著者
西式健康新聞
出版者
西式健康新聞
巻号頁・発行日
no.2, 1957-05
著者
浅井 恒雄
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.P_206-P_207, 2005 (Released:2006-02-17)
著者
成政 貴弘 田中 佑一 福島 遼太郎 西牟田 亮 西原 翔太 杉本 瑞歩 生駒 成亨
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0614, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】スタティック・ストレッチング(以下,SS)の効果として関節可動域拡大が報告されている一方,近年はSS直後の筋力低下が指摘されており,運動療法やスポーツの直前など,場合によっては対象者に不良な効果となる報告も散見されている。多くの先行研究ではSSの時間や実施後の筋力やパフォーマンスに注目しており,柔軟性の違いとSS前後の関節可動域(以下,ROM)や筋力変化の関連性についての報告は未見である。両者の関係を明らかにすることで柔軟性の違いを参考にSSを実施する指標の1つとなると考え,本研究では筋の柔軟性の違いとSS前後のROM,膝関節屈曲等尺性筋力の関連性を明らかにすることとした。【方法】対象は健常人男性18名36脚(平均年齢:24.7±3.1歳)で,対象筋をハムストリングスとした。測定は対象者のSS前後でROM測定と筋力測定を行った。SS前の筋力測定から5分経過後にSSを実施し,SS直後にROM測定をしてSSから3分経過後に筋力測定をした。SSとROM測定は背臥位で骨盤と非検査側の大腿部をベルトで固定した。ROM測定はStraight Leg Raising(以下,SLR)角を2名で測定し,疼痛閾値直前にて1°刻みで1回測定した。SSは股関節最大屈曲位から膝関節伸展を他動運動で実施し,痛みの感じない最大伸張位にて2分間実施した。筋力測定は,BIODEX system4を用いて膝関節屈曲45°で3秒間の膝関節屈曲最大等尺性収縮を30秒のインターバルを挟み3回測定し,最も高いトルク値を最大トルクとした。統計学的処理は,正規性を確認した後,SS前のROMとその変化量の関係及び最大トルクの変化量をピアソンの相関係数にて分析し,統計学的有意水準を5%未満とした。【結果】SS前のROMが66.2±9.1(°),SS後のROMが74.3±10.9(°),ROMの変化量が-8.1±5.4(°)であり,SS前のROMとその変化量に有意な相関は認められなかった。しかし,SS前の最大トルクが89.0±14.7(Nm),SS後の最大トルクが84.2±13.4(Nm),最大トルクの変化量が4.8±7.5(Nm)であり,SS前のROMと最大トルクの変化量は有意な正の弱い相関(r=0.39,p<0.05)が認められた。【結論】SSによる筋力変化の生理学的な反応として,筋繊維の筋節が伸長される事が報告されている。また,足関節底屈位で1週間不動化させたラットの柔軟性低下と筋節の短縮が報告されており,柔軟性の低下している筋は筋節が短縮していると推察する。筋力と筋節の関係は同様の関節角度でも筋節が至適長のときに筋力は発揮しやすいと考えられており,柔軟性の低い対象者,高い対象者共に同様のSSによる筋節の伸張が生じたが,柔軟性の低い対象者はSS前の筋節が短縮しており,柔軟性の高い対象者より至適長から筋節の伸張が少なかったため筋力低下が少なかったと考える。本研究結果により,SSは対象者の柔軟性によって実施後の筋力変化が異なる可能性が示唆された。SSは対象者の柔軟性の違いによる筋力変化や目的,用途を考慮した上で実施することが必要と考える。
著者
伊藤敦子
雑誌
東邦医会誌
巻号頁・発行日
vol.35, pp.194-199, 1988
被引用文献数
3
著者
石津 日出雄 山本 雄二 守屋 文夫 宮石 智 仙波 昌三
出版者
Okayama Medical Association
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.103, no.3, pp.145-153, 1991-06-18 (Released:2009-08-24)
参考文献数
31

The progress of sex identification methods for forensic materials such as dried bloodstains and others in legal medicine is reviewed.Dixson and Torr (1956) first described a scientific method to identify human sex from forensic materials by detection of X chromatin in female cell nuclei. In 1972, we introduced a method for detecting Y chromatin in the human interphase nuclei by fluorescent microscopy as a new tool for decisive male sex determination from forensic materials. This method was accepted in forensic practice as the only reliable means to identify sex. In 1983, we reported sexes were distinguishable from dried bloodstains by the ratio of sex hormones, testosterone and progesterone, determined by radioimmunoassay. Gene analytical methods to prove the human Y chromosome specific DNA sequences have been introduced in this field. We also examined the method of Witt and Erickson (1989) to detect Y and X chromosome specific sequences using the polymerase chain reaction (PCR), and we improved this technique to exhibit its ability to identify sex in forensic practice. Our improved PCR method is expected to have a broad applicability in forensic practice because of its simplicity, sensitivity and reliability.
著者
本間 裕人 徳田 宏晴 中西 載慶
出版者
日本食品保蔵科学会
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.195-199, 2009 (Released:2011-03-05)

チーズ製造における牛乳の代替原料として、植物性のタンパク質と脂質を豊富に含むナッツ類に注目し、各種ナッツ類を絞って得た乳液に対してプロテアーゼを添加し凝乳試験を行い、チーズ様食品の製造を試みた。13種類のナッツを用いて凝乳試験を行った結果、ブロメライン、パパイン、サーモリシン、サブチリシン、E. faecalis TUA 2495 L株由来プロテアーゼ、あるいはE. faecalis IAM 10065株由来プロテアーゼを添加した場合において、多くのナッツ類で乳液がカードとホエーに分離し、カード形成能が認められた。特に麻の実、ココナツ、アーモンド、松の実あるいはマカダミアナッツを原料とした乳液で良好な凝固が認められた。そこで麻の実、ココナツ、アーモンド、松の実、カシューナッツ、マカダミアナッツの6種のナッツ類を用いて実際にチーズ様食品の製造を試みたところ、試験したすべてのナッツにおいてチーズ様食品を製造することが可能であった。製造したチーズはいずれも牛乳チーズよりも軟質で、収量については多くのもので牛乳チーズと同程度であった。香りについては原料ナッツ由来の香りと乳酸発酵によるヨーグルト様の香りを有している物が多かった。一般成分については、多くのナッツチーズで牛乳チーズよりも低タンパク高脂質であった。製造したナッツチーズの中では、ココナツチーズが硬度や香りの点で優れていた。また、原料あたりのチーズ収量は麻の実チーズが最も多く、一般成分やpHなども牛乳チーズに近かった。
著者
村上 保壽
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.185, pp.1-16, 1994
著者
丹羽 典生 丹羽 典生
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.189-268, 2018

本稿は,日本の四年制大学における応援団を事例として,応援組織の変化と現状を分析するものである。依拠するデータは,各大学応援団が刊行する印刷物や大学の学友会関連の情報,応援団関係者が運営するホームページやソーシャル・ネットワーキング・サービスなどに散在する各種の情報を中心に筆者が集約・整理した。それらの分析を通じて,以下3 点のことを示した。ひとつめが応援団の起源と拡大について。国公立大学応援団のほとんどが戦後の大学改革と時期を同じくして第二次世界大戦後に起源をもつのに対して,私立大学の古くからある応援団はそうした断絶の影響をあまり受けていないこと。また,ベビーブーム世代の進学期に大学の量的増大に合わせて多くの大学で作られるようになったこと。ふたつめは,応援団の質的変化で,応援団の典型的な型とされることもある三部構成(リーダー部,チアリーダー部,吹奏楽部)は,もとの多機能的な応援団が機能分化とジェンダー構成の変化を経た結果,比較的近年生み出されたものであること。そしてみっつめに,応援団の多くは体育会所属であるが,一定数が独立団体的な位置づけにあることである。
著者
養王田 正文
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.185-192, 2009-03-01 (Released:2011-06-27)
参考文献数
14

次世代シークエンサーがベールを脱いだのはごく最近のことであるが,一躍脚光を浴びる存在になっている.その成果はめざましく,生命科学の様々な分野に革命を起こしつつある.さらに驚くべきことに,その次世代シークエンサーを凌ぐシークエンサーの開発も進んでいる.ここでは,これらの次世代シークエンサーの原理を説明し,その能力と応用について紹介する.
著者
谷村 省吾 TANIMURA Shogo
巻号頁・発行日
2016-03-02

不確定性関係は、量子力学の基本的性質の一つであり、2種の物理量の値を同時に確定させることはできないこと、あるいは、一方の物理量の値を測定することが他方の物理量の値に不測の変動をもたらしてしまう関係性として理解される。量子力学の建設期から現在に至るまで、不確定性関係は、マクロ世界の古典物理とミクロ世界の量子物理とを峻別する特徴である。しかし、「不確定性」の定義には諸説があり、不確定性関係の定式化にもさまざまバージョンがある。近年、不確定性の明確な定義と、不確定性関係の数学的に正当な証明と、物理実験による検証の研究が進んだ。これらの歴史を踏まえて、多様化した不確定性関係を整理して解説する。