著者
竹中 亨
出版者
独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構(旧 大学評価・学位授与機構)
雑誌
大学評価・学位研究 (ISSN:18800343)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.19-39, 2021-03-01 (Released:2021-03-24)
参考文献数
48

本論文の目的は,ドイツにおける大学への基盤交付金の制度を紹介することである。基盤交付金は,ドイツの高等教育の基幹をなす州立大学にとって,主たる財源をなすものである。基盤交付金は,固定的な基礎経費の部分と,アウトプット指標,業績協定のそれぞれから算定される成果連動的部分からなる。このうち,基礎経費は過去踏襲分と,インプット指標からの算定とで決定される。大学財政の安定性を考慮して,前者の比重が圧倒的に大きい。アウトプット指標による算定では,指標数を少数に絞り,かつ算定割当額を小規模にとどめるという方針がとられている。予算額の過度の変動を防ぐためである。大学政策の鍵になるのは業績協定である。これは政府と個々の大学が,大学ごとの特性やヴィジョンを踏まえて目標を定めて締結する。これにより,大学の個別性を反映することが可能になり,高等教育全体として,学術の多様性を担保する仕組みとなっている。
著者
宮原 弘匡
出版者
日本地理教育学会
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.28-39, 1995-03-25 (Released:2010-04-30)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

The main purpose of this paper is to make clear the spatial distribution of knowledge regarding Tokyo, Hokkaido and all the other prefectures for the study about Mental Maps of Japan. A survey made high school students in Nagano Prefecture answer each name of the prefectures pictured on white map was conducted. It provided with the percentage of “right”, “wrong”, and “no” answers according to the prefectures. Considering each distribution map of those data can be found spatial characteristics about the knowledge of them.The results are summarized as follows:1) The prefectures are located at the ends of the country, for example, Hokkaido, Okinawa prefecture, and so on are known very well. The knowledge of them are fixed or stable.2) The prefectures near Nagano prefecture regarded as familiar places, for example, Niigata prefecture and Gunma prefecture are known very well. But all prefectures near that may not necessarily be known. By way of example Yamanasi prefecture and Gifu prefecture can be found.3) Some prefectures are known well, for example, Tokyo and Osaka, are distributed separately.4) The prefectures are located halfway between above-mentioned prefectures and Nagano prefecture are not known much. Spacial distribution of knowledge of them presents uncontinuous distribution in the form of mosaic.5) The prefectures are dotted on the triangular-graph used three index, the percentage of “right”, “wrong”, and “no” answers are distributed continuously. And the author considers it means the development of knowledge about them.
著者
塩見 真由美 今井 賢治 咲田 雅一
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.71-80, 2003-02-01 (Released:2011-03-18)
参考文献数
26
被引用文献数
2 1

嘔気を主症状とするmotion sicknessを人為的に引き起こし、内関 (PC6) への鍼刺激がその症状の程度と出現率を改善させるかどうかを検討した。健常人36名を対象とし、無作為に対照群 (nd2) と置鍼群 (n=12) 、鍼通電群 (n=12) の3群に分類し、optokinetic drumを用いてmotion sicknessを誘発した。motion sicknessの評価には、自覚症状に関するスコアー (SSMS) とvisual analogue scale を用いるとともに、客観的な指標として胃電図をドラムの回転前・回転中・回転後各15分、計45分間にわたり記録した。また、置鍼群、鍼通電群ではdrum回転中に内関穴に鍼刺激を行った。置鍼群では、motion sickness に伴う胃電図の異常波形の出現が抑制され、他群に比べ早期に正常波形へと回復した。また、嘔気の出現率とその程度についても、置鍼群では対照群に比して低い傾向を認めた。内関穴に対する置鍼刺激は、胃電図の異常波形の出現を抑制し、嘔気などを中心とするmotion sickness 症状の緩和に有効であることが示された。
著者
土肥 直人 馬場 順昭 高野 博行
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.51, no.594, pp.380-387, 2003 (Released:2003-09-26)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

This paper deals with a guidance law for a flight vehicle with varying velocity after thrust cutoff. This guidance law is mechanized by combining the proportional navigation and the pure pursuit navigation with the mixture ratio. Since the performance of the guidance law depends on the ratio, the discussion is focused on the determination of the ratio. Finally, the simulation results show that if the LOS angle noises are small, the proposed guidance law is effective even if the missile velocity decreases and has higher off-boresight ability than the proportional navigation.
著者
Hiroyuki TAKAO Dai WATANABE Satoshi TANI Hiroki OHASHI Tosihiro ISHIBASHI Kohei TAKESHITA Shigeyuki MURAKAMI Tetsuya NISHIMOTO Kohei YUGE Kostadin KARAGIOZOV Toshiaki ABE Yuichi MURAYAMA
出版者
The Japan Neurosurgical Society
雑誌
Neurologia medico-chirurgica (ISSN:04708105)
巻号頁・発行日
pp.oa.2021-0149, (Released:2021-10-14)
参考文献数
18
被引用文献数
1

A simulation model was developed to better understand the mechanisms of brain injuries in sports. A three-dimensional model comprising approximately 1.22 million elements was constructed from cranial computed tomography images of adult male volunteers by the voxel method. To simulate contact sports that permit actions such as tackling, a sinusoidal wave with duration of 10 ms and maximum acceleration of 2000 m/s2 was applied to the lowest point of the model to apply rotational acceleration to the head from different directions. The von Mises stress was then observed at five points in the coronal plane of the brain: cingulate gyrus (CG), corpus callosum (CC), brain stem (BS), lateral temporal lobe (LT), and medial temporal lobe (MT). LS-DYNA universal finite element analysis software with explicit time integration was used for the analysis. Concentrations of stress started to appear in the CC and BS at 10 ms post-impact, after which they also became evident in the CG and MT. The maximum changes in stress at each location occurred 10–15 ms post-impact. The von Mises stress was 9–14 kPa in the CG, 8–24 kPa in the CC, 12–24 kPa in the BS, 7–12 kPa in the LT, and 12–18 kPa in the MT. The highest stress in every part of the brain occurred after lateral impact, followed by oblique impact and sagittal impact. Such simulations may help elucidate the mechanisms of brain injuries in sports and help develop measures to prevent chronic traumatic encephalopathy.
著者
増田 正 大路 駿介
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.48-52, 2020 (Released:2021-02-02)
参考文献数
6

近年,安価で使い勝手の良いマイクロコンピュータ(マイコン)や新たなプログラミング言語,プログラム開発支援ソ フトウェアが開発されてきている.理学療法や作業療法,スポーツ科学などの分野でも,これらを活用することにより,新た な研究の展開や臨床現場での効率的なデータ収集などが実現できるものと期待される.工学系の分野では多くの方がこれらに 関する知識や経験を有していると考えられるが,医療やスポーツ科学が専門の方にとっては,どのような技術が存在して,何 が可能なのかを知る機会は多くないものと推察される.そこで,マイコンを活用した計測装置の開発およびパソコンやタブレッ ト端末でのプログラミングについて解説した.また,マイコンとパソコン,タブレットを連動させた計測システムの製作方法 についても取り上げた.本稿では 4回を予定している解説記事の第1回目として,全体像が掴めるように概略を述べた.
著者
伊藤 理絵 内藤 俊史 本多 薫
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.114-118, 2009-07-11 (Released:2017-07-21)

本研究の目的は、幼児期に見られる攻撃的笑いについて、観察記録に基づき検討することである。年少児~年長児44名について分析したところ、幼児は、直接的に相手を支配・威圧したり、間接的に攻撃するために攻撃行動に伴う笑いを見せていた。また、仲間と共有する攻撃的笑いには、一つの笑いに親和的性質と攻撃的性質が含まれており、より見えにくい形の攻撃的笑いが見られた。
著者
鈴木 有佳 仙田 幸子 本庄 かおり
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
pp.20-151, (Released:2021-08-06)
参考文献数
16

目的 出産を経ても就業を継続する女性の割合が増加している。欧米では,女性の特定の職種が出産時・出生後の児の死亡リスクと関連することが報告されているが,日本ではこの関連を検討した疫学研究はない。そこで本研究は,全国調査データを用い,母親の職種による妊娠12週以降出生までの児の死亡リスク(解析1),出生から出生1年後までの児の死亡リスク(解析2)について検討することを目的に実施した。方法 1995, 2000, 2005, 2010, 2015年度人口動態職業・産業調査(出生票,死産票)ならびに1995-96,2000-01,2005-06,2010-11,2015-16年度人口動態調査(死亡票)を用いた。解析1では生まれた児のうち,5,355,881人を対象とし,解析2では同期間に出生した児のうち,5,290,808人を対象とした。説明変数は母親の職種(管理・専門・技術,事務,販売,サービス,肉体労働,無職),目的変数は自然死産(自然死産なし=出生)(解析1),新生児・乳児死亡(新生児・乳児死亡なし=出生1年後生存)(解析2)とし,ロジスティック回帰分析を用いて解析した。また,有職者における職種に起因した自然死産の人口寄与危険割合を算出した。結果 自然死産は61,179人(1.1%),出生した児のうち新生児・乳児死亡は12,789人(0.2%)だった。出産時の母親の職種が管理・専門・技術と比較した,事務,販売,サービス,肉体労働,無職の,自然死産に関する調整オッズ比(95%信頼区間)は,1.24(1.20-1.29),1.48(1.41-1.56),1.76(1.69-1.83),1.54(1.46-1.61),0.95(0.92-0.98)だった。母親の職種と新生児・乳児死亡の関連は見られなかった。また,有職者における母親の職種が事務,サービスの自然死産に対する人口寄与危険割合は7.4%,12.3%だった。結論 本研究の結果,母親の職種により自然死産リスクに差が認められた。とくに,母親の職業がサービス職である場合,自然死産のリスクならびに人口寄与危険割合が最も高かった。一方,母親の職種と出生後の新生児・乳児死亡リスクには関連がみられなかったことから,母親の職種は妊娠期において児の状態に影響する可能性がある。本研究結果により,妊娠期の母親の職業に注意を払う必要が示唆される。
著者
嶋 大樹 川井 智理 柳原 茉美佳 熊野 宏昭
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.73-83, 2016-01-31 (Released:2019-04-27)
被引用文献数
1

本研究は、思考内容と現実を混同する「認知的フュージョン」を測定する質問紙である、改訂CFQ13項目版および7項目版の信頼性と妥当性の検討を目的とした。大学生対象の調査の結果、13項目版は改定前同様に2因子構造を示し、7項目版は原版同様に1因子構造を示した。項目分析の結果、各下位尺度は個別に扱うことが適切であると判断された。これまでは第1下位尺度が認知的フュージョン、第2下位尺度が認知的フュージョンから抜け出す「脱フュージョン」に相当するとされてきたが、本研究の結果、第2下位尺度は脱フュージョンの機能の一部に相当する可能性が示唆されたため、第1下位尺度および7項目版を「認知的フュージョン」、第2下位尺度を脱フュージョンの機能の一部としての「自己と思考の弁別」とみなすことが適切である。そして今後は、外顕的な行動指標との関連も検討することで、別の側面から妥当性の有無を確認する方法も必要であると考えられる。
著者
鈴木 雅之 西村 多久磨 孫 媛
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.372-385, 2015 (Released:2016-01-28)
参考文献数
54
被引用文献数
7 7

本研究では, 中学生の学習動機づけの変化を規定する要因として, 「テストの実施目的・役割に対する学習者の認識」であるテスト観に着目して研究を行った。中学1—3年生2730名を対象に, 定期テストが実施される度に調査を行い(2013年6月, 9月, 12月, 2014年2月の計4回), マルチレベル分析によって学習動機づけとテスト観の個人内での共変関係を検討するとともに, 構造方程式モデリングによって, テスト観が学習動機づけに与える影響について検討を行った。これらの分析の結果, テストの学習改善としての役割を強く認識することによって, 内的調整や同一化的調整といった自律的な学習動機づけが高まることが示された。その一方で, 学習を強制するためにテストが実施されていると認識することによって, 内的調整が低下し, 統制的な学習動機づけとされる取り入れ的調整と外的調整は高まることが示された。以上のことから, 中学生のテスト観に介入することによって, 自律的な学習動機づけを維持・向上させることが可能であることが示唆された。
著者
小笠原 岳 近藤 靖史
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.115, pp.19-24, 2006-10-05 (Released:2017-09-05)
参考文献数
10
被引用文献数
1

空調設備設計の際に用いられる熱負荷計算では非常に複雑である伝熱現象を単純化して扱っている。特に放射熱伝達は放射熱伝達率を用いて壁面温度と室内空気温度との関係として表現される。また放射熱伝達率はほとんどのケースで一定の値が用いられている。しかし放射熱伝達は本来物体表面間のみで起こる熱移動現象であるため、壁面温度と空気温度の関係で実現象を充分に捉えているか、また様々な条件下で一定の放射熱伝達率が適用できるかなど、検討の余地がある。本研究ではCFD解析に基づく放射熱伝達率の算出方法を示し、事務室空間における放射熱伝達率について検討を行う。
著者
岸 茂樹
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.61-64, 2015-03-30 (Released:2017-05-20)
参考文献数
16
被引用文献数
1

アレンの法則とは、恒温動物の種内および近縁種間において高緯度ほど体の突出部が小さくなる傾向をいう。アレンは北アメリカのノウサギ属を例にこの仮説を提唱した。しかしこの例を含めてアレンの法則は検証例が少ない。そこで本研究ではアレンの法則が書かれた原典からノウサギ属Lepus のデータを抜き出しアレンの法則がみられるか検証した。その結果、相対耳長と緯度には有意な相関はみられなかった。相対後脚長、および体長と緯度には正の相関がみられた。したがって、アレンが記録した北アメリカのノウサギ属にはアレンの法則はみられず、むしろベルクマンの法則がみられることがわかった。相対耳長と緯度に負の相関がみられなかった主な原因は、低緯度地域にも耳の短い種が生息することである。耳の長さには緯度以外にも生活様式や生息場所が大きく影響するためと考えられる。
著者
谷川 明男
出版者
Arachnological Society of Japan
雑誌
Acta Arachnologica (ISSN:00015202)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.11-85, 1992 (Released:2007-03-29)
参考文献数
74
被引用文献数
19 21

ゴミグモ属のクモ類は日本から15種が記録されていたが, 筆者は, 日本各地から得られた多数の標本を検討した結果, 22種の生息を確認した. 従来, 日本でシマゴミグモと呼ばれ, C. insulana (COSTA, 1834) に同定されてきたものには, 2種が混同されていたことが判明した. この2種をヨーロッパ産の C. insulana の標本と照合した結果, いずれも別種であった. 一方, 原記載以来採集記録がなかった C. confusa BÖSENBERG et STRAND, 1906のタイプ標本を検討した結果, いままでシマゴミグモとされてきた2種のうち1種はこれに同定できた. もう1種は新種として記載した. また, ハマゴミグモについては, 従来, C. camelodes (THORELL, 1878) に同定されてきたが, タイプ標本との照合により, 別種であることが判明し, 新種として記載した. さらに, C. atrata BÖSENBERG et STRAND, 1906カラスゴミグモ, C. argenteoalba BÖSENBERG et STRAND, 1906ギンメッキゴミグモ, C. ginnaga YAGINUMA, 1959ギンナガゴミグモのそれぞれに混同されていたと思われる近似の別種など8種を新種として記載した. 一方, S. SAITO (1939) によって青森県から記録された C. conica (PALLAS, 1772) コゴミグモについては, S. SAITO (1939) が同定した標本の保管場所が不明で検討できないことと, 今回検討した多くの標本の中にそれと同定できるものが全く見いだせなかったことから, 本論では扱わなかった.本論で扱った22種の種名は次のとおりである. C. octotuberculata KARSCH, 1878 ゴミグモ, C. laticauda BÖSENBERG et STRAND, 1906キジロゴミグモ, C. monticola BÖSENBERG et STRAND, 1906ヤマゴミグモ, C. angusta sp. nov. ヤセゴミグモ (新称), C. onoi sp. nov. オノゴミグモ (新称), C. omonaga sp. nov. シマゴミグモ, C. confusa BÖSENBERG et STRAND, 1906ミナミノシマゴミグモ (新称), C. japonica BÖSENBERG et STRAND, 1906ヤマトゴミグモ, C. norihisai sp. nov. オガサワラゴミグモ (新称), C. atrata BÖSENBERG et STRAND, 1906カラスゴミグモ, C. hamulata sp. nov. カギヅメカラスゴミグモ (新称), C. maritima sp. nov. ハマゴミグモ, C. psylla (THORELL, 1892) ヒメマルゴミグモ, C. mulmeinensis (THORELL, 1887) トゲゴミグモ, C. vallata KEYSERLING, 1886 マルゴミグモ, C. sachikoae sp. nov. ミツカドゴミグモ (新称), C. alba sp. nov. シロゴミグモ (新称), C. argenteoalba BÖSENBERG et STRAND, 1906 ギンメッキゴミグモ, C. okumae sp. nov. オオクマギンメッキゴミグモ (新称), C. ginnaga YAGINUMA, 1959ギンナガゴミグモ, C. kumadai sp. nov. クマダギンナガゴミグモ (新称), C. sedeculata BÖSENBERG et STRAND, 1906ヨツデゴミグモ.
著者
解良 武士 河合 恒 大渕 修一
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.227-233, 2019-07-25 (Released:2019-07-31)
参考文献数
41

サルコペニアの最初の概念が提唱されてから,サルコペニアの操作的定義はいくつかの変遷を経てきた.2018年,欧州連合学会(EWGSOP2)から新しいコンセンサスが発表された.新しいサルコペニアのコンセンサスの特徴は,筋力をより重視したことと,SARC-Fと呼ばれるスクリーニングツールを使うことを提唱していることである.本稿ではこのSARC-Fについて,その特徴,サルコペニアや他のスクリーニングツールとの関連,妥当性,さらにその問題などについて解説する.
著者
沢井 かおり 渡辺 賢治
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.203-207, 2015 (Released:2015-11-05)
参考文献数
29

防風通聖散はメタボリック症候群の治療薬として広く知られている。精神科領域では合併症としての肥満治療に用いられるが,精神症状そのものに主方として奏効した報告はほとんどない。症例は63歳のうつ病男性で,主訴は抑うつ症状である。特にきっかけなく抑うつ症状が増悪し,本が読めず好きな読書を楽しめなくなった。男性更年期を疑い,漢方治療を希望して受診した。やや実証,やや熱証,気滞,血虚と診断し,排便困難感を重視して防風通聖散を開始した。8週後本が読めるようになり,3ヵ月後には読書やテレビに集中できるようになった。その後下痢傾向になったため内服を漸減し,10ヵ月後終診となった。防風通聖散は,肥満治療のみならず,証によっては精神症状そのものに応用できる可能性が示唆された。
著者
難波 幸弘 榊原 敏之
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.34, no.8, pp.593-598, 1985-08-20 (Released:2009-11-10)
参考文献数
46
被引用文献数
1 1