1 0 0 0 豊岡市史

著者
豊岡市史編集委員会 編
出版者
豊岡市
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1987
著者
小川 順子
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.73-92, 2006-10-31

本論の目的は、美空ひばりが銀幕で果たした役割を考察することによって、チャンバラ映画と大衆演劇の密接な関係を確認することである。戦後一九五〇年代から六〇年代にかけて、日本映画は黄金期を迎える。当時は週替わり二本立て興行が行われており、組み合わせとして、現代劇映画と時代劇映画をセットにするケースが多かった。そのように大量生産されたチャンバラ映画を中心とした時代劇映画のほとんどは、大衆娯楽映画として位置づけられ、連続上映することから「プログラム・ピクチャア」とも呼ばれている。映画産業を支え、発展させ、もっとも観客を動員したこれらの映画群を考察することには意義があると考える。そして、これらの映画群で重要なのが「スター」であった。そのようなスターの果たした役割を看過することはできないであろう。本論では、戦後のスターとして、あるいは戦後に光り輝いた女優として活躍した一人であるにもかかわらず、「映画スター」としての側面をほとんど語られることがない「美空ひばり」に焦点を当てた。そして、彼女によってどのように演劇と映画の関係が象徴されたのかを検証することを試みた。
著者
伊藤 晃 吉川 大弘 古橋 武 池田 龍二 加藤 孝浩
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第26回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.157, 2010 (Released:2010-11-05)

アンケートは,企業が市場の動向を調査するための重要な手段の一つであり,アンケートデータを解析し,得られた知見をもとにマーケティング戦略の立案を行うことがしばしば行われている.アンケートデータの解析には様々な手法が用いられているが,その一つにアソシエーション分析がある.アソシエーション分析とは,データに潜むルール(規則性)を,ルールに対する評価指標に基づいて抽出する手法であり,データからの知識獲得において有用な方法である.しかし,アソシエーション分析では一般的に,抽出されるルール数が膨大になり,ルール間の関係性や解析者にとって興味深いルールの把握が困難となる.そこで本稿では,階層グラフ構造を用いてルール間の関係性を可視化する手法を提案する.実際のアンケートデータに提案手法を適用し,解析者とって興味深いルールの探索を行うことが可能となることを示す.
著者
四方田 千佳子
出版者
公益社団法人 日本薬剤学会
雑誌
薬剤学 (ISSN:03727629)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.35-38, 2011 (Released:2019-03-02)
参考文献数
7
被引用文献数
1
著者
木下 太朗
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 (ISSN:1348592X)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.57-60, 2022 (Released:2022-07-25)
参考文献数
13

本稿は、都市郊外部へのバス高速輸送システム(Bus Rapid Transit : BRT)整備にかかわる事業性調査を、京都市洛西ニュータウン地域と近隣の鉄道駅を結ぶフィーダー路線を事例として実施した。本稿では、以下の作業を通じて事業性を検証した。第1に、整備ルート・運行計画案の策定を実施した。第2に、整備ルート・運行計画案をもとに、運行経費の計測を実施した。運行経費については、初期費用とランニングコストの双方を計測した。第3に、需要予測とその予測に基づく年度間運行収入・収支の計測を実施した。検討する課題はあるものの、本稿で整備を検討したルートは、採算が取れる可能性が高いルートであることがわかった。

1 0 0 0 国語教育

著者
国語研究会 編
出版者
育英書院
巻号頁・発行日
vol.21, no.12, 1936-12
著者
神原 啓文 川村 幸子 下田 里美 小野 晋司 野原 隆司
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.253-260, 1993-03-15 (Released:2013-05-24)
参考文献数
30

1990年1年間の京都市消防局救急出動記録より,発症認知時間から24時間以内に死亡した急病患者(突然死)622例を抽出し,解析した.年齢は80歳代が最も多く,以下70歳代,60歳代,50歳代の順で,平均年齢は69.8±28.8歳であった.男性が374例,女性242例で,男女比は1.5,発症は冬に多く,夏は最も少なかった. 発症時刻には, 6~9 時および18~21時の2峰性ピークがみられ,深夜には有意にすくなかった.発症時刻から死亡までの時間は,1時間以内が388例(62.4%)と大半を占めた.発生場所は自宅(83.8%)が最多であった.発生状況としては,就寝中が最も多く116例(18.6%),次いで,安静時69例(11.6%),入浴中64例(10.3%),療養中で寝たきり55例(8.8%)の順であった. 運動中は2 例のみであった.発生時の主な所見としては,意識不明が385例,ついで,呼吸停止,脈拍停止,胸痛,呼吸困難,吐血などを含む容態の急変であった.274例(44.1%)には何らかの既往歴があり,心疾患の既往が88例(32.1%),ついで,脳血管系31例(11.3%),高血圧28例(10.2%),糖尿病18例(6.6%)などであった.死因は心疾患が最も多く363例(58.4%)を占めていた.心疾患の内訳としては心不全が圧倒的に多く,276例あり,ついで心筋梗塞71例,その他となっていた.脳血管系疾患は,118例(19.0%)あり,その内訳は脳内出血70例,くも膜下出血19例,脳梗塞16例の順であった.他に,呼吸器疾患(肺炎,気管支喘息,呼吸不全など),大動脈・静脈系疾患などがみられた.突然死例は高齢者に多く,心疾患が最も重要な原因と考えられた.
著者
笹川 清喜
出版者
日本情報科教育学会
雑誌
日本情報科教育学会誌 (ISSN:21890668)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.61-70, 2017 (Released:2020-03-27)
参考文献数
23

共通教科情報・科目「社会と情報」の「まとめの学習」において,Webページ作成を通して,ウェブアクセシビリティの取り組みの一つである画像タグにAlt属性を設定する代替テキストの提供方法を習得させる指導を行った.この結果,情報を提供する立場の体験から高齢者や障がい者を含め様々な閲覧者の存在を想像させ,Webページの閲覧者への配慮の意識を高める効果を確認できた.また,Webページ作成は,作成の場面で掲載する画像が適切かどうかを深く考えさせるため,Web上で写真を扱う際の注意点を意識させる情報モラル教育にも有効であることが示唆された.
著者
小泉 公乃 吉田 右子 池内 淳 松林 麻実子 和気 尚美 河本 毬馨
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

21世紀社会における中心的課題は,産業構造の変化や不安定化する国際政治によって生じた社会分断を克服することであり,地域コミュニティの中心にある図書館は社会分断克服空間への変化を求められている。本研究では,①包括的文献レビュー,②北欧北米と日本における図書館の政策分析,③北欧北米と日本の先進的な図書館を対象とした詳細な事例分析,④先進的な図書館の立地する地域を対象としたエスノグラフィ,⑤新しく創造された社会分断克服空間を対象とした図書館評価法の開発という5つの研究を通して,伝統的な図書館から21世紀の次世代図書館への<革新メカニズム>を解明したうえで,<新しい図書館評価法>を開発する。
著者
猪股 ときわ
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.2-11, 2009-06-10 (Released:2017-08-01)

「乞食者詠」の一首目は、一首の歌表現を通して人と動物、動物と植物の境界を溶解し、死を生へ、殺すことを殺されることへ、祝福されることをされることへと転換しながら、根源的な生のエネルギーの磁場を開こうとする。「はやし」の語に代表されるその表現の特徴は、祝福をすることが痛みを述べることである、とする『万葉集』巻一六の題詞・左注の捉え方に即応しているだろう。