著者
櫨山 妙子
出版者
長崎県農林技術開発センター
雑誌
長崎県農林技術開発センター研究報告 (ISSN:18848605)
巻号頁・発行日
no.1, pp.27-41, 2010-03

長崎県農林技術開発センターでスプレーカーネーションの新品種3品種を育成した。'マシュマロ'は企業との共同研究により開発した品種である。丸弁で黄白(JHSカラーチャートNo.2701)の地色に淡紫ピンク(JHS No.9202)の縁、柔らかい花色で、花持ち日数も長い。生育は中生で、秋季に切り花長が若干短くなるがその後は長くなる。輪数も多く、茎が硬く、年間を通じて切り花品質が良い。'こんぺいとう''ミルクセーキ'は本所で交配育成した品種である。'こんぺいとう'は丸弁で黄白(JHS No.2701)の地色に鮮紅(JHS No.0107)の縁の花色である。花径が大きく花弁数も多いため花にボリュームがある。中生で、輪数も多く、切花長も長く、一番花の茎が若干柔らかくなるが、12月以降は硬くなる。萌芽数が多く、仕立てが容易な多収品種である。'ミルクセーキ'は丸弁で、花色は濃い黄色の浅橙黄(JHS No.2203)である。中生で切り花長が長く、茎は硬い。花径が大きく花弁が多いので一輪の花にボリュームがある多収品種である。秋季一番花の一次側蕾の花梗が下垂する傾向にあるので、定植時期を遅らせたり、ハウスの風通しや日当たりを良くする必要がある。
著者
鈴木 信太朗 今野 徳男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.59, pp.13-18, 1994
被引用文献数
2

The technique of the character recognition is utilized in the various fields. However, in the field of the broadcasting, it is seldom generally used. This is to need a super computer or the hardware of the image processing exclusive use when doing a character recognition of the animation. Using a personal computer there this time, it developed the system which dose a character recognition and the various processing which accompanies it.
著者
森岡 悦子 金井 孝典 山田 真梨絵
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.328-336, 2012-06-30 (Released:2013-07-01)
参考文献数
20

左一側性病変により連合型視覚失認を生じ, 経過中に視覚失語に移行した例について検討した。症例は, 65 歳の右利き男性で, 頭部 MRI で, 脳梁膨大部を含む左後頭側頭葉内側部に病変を認めた。初回評価時, 触覚性呼称, 聴覚性呼称, 言語性定義による呼称は良好であったが, 視覚性呼称は不良であった。また, 形態知覚は保たれていたが意味に関する課題は不良であったことから, 連合型視覚失認と考えられた。初回評価 2 ヵ月後, 視覚性呼称は不良であったが, 意味に関連する課題は改善し, 視覚失語に移行したと判断した。視覚失語への移行は, 右半球の意味記憶の機能の活性によると考えられたが, 右半球処理による視覚性認知は, 左半球で処理される言語性認知ほど詳細ではなく単純である可能性が示唆された。視覚失語において, 視覚性呈示により物品の概念が想起されても視覚性呼称に至らないのは, 右半球処理によって想起される概念が浅く脆弱なためではないかと考えられた。
著者
平山 博史 沖田 善光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.98, no.309, pp.63-70, 1998-09-29
参考文献数
2

細胞間の生化学的情報伝達過程における生体分子の標的細胞表面近傍での振る舞いを解析する理論物理的方法をO'Neil(1976)の研究に基づいて解説した.生体分子を剛体球とし、細胞表面を平面と仮定して、流速圧力の変化が大きい内部領域とそれらが小さい外部領域に分離し、生体分子が細胞表面に接触する極限状態を内部領域流れと外部領域ながれが重複するMatching条件とした。本研究では内部流れの各方向の流速成分を圧力とを球と平面との正規化距離εのべき級数展開で表わした(すなわち摂動).細胞表面および、球粒子上での流速の境界条件から漸近級数展開の各項を決定していった.またそれらよりレイノルズ方程式を求め、解析的に圧力解を求めた.この圧力解に対して漸近級数展開を適用して外部流れ場と内部流れ場との接合条件を決定した.得られた流速式から細胞表面に作用する力、モーメントと生体分子に作用するそれらを計算する解析解を得た.本研究は生体分子が細胞表面に接近した場合の物理的環境を推定するのに有益である.
著者
竹末 俊昭 永見 豊
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.P18, 2009

デザインの対象が「モノ」から「コト」、そして「サービス」にまで領域展開するに従い、デザイナーは目に見えない課題をも取り扱うようになった。しかし、大学におけるデザイン教育としての明確な取り組みについてはまだ十分に整備されていないのが現状である。そこで、大学のデザイン学科にてプロダクトデザインの基礎を断片的に履修した学生が、システムやサービスといった目に見えない課題に取り組むにあたって、どのような視点に着目しソリューションデザインを行っているかを観察することで、今後の演習課題への取り組みの方向性を見いだしたいと考え、「コンビニエンスストアのサービスビジネスの展開」というテーマで授業を試行した。 その結果、断片的に学んできたユニバーサルデザインやエコロジーデザイン、ITシステム、地域開発、ブランドデザインなどの知識を総合的に駆使してアイデアをまとめようとしている姿に改めて感心した。学生のアイデアであり、提案内容のレベルは素人の域を脱し得ないが、幅広い視点に立って課題に取り組み、解決案を整理させる目的を達成できたものと考える。

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著者
大阪市 編
出版者
大阪市
巻号頁・発行日
vol.第12回(明治45・大正元年), 1915