著者
翁 百合
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.6_78-6_87, 2009-06-01 (Released:2011-08-05)
参考文献数
16

1 0 0 0 都市交通論

著者
加藤晃 竹内伝史共著
出版者
鹿島出版会
巻号頁・発行日
1988
著者
鹽入亮忠著
出版者
大東出版社
巻号頁・発行日
1939
著者
渡辺 幸一
出版者
日本乳酸菌学会
雑誌
日本乳酸菌学会誌 (ISSN:1343327X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.153-161, 2011-11-10 (Released:2015-01-06)
参考文献数
21
被引用文献数
4 6

何世紀にも渡ってモンゴルの遊牧民は非常に多種の伝統的発酵食品を作り続けている。モンゴルの伝統的なアイラグ(馬乳酒)は、馬乳を原料に固有の乳酸菌による発酵と酵母によるアルコール発酵とによって作られる。アイラグばかりでなくタラグ(ウシ、ヤク、ヤギあるいはラクダなどの家畜の乳で作られたヨーグルト)は古来からモンゴル人の栄養源として重要な役割を演じてきた。これまで、モンゴルの伝統的発酵乳のプロバイオティクスとしての有用性を評価する目的で多くの研究がある。本稿ではモンゴルの伝統的発酵乳のアイラグとタラグにおける乳酸菌と酵母の多様性について概説する。
著者
原田 耀 三村 耕一
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2019年度日本地球化学会第66回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.143, 2019 (Released:2019-11-20)

リン脂質は、現在地球上に存在しているほとんどの生命体において、細胞膜の主成分となっており、生命の起源を議論する上で欠かせない生体分子である。隕石の中には、リン脂質の材料物質を全て含むものが発見されており、そのような隕石や彗星は約40億年前には多量に地球に衝突していたと考えられている。本研究では、彗星が初期地球に衝突する際に被る高温高圧環境において、彗星に含まれるリン脂質の材料物質が化学反応し、リン脂質として初期地球に供給された可能性を検討した。彗星含有物を模擬した出発物質を反応容器に封入し、火薬銃で加速した弾丸を当てることで高温高圧を作り出す衝撃実験を行い、リン脂質前駆体であるモノグリセリドとグリセロリン酸の生成を確認した。
著者
木村 祥紀 土屋 兼一
出版者
Japan Radioisotope Association
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.121-139, 2023-07-15 (Released:2023-05-09)
参考文献数
33

核検知や核セキュリティ事案の現場において,迅速かつ正確な放射性物質の判定は,検知警報や事案への迅速な対応を行うための重要な技術的課題の一つである。本稿では,携帯型ガンマ線検出器に適用可能な深層ニューラルネットワークモデルを用いた放射性核種の判定アルゴリズムを提案する。本アルゴリズムでは,シミュレーションで作成した模擬ガンマ線スペクトルで学習した深層ニューラルネットワークモデルにより,各放射性核種に起因する計数寄与率(CCR)を推定し,放射性核種を自動で判定する。この自動核種判定アルゴリズムにより,放射線測定の経験や知識が十分でない核検知や核セキュリティ事象の初動対応者を支援することが可能となる。2種類の異なる深層ニューラルネットワークモデルを用いたアルゴリズムを高エネルギー分解能及び低エネルギー分解能の携帯型ガンマ線検出器に適用し,提案アルゴリズムの性能を評価した。提案したアルゴリズムは,実際の測定ガンマ線スペクトルにおける人工放射性核種の判定で高い性能を示した。また,深層ニューラルネットワークモデルによるCCR推定値を解析することで,235Uの検知やウランの自動分類にも適用できることを確認した。さらに筆者らは,提案したアルゴリズムの性能を従来の核種判定手法と比較し,深層ニューラルネットワークモデルベースの核種判定アルゴリズムの性能を向上させる具体的な方策についても議論した。
著者
内野 眞也
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.158-164, 2019 (Released:2019-11-25)
参考文献数
28

甲状腺髄様癌は他の甲状腺癌と大きく異なる特徴がある。第1に遺伝性と散発性(非遺伝性)を明らかすることができる点である。原因遺伝子はRETがん遺伝子であり,血液からDNAを抽出して検査することにより遺伝性か散発性かの鑑別が可能である。第2に髄様癌に特異的な腫瘍マーカーであるカルシトニンが存在することである。これを測定することにより,髄様癌細胞の存在が微小な数であっても診断可能であり,鋭敏に髄様癌細胞を検出することができるマーカーであるため,再発が画像診断で明らかになる前に生化学的に診断できる利点がある。もうひとつの髄様癌の腫瘍マーカーでもあるCEAは,髄様癌に特異的ではないが,髄様癌がより低分化でカルシトニン上昇の程度が低い場合に,カルシトニンを補足する意味で重要となる。これら腫瘍マーカーの倍加時間が短いほど,腫瘍細胞の増殖速度が速いことを意味し,予後不良であることを意味する。術後カルシトニン値の正常化は腫瘍遺残のないことを示し,再発予後は良好となるので,術前のカルシトニン値あるいはCEA値からリンパ節転移の拡がりを予測し,系統的な郭清を行うことが重要である。その他の臨床的因子で生命予後に関わる重要な因子は,年齢,腫瘍径,甲状腺外浸潤,リンパ節転移,遠隔転移,非根治手術である。
著者
小野 薫
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1990

博士論文
著者
國中 均
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.53, no.613, pp.52-56, 2005-02-05 (Released:2019-04-17)
参考文献数
19
著者
山口 耀 茂木 龍太 鶴田 直也 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 41.12 映像表現&コンピュータグラフィックス (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.237-240, 2021 (Released:2021-07-07)
参考文献数
5

ロボットアニメを制作する3DCGアニメーターはどのような動きをすればロボットらしく動くのかを考え,アニメーションを制作する.そのため,アニメーターの経験,ノウハウ,技能に大きく依存すると共に時間を要する作業である.ロボットにはロボットらしい魅力的な動きの特徴が存在していると仮定し,ロボットを魅力的な動きに見える共通の特徴があると考えた.本研究では,ロボットとしての動きの特徴を調査及び分析を行うことにより,ロボットの動きを制作する参考資料となるスクラップブック,共通する動作を当てはめるシステムの2つを制作し,ロボットアニメ制作におけるモーション作業の支援を行った.
著者
岡田 理沙 後藤 悦 愼 重虎 佐々木 典子 今中 雄一
出版者
一般社団法人 日本医療・病院管理学会
雑誌
日本医療・病院管理学会誌 (ISSN:1882594X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.44-52, 2023-04-30 (Released:2023-04-28)
参考文献数
42

介護保険サービス利用の地域差については,多角的な分析を行い,適切に対応していくことが求められている。本研究では,市区町村単位での介護保険サービス利用の地域差を明らかにしたうえで,その地域差に関連する因子を検討した。まず,介護保険者単位で居宅,地域密着型,施設サービスの利用割合を,全国及び大都市部,地方都市部,過疎地域の3つの地域別に記述した。次に,各サービス利用割合と5つの曝露因子の関連について,交絡因子を調整して調べるため,回帰分析を行った。本研究の結果,各利用割合は大きなばらつきを認め,特に居宅サービスは0%から20.4%まで分布していた。また,居宅サービス利用は大都市部,地域密着型及び施設サービス利用は過疎地域に多い傾向にあった。さらに,高齢単身者世帯の割合,女性の就業割合,高齢者の就業割合,居宅介護支援事業所のケアマネジャー数,施設サービス定員数の全ての曝露因子が各利用割合と関連を示した。
著者
谷原 史倫 菊地 和弘 中井 美智子 野口 純子 金子 浩之 鈴木 千恵 吉岡 耕治 永井 卓
出版者
公益社団法人 日本繁殖生物学会
雑誌
日本繁殖生物学会 講演要旨集 第103回日本繁殖生物学会大会
巻号頁・発行日
pp.162, 2010 (Released:2010-08-25)

【目的】ブタ凍結精液作製時の凍結用希釈液には耐凍剤としてグリセリンのほか,卵黄が20%程度含まれる。卵黄にはホスファチジルコリン(レシチン)が含まれ,精子の先体や細胞膜の安定に重要な役割を果たすと考えられている。ブタ精子は個体ごとあるいはロットごとに耐凍性の差が大きく,さらに卵黄のロット差による凍結用希釈液の品質の違いも融解後の精子性状に影響を及ぼしていると考えられている。本研究では,卵黄の代わりとして市販のレシチン(大豆由来)を用い,品質の担保された凍結用希釈液を作製し,凍結・融解後の精子の体外受精・発生能について検討した。【方法】デュロック種(D)2頭,ランドレース種(L)2頭,大ヨークシャー種(W)1頭から射出精子を採取し,NSF液(Kikuchi et al., 1998,対照区)ならびに卵黄のかわりに5%(w/v)大豆レシチン(Sigma)を添加した液(実験区)で精子を希釈し,0.25 mLストローにて凍結した。37℃温湯で融解し,モデナ液で洗浄・前培養後6時間体外受精を行った。既報により10時間ならびに6日間体外培養を行い固定・染色後に受精ならびに発生状況を調べた。【結果】精子侵入率は,D2頭ならびにL1頭で差がなかったものの,L1頭ならびにW1頭では実験区で有意に低かった(P<0.05)。精子侵入率に差があった2頭中,W1頭では胚盤胞率も有意に(P<0.05)低くなったが,胚盤胞の細胞数には差がなかった。このことから,大豆由来レシチンを添加した凍結用希釈液でもブタ精子の凍結が可能なこと,また,受精後は移植可能な胚に発生することが明らかなった。しかし,卵黄添加に比べて受精率・発生率が下がることもあるため,さらなる手法の改良が望まれる。(農水受託研究「実用技術開発事業」の支援を受けた。)
著者
天野 修一
出版者
Japan Association of College English Teachers Chubu Chapter
雑誌
JACET中部支部紀要 (ISSN:18815375)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.101-111, 2022 (Released:2023-04-03)
参考文献数
19

本論文は、第二言語の子音生成に対する教育的介入の効果を検証するうえでの単一事例研究デザインの利点を、事例とともに提示するものである。言語教育研究でよく用いられる群間比較デザインでは、通常、データの抽出は研究期間中に数回の実施である。このようなデザインには少なくとも二つの欠点が指摘できる。第一に、介入前と介入後の2点でデータを引き出すとすると、必然的にパフォーマンスの縦断的な記述が制限されてしまう。第二に、介入実施中のデータがないため、パフォーマンスの変化の過程が不明確となってしまう。本論文では、これらの欠点に対応したデータの収集と分析の一例として、1人の参加者から合計14回のデータを抽出した単一事例の実験データを紹介する。日本語を母語とする参加者に、4週間の介入期間中、週1回、英語の /r/ の発音を指導した。その結果、介入期に入った直後にパフォーマンスが大きく向上し、介入期終了の5週間後に、介入前と同様の傾向にまで低下することが明らかとなった。これは第二言語の子音生成に対する教育的介入の効果検証の過程全体を通じた学習者のパフォーマンスの縦断的な記述によって観察可能となったものであり、介入前、介入中、介入後のすべてのデータを詳細に検討することが可能な研究デザインの必要性を示すものである。
著者
Yiwei Liu Aya Hirata Tomonori Okamura Daisuke Sugiyama Takumi Hirata Aya Kadota Keiko Kondo Takayoshi Ohkubo Katsuyuki Miura Akira Okayama Hirotsugu Ueshima
出版者
Japan Epidemiological Association
雑誌
Journal of Epidemiology (ISSN:09175040)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.227-235, 2023-05-05 (Released:2023-05-05)
参考文献数
42

Background: Elevated resting heart rate (RHR) is associated with an increased risk of cardiovascular disease (CVD) and all-cause mortality. However, the findings of cohort studies differed. Thus, the impact of RHR on CVD mortality might be different according to the background of the population. Therefore, we examined the relationship of RHR and CVD mortality according to serum albumin (ALB) levels in a Japanese general population.Methods: In total, 8,363 individuals without a history of CVD were followed for 24.0 years. The participants were divided into four groups according to the quartiles of RHR (Q1–Q4), and they were further classified into the high and low ALB groups based on a median value of 44 g/L. We estimated the multivariable-adjusted hazard ratios (HRs) of CVD mortality in each RHR group based on ALB levels, and the interaction between RHR and ALB groups on CVD mortality was evaluated.Results: We found no significant association between RHR and CVD mortality. However, the Q4 of RHR was significantly associated with an increased risk for CVD mortality (HR 1.27; 95% confidence interval [CI], 1.02–1.57) in participants with a low ALB level. Meanwhile, the Q4 of RHR was significantly correlated with a decreased risk for CVD morality in those with a high ALB level (HR 0.61; 95% CI, 0.47–0.79) after adjusting for covariates. A significant interaction between RHR and ALB for CVD mortality was shown (P < 0.001).Conclusion: The impact of RHR on CVD mortality differed according to ALB levels in a general Japanese population.
著者
笠井 倭人
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2001

博士論文
著者
笠井 倭人
出版者
京都大学 (Kyoto University)
巻号頁・発行日
2001-07-23

新制・論文博士