著者
Yoshida Hiroyuki
出版者
Elsevier B.V.
雑誌
Chemical Physics Letters (ISSN:00092614)
巻号頁・発行日
2012-05
被引用文献数
120

In previous inverse photoemission spectroscopy (IPES) experiments, either X-ray (hv > 1 keV) or vacuum ultraviolet (hv ≈ 10 eV) photons were detected following the injection of electrons with energies of 10 - 1000 eV into solid materials. Here, we demonstrate IPES in the near-ultraviolet range (hv < 5 eV) using electrons with kinetic energies less than 4 eV. The energy resolution of the instrument is attained to be 0.27 eV. From the spectra of copper phthalocyanine films, it is found that damage to the organic sample is significantly reduced, demonstrating that this method is especially suitable for organic semiconducting materials.
出版者
大学図書館問題研究会
雑誌
大学の図書館 (ISSN:02866854)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.166-173, 2010-09
著者
大倉 輝 山本 寛 山崎 克之
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.5, pp.1081-1090, 2012-05-01

近年,人間の行動を日常的にデータとして記録するライフログに注目が集まっている.人の位置を計測する手法は,屋外ではGPSが利用可能であるが,屋内では衛星からの電波が遮断されるためGPSの利用は困難である.そこで,GPSを用いずに人の位置を推定できる手法の確立が求められている.本論文では歩行経路を推定するために,加速度データから歩行周波数とエレベータ搭乗区間を,方位データから曲がり(歩行者の進行方向の変化)を推定する手法を提案し,システムを開発した.更に,開発したシステムを利用した評価実験を行うことで,歩行経路の推定精度を検証した.その結果,評価に使用した経路全てにおいて80 [%]以上,更に,エレベータを含まない場合は92 [%]以上という高い推定精度が得られ,屋内での歩行経路推定に有効であることが分かった.
著者
和田 周佳 広瀬 茂男 新井 雅之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp."2P1-K02(1)"-"2P1-K02(2)", 2007-05-11

The camera mechanism for Souryu-V is developed in this research. 4 cameras are installed at Souryu-V. Front cameras are fixed and get a front clear view. Rear cameras are revolved and get a view of 360 deg. Souyu-V inspects narrow and winding spaces. Therefore, cameras may check advance. Then, at the time of advance, it is made the structure from which cameras do not check advance. Furthermore, it is made the mechanism in which cameras can circle. Consequently, the stick which supports a camera was made into the thing of an elastic body, and the axis of rotation is prepared into the stick. Consequently, sufficient vision to manage a Souryu-V was got.
著者
齊藤 貢 松本 文雄
出版者
岩手大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

東日本大震災で大量に発生した瓦礫が風により飛散することが予想され、飛散粉じん中の有害物質による周辺住民への健康影響が危惧された。本研究では、瓦礫処理場からの飛散粉じん状況を調査するため、ミクロ繊維シート捕集材による多点モニタリングを実施し、GISを用いて飛散粉じ量および有害物質の分布状況を可視化した。さらに、瓦礫飛散粉じんによる健康リスク度の評価を行った。継続モニタリングの結果、大気環境状況は、平成26年度の瓦礫処理作業終了後には周辺地域と同程度にまで回復され、周辺地域への健康リスク度は低いことが考察された。
著者
藤田 誠 MAURIZOT Victor
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2004

複数の小分子が自己組織化し、巨大な構造体を構築する仕組みは、自然界においてしばしば観測される。本研究では、この仕組みを有機分子に応用し、有機分子の自己組織化を遷移金属イオンによりコントロールすることで、新規な構造を高効率・高選択的に構築することを目的とした。ここでは、有機分子の自由なコンフォメーシヨンを厳密に規制することが重要な鍵となる。そこで本研究では、その有機分子として、(1)複数の金属配位部位(ピリジル基)をアミド結合で連結した紐状の配位子(ピリジンカルボキシアミドオリゴマー)を設計した。また、(2)2つの金属配位部位(ピリジル基)をアミド結合で連結した「く」の字型の配位子(ビピリジンカルボキシアミド)を設計した。これらの分子の特徴は、分子内に、多点水素結合可能な部位(アミド結合)が存在し、それにより配位子のコンフォメーションが厳密に規制される。すなわち、配位結合と水素結合を共同的に利用した、新規な構造が構築できる。実際、ピリジンカルボキシアミドオリゴマー配位子の合成に成功した。市販のジケトン誘導体を出発原料として、キー中間体である3-アミノ-4-ヒドロキシ-5-ピリジンカルボン酸を5ステップで合成した。この中間体の保護基をはずした後、カップリング反応を繰り返すことで、目的とする4量体のピリジンカルボキシアミド配位子を合成することに成功した。また、1ステップでビピリジンカルボキシアミド配位子の合成にも成功した。この新規配位子と遷移金属イオン(パラジウムイオン)との自己組織化により、球状の構造体が組み上がることを、NMRおよび質量分析により明らかにした。
著者
野間 晴雄
出版者
関西大学
雑誌
関西大学東西学術研究所紀要 (ISSN:02878151)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.A39-A54, 2007-04

本稿は2006年9月29日にベトナム国家大学ハノイ校地理学部で開催された同学部創立40周年記念大会(ベトナム地理学会共催)での招待講演「20世紀日本の地理学の伝統と革新」の発表原稿を,写真等を除いてほぼそのまま掲載したものである。その目的とするところは,ベトナムの地理学研究者に日本の地理学界の基本的な情報を提供することと,現在の課題をベトナム地理学の動向と比較しつつ考察することである。前半では,20世紀におけるアカデミック地理学の伝統を主要な4つのスクール(東京大学,京都大学,東京高等師範学校/東京文理科大学/東京教育大学/筑波大学,広島高等師範学校/広島大学)の創立者やの後継者たちの研究テーマの特色から概観した。後半では,第二次世界大戦後における日本の地理学の変化を,応用地理学,第四紀への関心,いわゆる「地理学の革命」といわれたアングロサクソン系地理学の影響の深化,地理学教室の新規設立や学術雑誌の刊行,マルクス地理学の影響,GISの普及などから展望した。
著者
石橋 勇人 松浦 敏雄 安倍 広多 郭 仕祥
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,3G/LTE/WiMAXのような遠距離向けの通信方式と,Wi-FiやBluetoothのような近距離向けの通信方式の両方が使用可能な携帯端末(スマートフォンなど)を対象とし,近隣に存在する携帯端末間で自律的に協調動作を行うことによって,通信回線やバッテリなどの携帯端末のリソースを全体として効率的に利用可能とする方式を提案している.
著者
中島 琢磨
出版者
龍谷大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、佐藤栄作政権期の沖縄返還に至る政治外交過程を、返還実現を可能とした安全保障上の条件に焦点をあてて明らかにした。本研究では、返還交渉の時期を①沖縄の早期返還を日米の検討の俎上に載せるための交渉、②沖縄の施政権返還合意のための交渉、③沖縄返還協定の作成交渉という三つの段階に分けて分析し、争点として日米安保条約の沖縄への適用の問題、特に安保条約における事前協議制度の問題に着目した。史資料として新しく公開された外務省文書、ジョンソン、ニクソン両大統領文書、国務省文書、陸軍省文書、「楠田實文書」「三木武夫文書」「若泉敬文書」等個人文書、日記、回想録、新聞、雑誌、インタビュー記録等を使用した。
著者
山田 耕一
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.78-88, 2001-06-15
被引用文献数
1

確率と可能性間の変換はZadehが可能性理論を提案して以来多くの研究者により研究されてきた。しかし、既存研究の多くは確率と可能性間の変換時に満たすべき条件を議論し、発見的に考案した変換式がその条件を満たすことを証明するに留まる。したがって提案された変換式が与えられた条件を満たす唯一の式とは限らないものが多い。本研究では証拠理論に基づく3種類の変換法を新たに検討し、議論する。これらの方法はいずれも確率と可能性間の変換において満たすべき原則を与え、その原則から一意に導かれる変換法を得る。1つの変換法(T1)では可能性を順序尺度と見なして与えられた確率分布から可能性の大小の順序構造を得る。残る2つ(T2、T3)は可能性を不確実性の比例尺度として扱い、確率分布から可能性分布を導く。特にT3に使われる原則は双方向に変換可能な式を導くが、それはDubois & Pradeが発見的に導いた変換式と全く同一になる。これらの3種類の変換法は、確率から可能性を求める場合にはまたく同一の可能性の順序構造を得るが、可能性分布についてはT2とT3で異なる。そこで確率分布から可能性分布を求める場合、T2とT3のどちらがより望ましいかを与えた原則の観点から考察する。考察の結果T3が望ましいことが示唆される。
著者
工藤 康生 村井 哲也 伊達 惇
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.108-117, 1999-08-15

可能性理論の枠組において信念更新を正確に定式化する.信念更新は世界の動的な変化に対応して所有する情報を変更する操作を定式化し, その理論的な性質を扱う.Katsuno and Mendelzonは論理的枠組における信念更新の操作として更新および消去, 対称的消去の3種類の操作を提案している.Dubois and Pradeは論理的枠組における更新の操作を, また, Kudoは論理的枠組における消去の操作をそれぞれ可能性理論の枠組で表現しているが, 定式化に不正確な部分が多い.本論文では, Dubois and Pradeによる可能性理論における更新の定式化では更新の結果が常に構成できるとは限らないことを指摘し, 可能性理論における更新を正確に再定式化することで, この問題点を解決した.また, 消去の操作および対称的消去の操作を可能性理論の枠組で新たに定式化し, 動的な世界の変化によって所有する情報を失う場合の極小変化として特徴付けた.更に, 不確実な情報に基づく信念更新を提案し, 対称的消去は不確実な入力に基づく信念更新における本質的な操作であることを例示した.
著者
竹田 真理 サギャムウォン ジャトゥロン 塚本 勝俊 小牧 省三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.185, pp.13-18, 2004-07-08

メッシュ形ミリ波無線エントランスネットワークのアプリケーションとしてはインターネットアクセス,VoD配信,ホットスポット基地局エントランス等が考えられ,マルチメディアが混在するネットワークである.このネットワークに各アプリケーションのQoSを満たしつつ,ネットワーク全体のリソース利用効率を向上させるルーティングを導入する.本研究ではネットワーク内で主要なアプリケーションとなるテキストデータとストリーミングデータに注目し,各アプリケーションのQoSに基づくルーティングコストを用いた経路選択により,それぞれのトラヒックのQoSを満たしつつ,ネットワーク全体の資源利用効率を上げる,アプリケーションベース無線ルーティング方式を提案する.
著者
黒岩 卓
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

最終年度として、これまでの各種研究のまとめとして位置づけられる複数の論文の執筆を行った。フランス中世演劇諸作品における詩作技巧の解釈法の見直しに関する研究論文をフランスの第一線の中世演劇研究者と共に執筆した。また演劇作品の伝承、写本および詩作技巧の三要素の関係に関する論文も単著として執筆している。さらに今年度後半には、今後の中世演劇作品の伝承と詩作技巧の今後の研究の方向性を見直すための問題提起をフランスの学術研究誌において執筆、すでに掲載が決定している。単行本の形はとらず、また残念ながら今年度内の出版にはいたらなかったものの、これら三点の包括的研究は全て査読を経てフランスの代表的学術出版社及び雑誌(H.Championおよび学術誌Medievales)より発表されることが決定しており、今後長く欧米の中世演劇・文学研究者によって参照されることが期待される。来年度以降も、これらの研究を遂行する過程で協力を仰いできた二人の研究者(Darwin Smith及びXavier Leroux両氏)との共同研究を続けていく予定である。ソチやミステールといったジャンル別の試作技巧の研究を進める傍らで、口承伝達による文明における韻文創作の原理といった、広い視点につなげていくことができた点が、本年度の研究成果の最たるものとして挙げられるだろう。来年度以降、海外研究者との協力体制や加えて日本国内での他の文明圏の演劇研究者とのネットワーク作りを行っていきたいと考えており、その点で年度後半に早稲田大学演劇博物館において勤務を行ったことは大変に良い機会となった。
著者
サギャムウォン ジャトゥロン 藤原 淳 大矢 智之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.25, pp.61-66, 2006-04-14
被引用文献数
1

各ノードがビームフォーミングを行う無線メッシュネットワークにおいて、負荷分散を実現する通信経路設定を行った後に、異なる経路間で干渉を与える可能性のあるリンクに対して、より与える干渉が少ないリンクを通信経路とし、その新たな経路に基づいてアンテナのビーム方向を制御する方式を提案する。提案方式によりネットワークの合計スループットが向上することを計算機シミュレーションにより明らかにした。
著者
横澤 一彦
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.2_64-2_82, 1994 (Released:2008-10-03)
参考文献数
33

Visual search tasks to discover target in distractors are used for performance test of early vision. Fast and spatially parallel detection is taken as evidence that features in question are coded early in the visual process. Targets that are defined by conjunctions of features are usually found through a serial process of checking and rejecting distractors. The search time increases linearly with the number of distractors, suggesting that attention must be focused to each item in turn in order to conjoin features. Based on these recent studies of visual search, a model of visual attention is proposed. It is assumed that a visual image is encoded in a multi-resolution pyramid and attention function selects a sampling area from the pyramid. The function, guided by top-down and bottom-up mechanisms, give priority to sampling. New sampling is reconstructed by combining with previous samplings so that the reconstruction is as visually recognizable as possible at any moment. A computer simulation of the model produces the same general characteristics as human.