著者
大窪 久美子 前中 久行
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.193-198, 1992-03-31
被引用文献数
2 4

野生草花の保全を目的とする半自然草地の管理を検討するため,クマイザサSosa senanensisの優占程度が異なる二つの群落において,時期を変えた刈取り実験を行った。刈取り区には6,7,8,9月刈り,無処理区を設け,二年続けて同じ処理を行った。その間,無言期に毎月一回追跡調査を行い,群落の動態を解析した。また,地域周辺でみられる主な植物について,フエノロジー調査を行った。マツムシソウ等の草本植物を庇陰してしまうクマイザサは,8,9月刈で再生を著しく抑制された。一方,野生草花の開花期は7月下旬から8月下旬に集中していた。刈取りの競合植物への影響が最大になる時期と野生草花への影響が最小になる時期とで刈取りの適期を議論した。
著者
"植松 章子 田中 昌昭"
出版者
川崎医療福祉大学
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.497-510, 2006

"スケジュール作成は,労力を要し,時間のかかる作業である.これは,法的な制約,勤務規程上の制約,あるいは個人の都合による制約など,多数の競合する制約条件の下で最適な解を探索しなければならないからである.本論文では,遺伝的アルゴリズムを用いて,臨床検査技師の日当直勤務割当て問題に取り組んだ.遺伝的アルゴリズムは,多くの組み合わせ最適化問題に適用されている探索アルゴリズムである. 川崎医科大学附属病院中央検査部は,一般,血液など13の部署に分かれ,総勢約80名の職員が勤務している.職員には,日勤の他に平日当直,土曜・日曜・祝祭日の日当直が割当てられている.副技師長は毎月勤務割当表を作成して病院へ提出することになっているが,その際,全部で8つのルールを考慮しなければならない.本研究では,それらのルールをペナルティとして適応度関数に取り込んだ. 本研究で考案した手法を用いて入念な実験を行い,2年間にわたって蓄積された過去の実績データとの比較を行った.その結果,本研究のアプローチは十分実用に耐えられることが示され,スケジュール作成エンジンとして日当直勤務割当て支援システムに組み込んだ. このシステムを利用することにより,ターンアラウンドタイムを50%短縮することができた.しかしながら,日当直勤務割当ての完全自動化を実現するためには,さらなる改良の必要がある."
著者
大野 浩之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.88, pp.63-66, 1998-09-25

分散システム運用技術シンポジウム'98では「Intranetの現状と将来」というタイトルでパネルディスカッションを行い,1998年5月開催の研究会では「イントラネットに明日はあるか」というタイトルで会場の参加者とディスカッションを行った.これらのディスカッションを通してさまざまな問題点が明らかになったが,イントラネットの問題点を体系化したいという著者の意図とはほど遠い状態にある.そこで今回も続編を実施する.今回は話の発散を防ぐために話題を「イントラネットは大規模災害を乗り越えられるか」にしぼりたい.そこで本稿では,大規模災害時にイントラネットをどうやって維持管理し復旧させるかという視点から,著者の研究室での実践例を報告し,ディスカッションの下敷とする.In the Distributed system Management Symposium '98 and DSM bi-monthly research group meetnigs at May, 1998, discussion sessions were held. On these sessions, we discussed about tips and techniques for our intranet management. However, the discussion ended without actual conclusions because we didn't have enought discussion time. Therefore, we have planed another discussion again at the research group meeting. This time, we would like to discuss about how we are prevent our intranet from disasters such as earthquakes, floods and fires. So, we introduce ohno laboratory's computer networks and our emergency plans for disasters. This is for the purpose of providing baseline of the discussion. The actual discussion at this research group meeting should be succeeded with new good ideas for all intranet system administrators who are fighting with disasters.
著者
植原 啓介 湧川隆次 佐藤 雅明 渡辺 恭人 砂原 秀樹 寺岡 文男 村井 純
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.286-296, 2001-02-15
被引用文献数
6

現在の自動車の情報システムは,サービスごとにセンタシステムや通信基盤を含んだ独立したシステムとして構築されており,新たなサービスを始めるためのコストが高い.そこで我々は,安価にサービスを実現するための基盤として,通信部分をサービスから分離したインターネット自動車システムを提案している.本稿では,インターネットを利用した自動車用通信システムを設計・実装した.このシステムは,高速移動する自動車に安定したInternet Protocol(IP)通信環境を提供するため,インタフェース切替え等の新技術を導入している.車載コンピュータのハードウェアおよびインターネット自動車システムを基盤としたアプリケーションソフトウェアを開発し,実走行環境での実験を行った.実験では,複数の無線通信媒体が切り替わる環境において,連続的に安定したIP通信機能が実現できることが分かった.この結果,今回構築したシステムが自動車の情報化に十分利用できることが検証された.In current information systems for automobiles, each service is an independent system including its own communication system.For this reason it is costly to start a new service.In this paper, to realize an afordable service, we propose a new information system called InternetCAR.In this system the communication system and the service has been seperated.This paper describes the design and implementation of a automobilar communication system which utilized the Internet.The system makes use of interface switching and other new technologies to provide stable IP connectivity for automobiles moving at high speeds.On-board hardware and application software based on the InternetCAR system have been implemented and evaluated in an actual situation environment on board a moving car.The experiments proved that it was possible to provide stable IP connectivity in an environment where different wireless communication mediums are constantly being switched.As a result,it can be said that this system has the ability to safely and reliably connect automobiles to the Internet.
著者
大石 義 増井 寿一 小梁 典子
出版者
静岡産業大学
雑誌
静岡産業大学情報学部研究紀要
巻号頁・発行日
vol.10, pp.131-143, 2008

静岡産業大学情報学部では、授業で利用する資料としてデジタルコンテンツを学生に配付したり、課題をデジタルデータとして提出させたりしている教員がいる。しかし、その配付や提出の方法は各教員により異なるため、統一した教材サーバを確立し効率の良い授業展開が行われることが望まれている。当初は商用の外部サーバシステムの利用を考えてみたが、商用であるため有料であり、利用する教員のみならず、学生も課題提出などを行うためには有料アカウント登録をする必要があったり、本学部のコンピュータ演習室に設置されているMacintosh(3室120台)上では利用することができなかったりしたために断念することになった。一方、多くの大学が有料の教育支援システムを導入して、デジタル教材の提供、テスト問題の出題、提出、採点、記録や出席管理等を総合的に行っており私立大学情報教育協会の調査によると、平成20年度には7割の私立大学がこのシステムの導入をする計画を持っている。しかし、本学においては予算的な面などからも高額な有料ソフトを導入することは難しい。そこで、国内の大学でも利用され、事例報告等も多くされているMoodle(ムードル:Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment)を利用することを考えた。Moodleは海外で開発され、オープンソースであるフリーソフトウェアのLMS (Learning Management System)であり、このソフトを本学部の複雑なカリキュラム体系に適合するようにカスタマイズすることで、多くの教員がストレスを感じること無く利用できるシステムを構築することができると思われる。教員がコンピュータに関して初心者であっても、比較的簡単に学生に対して教材の提供を行うことができるシステムを構築できるか検証することにした。
著者
津川 定之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.11, pp.1958-1965, 1999-11-25
被引用文献数
30

高度道路交通システム(ITS)で用いられる路車間通信システムと車両通信システムの展望を述べる.路車間通信システムは,1940年ごろから実験が行われ,交通情報提供,経路誘導,有料道路の自動料金収受など,現在実用化あるいは普及段階にある多くのシステムで用いられている.車両間通信システムは1980年ごろから研究が開始され,自動運転システムにおける車群協調走行など車両制御システムの実験に使用されているが,通信媒体やプロトコルに多くの課題が残されており,現在のところ研究段階にとどまっている.
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.12, pp.83-86, 1958-05-01

司会(瀬古)早期栽培で起るいろいろな問題について討論を願いたい。早期栽培を大きく二期作と普通早期作に分けて,先ず二期作についていろいろな問題が出てきている。今後,二期作は九州でどの程度行けるか,またどこを問題として研究を進めるか。北九州について森さんからお願いしたい。
著者
大野 知子 浜田 義和 中塚 静江 山口 寿美子 服部 三十治 三浦 英雄 奥原 恵理子
出版者
名古屋文理大学短期大学部
雑誌
名古屋文理短期大学紀要 (ISSN:09146474)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.43-53, 1988-04-01

サラリーマンの健康意識(自覚症状)と飲酒量,飲酒の動機(理由)などから,飲酒の実体とそ習慣性について検討を試みた.1.対象の健康状態は,健康に気を付けているものが74%を示したが,「肩がこる,疲れが翌日まで残る」の訴えが多く認められた.2.飲酒に付随して調査した煙草の喫煙状況は,30才代後半から40才代前半が喫煙人数喫煙量ともに多くみられた.3.酒類を好むものは全体の60%で,若年贋はウイスキーを好み,高年層は日本酒を好むが,ビールはどの年齢層にも好まれた.4,酒類の初飲年齢のピークは18才で,21才までに97%が経験し,動機は友人同志での飲酒が53%であった.5.飲酒の頻度は,20才代は週に1〜2回,30才代前半は週に3〜4回が多くみられ,30才代後半からは毎日飲むものが,年齢とともに増加した.6.飲酒人数は,全体でビール(84%),日本酒(65%),ウイスキー(60%),ワイン(29%),焼酎(32%)であった.7.1回当りの飲酒量(実質アルコール摂取量)は,日本酒1.8合(アルコール換算量51.3ml),ウイスキー3杯(38.6ml),ビール大ビン1.1本(32.0ml)の順位であった.8.1回の実質アルコール摂取量(アルコール換算摂取量)の多い年齢は30才代後半でビールの摂取量に限り,20才代前半が多飲を示した.9.飲酒店舗の利用状況は20〜30才代が,利用率,店舗数(種類レともに多くみられた,10.飲酒の動機(理由)では,若年齢層は「付き合いや雰囲気,なんとなく」が多く,高年齢層は,「付き合いや雰囲気」のほかに「習慣,好き,よく眠れる」などの個人的嗜好や「体調」などで飲む習慣性が認められ,30才代はそれらの飲酒型の分岐点であり,同時に飲酒習慣の形成される年齢である.ことが明確となった.11.飲酒と健康意識との関係では,飲酒量と肥満,愁訴数に相関が認められた.以上の内容は,第34回日本栄養改善学会に報告した.
著者
西村 健士 島津 秀雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.265-266, 1992-09-28

われわれは、科学技術論文中に記述されている種々の情報 : 分野の課題、研究手法、新規性、応用のヒントなど(これらを"主題"と呼ぶことにする)を予め設定しておき、各主題が論文のどの部分に書かれているか自動的に判定し、節のタイトルと各主題とをメニューとして提示する要約システムを提案した。同システムでは、読み手がメニューの一項目を選択すると、その主題に対応する原文部分が反転表示される。[figure]図1のシステムを構築するに当たっては、「情報処理学会第12回全国大会講演論文集3」中の論文100件(以降、題材Aと呼ぶ)の序節と最終節を対象に、主題の分類作業と主題自動認識手法の検討を行なった。その結果、「以下に手順を説明する」など、主題の記述範囲を明示的に示す表現("キー・センテンス"と呼ぶ)を集中的に解析するのが有効であることを報告した. 図2にシステムの主題認識部の処理フローを示す。図2において、 表現パターンの照合は形態素解析後に文節に付与された各種属性(主に主題表現や主述語の自立語概念)をもとに行なわれる。題材A論文は情報工学分野に限られていた。本稿では、1. 主題分類とその論文中での出現パターン2. 主題分類認識におけるキー・センテンス利用の有効性の2つに関して本手法の分野移行性を評価したので報告する。新たな題材として、「日本機械学会論文集58巻551号」(1992-7)のA編、B編、C編のそれぞれから5件(以降、題材Bと呼ぶ)、「応用物理第6上巻」(1992)の第1号から第7号までの「研究紹介」欄から15件(以降、題材Cと呼ぶ)、計30件の論文を無作為に抽出した。題材C中には、最新研究成果の発表を目的とするものの他に、最近の技術動向の概説記事も含まれている。以下、序節と最終節に分けて検討結果を説明する。

1 0 0 0 IR ケアを考える

著者
武井 秀夫 タケイ ヒデオ TAKEI Hideo
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究 (ISSN:18834744)
巻号頁・発行日
no.19, pp.1-17, 2009-09

本稿はケアという現象を民族誌的に記述するとはどういうことなのか、という問いから生まれたものである。社会学領域でのケア研究に比し、文化人類学領域ではケアという現象への関心は最近になって形を成したものであり、また、文化人類学的なアプローチがどのような貢献をケア研究になしえるのかを考える上でも、この問いに答える必要があったからである。先行研究におけるケアのとらえ方には、ケアを行為に重点をおいて捉えようとするものと、ケアの関係性に重点をおいて捉えようとするものがあるが、それらは研究の場に存在する問題群に拘束されていると考えられ、またそうした場の既存の関係性を前提としているために、ケアの生成に焦点をあてるものはなかった。最終節では、むしろケアの生成を見ていくことで開かれる見通しを提示した。
著者
馬場 哲晃 富松 潔
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.52, pp.96-97, 2005-05-30

There are various interfaces of musical instruments, such as keyboards, strings, percussions. Considering interfaces as a relation of "person and person", we made the electronic musical instruments "Freqtric Drums" so that the persons relate each other. "Freqtric Drums" is a electronic musical instrument with MIDI out. We can make sounds of drums (snare, symbal, tom, , etc) by touching other persons. Through production and the demonstration of "Freqtric Drums", we argue the values of the interface of "Freqtric Drums" which enable the players and audience relate or communicate each other.
著者
T.Z.K.
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
造船協会雑纂 (ISSN:03861597)
巻号頁・発行日
no.104, pp.8-9, 1930-11
著者
S.O.
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
造船協会雑纂 (ISSN:03861597)
巻号頁・発行日
no.103, pp.24-31, 1930-10