著者
網本 和 杉本 諭 高橋 哲也 後藤 恵子 牧田 光代 小松 みゆき 三好 邦達 青木 治人
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.205-209, 1992-03-15

Ⅰ.緒言 脳損傷例における高次脳機能障害と重度な麻痺の存在はきわめて重篤な障害を構成し,そのリハビリテーションは著しく困難であることが知られている.このような例に対してどのような治療的接近が可能であるかを検討することは重要である.これまでにも早期歩行に関する幾つかの報告1~5)があるが,いずれも早期から歩行しなかった群,すなわち対照群と比較しての検討は行なわれていなかった.今回われわれは,1988年5月からこのような重症例に対して,早期から長下肢装具を用いて積極的に誘発歩行訓練を施行し,その臨床効果について従来の訓練方法を施行した群と比較検討したので報告する.
著者
山名 早人 近藤 秀和
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.42, no.8, pp.775-780, 2001-08-15

Googleは,世界最大の情報を持つサーチエンジンとして有名である.Googleは,スタンフォード大学コンピュータサイエンス学科の研究プロジェクトとしてスタートした後,シリコンバレーの2大ベンチャーキャピタルから総額2 500万ドルの投資を受け,博士課程の学生であった当時25歳のLarry(Lawrence)Pageと Sergey Brinの2人が1998年9月に会社として起業した.
出版者
伊勢崎町
巻号頁・発行日
1934

1 0 0 0 OA 伊勢崎案内記

著者
川端市郎 編
出版者
川端市郎
巻号頁・発行日
1910
著者
羽鳥 剛史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.231-247, 2016 (Released:2016-09-20)
参考文献数
19
被引用文献数
4

自然災害による想定外の事態に適切に対処する上では,地域住民一人一人が想定を超える災害が起こり得ることを理解することが重要である.本研究では,災害想定を巡る認知バイアスとして,想定外の災害事象が過小評価される問題を取り上げ,洪水災害を対象としてそうした認知バイアスを緩和するためのハザードマップの提示方法について検討する.そこで,洪水ハザードマップの提示に加えて,その前提条件に関する内省機会を付加した内省機会付加型ハザードマップを提案し,愛媛県大洲市肱川周辺住民605名を対象として,本ハザードマップの効果を検証した.その結果,内省機会付加型ハザードマップを閲覧することにより,洪水災害に関わる想定外の事態に対する認識が向上し,災害想定に関わる認知バイアスが緩和される効果が確認された.
著者
福田 理明 笹原 弘之 松田 礼 堤 正臣
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.76, no.1, pp.111-115, 2010-01-05 (Released:2010-07-05)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

This study describes a new machining strategy to make regularly aligned geometric pattern by ball-end milling process employing a patch division milling technique. The surface is divided into a lot of triangle patch segments which is machined with helical tool path. It is newly proposed the way to array cutter marks straightly in arbitrary triangle patches. In addition, it is shown that the inclination angle of cutter marks array against the feed direction can be controlled by the appropriate setting of feed per tooth and cross feed for an arbitrary triangle patch. It is shown that the experimental results and simulation results are in good agreement. It is also reported that the well arranged cutter marks arrays are formed on the triangle patches on the spherical model.
著者
志和 睦 武智 多与理 畠中 芳郎 高村 仁知
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成28年度大会(一社)日本調理科学会
巻号頁・発行日
pp.141, 2016 (Released:2016-08-28)

【目的】コールドプレスジュースはスロージューサーで作成したジュースで、摩擦や熱で失われやすい酵素やビタミンなどが残っているほか、固形物が取り除かれているので胃への負担が少ないなどの理由で人気が高まっている。家庭用ジューサーの普及に伴い、コールドプレスジュースを家庭で製造する機会が増えたが、残渣などの廃棄部分が多く出るという問題がある。しかし、残渣には様々な機能性成分が含まれているため、食品としての利用価値が高い。本研究では、コールドプレスジュース製造残渣を増粘多糖類として利用したグルテンフリー米粉パンの開発を試みた。 【方法】柑橘系の果物からコールドプレスジュースを製造して得られたジュース残渣を試料とし、増粘多糖類として、グルテンフリー米粉パン製造の際に添加した。未乾燥のジュース残渣はパン生地の水分量に影響するため、まず、添加時の形状と添加可能な上限量を検討した。その後、ジュース残渣を添加した食パンを調製し、物性値(生地の膨化度、生地の粘度、比容積、パン断面の観察など)の測定および官能評価を行い、最適添加量を検討した。 【結果】ペクチンなどの食物繊維が豊富なジュース残渣の添加量を増やすには乾燥状態とすることが望ましいため、家庭で可能な乾燥法を検討し、自然乾燥と電子レンジ加熱を組み合わせて乾燥・粉末化する方法を見出した。米粉比約2%までの添加で、パン生地の粘度上昇と膨化が確認できた。焼成後のパンの品質も、対照として用いたグルテンを添加した米粉パンに近いものが調製でき、ジュース残渣が増粘多糖類として利用できることが示唆された。また、ジュース残渣の添加により、果物風味のおいしいパンが作成できた。
著者
難波 英嗣
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.4Q3GS902, 2020 (Released:2020-06-19)

特許庁は、市場創出に関する技術分野、国の制作として推進すべき技術分野を中心に、今後の進展が予想される技術テーマを選定し、特許出願技術調査を実施している。現在までに250テーマ以上の技術テーマについて、報告書および報告書作成に使われた論文と特許のリストが公開されている。しかし、この報告書は、一定期間は最新の技術動向を含んだ内容であっても、時間経過と共にその内容が次第に古くなっていくという問題がある。そこで、我々は、特許出願技術調査方向書の自動更新に関する研究に取り組んでいる。その第一歩として、本稿では、報告書作成に使われた特許リストの自動更新手法を提案する。実験の結果、提案手法の有効性が確認された。
著者
坪田 匡史 宮村 祐一 神津 友武
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.4Q3GS903, 2020 (Released:2020-06-19)

特許情報は企業の事業戦略の策定や提携先の模索等に有用であり、膨大な特許情報に基づいて技術動向把握を行なううえで、特許技術の俯瞰マップは不可欠なツールである。俯瞰マップ上では、各発明がベクトルとして、発明間の類似度がベクトル間の距離として、それぞれ表現される。従来、発明のベクトル表現化には、単語の出現頻度をベースとするTF-IDF法が広く用いられてきた。しかし、TF-IDF法は、単語間類似度を考慮することが難しく、比較的少数(1000件程度)の特許文献からなる分析対象母集団について、特許請求項を用いてマップ上でクラスタが形成されにくいという課題があった。 本研究では、特許請求項に基づく新規の類似発明判別タスクによってLSTMモデルを訓練し、訓練済みモデルから得られる発明のベクトル表現を俯瞰マップ作成に用いる。請求項中の単語は、類義語等の情報を考慮するため、明細書データなどから獲得した単語分散表現に変換したうえでモデルへのインプットとする。本稿では、上記手法により、1000件未満の比較的少数の特許文献からなる母集団について作成した俯瞰マップにおいても、技術クラスタが明確となることを確認する。
著者
大川 玲子
出版者
明治学院大学国際学部
雑誌
国際学研究 (ISSN:0918984X)
巻号頁・発行日
no.50, pp.163-180, 2017-03

【研究メモ/Research Memorandum】■特集テーマ 「マイノリティの視点から」/Special Topic: From the Perspective of Minorities
著者
池田 英喜 Ikeda Hideki
出版者
新潟大学国際センター
雑誌
新潟大学国際センター紀要 (ISSN:13461583)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.11-19, 2012-03

It seems to be very difficult for Japanese learners to master (or maybe for Japanese instructors to teach) how to use particles "-wa" and "-ga" in Japanese. But is it really that difficult? In this article, I will show you 1) some common problems Japanese text books have and 2) my simple and easy solution to this.
著者
松本 亮介 田平 康朗 山下 和彦 栗林 健太郎
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-36, no.26, pp.1-8, 2017-02-24

Web ホスティングサービスにて管理者がテナントごとのコンテンツを制御できないような高集積マルチテナント Web サーバ環境では,ホスト間のリソース競合を減らすことが安定運用にとって不可欠である.しかしホスト数が増えるにつれ,サーバ内の原因となるホストの監視や制御のコストも増加するため運用は難しくなる.本論文ではリソースの各指標の時系列データの変化点検出,ならびにサーバ内ホストやプログラムの各指標の重みづけによって,システムリソース逼迫状況下で多量のリソースを消費するリクエストを同定し隔離する自律的アーキテクチャを提案する.
著者
北川 敏一 竹内 賢一 小松 紘一 木下 知己
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.746-757, 1992-08-01 (Released:2009-11-16)
参考文献数
44
被引用文献数
2 3

Two novel classes of hydrocarbons, i.e. hydrocarbon salts and ionically dissociative covalent hydrocarbons, were prepared from Kuhn's carbanion (5-) and various cyclopropenylium and tropylium ions.The ionic structures of the hydrocarbon salts were evidenced by IR spectra (solid state), UV-vis spectra (DMSO), and electric conductivity measurements (DMSO) The salt obtained from 5- and tricyclopropylcyclopropenylium ion formed a unique covalent compound in chloroform which can exist only in solution. The salt of 5- and tricyclopropyltropylium ion was found to undergo both coordination and single-electron transfer in THF, affording a yet unknown type of equilibrium system, in which the ionic, radical, and covalent species coexist.Studies on the free energies of heterolysis of the newly synthesized covalent hydrocarbons revealed the importance of the steric effect in the heterolytic cleavage of σ carbon-carbon a bond. It was also found that a slight difference in the cation stability differentiates the product, either ionic or covalent, of the reaction with a carbanion.
著者
杉浦 むつみ 大前 由紀雄 新名 理恵 池田 稔
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科學會會報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.103, no.8, pp.922-927, 2000-08-20
参考文献数
12
被引用文献数
4 1

難聴の高齢者を対象に補聴器装着前後における心理的ストレスの評価を行った.対象は,難聴を主訴に東京都老人医療センター耳鼻咽喉科を受診した患者のうち,補聴器の装着が適切であると判断された31例(男性11例,女性20例,年齢80.4&plusmn;5.3歳,66~89歳)である.補聴器装着前後に聴こえに対する自己評価と,新名の心理的ストレス反応尺度のうち情動18項目(うつ&bull;不安&bull;怒り)について質問した.その結果,患者の聴こえに対する自己評価は,装着後に有意(p<0.001)な改善を認めた.また情動18項目(うつ,不安,怒り)における心理的ストレス反応は,うつ,不安,怒りのいずれも有意(p<0.001)な減少を認めた.特にうつについてはストレス反応スコアの減少が著明であった.従って,補聴器の装着は,聴力の改善によるコミュニケーション能力の向上だけでなく,高齢者の心理面にも良い影響を及ほしたと考えられた.精神科領域では老年期にみられる痴呆とうつ状態は相互に影響しあい,互いに移行することが指摘されており,高齢者の心理面より,うつ,不安等の心理的ストレス反応を減少させることは,老年期うつ病の発症や,老年期痴呆への移行を二次的に予防することにもつながる可能性が考えられた.また聴覚障害が痴呆や認知障害の進行や重症度に影響する可能性も指摘されており,補聴器装着による聴力の改善は,痴呆や認知障害の進行を抑制するという観点からも有用であると考えられた.
著者
野田 稲吉
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
鉱物学雜誌 (ISSN:04541146)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1-2, pp.1-13, 1964-11-30 (Released:2009-08-11)
参考文献数
22