1 0 0 0 日本語原学

著者
林甕臣遺著 林武臣編纂
出版者
建設社
巻号頁・発行日
1932
著者
[神社新報社編]
出版者
神社新報社
巻号頁・発行日
1986
著者
藤原 敬 鈴木 春彦 速水 亨
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

森林管理の義務と支援を直接対象とした国際約束をめざした国際森林条約の不調を背景に、市場を通じたアプローチが、国際的な持続可能な森林管理達成の一つの方向性を示すものとなった。第三者認証による「森林認証システム」、行政の森林法の手続きをベースとする「合法性証明システム」など、である。これらのシステムは日本市場で一定の役割を果たしているが、コスト効率性と信頼性を巡り議論がある。効率的で信頼性のあるシステムを構築する視点で、両者のシステムを、分析・評価する。森林経営の評価手続きを、①FSCの森林認証要求事項と、②森林法の森林経営計画の認定要求事項を比較検討すると、後者は運用実態として、生物多様性保全・労働安全分野・事業者への注意義務などの面で不足している面が多い。ただし、森林経営計画の記載様式は柔軟にできており、実質的な認定の基準となっている市町村森林整備計画との連携で、持続可能な森林管理のツールとしてさらに発展する可能性をもっている。森林経営計画とセットになった合法証明システムのサプライチェーン管理の効率性・信頼性の評価と合わせて、さらなる検討が必要。
著者
増崎武次 牛尼剛聡 富松 潔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.46, pp.21-26, 2006-05-13

10年前、「たまごっち」と呼ばれる電脳ペットが日本国内を一世風靡した。そこで高校生の教育効果を高めるための実験教材を開発した。この教材を用いることで、生徒たちは「たまごっち」に代わるキャラクタを自由にデザインすることが可能で、C言語の習得には最適である。さらに生徒たちにアンケート調査を実施することで、教育効果の有無を検証した。Cyber pets called "Tamagotchi" ten years ago were popular in Japan. Therefore we developed the experiment teaching materials to raise teaching effectiveness of high school students. They can design a character for "Tamagotchi" freely by using these teaching materials and can learn C language. Furthermore, we performed questionary survey to students and inspected teaching effectiveness.
著者
渋川 祥子 杉山 久仁子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.43, no.10, pp.1013-1018, 1992-10-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
7
被引用文献数
2

食品表面の着色に放射伝熱が有効であることの理由を明らかにするために, 食品と金属の受熱速度の比較を行った.本研究では, クッキーと鉄板を二通りの加熱方法 (放射伝熱 (RAD) と対流伝熱 (CON)) を用いて200度で加熱した.受熱速度を計算するために, クッキーでは水分蒸発を, 鉄板では表面温度を測定した.その結果放射伝熱で加熱したクッキーの受熱速度は, 対流伝熱で加熱したクッキーやそれぞれの方法で加熱した鉄板の受熱速度より速かった.この現象を説明するために, クッキー表面の放射率の測定を行った.放射率は, クッキーの加熱時間と共に増加することはなく, 放射率が放射伝熱方式の有効性の原因ではなかった.

1 0 0 0 IR かりん 第2号

出版者
京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館
雑誌
かりん (ISSN:18834167)
巻号頁・発行日
vol.2, 2009-12-01

<巻頭言> ネビュラス / 堀 智孝 [p.1]<声> 机と棚 / 岡本 源太 [p.2]<声> ささやかな議論の場 / 霜田 洋祐 [p.3]<学術情報リポジトリ> 『言語科学論集』の紹介 / 山梨 正明 [pp.4-5]<勉強法・研究法を伝授> 学問の要諦は対話にあり / 東郷 雄二 [p.6]<勉強法・研究法を伝授> 「精聴」の勧め / 藤田 糸子 [p.7]<勉強法・研究法を伝授> 「図書館」へ行こう / 西井 正弘 [p.8]<勉強法・研究法を伝授> 数学、物理は丸暗記 / 宮本 嘉久 [pp.9-10]<自著を語る> 戦後教育のジェンダー秩序 / 小山 静子 [p.11]<自著を語る> アラブ、祈りとしての文学 / 岡 真理 [p.12]<自著を語る> 基礎環境化学 : 環境を化学反応から捉えるためのエッセンス / 津江 広人 [p.13]<所蔵資料紹介> 利用という面での地図の価値 / 小原 丈明 [pp.14-16]<環on映画会> 環on映画会へのお誘い [p.17]<環on映画会> 私にとって環on映画会とは? / ナザロワ エカテリナ (NAZAROVA Ekaterina) [p.18]<環on映画会> 環on映画会ポスター制作秘話 / 宮下 芙美子 [p.18]<寄贈図書> [p.19-21]<特別図書> [p.22]<情報収集のコツ> KULINEとMyKULINE [p.23-26]<図書館の活動> 人環・総人図書館の一年間 [p.27]<図書館の活動> 図書館・室利用者アンケート調査報告 人環・総人図書館 [p.28-31]<図書館の活動> 図書館統計 [p.32]<図書館の活動> 貸出回数ランキング [p.33]
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1553, pp.11-12, 2017-03-20

NHKがスマホなどに向けてネット同時配信を行うことが検討されているが、こちらは有料での提供になるとNHKは明言している。その水準については、地上波の総合放送もEテレも配信するのであれば、地上放送の受信料水準に合わせるべきだと考える。ネット配信の方…
著者
前川 ほのか 稗田 牧 中村 葉 小泉 範子 外園 千恵 木下 茂
出版者
日本眼光学学会
雑誌
視覚の科学 (ISSN:09168273)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.60-65, 2017 (Released:2017-11-03)
参考文献数
13

【目的】近視を有する小学生におけるオルソケラトロジー(オルソ)の近視進行抑制効果と波面収差の関係性を検討する。【方法】対象は異なる3社のオルソレンズを装用した72例144眼である。2年間のレンズ装用後, 最低3週間レンズを外した。レンズ装用2年後の波面収差(角膜と眼球4mmのコマ様収差, 球面様収差, 球面収差, 全高次収差)と装用前後の屈折度数, 眼軸長の変化量の相関関係を検討した。【結果】角膜の球面様収差と屈折度数変化量に正の相関を認めた(R=0.17, Pearson検定)。角膜と眼球のコマ様収差, 球面様収差, 球面収差, 全高次収差と眼軸長変化量に負の相関を認めた(R=-0.20, -0.24, -0.19, -0.23, -0.22, -0.23, -0.21, -0.23, Pearson検定)。【結論】近視を有する小学生において, オルソレンズ装用により, 角膜と眼球の高次収差が増加することで眼軸長の伸長が抑制され, 近視進行抑制効果を生じることが示唆された。
著者
高塚 雄介
出版者
公益財団法人 パブリックヘルスリサーチセンター
雑誌
ストレス科学研究 (ISSN:13419986)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1-4, 2012 (Released:2012-11-21)

Great disaster brings a serious wound in the mental of the person and is known to give a obstacle in life. However, the influence to give a mental is big and is different in a case brought artificially when a disaster is brought by nature. Most of wounds of a mental brought by natural disaster are more likely to be healed with progress of thetime, but, as for the artificial disaster, anger and hatred are easy to be amplified with progress of the time. It is thought that victims of the East Japan great earthquake disaster of the last year are different from an earthquake in the person who met with the thing that the atural disaster called the tsunami and the element of the artificial disaster called the collapse of the nuclear power plant are high in the next progress. It is thought that it is necessary to consider what kind of correspondence method should be taken for the condition of stress that is dripped even if both mingle minutely.
著者
谷 晋三
出版者
一般社団法人日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.13-18, 2015-01-31

認知行動療法においては、臨床的な症例報告は多くの臨床家に重要な情報を提供する。しかし、雑誌「行動療法研究」に掲載される論文の数は限られている。本研究では二つのガイドライン(Ortega & Rodriguez, 2008; Gagnieretal., 2013)が推奨する臨床的な症例報告の目的とその内容を紹介している。Robey (2004)は臨床研究における五つのフェイズモデルを提案している。臨床的な症例報告はそのフェイズI、IIとIVに含まれている。Robeyの五つのフェイズモデルでの臨床的なケースレポートの目的について最初に紹介する。次に、二つの臨床的なガイドライン、CAREガイドラインとGuidelines for clinical reports in behavioral clinical psychologyを紹介し、最後に本誌「行動療法研究」の編集者の一人として、読者に臨床的な症例研究の投稿することを推奨する。
著者
田邊 力 曽田 貞滋
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

日本産アマビコヤスデ属とババヤスデ属を対象に、種分化と体サイズ及び体色擬態についての関係、体サイズ進化要因について調べ、以下の結果を得た。(1)分子系統推定の結果から、アマビコヤスデ属では本州、四国、九州に分布する小型種(3.5~4cm)アマビコヤスデから3種程度の大型種(4.5~6cm)が分化しており、大型の一種は分化後にアマビコヤスデと交雑していると推定された。(2)キイロヤドリバエの寄生はアマビコヤスデの体サイズ小型化への選択圧となっている可能性がある。(3)アマビコヤスデ属とババヤスデ属の間で確認された体色ミュラー型擬態の進化においてババヤスデ属における多発的種分化の関与が示唆された。
著者
坂本 麻実子
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.235-241, 2012

井上ひさし(1934-2010)は演劇界へのデビュー作「日本人のへそ」(1969年 2月初演)から最後の新作となった「組曲虐殺」(2009年10月初演)までの40年間,役者たちの歌を伴奏するためにピアニストを使用する作品を断続的に書いてきた。ピアニスト1名を使うのが井上が愛用するやり方である。井上が愛好した作曲家ガーシュイン Gershwin, George(1898-1937)が自作自演のピアニストとしても活動したことに着目し,井上のガーシュイン愛好と音楽劇におけるピアニストの使用の関連から考えてみたい。
著者
遊佐 徹
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
雑誌
文化共生学研究 (ISSN:18809162)
巻号頁・発行日
no.2, pp.35-47, 2004

周知のごとく、日清戦争敗北後の清末政治思想史は、1898年(光緒24年)の戊戌変法およびそれを政策的に実行に移した1901年(光緒27年)以降の光緒新政に代表される改良論と1905年(光緒31年)の中国革命同盟会の結成を契機に急速に勢力を拡大することになる革命論のふたつの政治論を軸に展開してゆくが、この時期に「世紀」の変わり目や「20世紀」を意識した政治的言説が政治論的立場を越えて大量に語られたことにも注目するべきであろう。
著者
越田 淳一 森山 典子 ごん春明
出版者
日本土壌肥料学会
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.865-874, 2005 (Released:2011-03-05)

九州各地の堆肥化施設23カ所から、牛糞、鶏糞、生ゴミおよび下水汚泥を原料とした堆肥計29点を採取し、糞便汚染指標菌(大腸菌群、大腸菌およびサルモネラ菌)について培養検査した。1)これら堆肥試料のCECは31.4-79.0cmol.kg(-1)の範囲(平均55.4cmolckg(-1))で、炭素率(C/N比)は7.6-25.4の範囲(平均15.3)にあり、他の性状と合わせ、多くが完熟堆肥であると判断された。2)デスオキシコーレイト寒天培地により大腸菌群が29点中11点(38%)から検出され、10(2)-10(6)cfug(-1)dry maerの菌数レベルであった。大腸菌群陽性堆肥試料4点のうち3点からの分離株は、大腸菌群に属するE.coli, E. vulneris, Panoea sp., Buiauxella agresisと同定された。しかし、Serraia marcescensのみが分離された試料が1点、本菌とE. coliが分離された試料が1点あった。大腸菌群には属さない腸内細菌科の細菌であるS. marcescensは赤色色素を生産するため、分離培地上で大腸菌群の赤いコロニーと誤認されたものと推察された。一方、得られたE. coli 5株は、病原大腸菌免疫血清試験ですべて陰性であった。3)堆肥試料12点についてクロモカルト・コリフォーム培地による大腸菌の直接培養検査およびMLCB寒天培地によるサルモネラ菌の検出を試みた結果、大腸菌はいずれの試料からも検出されず、サルモネラ菌は2点(17%)から検出され、その菌数は10(3)cfug(-1)dry maerのレベルにあった。4)堆肥原料(牛糞、鶏糞、生ゴミ等)8点のうち大腸菌群およびサルモネラ菌がいずれも6点(75%)から、大腸菌が5点(63%)から検出され、菌数はいずれも102-108cfug(-1)dry maerであった。5)堆肥製造施設6カ所における堆肥化過程での糞便汚染指標菌の消長を7例について追跡した結果、糞便汚染指標菌が減少して製品中で消失する場合、いったん消失するが製品で再度検出される場合、全く消失しない場合、原料から製品まで検出されない場合の4通りが観察された。発酵温度が高くてもサルモネラ菌などが生残する場合があり、その原因について、再増殖や交叉汚染の可能性を考察した。6)上記の諸結果に基づき、堆肥の製造過程における温度管理や交叉汚染防止などの適切な衛生管理の重要性を指摘した。