著者
中島 道七 出納 真平
出版者
社団法人日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.19, no.202, pp.629-634, 1970-07-15
被引用文献数
1 6
著者
田中 一平 渡邉 清司 中南 秀将 我妻 ちひろ 野口 雅久
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.134, no.11, pp.1219-1225, 2014 (Released:2014-11-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1 2

Recently, the procedure for surgical hand hygiene has been switching to a two-stage method and hand-rubbing method from the traditional hand-scrubbing method. Both the two-stage and hand-rubbing methods use alcohol-based hand-rubbing after hand washing. The former requires 5 min of antiseptic hand washing, and the latter 1 min of nonantiseptic hand washing. For a prolonged bactericidal effect in terms of surgical hand hygiene, chlorhexidine gluconate (CHG) has been noted due to its residual activity. However, no detailed study comparing the disinfection efficacy and prolonged effects according to different contents of CHG and the usage of alcohol-based hand-rubbing has been conducted. The glove juice method is able to evaluate disinfection efficacy and prolonged effects of the disinfectants more accurately because it can collect not only transitory bacteria but also normal inhabitants on hands. In the present study, we examined the disinfection efficacy and prolonged effects on alcohol-based hand-rubbing containing CHG by six hand-rubbing methods and three two-stage methods using the glove juice method. In both methods, 3 mL (one pump dispenser push volume) alcohol-based hand-rubbing solution containing 1% (w/v) CHG showed the highest disinfection efficacy and prolonged effects, and no significant difference was found between the hand-rubbing and two-stage methods. In the two methods of hand hygiene, the hand-rubbing method was able to save time and cost. Therefore, the data strongly suggest that the hand-rubbing method using a one pump dispenser push volume of alcohol-based hand-rubbing solution containing 1% (w/v) CHG is suitable for surgical hand hygiene.
著者
渡辺 さつき 森田 せつ子 金井 章 野口 眞弓 稲垣 恵美 竹中 美 水野 妙子 西川 浩昭 高見 精一郎 奥村 潤子 小林 小綾香 大瀬 恵子 植田 和也
出版者
豊橋創造大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

妊婦が耐震性のある建物の中で緊急地震速報を見聞きしたと仮定し、揺れに備える7つの姿勢を実際にとってもらった。各姿勢において安定感・移動のしやすさ・実施可能性について妊婦へ質問紙調査を行った。285名の結果から、安定感は、お尻をついてかがむであり、避難行動への移りやすさは、立ったまま机を支えにする、実施可能性は、膝をついてかがむ姿勢であった。起震車を用いた模擬妊婦の実験では、四つん這いの姿勢が、腰部の加速度は低く、負担の少ない姿勢であることが示唆された。
著者
北田 皓嗣
出版者
神戸大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

MFCAの導入モデルを構築し,そのモデルの利用可能性を明らかにするという3カ年の研究計画に対して,平成23年度には,これまで継続してきたアクションリサーチと事例研究を翻訳の社会学の視点から分析することで,企業の経営志向と環境志向の関係について,企業の資源管理活動に着目することで実践的なレベルでMFCAがどのような役割を果たしているのかについて分析した。このようにMFCAを通じた資源管理実践の変容についてプロセスを明らかにするため,次の2つのように研究を実行した。まずアクションリサーチを通じて,研究計画で掲げていた中小企業へのMFCAの普及の可能性を検討するという目標に対して,MFCA導入のために必要となる経営資源が相対的に不足している中小企業において計算実践を通じて組織構成員の実践的知識を形成しながらMFCAを導入するというプロセスを飽きたかにしたという貢献をすることができた。これによりMFCAを通じた環境と経済の両立の意味について組織で学習する際に,計算実践そのものが役割を果たしていることが明らかになった。もうひとつは,3カ年を通じて継続的に行ってきたサンデンでのMFCAの事例への分析を通じて,MFCAを通じて企業レベルでの環境と経済の両立の実践と組織内での環境担当者の役割や位置づけの変化との関係について明らかにしてきた。MFCAを通じて資源生産性を向上させようとするときに生じる環境保全活動の枠組みと経営活動の枠組みとの間の齟齬について,これまでの研究では管理可能性原則を通じて責任の体系の問題として議論されてきた。これに対して本研究ではMFCAの導入主体である環境担当者の役割に着目することで,MFCAを通じた組織での権力関係の変化を通じて環境と経営の齟齬が解消されるプロセスを明らかにした。
著者
鈴木 信行 鈴木 明人 濱田 政則
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F (ISSN:18806074)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.72-85, 2007 (Released:2007-03-20)
参考文献数
21
被引用文献数
2

建設施工にPMBOKなどの近代的マネジメント手法を適用することは有効である.本研究ではPMBOKの9つのマネジメント要素をどのように適用しているかをアンケート調査で求めた.その調査結果をもとにデザインストラクチャーマトリックス(Design Structure Matrix)を用いて建設施工マネジメントのプロセスを分析した.さらにマネジメント要素間の相互依存性をネットワークモデルと捉え,グラフ理論を用いてネットワーク特性を分析し,建設施工における効果的なマネジメント順序を提言した.その結果,従来重視されていないスコープマネジメント及びコミュニケーションマネジメントがマネジメント全体の効率化に重要であることが明らかとなった.
著者
磯山 恵一 石川 昭
出版者
社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.194-198, 1987-02-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
12

A case of acute thrombocytopenic purpura due to mycoplasma pneumoniae (M. P.) infection is described. The patient, a 12 year-old girl, was admitted to our hospital because of a sudden onset of epistaxis and purpuric rash. She had been suffering from cough, rhinorrhea and fever of 10 days duration. On admission, there was a evidence of mucocutaneus purpura on the oralmucosa, lips, upper limbs and neck. Also, macrohematuria was detected. No jaundice, anemia nor lymphadenopathy were present. Platelt count on admission was remarkably decreased. Examination of chest X-ray on two occasion was normal. Direct and indirect Coombs test, Ham test, immune complex and platlet associated (P. A.) IgG were all positive. The cold hemoagglutinin test was positive. Elevated M. P. complement fixation titer and indirect hemoagglutinin titer were detected. The ELISA IgM antibody to M. P. was elevated and return to within normal limits 21 days lator. These findings seems to be compatible to the antibody production mechanism in M. P. infection.
著者
吉野 孝 川島 順 藤城 享 桐山 勉 都築 泉 長谷川 正好 田中 宣郎 栗原 健一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.137-141, 2011

「欲しいなぁ」と思う情報がドクメンテーションされていないことは良くある。そのような場合には、自分自身でドクメンテーションしてみてはどうだろう。本発表では、特許権の存続期間の延長情報をドクメンテーションした事例を紹介し、必要とする情報がドクメンテーションされていない場合は、自分自身でドクメンテーションすることを推奨する。本発表は、INFOSTA-SIG-パテントドクメンテーション部会 (Patent Documentation Group) の 2011 年度の活動の成果である。
著者
赤穂 昭太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.7, pp.934-942, 2003-07-01
被引用文献数
12

オリジナルのSVMでは特徴空間(ヒルベルト空間)でのマージンを最大にする識別面を求めるが,本論文では入力空間でのマージンを最大にする枠組みについて考察する.この枠組みは特に,事前知識が入力空間の計量として埋め込まれているような場合に有効と考えられる.本論文でとるアプローチでは,入力空間のマージンをテイラー展開によって近似することが本質的である.得られるアルゴリズムは,ニュートン法的にサンプル点から識別面へ射影を求めるステップと凸2次計画によって識別空間のパラメータを定めるステップからなる交互最適化の一種となる.アルゴリズムは比較的緩やかな条件で安定に局所最適解に収束する.また,解くべき最適化問題はオリジナルのSVMを特殊な場合として含む.ただし,提案アルゴリズムは入力空間の次元が高くなるにつれて計算量が多くかかるため,オリジナルのSVMと提案アルゴリズムを折衷した簡略化アルゴリズムも示す.
著者
東本 崇仁
出版者
東京理科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究は,自らの知識の構造を理解するためには自己の知識構造の可視化が重要であることを背景に,学習者に自己の知識構造の可視化をするための手法であるコンセプトマップを構築させ,個別診断・誤りの可視化シミュレーション学習支援システムを実際に開発した.本来コンセプトマップは知識の可視化において有効であるが,個別診断やモチベーションの低さから修正を行うことは難しく,その点を解決したことが主に本研究の意義である.本システムは,実際に中学の授業の中で利用され,知識の構造化が促進されることが確認された.
著者
小野 栄一 筒井 澄栄 蔵田 武志 大西 正輝 尾形 邦裕 植山 祐樹
出版者
国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

障害により体が不自由な車いす利用者の体型に合い、着崩れせず、動きを妨げない等、障害に配慮された衣服が必要だが、従来の衣服作製技術は立位姿勢が基本で、座位姿勢ではない。そこで、座位姿勢の衣服作成支援のため、衣服を着た座位姿勢での非接触・接触3次元体形計測システム、衣服圧が測定できて自由に座位姿勢を変えられるダミーを研究・試作した。また、試着の負担軽減のため、RGB-Dカメラによる非接触3次元計測にて衣服CGモデルを作成し、アパレルCAD等によるシミュレーションのような実時間で試着結果を可視化するため、体の動きの認識結果に応じて衣服CGを変形させAR技術で重畳表示する手法を開発した。
著者
佐野 淳
出版者
筑波大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

スポーツの動きは言うまでもなく人間の運動であり、そこにはフォームが現れる。このフォームはゲシュタルト(運動ゲシュタルト)を意味している。そしてこのゲシュタルトとしての人間の動きは自然科学的法則だけではなく、言語学的規則にも従うものである。ここに本研究の問題意識がある。本研究の目的は、スポーツ技術の新しい分析方法の開発にある。それゆえ、この研究のオリジナリティーは言葉の文法規則とスポーツ技術の関係を検討することにある。3年にわたって言語の文法規則とスポーツ技術の資料(文献、映像)が収集され分析された。本研究を通じて、言語学的文法規則の観点からスポーツ技術を分析する可能性が考察された。