアメを水に浸してシュリーレン現象を観測し,"ものが水に溶ける現象"の可視化をねらったもの,実験2は,デンプン水溶液と食塩水にレーザー光を照射して,チンダル現象の観測の有無から溶液中に粒子の存在を認識させるもの,実験3は,ポリビニルアルコール製のビーズを用いて立方体の結晶モデルを作製し,それをエタノール中でばらばらにすることにより,溶液中では粒子がばらばらに存在していることを認識させるもの,実験4は,塩化カルシウムと硝酸カリウムを水に溶かすと熱としてエネルギーの出入りがあることを体感させるものである。これらの実験を行うための準備や用いた資料,授業手順などを述べた。
著者
杉山 滋
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教育学部紀要. 自然科学 (ISSN:13451359)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.23-28, 2000-03

In the veneer cutting process, restraint caused by a double-face bar plays an important role, but few studies have dealt with the effects of depth of restraint (γ_<t(2)>) and the acting position of restraint (l_<t(2)>) upon the cutting phenomena of veneer (Fig.1). Therefore, the main purpose of this report is to obtain quantitative information on these aspects. Air-dried and water-saturated specimens of white seraya were used for this study. After being set on the experimental apparatus equipped with a two axis dynamometer, the specimens were cut with a tool equipped with the other dynamometer. The main (F_<H(B・K)>) and thrust (F_<V(B・K)>) components of the cutting force (R_<(B・K)>) acting on the workpiece, and the main (F_<H(K)>) and thrust (F_<V(K)>) components of the cutting force (R_<(K)>) acting on the tool were measured.
著者
杉山 滋
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教育学部紀要. 自然科学 (ISSN:13451359)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.21-26, 2000-06

In the veneer cutting process, restraint caused by a double-face bar plays an important role, but few studies have dealt with the effects of depth of restraint (r_<t(2)>) and the acting position of restraint (l_<t(2)>) upon the cutting phenomena of veneer (Fig.1). Therefore, the main purpose of this report is to obtain quantitative information on these aspects. Air-dried and water-saturated specimens of white seraya were used for this study. After being set on the experimental apparatus equipped with a two axis dynamometer, the specimens were cut with a tool equipped with the other dynamometer. The main (F_<H(B・K)>) and thrust (F_<V(B・K)>) components of the cutting force (R_(B・K)) acting on the workpiece, and the main (F_<H(K)>) and thrust (F_<V(K)>) components of the cutting force (R_(K)) acting on the tool were measured (Figs. 2,3,and 4). In addition, the cutting phenomena were observed and measured (Figs. 5&acd;7). The variation of various components of the cutting force with r_<t(2)> and l_<t(2)> was made clear, and the relation of the cutting phenomena to them was discussed.
著者
光武 範吏 高村 昇 サエンコ ウラジミール ログノビッチ タチアナ 高橋 純平
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

昨年度に試料の収集のための業務委託契約を結んだベラルーシのミンスクがんセンターだが、その後も順調に収集が進んでいる。ミンスクにある長崎大学代表部を通して、事務手続きも問題なく行えている。昨年度同様、現地にてフォローアップ中の患者をリクルートし、採血した血液よりリンパ球を抽出、長崎大学へ輸送している。その後、長崎大学においてDNA抽出を行い、ほぼ全てのサンプルで質・量とも問題なくDNAを得ることができている。一部、検体不良のサンプルがあったが、情報をフィードバックし、プロトコールの確認作業を現地で行った。本年度は100例を収集し、予定通り順調に進行中である。本年度はまた、ベラルーシ、ブレスト州の内分泌疾患センターを訪問した。この地区は、検診受診数、甲状腺癌患者のフォローアップ数が多く、上記ミンスクがんセンターとは協力関係にある。担当医に研究の趣旨を説明し、同センターを通した試料収集への協力を依頼した。また、モスクワの内分泌センターを訪問し、講演を行った。センター幹部との現地打ち合わせも行い、ここでも協力を依頼した。さらにオブニンスクの医学放射線研究センターへも共同研究者を派遣し、打ち合わせを進めた。甲状腺癌発症に関連する一塩基多型については、解析対象についてのデータ収集と検討を引き続き行っているが、本研究課題で想定していた350-400例程度では十分な検出力が得られないものもあることが分かり、解析対象について当初より拡大するためには、今後の収集数の再検討も考慮する必要があると考えられた。
著者
林田 直美 高村 昇 鈴木 眞一 南 恵樹
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

福島県では、福島第一原子力発電所事故後、小児を対象とした甲状腺超音波検査が行われている。この検査では、約半数の小児で小さな結節やのう胞が認められているが、小児における甲状腺所見の頻度についての報告はないため、日本人一般における甲状腺超音波検査を行った。その結果、対象者の約半数に甲状腺のう胞が認められ、結節は0.7%にみられ、福島県と同様の頻度であった。成人での調査では、これより多い頻度で結節を認めた。甲状腺を4年間観察したところ、大半の小児でのう胞の有無や大きさが変化することがわかった。
著者
高村 昇 松田 尚樹 林田 直美 中島 正洋 折田 真紀子 柴田 義貞
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故では、放射性ヨウ素の内部被ばくによる甲状腺がんの増加が認められたが、それ以外の疾患については増加が認められていない。一方2011年の福島第一原子力発電所事故後、初期の食品管理によって内部被ばくの低減化が図られたものの、住民の間には放射性ヨウ素や放射性セシウムの内部被ばくによる健康影響への懸念が広がった。今後甲状腺がんのみならず、甲状腺の良性疾患に対する不安が広がることも予想される。そこで本研究では、チェルノブイリにおける放射性ヨウ素の内部被ばくによる甲状腺良性疾患の増加があるかどうかについて、疫学研究を行った。
著者
成瀬 尚志 崎山 直樹 児島 功和 笠木 雅史 髙橋 亮介 片山 悠樹 井頭 昌彦
出版者
長崎大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は、ライティング教育においてはこれまでほとんど重視されてこなかったレポート論題の重要性を、インターネットなどからの剽窃を防ぎ、思考を促すという観点から研究した。第一に、剽窃を防ぐ論題の類型を分析し、剽窃を防ぐための具体的な論題案を開発することができた。第二に、アンダーソンらによる改訂版タキソノミー(教育目標の分類学)に対応させた「レポート論題タキソノミー」を開発し、授業設計と論題を関連付ける枠組みを提示した。
著者
大平 晃久
出版者
長崎大学
雑誌
浦上地理
巻号頁・発行日
vol.1, pp.33-40, 2014-11-01
著者
矢野 香
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学大学教育イノベーションセンター紀要 (ISSN:21883467)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.11-19, 2015-03-01

The present study aimed at examining the effects of order for verbal and non-verbal trainings in order to receive higher presentation-performance ratings. The participants were 37 college students divided into two groups. The first group received a verbal-skill training followed by a nonverbal-skill training while the second group received the trainings in the reverse order. After the training session, presentations by the participants were video-taped for evaluation. The recordings were rated in terms of four aspects: Organization, Language, Delivery, and Central Message by the experts as well as the participants themselves. It was found that experts' evaluations of presentation skills in four aspects for both groups improved after the verbal and non-verbal trainings. There was no difference in improvement between the two groups. On the other hand, the self-evaluation score except for Facial Expression and Body Language under the categorization of Delivery improve even after the training session. The present results suggested that the order of verbal and non-verbal trainings had little effect on the amount of improvement in presentation skills.
著者
川野 徳幸 星 正治 神谷 研二
出版者
長崎大学
雑誌
長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi (ISSN:03693228)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.201-205, 2006-09

広島大学原爆放射線医科学研究所(以下,「原医研」と略称)は,1961年の設立以来現在まで,原爆・被ばくの実態解明に欠かせない様々な分野の学術資(試)料を収集してきた。これらの学術資料の収集・管理・解析は,現在の原医研附属国際放射線情報センターが中心に担当してきた(以下,「以下,「原医研センター」と略称)。原医研では,それら貴重な学術資料をデータベース化し,公開するために,広島大学図書館との共同プロジェクトを立ち上げ,「原爆・被ばく関連資料データベース」を作成した。本データベースで電子化した学術資料は,次の資料群である。(1)原爆・被ばくに関連する新聞切抜きを記事 (2)米国陸軍病理学研究所(AFIP)から返還された医学的写真資料 (3)原爆・被ばく関連の図書資料の書誌事項 (4)原爆・被ばく物理試料データ (5)米国及び旧ソ連核実験実施記録データ 本稿では,今般データベース化した各学術試料の概略,データベースの利用方法,加えて,データベース公開の意義について報告する。
著者
山本 勇次 坂野 晶司 石井 明 鈴木 千鶴子 池上 清子 溝田 勉 藤田 大輔
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
巻号頁・発行日
vol.17, 2005

熱帯性疾患が頻発する地域は,概して経済的にも開発途上国がそのほとんどである。もっとも近年のSARSや鳥インフルエンザの流行が示すものは,ヒトやモノの移動が盛んになることにより経済先進国や地域も対象となり,例外ではないことが判明した。とりわけ,対策や予防を計画・実践する場合には,国境を越えた協力が必要であり,かつ行政や民間活動との連携が大切になる。従って,当課題の下では,途上国の現場に上記の観点から深く係わりをもった共同研究者が,それぞれ扱ったケースを紹介し合い,関係の密な社会環境要因を摘出し,検討かつ診断することを目的とした。