著者
川崎 順治 飯島 泰蔵
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.1333-1342, 1997-06-25
被引用文献数
24 4

私たちがものを見るとき, 特に細かい部分に注目しない限り, まず対象全体を大まかにとらえている. 例えば, 1画素ごとには白黒の2値画像を見ても距離をおいて全体を眺めると, もとの鮮明な画像に近い擬似濃淡画像を認識できる経験をしている. 本論文の目的は, このように情報処理が自然に行われ, 画像を強調してより鮮明に見える視覚モデルを構築することである. 我々は今までに, 外界・網膜・脳を通じて階層的に行われる視覚モデルを定式化した. 本論文では外界からの入力画像のパルス密度変調されたディジタル画像が, 方形画像と余弦画像と三角画像の精度の良いアナログ画像に復元できたシミュレーションの結果を示す. 次に, 任意の画像の復元を求めるために, パルス間隔が最も疎となる間隔で等間隔に並べた方形画像の最良近似項Moを用いる等価近似法を提案する. この方法によって良好な復元画像が求まり, 等価近似法の有効性が明らかになった. 以上のことにより, 1次元視覚モデルが構築できたと考えている.
著者
鈴木 重忠 能登谷 晶子 古川 仭 宮崎 為夫 梅田 良三
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.280-286, 1988-07-25 (Released:2010-06-22)
参考文献数
30
被引用文献数
1 2

文字言語も早期から指導する文字・音声法 (金沢方式) で言語治療を受けた難聴幼児の言語発達を客観的に知ることを目的に, 就学前に行った修正版絵画語い発達検査, 聴覚障害児用単語了解度検査, 音読明瞭度, 幼児・児童読書力テスト, 改訂版教研式全国標準新読書力診断検査成績を検討し, 以下の知見を得た.1) 音声言語の了解は従来の指導法による成績を上回る傾向を示した.2) 発音の明瞭度は従来の指導による成績を下まわることはないと推測された.3) 読書力は学齢前でも普通小学校2年相当を獲得できることがわかった.4) この読書力は先に行った幼児・児童読書力テスト成績と強い相関を示した.以上より, 文字・音声法は難聴幼児の言語発達促進に有用であることが示された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.16, pp.26-29, 2010-10-05

ていうか、最近280円均一の居酒屋にハマっているんですよ。デフレーション(デフレ)だ、不景気だ、って言いますが、物価が安くなるっていう面もありますよね。景気が悪いときこそ、お金よりココロ、楽しいひとときが大事じゃないでしょうか。「…デフレの意味、分かってる?」 物価が安くなること。
著者
茂木 俊伸
出版者
筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科応用言語学コース
雑誌
筑波応用言語学研究 (ISSN:13424823)
巻号頁・発行日
no.8, pp.15-28, 2001-12-25

『日本国語大辞典』第11巻の「過ぎる」(「すぎ=ない[=ぬ]」)の項(p.376)には、次の(1)のような例が見られる。また、国立国語研究所(1977)の比喩表現の調査・分類でも、比喩指標「にすぎない」の実現形の一つとして ...
著者
中野 久松 三牧 宏彬
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

研究成果:アンテナ素子を電磁気的バンドギャップ(EBG)反射板上に極超低姿勢状態で配置し,この場合のアンテナ放射特性を明らかにした.(1)スパイラル素子2線式スパイラルアンテナをEBG板表面上から0.07波長以下の高さに配置.EBG表面とスパイラルとの間を誘電体で満たし,アンテナを75%以上に小形化することに成功.(2)カール素子カールアンテナをEBG板表面上から0.06波長の高さに配置.給電部付近のストリップ幅を変化させることにより,50Ω給電線とのインピーダンス整合に成功している.(3)逆Fアンテナ素子2素子逆F素子をEBG板表面上から0.03波長の高さに配置.これらの素子が,同相及び逆位相で給電された場合の放射特性を明らかにしている.電圧定在波比帯域は,同相給電で約10%,逆位相給電で約21%である,との結論を得ている.(4)折り返し線状素子折り返し線状アンテナをEBG板上から0.06波長の高さに配置.完全導体板上の折り返し線状アンテナと比べ,放射抵抗が増加することを明らかにしている.(5)パッチ素子円偏波パッチをEBGパッチで囲んだ場合の放射特性を検討.EBGパッチの効果により,直交偏波成分を低く抑えることに成功している.さらに,EBG板の短絡ピンの有無について,利得の観点から考察を加えている.意義:アンテナ素子と金属反射板との距離(アンテナ高)は,従来、1/4波長が標準となっていた.アンテナ高を極超低姿勢化すると、アンテナ特性は劣化する.本研究では,EBG反射板を用いて,アンテナ特性を劣化させることなく,極超低姿勢を実現した点に意義がある.重要性等:アンテナの超低姿勢を実現したことにより,アンテナ構造体の体積を極端に小さくすることが可能となった.小形化は搭載スペースが限られている移動体へのアンテンナ設置を容易にしている.
著者
濱崎 裕介
出版者
九州共立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

研究を通して以下の点が明らかとなった。・器械運動を苦手とする学生の多くが、技ができないのは生理学的な体力要因のためだと思い込んでいる。また、できない動き方と目標とする動き方との外形的な違いのみを探ろうとする。つまり、客体として身体を捉える傾向にある。・指導の際には学習者はどう動こうとしているのかという動感を分析し、動きのコツをつかませるための感覚的なアドバイスが必要となる。・体育の学習を通しては生理学的な体力の向上も重要であるが、自己の身体で動きのコツをつかむという経験はさらに重要となり、身体知の形成こそが教科体育固有の学習目標となる。
著者
岡内半蔵 編
出版者
遼東焦桐社
巻号頁・発行日
1920

1 0 0 0 OA 少年愛国物語

著者
本地正輝 著
出版者
金の星社
巻号頁・発行日
1929
著者
杉原 太郎 森本 一成 河村 知典 島田 雅之 黒川 隆夫
出版者
日本感性工学会
雑誌
感性工学研究論文集 (ISSN:13461958)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.127-134, 2005-05-31 (Released:2010-06-28)
参考文献数
23
被引用文献数
1 7 3

We aim to select several pairs of kansei words for use in a kansei-based music retrieval system. In order to evaluate kansei for music, we collected 530 kansei words from music magazines and a related work. Forty pairs of kansei words were selected out of them according to the results of 2 questionnaires. Using the those pairs, we conducted an evaluation test in which 76 subjects listened to 12 pieces of instrumental music through stereo speakers, and they rated the degree of their impression on each piece based on the 7-level semantic differential method. Factor analysis revealed that the psychological space of impressions was composed of 8 factors: There were uplift, mosso and so on. Next, we conducted simulation of retrieving. It was shown that many subjects often used 8 pair of kansei words for system input. Finally, we selected 19 pairs of kansei words, which were important to build a kansei-based music retrieval system
著者
中村古峡著
出版者
大東出版社
巻号頁・発行日
1937
著者
中村古峡著
出版者
大東出版社
巻号頁・発行日
1937
著者
川越 恭二 黄 宏軒
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、離散多次元時系列データの類似検索精度の飛躍的向上と、スポーツ健康科学分野での多次元時系列データ検索による新たな応用を創成することを目的として、高精度でかつ高効率な多次元時系列データ類似検索方法の考案と、スポーツ競技の指導者から選手への円滑な指導が可能なエージェントによる新たな応用開拓を行った。本研究により、選手の動きや軌跡を表現する多次元時系列データを基本に、複数の競技者に適切なタイミングで的確なプレイに関するアドバイスを可能とするシステム構成法が明らかとなった。アメリカンフットボールおよび社交ダンスを対象とするプロトタイプ群を開発した。

1 0 0 0 OA 編集後記

出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.606-606, 2014-11-01 (Released:2014-11-01)