著者
TANAKA Hiroaki
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
Jacet journal (ISSN:02858673)
巻号頁・発行日
no.56, pp.87-106, 2013

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著者
文化庁文化財部
出版者
第一法規
雑誌
月刊文化財 (ISSN:00165948)
巻号頁・発行日
no.613, pp.40-44, 2014-10
出版者
第一法規
雑誌
自治研究 (ISSN:02875209)
巻号頁・発行日
vol.90, no.10, pp.156-162, 2014-10
著者
木村 麻衣子
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
Library and information science (ISSN:03734447)
巻号頁・発行日
no.69, pp.19-46, 2013

原著論文【目的】日本を含む漢字文化圏の国々では, 1 つの著者名に対して多様な表記が存在する。欧米における著者名典拠データ共有の場面では, 漢字文化圏の表記の複雑さが理論的に反映されていないため, 漢字文化圏特有の事情をふまえた典拠情報の共有については, 漢字文化圏の中で詳細に検討すべきである。本研究の目的は, 中国人・団体著者名の中国, 日本, 韓国における表記を比較し, 相違点を発見して, 典拠データ共有のための課題を整理することである。【方法】まず, 中国, 日本, 韓国における典拠コントロールの状況を概観し, 中国人・団体著者名典拠データ作成を行っている機関を研究対象として選出した。次に, 機関によって多様性があると考えられる表記上の項目として, ①漢字形の文字種, ②ローマ字形の種類と扱い, ③姓名の分かちとカンマの有無, ④中国以外の地域における現地語(カナヨミ, ハングルヨミ)表記の有無と方法, を設定した。そして, 研究対象とした各典拠データベース作成機関で中国人・団体著者名典拠データを作成するために使用しているマニュアル, 実際のデータの一部, 事例報告等の資料を収集し, 収集した資料を用いて, 各典拠データの項目①から④の状況を比較し, 各典拠データの相違点から, 漢字文化圏における中国人・団体著者名典拠データ共有に際しての課題を整理した。【結果】①各機関が使用している漢字形の文字種にはばらつきがある, ②ローマ字形は全機関が漢語ピンインを採用しているが, 漢語ピンインの記述方法に相違点が見られる, ③漢字形の姓名の分かちは日本を除くほとんどの機関が行っていないが, 多くの機関がローマ字形にはカンマを使用している, ④日本ではカナヨミ形は必須, 韓国では漢字の韓国語読みハングル表記または漢語ピンインの韓国語読みハングル表記が記述されていることが明らかとなり, 漢語ピンインの記述方法や異体字の扱いなどに課題が見られた。
著者
高橋 菜奈子
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.15-24, 2005-03-15

本稿では, 韓国・朝鮮人名の特徴と書籍への記載のあり方から, NACSIS-CATの著者名典拠における標目記述をめぐる問題点を考察した。標目の採用の規則に例外規定が設けられているために, 規則の解釈にゆれが生じ, ハングル, 漢字形, 日本語ヨミ, ローマ字翻字形のどの形式で書誌を検索しても検索漏れの可能性があることを指摘し, 著者名典拠を活用した書誌検索のシステムが課題となっていることを示した。この問題点を解消するため, 「漢字∥日本語ヨミ∥ハングルヨミ分ち書き」または「ハングルヨミ」を標目の基本とすることを提案した。また, 著者名同定のために必要な項目は何かを探るため, 韓国出版物の著者略歴の特徴を抽出し, 学位・現職・出身校情報の有効性を示した。
著者
小山 恵美子
出版者
全国大学国語教育学会
雑誌
国語科教育 (ISSN:02870479)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.57-64, 2012-09-30

This paper discusses how reading comprehension was instructed in an elementary school in the postwar years based on its workshop reports. There existed such a teaching of reading comprehension, using the Japanese language textbooks edited by the central government, as was practiced by Matsui Shiro, a teacher of Kugahara Elementary School, Ota Ward, while empirical teaching of Japanese language was being carried out by a lot of teachers throughout Japan. I have studied his practice and a part of his research reports and have considered its fruits and issues. Consequently, This research revealed the following results. (1) Freshness of the Japanese language textbook in the postwar years (2) The practice of reading comprehension teaching which placed emphasis on students' impressions after reading (3) The value of students' independent research in the unit learning (4) The unit plan taking the evaluation into consideration (5) A possibility to have expanded the contents of the subject while fostering students' academic abilities.
著者
富田 大介
出版者
大阪大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

コンテンポラリーダンス(contemporary dance:現代舞踊)の実践と理論に深く関わってきた研究代表者は、このダンスの社会的機能を「教育」と「福祉」の観点から捉えることを目指した。申請時の前年に受理された学位論文において、このアートの技術(芸術)的特徴を示し得た研究代表者は、その成果をもとに、本研究において、その技術が活かされる社会的な現場を精査し、このアートの様々な機能を検証するよう努め-とりわけ近年増加の傾向にあった福祉分野での機能や、ダンスを必修化した学校体育における機能を考察することで-現代の文化資本に寄与するコンテンポラリーダンサーの活動とその意義の一旦を明るみに出した。
著者
森山 日出夫 清水 民子 勅使 千鶴 佐々木 享 野呂 アイ 宍戸 健夫 八重澤 美知子
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

研究目的で日本に留学している学生・研究者の数は年々増加し全国で約10万人に達しており,その出身の国・地城や民族も多様化している。家挨同伴の留学も増加しており,その子育てに対する支援は,留学生本人に対する支援とともに,国際交流の重要な一環を構成している。本研究では,大学関係の保育園について現状と問題点を明らかにすることを主要な日的とした。調査対象として取り上げた保育所は,最初教職員組合による共同保育所として設立され,認可保育所へと展開してきた歴史を持っている。日本における保育運動の発展において先導的役割を果たした,この大学関保保育所の運動について関係各園の資料をもとにその意義と役割について詳細にまとめた。また,私立大学における保育所の実態についてその全てを網羅するには至らなかったが,主要な国立大学の保育所についてその原状と問題点を洗い出した。さらに,留学生支授という意味では大学内にある保育所以上に大きな役創を果たしている香推浜及び愛咲美保育国(福岡市)を対象に多様な視点から調査分析を行った。外国人留学生の子弟を多く受け入れている保育園では,日々さまざまな異(多)文化接触か行われている。次世代を担う子供達に対して実施されている国際理解を促進する手法の実態を明らかにし,そこで育っている子供達のみならず,受け入れた園の保育者及びそこに子どもを預けている外国人の親と日本人の親とが,それをどのように受け取り,自らの国際理解の深化に果たしている役割を明らかにし,その問題点と諸問題解決の支援組織の構築について検討した。こうした保育園で育った子供達自身が,その経験についてどのような意識を持っているか,又,その家族がどのような評価を下しているかなどについての分析が課題として残されている。
著者
吉塚 一典 濱田 臣二 縄田 亮太 川尾 勇達
出版者
佐世保工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は,暑熱環境での運動時において熱中症などの事故やパフォーマンス低下を防ぐため,過度な体温上昇を抑制し,体温をコントロールする方法を検討するものである.本研究により,ランニング中(計21分程度のインターバル走)の体温をコントロールするためには,帽子の着用は効果がみられず,冷水を頭部にかけることが重要であることが分かった.また選手の感覚としては,強制対流が頭部に当たることで,無帽の方がより快適に感じていることが分かった.
著者
鯵坂 学 上野 淳子 堤 圭史郎 丸山 真央
出版者
同志社大学
雑誌
評論・社会科学 (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
vol.105, pp.1-78, 2013-05

日本の大都市では,1990年代後半から都心部の人口が減少から増加に転じる「都心回帰」現象が起きている。本研究では,2つの方向から人口の都心回帰が大都市の都心コミュニティにもたらす変化を探った。(1)既存研究が少ない札幌市,福岡市,名古屋市を対象として,自治体等へのイン タビュー調査と行政資料の分析を行った。その結果,3都市ともに都心回帰を経験しているが都心回帰の担い手や都心を取り巻く状況は異なることが明らかになった。都市自治体の対応は都市計画分野に限定されており,都心コミュニティの再編に直接対応する制度がないため,地域住民組織は対応に苦慮している。(2)札幌市と福岡市に絞った都心マンション住民へのアンケート調査からは,東京や大阪における都心回帰の担い手と相違点が示された。また,マンション内外の付き合い方は住居の所有形態,世帯構成,年齢による違いが大きいとともに,都心による違いがあることが分かった。