著者
法学研究会 編
出版者
常磐書房
巻号頁・発行日
vol.第5巻 抵當關係, 1938
著者
堀口 俊二 下斗米 哲明 HORIGUCHI Shunji SHIMOTOMAI Tetsuaki
出版者
新潟産業大学附属東アジア経済文化研究所
雑誌
新潟産業大学経済学部紀要 = Bulletin of Niigata Sangyo University Faculty of Economics (ISSN:13411551)
巻号頁・発行日
no.45, pp.79-99, 2015-06

2007年に札幌の石川雅康氏の自宅で清水流測量術の絵巻が見つかった.本稿では,この絵巻を手がかりに人の繋がりを求め,伝来経路を考察する(§2).さらに絵巻の影印を与える(§4).§1は清水流測量術,絵巻の発見とその著名を説明する.§3は絵巻の概略と関連書である.
著者
梶田 剛広 高橋 英士 矢守 恭子 田中 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.2042-2051, 2005-10-01
被引用文献数
8

コンテンツ配信を効率的に行う手段として, 同じコンテンツに対するユーザからの配信要求を集めて, マルチキャストで配信する方法がある. しかしながら, この方法においては, 適切な配信間隔設定を行わないと, 無駄に長く待ったり, あるいは回線ふくそうを起こしたりして, ユーザ効用が減少する可能性がある. また, パケット損失を防ぐことを重視すると, 一人の低速回線ユーザがマルチキャストグループに加わることによって, 配信全体の速度が低下し, ユーザ効用が減少する. そのため, 呼受付制御を行うことにより, ユーザ効用の減少を抑えられる可能性がある. 本論文では, ダウンロード形のマルチキャストコンテンツ配信におけるユーザ効用に注目し, ユーザ効用を最大化する配信間隔設定並びに呼受付制御について検討を行っている. その結果, マルチキャストの配信間隔には最適値があること, また, ユーザが待ち時間に対して敏感な状況において呼受付制御が有効であり, 呼受付率に最適値があることを明らかにしている.
著者
蘭 蘭
出版者
九州大学大学院比較社会文化学府比較文化研究会
雑誌
Comparatio (ISSN:13474286)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.1-15, 2014

Tamura's story Oshichi and Kichisa is an adaptation of one tale in Saikaku Ihara's series of stories Five Women Who Loved Love. This paper aims to compare the descriptions of the female protagonist in Tamura's story with those in Saikaku's in order to clarify the characteristics of the former. Unlike Saikaku's boy and girl, who love each other, in Tamura's story the girl loves the boy unilaterally, and also more aggressively. In Tamura's protagonist, we see a type of 'love for love's sake' to emancipate her ego.
著者
中島 博次
出版者
Society of Oto-rhino-laryngology Tokyo
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.171-202,135, 1974
被引用文献数
1

外鼻錐体は顔面の中央に位置し人の顔貌の構成に重大な役割を演じており, これに対する整容のため外鼻錐体を構成する諸要素を充分把握することが重要であることは論をまたない、しかるに私が猟渉し得た内外の文献をみるに, 外鼻ことに外鼻軟骨の検索は真に少なく, 部分的に触れているものはあるもののまちまちで, 外鼻軟骨そのものについての記述はほとんど無いのが現状である。当教室高橋教授は, 以前より内鼻や外鼻を研究するに当つて内鼻外鼻を一連のものとして考えるという方針できており, 内外鼻の関係ことに鼻中隔や側壁を中心とした研究と意義を強調されてきた。更に外鼻の重要な構成要素である外鼻軟骨についても, 教室の天野が比較解剖学的研究を, 沖久が胎児の鼻尖軟骨の発生学的研究を行つているが, 私もその一環として成人の外鼻軟骨を中心とした機構を検索した次第で, この研究の一部はすでに高橋教授とともに数回にわたり報告を行つているが, ここにその後の検索例数の増加による成果も併せて報告する次第である。<BR>35才より78才にわたる19体の屍体外鼻の連続水平断切片および連続前額断切片標本を作成し, さらに立体的観察を期すため4体の裸眼ならびに拡大視野による局所解剖学的検索も併せて行つた。<BR>その結果, 鼻背軟骨と鼻尖軟骨との重なり合う部位にN宇の中央斜線にあたる部分に軟骨が恒常的に左右対称に存在する。これは付近にみられる種子状軟骨に比し大きくまた水平位に近い斜位に存在する。この軟骨は種子状軟骨と別個のもので, この軟骨を介在軟骨Intermediate cartilageと命名した。外鼻軟骨の名称については諸家により名称が一致していないが, 私の検索の結果高橋教授が提唱するごとく,<BR>中隔鼻背軟骨<BR>鼻尖軟骨<BR>副鼻軟骨小鼻翼軟骨lesser alar cartilage<BR>種子状軟骨seas moid cartilage<BR>介在軟骨interculated cartilage<BR>とするのが適切であると思う。鼻尖軟骨は鼻翼の構成に関与していると述べている者もあるが, 私の検索の結果では鼻尖軟骨は鼻翼の構成には関与していない。外鼻軟骨相互および鼻骨との関係ではそれぞれ相当の重なり合いが認められた。すなわち鼻背軟骨は下外側において鼻尖軟骨の下に相当入り込んでおり, 例外的にその程度の少ないものもあつたが重なりを有していることは確認できる。鼻骨と鼻背軟骨との関係も同様で, 詳細に観察すると相当の重なりを有しており両者は結合織によりしつかりと保持されている。鼻背軟骨下端は多くの切れ込みを有しており, 一枚の板状の軟骨ではない。その切れ込みには強固な線維性結合織が入り込んでいて肉眼的には余りよく観察できないが拡大鏡下で観察すると切れ込みの存在とそれが相当上位までおよんでいるのが観察できた。Strastmaの報告では鼻背軟骨の下3分の2におよぶとしているが, 私の観察では下3分の1程度までのようである。なお鼻背軟骨前下端の複雑さはSupra-alarsulcus, 鼻中隔発育の影響の集約的なあらわれと考えた。<BR>以上, 軟骨, 骨, 軟部組織等の外鼻錐体を構成する諸要素のあり方を検索した結果, 私は外鼻錐体は単なる組織の集まりではなく気道保持を目的とした一つの器官と考える。
著者
志垣 瞳 池内 ますみ 小西 冨美子 花崎 憲子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.206-214, 2004-05-20
被引用文献数
8

若い世代の魚食嗜好に関連する要因を把握し,魚離れの食行動を見直すことを目的に奈良県内の大学,短期大学の2回生を対象に,1999年4月〜5月に魚介類に関する食嗜好調査を実施した。得られた結果は次の通りである。1)魚介類が「大好き」と答えた学生は29.1%,「好き」は40.8%で,「大好き・好き」は69.9%を占めた。魚介類が「嫌い・大嫌い」な学生は5.6%と少なかった。魚介類の嗜好には,性別による違いはみられなかったが,母親の嗜好は大きく影響していた(p<0.001)。2)肉類が「大好き」な学生は25.8%,「好き」は47.3%で,「大好き・好き」は73.1%であった。肉類が「嫌い・大嫌い」は2.0%であった。肉類の嗜好も性別による有意な差はみられなかったが,男子に嫌いと答えた人はいなかった。3)魚介類を好きになった時期は「幼稚園以下」が最も多く(42.7%),次いで「小学校低学年」(24.9%)であった。嗜好別にみると,「大好き」なグループでは,好きになった時期が「幼稚園以下」と答えた人は54.8%であった。4)魚介類が夕食で摂取される頻度は「週に3〜4回」以上が50.5%であった。魚介類の摂取頻度は性別や魚介類の嗜好別で違いがみられた(各々p<0.001)。5)肉類が夕食で摂取される頻度は「週に3〜4回」以上が62.5%であった。6)魚介類の好きな調理法は,焼く(27.3%),生(22.3%),煮る,揚げる,汁物の順であった。家でよく食べる調理法は焼く(32.9%),煮る(25.6%),生(20.5%),揚げる,汁物であった。好きな調理法は魚介類の嗜好別で違いがみられ(p<0.001),魚が「大好き」な人は調理法の種類に偏りが少なく,どの調理法も好んでいた。7)好きな魚介類は,サケ・マス(34.9%),エビ(28.6%),サンマ(23.3%),マグロ(22.5%)であり,よく食べる魚介類はサバ(50.4%),サケ・マス(45.3%),サンマ(29.9%),ブリ(29.4%),エビ(29.1%)であった。好きな魚介類,よく食べる魚介類は,性別で違いがみられた(各々p<0.001)。8)魚介類が好きな人ほど,好きな魚やよく食べる魚の種類が多かった。9)魚離れをくいとめるためには,幼稚園以下の幼い頃から魚介類を食べる習慣をつけ,母親がいろいろな魚や調理法を用いて魚料理を作ってやること,おいしく楽しい食体験の積み重ね,親子がそろって魚が「大好き」という味覚教育が大切である。
著者
山本 浩世 田中 美樹 高野 政子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.110-117, 2009-04
被引用文献数
2

本研究の目的は,母乳不足感を訴える母親の認識と,その認識が母乳育児の中断にどのように影響しているかを明らかにし,母親のニーズに基づいた看護職の支援のあり方について示唆を得ることである。調査対象者は1ヵ月健診を受診した異常がない母親および乳児で,無記名の19項目からなる自記式質問紙を用いて調査した。母乳不足感がある母親のなかには母乳育児への強い思いや,医療職からの励ましにより母乳育児を継続できている人がいた。一方で,「母乳をあげても児が泣き止まない」「母乳が足りないと思いミルクを補足したら児が泣き止んだ」という体験をした母親は「赤ちゃんが満足するのはミルクではないか」や「ミルクをあげれば泣き止むから,母乳より簡単」というような認識をもち,その認識が母乳育児の中断に影響を及ぼしたのではないかと考えられた。今回の調査から,母乳不足を感じた母親がミルクを補足するかどうか不安になる頃の支援が重要であり,母乳育児を継続できるよう,産後1週間頃に看護職が電話で様子をたずねたり,産後2週間健診などの看護介入の推進が示唆された。
著者
五十嵐 治一 川人 光男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.6, pp.1104-1113, 1994-06-25
被引用文献数
5

視覚情報処理における光学の逆問題の解法として,標準正則化理論によるアプローチが有名である.しかし標準正則化理論ではエネルギー関数が2次形式に制限されており,正則化パラメータも経験的に定めているのが実情である.本論文では,こうした視覚情報処理における逆問題のみならず,一般的な逆問題の解法として2層確率場モデルを用いた一つの方法を提案する.2層確率場モデルでは,二つの確率場が階層構造をなしており,下層の確率場の状態が与えられたときに上層の確率場の状態の起こりやすさを表した条件付き確率によって緩やからに結合されている.本方法では,シミュレーテッドアニーリングによりエネルギー関数の最小状態を求めると共に,正則化パラメータなどのエネルギー関数中の重み係数の値を適切な値に自動調節することが可能である.例題として,原画像に関する正確なエッジ情報を用いて観測画像から原画像を復元する.2次元濃淡画像の修復問題を取り上げた.アニーリングによるエネルギー最小状態の探索処理と,エネルギー関数中の重み係数の調整アルゴリズムは,ともに並列化されており,SIMD型の並列計算機であるコネクションマシン(CM-2)を用いて大きな画像(128×64)を対象にすることが可能となった.計算機実験により,本論文で提案する逆問題の解法の正当性を検証することができた.
著者
野地 保 荻野 正 齊藤 まゆ子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SWIM, ソフトウェアインタプライズモデリング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.70, pp.7-11, 2010-05-28
被引用文献数
1

救急医療の現場では,救急隊員が搬送先と直接連絡して受け入れ先を探索する手法を用いており,救急患者の受け入れ先を探索して決定するまで長い時間を要するため,結果として「たらい回し」の現象に繋がっている.我々は,探索時間の短縮を図るため,同時に発言できるチャットシステムを同報通信手段として用い,共有するクラウド上の空き情報に基づき,受け入れ可能な病院を探し当てる搬送先探索モデルを提案する.我々の電話探索モデルとチャット探索モデルの実現性評価結果では,チャット探索モデルは,電話探索モデルに比べて,救急患者の受け入れ先病院が3件以上決まらない場合に時間短縮の効果が得られた.提案するモデルは,救急医療における搬送先探索モデルとして有効であることが分かった.
著者
畑野 快 原田 新
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.98-106, 2015

本研究の目的は,大学新入生の前期課程に着目し,アイデンティティを中核的同一性,心理社会的自己同一性に分離して捉えた上で,大学生の心理社会的自己同一性と主体的な学習態度の変化の関係を明らかにすることであった。そのために,大学1年生437名(男性221名,女性212名,性別不明4名)を対象に4月と7月の2時点で縦断調査を実施した。まず,中核的同一性,心理社会的自己同一性および主体的な学習態度の可変性について確認するため,2時点における平均値の変化を<i>t</i>検定によって確認したところ,全ての変数の平均値は有意に低下していた。次に,3つの変数の2時点における相関係数を算出したところ,中核的同一性では高い相関係数が得られたことに対して,心理社会的自己同一性,主体的な学習態度の相関係数は中程度であった。さらに,潜在変化モデルによって中核的同一性,心理社会的自己同一性と主体的な学習態度の変化の関係を検討したところ,中核的同一性の変化と主体的な学習態度の変化との間には有意な関連が見られなかったものの,心理社会的自己同一性の変化と主体的な学習態度の変化との間に有意な正の関連が見られた。最後に,心理社会的自己同一性を向上させるための支援の方策について議論を行った。