1 0 0 0 OA 集古十種

著者
松平定信 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[31],
著者
谷 芳恵 齊藤 誠一
出版者
日本青年心理学会
雑誌
青年心理学研究 (ISSN:09153349)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.78-82, 2015-07-31 (Released:2017-05-25)
参考文献数
6
著者
宮崎 安将 金子 真也
出版者
独立行政法人森林総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、光応答遺伝子群を網羅・ 同定した。
著者
宮崎 安将 金子 真也 坂本 裕一
出版者
国立研究開発法人 森林総合研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

シイタケの子実体形成には光が必要である。現在までに光受容体をコードする遺伝子phrA, phrB, Le.cryを単離・同定しているが、光受容体は光を一番最初に受け取る分子であるため、これらの発現は分化ステージによらず、構成的であることが多い。そこで、きのこ類に存在する光応答メカニズムを含めた関連因子(タンパク質)を網羅するため、シイタケにおける子実体形成過程を①栄養増殖菌糸、②子実体原基、③成熟子実体に分け、各々の試料から細胞内タンパク質を抽出し、二次元電気泳動に供した。3種の蛍光染色(全タンパク質染色、リン酸化タンパク質染色、糖鎖付加タンパク質染色)を行い、モレキュラーイメージャーにて解析した。検出されたタンパク質は、各々の分化ステージにおいて約6000種類、リン酸化タンパク質は約300種類、糖鎖付加タンパク質は約30種類存在することが明らかとなった。発現に差異のあるスポットをゲルから切り出した後プロテアーゼ処理を行い、目的タンパク質の分解産物(ペプチド)画分を得た。サンプルはLC-MS/MSにてアミノ酸配列解析を行った後、タンパク質質量分析器データベース(マスコット・サーバー)に対し相同性検索を行い、目的産物タンパク質を同定・機能推定を行った。その結果、子実体形成期に特異的に発現するタンパク質は、その発現が上昇するもの(脂肪酸分解酵素、ATP合成タンパク質、G-タンパク質ファミリー、細胞骨格タンパク質、シグナル伝達関連因子等)と、一方減少するもの(カタラーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、オキシドレダクターゼ等)が同定された。これらタンパク質は、現在までのトランスクリプトーム解析によるデータと照らし合わせ、きのこの子実体形成期間に細胞内で起こっている代謝やシグナル伝達経路を如実に反映しているものと示唆された。
著者
御手洗 昭治
出版者
札幌大学
雑誌
札幌大学総合論叢 (ISSN:1342324X)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.199-211, 2007-03

2006年7月4日,北朝鮮が七発のミサイルを発射した。国連安全保障理事会が北朝鮮非難決議を採択。三ヵ月後の2006年10月3日,北朝鮮は核実験を予告し,10月9日に地下核実験を実施したと発表した。その後,再度,国連の安全保障理事会が開催され核実験非難決議履行を採択(朝日,読売,毎日,北海道新聞各紙)。北朝鮮は挑戦的な姿勢をくずさず,北朝鮮の政権に対して圧力を増大させることは戦争行為であることを主張した。北朝鮮を除く六ヵ国協議参加国も電話で対応を協議した。北朝鮮の核問題をめぐっての多国間交渉は,崩壊の危機に直面しアジア太平洋地域の安全保障を揺さぶる事態となった。多国間交渉の六ヵ国協議の核心は,元米国務長官であったヘンリー・キッシンジャーも指摘するように米朝の交渉担当者が交渉するか否かにあるのではない。特に米国政府の意向が成果を左右するような問題に対しては,米国は平壌との二国間交渉を進展すべきである。また,ジョエル・S.ウィッツなどのように,多国間交渉と二国間交渉を織り交ぜ,CTR (Cooperative Threat Reduction)方式の紛争解決法を見出すべきという意見を持つ国際問題の研究者も存在する。いずれにしても,多くの課題が多々残されてはいるが,優先すべきは2005年9月の共同声明に原則が盛り込まれた双方の行動に関しての時期と交渉の内容を具体的に書き出し,それとともに北朝鮮による核兵器放棄のタイムテーブルと安全保障と一体となった経済支援計画を形にすべきであろう。以下では,2002年から2006年の12月8日までの六ヵ国協議の交渉プロセス,並びに北朝鮮の交渉戦略,CTR方式交渉・紛争解決法についての考察を加えてみたい(2006年12月20日)記。
著者
中生 勝美
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第52回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.97, 2018 (Released:2018-05-22)

新しい人類学史の構築を目指して、研究組織を立ち上げて共同研究を始めている。今回は、その紹介とともに、人類学の実践を歴史的観点から批判的に検討することで、現在的な問題を考えるヒントになることを提示したい。その実例として、アメリカミシガン大学の日本研究が、戦時中に対日本戦略として始まり、戦後は人類学という方法論を用いながら、大きな枠組みで戦後の国際環境と関連して進展したことを報告する。
著者
桐渕 壽子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.271-277, 1989-04-05 (Released:2010-03-10)
参考文献数
7

1) きな粉の保存性に関して脂質およびアミノ酸成分の変化から検討した.2) きな粉は 150℃ で 30 分焙煎したもの (きな粉 I) と, 180℃ で 30 分焙煎したもの (きな粉 II) の2種を調製し, 5, 30, 40℃ で 180 日間保存し, AV, POV, 脂肪酸組成およびアミノ酸成分の変化をしらべた.3) きな粉 I, きな粉 II ともに 30℃ 以下の保存では酸敗がみられなかったが, 40℃ に保存すると, きな粉五ではしだいに酸敗が起こり, 保存 120 日を過ぎると POVは急激に上昇し, 180 日では食品衛生法の基準値を越えて 35mEq/kg となった.4) 脂肪酸組成は大豆を焙煎することにより, リノール酸, リノレン酸の組成比が減少し, 焙煎により酸化分解すると考えられた.保存中は 30℃ 以下ではほとんど変化はなく, 40℃ の高温に保存の時のみわずかに酸化されるようであった.5) 大豆を焙煎することにより遊離アミノ酸量の減少がみられた.とくにリジンやアルギニンおよびアンモニアの減少が著しく, これはアミノ-カルボニル反応に関与し, 褐変色素メラノイジンを生成したものと推察した.6) 40℃ で保存すると, 大豆粉は遊離アミノ酸が増加し, とくにアンモニアの増加が著しく, 脂質の酸敗臭とともに悪臭の原因をなしていると思われた.しかし十分に焙煎したきな粉ではまったく変化がなかった.7) きな粉は十分に焙煎して作られたものならば, 30℃ 以下では十分保存性のある食品と思われた.

1 0 0 0 OA 元禄日記

出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],
著者
若原 妙子 石川 芳治 服部 恭也 森山 希美 臼井 里佳 岩﨑 紀子 船木 健
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.128, 2017

<p>降雨量は自然環境を評価するための基本データであり、水資源量の把握や土砂災害予測の指標として欠かせない。地上で直接降雨を観測する雨量計は、無風で上空が開けた平地に設置することが理想とされる。しかし実際の雨量観測値には、地形や風、雨量計の受雨面積など様々な影響が加味されている。本研究では東京都大島町(伊豆大島)の草地斜面に通常の転倒マス型雨量計、受雨面積が転倒マス型雨量計の約40倍である雨量検定装置および風向風速計を設置し、降雨、風および受雨面積が降雨捕捉に与える影響を調査した。その結果、降雨イベント毎の雨量は、雨量検定装置のほうが雨量計より約6-8割多かった。降雨量15-80mmの中程度の降雨イベントでは、風速が強まると雨量計の降雨捕捉率は低下した。平均風速5m以上では、雨量計の降雨捕捉率は約5割まで低下した。また、大きな降雨イベントで雨量捕捉率は低下した。強雨・強風下で計測された雨量には捕捉損失が多く含まれると考えた。降雨と風速は関係するため、今後は短い時間分解能で捕捉率を解析するとともに、斜面向きと風向の影響を解析する。</p>
著者
真木 雅之 前坂 剛 岩波 越 三隅 良平 清水 慎吾 加藤 敦 鈴木 真一 木枝 香織 Lee Dong-In Kim Dong-Soon 山田 正 平野 廣和 加藤 拓磨 小林 文明 守屋 岳 鈴木 靖 益田 有俊 高堀 章
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.21, pp.11, 2008

次世代の豪雨強風監視システムとして,防災科学技術研究所が複数の研究機関,大学と連携して進めているXバンドレーダネットワーク(X-NET)の概要について述べた.2007昨年度に準備を終了し,2008年と2009年の試験観測を通じて以下の項目に焦点を当てた研究をおこなう.•首都圏上空の雨と風の3次元分布(時間分解能6分,空間分解能は数100m~500m)の瞬時集約と配信.•上記の情報に基づく豪雨域,強風域の検出と監視.•外そう法による降水ナウキャスト,およびデータ同化した雲解像数値モデルによる降水短時間予測.•局地気象擾乱の構造,発生過程,発生機構の理解.•都市型災害の発生予測手法の高度化.•気象学,防災研究,気象教育,建築,都市,交通,電力,通信,情報,レジャー産業などの様々な分野における基礎的な気象データベース作成.
出版者
巻号頁・発行日
vol.[8],
著者
土田 孝 森脇 武夫 田中 健路 中井 真司
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.53-68, 2016
被引用文献数
6

2014年8月20日に発生した広島土砂災害では,107か所の土石流と59か所のがけ崩れが同時多発的に発生し死者75名,負傷者44名,全壊家屋133棟,半壊家屋122棟という甚大な被害が発生した。本災害は急激な気象の変化により線状降水帯が形成されて,特定の範囲に時間80mmを超える猛烈な雨が突然降り出して2時間以上継続することにより発生した。本報告は雨量を用いた土砂災害の危険度評価手法が本災害をもたらした雨量についてどのように適用されたかを検討し,今後改善すべき点について考察を行った。
著者
Yamaguchi Atsushi Kodama Yasuhiro Matsuo Hiroto Ohno Minoru Osugi Satomi Maeno Yoshiaki Higuchi Masahiro
出版者
INSTITUTE OF PURE AND APPLIED PHYSICS
雑誌
Jpn J Appl Phys (ISSN:00214922)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.6326-6327, 2006-08-15

Polylactic acid (PLA) is a biomass material made of starch. Compact disc recordable (CD-R) discs with a PLA substrate were prepared and their properties were measured. Although the glass transition point of PLA is lower than that of polycarbonate (PC), the PLA substrate is usable for CD-R discs. It was confirmed that the substrate is usable for recordable optical discs at temperatures under 50 °C.
著者
Yamaguchi Atsushi Hibino Katsutoshi Suzuki Yoshihisa Terasaki Hitoshi Ichiura Shuichi
出版者
INSTITUTE OF PURE AND APPLIED PHYSICS
雑誌
Jpn J Appl Phys (ISSN:00214922)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.1129-1130, 2006-02-15

A laser beam axis compensator was fabricated for an optical pickup unit with blue and red lasers. The device consisted of multiwavelength wave plates and a double-refractive-index material. The wave plates were realized by a photonic crystal technique. By measuring the beam profiles of the blue and red lasers, the device was confirmed to function as a laser axis compensator. Under 110 μm laser beam axis shift setting conditions, readout signal patterns from an optical disc were measured.