著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.296, pp.98-101, 2009-05

45日かかっていた携帯電話の試作用金型が45時間でできる」「アルバイトでも金型が作れる」──。 こんなうたい文句で、金型業界の注目株に上り詰めたインクス(東京都千代田区)が2月25日、民事再生法の適用を申請した。負債総額は約147億円に上った。
著者
千葉 芳明 本田 亮
出版者
宮城教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

スライドプロジェクター、太陽電池と偏光板を用いて光が横波として伝わる実験教材を開発した。 また、多目的教育用分光器を用いて豆電球の発光スペクトルから、プランクの法則やウィーンの変位則を追究する学生実験を開発した。さらに、小型電磁石を用いたファラデー回転の観測から磁気と光の相互作用を理解するための教材を開発した。
著者
大野 庸子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, 1999-01-15
著者
宇佐 英幸 竹井 仁 畠 昌史 小川 大輔 市川 和奈 松村 将司 妹尾 淳史 渡邉 修
出版者
日本保健科学学会
雑誌
日本保健科学学会誌 (ISSN:18800211)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.155-164, 2011-12-25

健常者24名(男女各12名)を対象に(平均年齢:男性21.3歳,女性20.6歳),大腿・骨盤の動きと仙腸関節・腰仙関節・腰椎椎間関節の動きを,腹臥位と腹臥位・膝関節伸展位での股関節5・10・15°伸展位,15°伸展位から10・20N・mの伸展方向への加重を大腿遠位部に加えた肢位の6肢位で撮像したMRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)を用いて解析した。結果,男女とも,股関節伸展角度の増加に伴って,大腿は骨盤に対して伸展し,骨盤は前傾した。股関節非伸展側の仙腸関節では前屈,第3/4・4/5腰椎椎間関節と腰仙関節では伸展の動きが生じた。しかし,第3/4腰椎椎間関節を除く各部位の動きは,10N・m加重時と20N・m加重時の間では女性だけにみられた。これらの結果から,他動的一側股関節伸展時の腰椎骨盤-股関節複合体を構成する関節の正常な動きが明らかになった。

1 0 0 0 OA 才子佳人

著者
早坂雄之助 (幡出樵夫) 著
出版者
高藤書店
巻号頁・発行日
1894

1 0 0 0 OA 雲井詩集

著者
桜井美成 著
出版者
須佐権平
巻号頁・発行日
1894
著者
月 徳 今西 英雄
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.662-667, 1989
被引用文献数
1

1. ダッチアイリス品種'ブルー•マジック'を供試し, エチレンの処理時期を変えて, りん茎の発芽と開花に対する効果を調べた.<br>2. 6月中旬から30°Cで貯蔵した7及び9cm球を16週まで4週ごとにとりだし, エチレン処理後20°Cで置床し発芽試験を行うとともに, 低温処理 (9°C, 9週間)後20°Cで栽培して開花調査を行った. その結果, エチレンによる発芽促進効果は貯蔵4週後までのりん茎でわずかに認められるのみであったのに対し, 7cm球では4週間以上貯蔵したもので, 9cm球では貯蔵期間の長さに関係なくエチレン処理によりほとんどが開花した.<br>3. 5月中旬から経時的に株を掘り上げ, 2週間乾燥した後のりん茎に対し, エチレン処理の効果を調べた結果, りん茎が休眠中であった早期の掘り上げ球では, エチレンはわずかに発芽促進効果を示したが, 開花率を高める効果をほとんど示さず, りん茎の休眠が浅くなった遅い時期の掘り上げ球では, 開花率を高める顕著な効果を示した.<br>4. 地上部が黄変を開始した5月29日の早掘り球と適期の6月26日掘り球について, 掘り上げ後の室温貯蔵期間を変え, エチレンの効果をみた. 5月29日掘り球では室温貯蔵4週後のエチレン処理により花芽分化率は100%になったが, 6月26日掘り球では翌日のエチレン処理でも95%に達した.<br>5. 以上の結果, エチレンは休眠打破よりも, むしろ開花率を高めるのに顕著な効果を示すことが分った. すなわち, りん茎は高温を受けて休眠が打破され, さらにエチレン処理を受けて速やかに成熟期に移行し, 低温処理後花芽を形成するものと思われる.
著者
石原 雅巳 寺本 龍生 松井 孝至 千葉 洋平 山本 聖一郎 安井 信隆 石井 良幸 奈良井 慎 立松 秀樹 小林 直之 徳原 秀典 渡邊 昌彦 北島 政樹 倉持 茂
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.440-445, 1990-06
被引用文献数
6

症例は22歳の男性.1995年5月,排便困難,血便を主訴に近医を受診した.直腸癌の疑いで当院を紹介され1995年5月29日,入院となった.注腸造影,大腸内視鏡検査では肛門縁より約7cmの直腸左壁を中心とし半周性の隆起を主体とした腫瘤の集蔟を認め,感染性腸炎を疑わせる所見であった.生検の病理組織像は形質細胞の多い非特異的炎症のみであった.梅毒血清反応が陽性であったことから,梅毒性の直腸炎と診断し,駆梅療法を開始した.開始後,梅毒血清抗体価の低下にともない病変の縮小を認め,治療後約4カ月で梅毒血清抗体価の陰性化と病変の消失を認あた.さらにTreponema pallidum(以下T.p.)に対する抗体を用いた酵素抗体法によりT.p.が生検部の病理組織より証明され,梅毒性直腸炎の確定診断がされた.
著者
岡田霞船 (良策) 編
出版者
聚栄堂
巻号頁・発行日
1881
著者
河本 和明 鵜野 伊津志 梅澤 有 斎藤 有
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

東シナ海上空における海洋の生物過程から生じる硫酸塩エアロゾル(海洋生物エアロゾル)について、海洋現場観測や同位体分析、数値大気モデルによる計算を通して動態を明らかにし、その雲場への影響について調査した。海洋生物エアロゾルの寄与は、様々な種類のエアロゾルが混在する東シナ海上空ではあまり大きくない。しかし雲場は、衛星搭載のレーダと受動型放射計による解析から特徴的な振る舞いを示すこと、海洋現場観測によってDMSとクロロフィルの季節変動、同位体分析によって鉛の起源について知見を得ることができた。
著者
藤崎 健一郎 半田 真理子
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.151-156, 1994-03-31
被引用文献数
4 10

本研究は,植栽が微気象に及ぼす効果を定量的に把握することを目的とし,特に温度に重点をおいて調査したものである。日射の強い夏の日においても樹林内外の気温差は2〜3℃程度であるが,人が感じる差異はこれよりはるかに大きい。そこでグローブ温度計を用いて黒球温度を測定したところ,気温差が1.6℃の時に17.1℃の差があり,体感温度の差を定量的に表現するのに適していると考えた。そこで,各種の植栽地内外において,気温,黒球温度及び他の微気象要素の測定を冬季に行った。その結果,街路樹の有無によっても黒球温度で8℃程度の差ができること,地表面の状態によっても黒球温度に差ができることなどが明らかとなった。
著者
清水 裕子 酒井 秀夫 南 知栄
出版者
森林利用学会
雑誌
森林利用学会誌 (ISSN:13423134)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.75-84, 1996-08-15
被引用文献数
3

新素材の作業服として,今回,綿・ポリエステル高次複重層糸織物の作業服Aと,アクリル極細繊維編物の作業服Bを下刈作業服に用いた場合の衣内気候について検討を行った。衣内温度,絶対湿度の変化の全体的な傾向は外気の黒球温度のそれに一致していた。作業服Aは,多量の発汗が生じたときは通気性が阻害され,衣内湿度が高くなっていた。作業服Bは吸水率が高くて通気性もよいが,汗で完全に濡れた場合には熱伝導率が大きくなる。作業服A,Bは本来,通常の屋外での着心地を重視した開発意図によるものであり,多量の発汗には適応しきれなかったが,例えば曇りで風があるときや,晴れていても湿度が低く,風があるときのように,風,湿度等の条件がそろえば,蒸散によって身体を冷やし,その機能を発揮することができるものと思われる。
著者
デイヴィス アンドリュー
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
奈良県立医科大学医学部看護学科紀要 (ISSN:13493884)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.11-18, 2009-03-15

Wet Bulb Globe Temperature (WBGT) is probably the most widely used of many heat stress indices. An underlying assumption is that differing combinations of temperature and relative humidity which yield the same WBGT will impose the same thermal load. Recent research has cast doubt on this assumption however. The purpose of this study was to investigate the effects of two dissimilar environments with an equivalent WBGT on participants petforming an intermittent box-lifting task. 12 males (mean ± sd), age 25.2 ± 6 yrs, mass 74.9 ± 11.9 kg, stature 1.7 ± 0.1 m were recruited and acclimated over five days (1 hr sessions) in an environmental chamber at 38℃, 70% relative humidity (RH). They completed 6 x 35-min trials on consecutive weekdays in two environments: warm-humid, 30℃, 65% RH (27℃ WBGT); hot-dry, 39℃, 22% RH (27℃ WBGT) and three lift frequencies: 1, 4.3 and 6.7 lifts.min^-1. There were no significant differences in physiological response (heart rate and core temperature), rating of perceived exertion (RPE) and maximum acceptable weight of lift (MAWL) between the two environments. These findings support the underlying assumption of WBGT and contradict recent research. It is possible that differences in response only manifest themselves at higher values of WBGT or during longer bouts of continuous exercise.
著者
堀川 徹 井谷 鋼造 稲葉 穣 川本 久男 小松 久男 帯谷 知可 磯貝 健一
出版者
京都外国語大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

本研究では過去千年間という長期にわたる期間を、コミュニティーの成立期(9-13世紀)、発展期(14-19世紀)、変容期(19世紀以降)に区分して、各時期をそれぞれa〜cの研究班が担当して具体的な研究を遂行してきた。基本的に各班は独立して研究活動を遂行したが、成立期から発展期、発展期から変容期への移行期に注目することと、中央アジア以外の地域との「比較」を念頭に置くことを申し合わせた。また研究を進める前提として、ムスリム・コミュニティーを「内側から」明らかにするために、現地史料の発掘と利用が必須であるという共通の認識をもった。本研究の第一の成果は、年代記等の一般的な叙述史料のみならず、聖者伝や系譜集などのスーフィズム関連の文献、種々の古文書や碑文・墓誌銘、各種刊行物・新聞、調査資料等にわたり、従来利用されなかった史料を新たに開拓したことである。とくに、ウズベキスタン共和国のイチャン・カラ博物館、サマルカンド国立歴史・建築・美術博物館、フェルガナ州郷土博物館との共同研究によって、膨大な数が現地の各種機関に未整理のまま所蔵されている、イスラーム法廷文書のデジタル化・整理分類・解題作成の作業を軌道に乗せることができた。第二の成果は、上述した種々の史料を利用した各自の研究によって、それぞれの時代におけるコミュニティーの姿が具体的に明らかになったことである。中でも、イスラーム法廷文書を利用した歴史研究は、本研究プロジェクトにおいて、ようやく本格的に開始されたといっても過言ではなく、4回にわたって毎年3月に京都外国語大学で開催された「中央アジア古文書研究セミナー」によって、本研究を通して得られたわれわれの知識や技能が日本人研究者間で共有されることになった。
著者
小泉葵南 著
出版者
先進堂
巻号頁・発行日
1921
著者
岡島 いづみ 山田 和男 菅田 孟 佐古 猛
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.553-558, 2002-09-20
被引用文献数
3 39

亜臨界から超臨界領域の水を用いてエポキシ樹脂の分解を行った.その結果,350–380℃,25MPaの条件で樹脂は完全に分解し,約90%がフェノールやイソプロピルフェノールなどの単環フェノール類や,比較的分子量の小さな生成物である水+メタノール可溶分として回収された.一方,380℃における熱分解では分子量の大きな残渣やTHF可溶分が生成物の約半分を占めていることから,反応場に水が存在することで樹脂の炭化が抑制され,低分子化が進行することを確認した.また超臨界メタノールを用いた場合には,エポキシ樹脂の分解は起こるものの,同様の条件の超臨界水分解に比べて軽質化はあまり進まなかった.当該技術の応用の一例として,エポキシ樹脂をマトリクス樹脂として使用した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の分解・炭素繊維の回収を試みたところ,380℃,25MPaの超臨界水を用いると樹脂分は低分子化して炭素繊維からはがれ,付着物のない炭素繊維を回収することができた.
著者
上田 敏郎 島村 佳伸 東郷 敬一郎 藤井 朋之 岡島 いづみ 平松 正敬 佐古 猛
出版者
The Society of Materials Science, Japan
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.964-969, 2010
被引用文献数
2 5

Carbon-fiber reinforced epoxy was decomposed using subcritical water and supercritical methanol to reclaim carbon fibers. The tensile strength of the reclaimed carbon fibers was measured. Then SEM observation, XPS, and Raman spectral analysis were conducted to elucidate the change of tensile strength caused by decomposition. The tensile strength decreased by 6% in the case of decomposition with supercritical methanol, and by 12~17% with subcritical water. The surfaces of reclaimed carbon fibers were resin-free. Decomposition did not affect the fiber surface and fracture surface morphology. Subsequent XPS analysis revealed that functional groups of the carbon fiber surface had been removed. Raman spectral analysis showed decreased graphitization of the carbon fiber surface. These results imply that the fracture toughness of the carbon fiber surface decreased because of breakage of carbon-carbon bonds in the carbon fibers as a result of decomposition.