1 0 0 0 OA 千葉市勢要覧

出版者
千葉市
巻号頁・発行日
vol.[昭和7年], 1932
著者
Shigeto KAWAHARA
出版者
The Phonetic Society of Japan
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.9-15, 2015-08-30 (Released:2017-08-31)

The C/D model is a theory of the phonology-phonetics interface. This paper presents my personal understanding of the C/D model, based on my reading of Osamu Fujimura's work as well as my personal interaction with him. I also point out some key features of the C/D model as a theory of the phonology-phonetics interface.
著者
孫 越 マルリン ラマダンバイディラ アルアミン サイクルイマン 川嶋 大介 武居 昌宏
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.389, 2017

<p>リンパ浮腫治療においてリンパ浮腫の早期発見は重要課題であり、現状、確立された検出法はない。本研究では、リンパ浮腫の早期段階で細胞間質液に現れるアルブミンのよどみを電気的に検出することで、リンパ浮腫を早期発見する「インピーダンス・トモグラフィ法」を提案する。まず、二電極を利用してリンパ浮腫と正常細胞の電気特性を測定し、アルブミンの検出に最適なパラメータを調査した。この結果をもとに、リンパ浮腫の早期状態を模擬した人体ファントムを用いてインピーダンス・スペクトルの多点計測を行い、ファントムの断面分布画像を取得した。得られた画像には、観察断面のアルブミンのよどみ位置が明瞭に現れており、本手法がリンパ浮腫の早期発見手法として利用できる可能性を示した。</p>
著者
坂本 和彦
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.141-143, 2015-03-10 (Released:2015-03-24)
参考文献数
5

ペルギーのミユーズ渓谷事件(1930),米国のピッツバーグ近郊のドノラ渓谷事件(1948)に続いて,1952年12月4日から10日にかけてイギリスのロンドンで硫黄酸化物と煤煙による大気汚染が発生した。これが有名なロンドンスモッグ(smog:smokeとfogの合成語)であり,石炭燃焼やディーゼル車から排出された硫酸ミストを含む黒色の粒子状物質(PM)とニ酸化硫黄(SO2)が薄い大気層に閉じ込められて発生した高濃度汚染である。我が国でも産業発展の過程において,同様な激甚大気汚染が発生している。本稿ではわが国のPM汚染の変遷を概観し,現時点における課題と解決に向けた取り組みを整理する。
著者
野村 美友 奥 寛雅
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1A1-R01, 2019

<p>In this presentation, we propose an edible lens with a build-in aperture that can be eaten. The proposed lens is made of agar for transparent part and soft adzuki-bean jelly for an aperture to stop incident light. The aperture of a prototype worked properly to form image without an additional aperture. The prototype also showed a certain optical resolution of 5.56 LP/mm.</p>
著者
花岡 智恵
出版者
京都産業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

選好パラメータは人々の行動を規定する重要な役割を果たしている。本研究では人々の選好パラメータがどのように形成されるのか、という観点から実証研究を行った。具体的には、第一に、若い頃の不況経験が選好パラメータに与える影響、第二に、子どもの頃の家庭での過ごし方や学校生活が選好の形成に与える影響、第三に、自然災害のような負のショックが個人の選好に与える影響を検証した。分析の結果、若い頃の経験が成人以降の選好に影響を与えていること、選好の形成には男女差があることが示唆された。
著者
平本 毅 山内 裕
出版者
日本質的心理学会
雑誌
質的心理学研究 (ISSN:24357065)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.79-98, 2017 (Released:2020-07-10)

本稿ではサービスエンカウンターにおけるサービス提供者の「状況への気づき」がもつ社会規範性を例証するために,イタリアンレストランの注文場面において,注文品を選んだ客の様子に店員がどう「気づく」かを,会話分析により調べる。分析結果から,注文の伺いに際して店員が客の様子に「気づく」という事態が,秩序立った仕方で相互行為的に組織されていることが明らかになった。具体的には,注文品を選んだ客がいきなり店員に声をかけることは少なく,まずは,厨房を見る,辺りを見回す,姿勢を変化させる,荷物を探る,窓の外をみる,メニュー表をよける,おしぼりの袋をあける,携帯電話をいじる等々の「注文を決める活動からの離脱を示す要素」を配置していた。この「注文を決める活動からの離脱を示す要素の配置」が,店員の「気づき」を可能にする。ただし店員はいつもこれにすぐ「気づく」わけではない。「注文を決める活動からの離脱を示す要素の配置」が失敗した場合に,客が店員を「直接呼ぶ」手段がとられる。以上の結果は,サービスの提供場面において,顧客のニーズに「気づく」ことが,店員と客とが,社会規範を参照しながら相互行為的に達成しているものであることであることを示している。
著者
河村 壮一郎
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.59-65, 1999-06-20 (Released:2017-10-20)
参考文献数
13
被引用文献数
5

ISDNを用いたテレビ会議システムを多人数の受講者が視聴できるように変更することで,双方向通信の遠隔授業を行うことができる.本研究ではこの遠隔教育システムの特質を受講者の印象調査によって検討した.調査1では短期大学の3回の遠隔講義に対して26項目の質問紙による心理的評価を行った.因子分析の結果,「授業内容」,「音声」,「遠隔教育」,「スクリーン画面」,「モニター画面」,「疲労感」,「質問」の7因子を抽出した.授業システムを直接評価した因子は5つあり,全般に高い評価であった.問題点として,スクリーン画面の精細さと質問のしにくさが指摘された.調査2では受講者の座席位置,受講回数による印象の差を検討した.全体として大きな差は認められなかったが,前方の座席の方が後方よりも受講しやすい傾向が見られた.両調査から遠隔教育におけるテレビ会議システムの有用性を確認した.
著者
市川 慧
出版者
早稲田大学大学院社会科学研究科
雑誌
社学研論集 (ISSN:13480790)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1-13, 2017-03-25
著者
Jiao Zhang Shoucai Wu Lingzhong Xu
出版者
International Research and Cooperation Association for Bio & Socio-Sciences Advancement
雑誌
BioScience Trends (ISSN:18817815)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.206-208, 2020-06-30 (Released:2020-07-17)
参考文献数
10
被引用文献数
15 47

Following a containment phase of two months, China has transitioned to the mitigation phase. However, China still faces the risk of COVID-19 spreading due to not only to sporadic new cases and imported cases but also asymptomatic carriers. According to daily reports from the National Health Commission of the People's Republic of China from March 31, 2020 to April 7, 2020, the number of new asymptomatic cases reported daily greatly exceeded that of new imported cases. As of 24:00 on April 7, there were a total of 1,095 asymptomatic cases with COVID-19 under medical observation on the Chinese mainland, including 358 imported cases. A growing number of studies have indicated that asymptomatic carriers are infectious to an extent and can potentially transmit COVID-19. At present, China's measures for managing asymptomatic carriers are 14 days of centralized quarantine and observation; in principle, people with two consecutive negative nucleic acid tests (at an interval of at least 24 hours) can be released from quarantine. However, asymptomatic carriers will not be included in confirmed cases unless they develop clinical manifestations while in quarantine. As "silent spreaders", asymptomatic carriers warrant attention as part of disease prevention and control. The testing and follow-up of asymptomatic carriers should be expanded to include people in close contact with patients with confirmed COVID-19 and asymptomatic cases, clusters of outbreaks, and key areas and populations with a high risk of infection.
著者
飯塚 哲太郎
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.463-466, 1994

<p>1993年6月に恩師小谷正雄先生が亡くなられた.その後10月に開かれた小谷研同窓会に出席した折に大野公男先生から本特集の原稿を書くようにとのご依頼を受けた.私は阪大基礎工学部で小谷研最後の助手として3年間先生のご指導を賜った.その前後に出版した論文を調べてみると,先生との共著論文が10報あり,内容はヘム蛋白質の電子状態など,生体物性に関するものである.既にヘモグロビンの機能(特にアロステリック効果)に関する小谷研の仕事については,阪大の森本さんが追悼文(生物物理33(1993)246)の中で触れていることもあり,ここでは生体物性に関する阪大時代の研究に重点を置くことにする.ただし個人的見解なども多少加わることをお許し頂きたい.</p>
出版者
FrancoAngeli
巻号頁・発行日
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著者
唐澤 秀治 鎗田 勝
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.11-19, 2001-01-15
参考文献数
6
被引用文献数
5

いわゆる平坦脳波の定義は脳波が平らなことではなく,高感度記録で内部雑音以上の脳波がまったく認められないことである。医学的には「平坦脳波」は使用禁止用語であり,脳電気的無活動(ECI)を使用することになっている。著者らは集中治療室で脳死状態の患者に対して脳波検査を行い,アーチファクトの原因とその対策について検討した。新しく開発したシールドシステムの効果についても検討した。そして脳波検査の基本(ABC)とアーチファクト追放(artifact banish)方法を盛り込んだArtifact Banish Control Manual for ECI Recording (ABC Manual)を作成した。このマニュアルに従い脳波検査を行ったところ,集中治療室でアーチファクトは低減され,ECIの診断は十分に可能であった。