著者
Josué DÍAZ-Delgado Manuel ARBELO Simona SACCHINI Óscar QUESADA-CANALES Marisa ANDRADA Miguel RIVERO Antonio FERNÁNDEZ
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.1203280799, (Released:2012-04-02)
被引用文献数
4 10

Vascular tumors and disorders, like angiomatosis, are rarely described in cetacean species. A retrospective histological study was carried out on lung samples from 35 common dolphins (Delphinus delphis) stranded in the Canary Islands coasts looking for morphological vascular changes and likely related causes. Twenty-five out of thirty-five (71%) common dolphins showed focal or multifocal angiomatosis-like lesions. A high association between this type of vascular proliferation and parasitic infestation was observed. In addition, a single pulmonary cavernous hemangioma not previously reported in common dolphins is presented.
著者
小塚 良孝
出版者
愛知教育大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、古英語期の散文作品における定形動詞と名詞目的語の語順の決定要因をコロケーションに着目して調査、分析した。分析対象とした文献は年代記(Anglo-Saxon Chronicle)や宗教散文(West Saxon Gospelsなど)などである。本調査から、コロケーションが語順に影響を及ぼしたと考えられる場合があることが明らかになり、古英語の語順研究にはコロケーションという観点も重要であることが指摘された。
著者
久保田 正人
出版者
千葉大学
雑誌
言語文化論叢
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-25, 1999-12-27

The presentation in monograph form of a topic such as agrammatism to which our best neurology textbook does not dedicate much more than three lines and which is touched on only occasionally in comprehensive presentations of aphasia requires a justification even when the topic has been chosen only as the starting-point of a further, far-reaching description. This whole book constitutes such a justification…. The minimal appreciation of agrammatism is apparently based on important arguments, I.e., on the in-frequency of the symptom, the minor significance which comes to it as a disorder, and finally the allegedly still controversial localization of it. The last aspect carries more weight as the inference was added to it that accordingly agrammatism does not have localizational importance in every case…. [It must be stated]….that agrammatism does not represent just a mere "peculiarity" in the area of aphasiology; on the contrary, it will become evident that: the process of the grammatical-syntactic formulation, which is basic to the disorder(s) of agrammatism, forms the bridge, or more specifically, forms a very particular part of a bridge between psychic conception and linguistic alienation of speech. Hence, agrammatism becomes, as it were, the center of aphasiology.
著者
高橋 芳子
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

3年間における研究の結論実験協力校である5つの小学校において「表現運動・ダンスのクロス・カリキュラムへの試み」の実践的研究を行った結果、次の結論を得た。1. 魂をゆさぶる表現のためのクロス・カリキュラムは国語、社会、音楽、図画工作、保健(心のバランスをとる)の中から2〜3教科との構成を試みたが、教科のちがいによる効果の差はみられなかった。2. クロス・カリキュラムの実施において、各教科のプログラムは7因子が中核になる構成であり、7因子はそれぞれの条件が満たされている活動内容であることが好効果を生みだしていた。条件とは、Playはアゴーン、アレア、ミミクリ、イリンクスの要素を2つ以上、Improvisationはテーマかイメージのある即興表現であり、Relaxationは筋肉の弛緩、技能の向上を要求しない、同一化による安定感、ある程度の選択の幅をもった自由の保障、呼吸が自然にできる状態の活動の要素から3つ以上、Communicationは教師と児童、児童と児童の2つの関わりが成立していること、Combinationは表現の方法が歌を歌う・踊るなどのように2つ以上が絡み合っていること、Optionはひとつの活動を起こすのに3種以上の選択権が保障されていることであり、Demonstrationは教師による実演であり、それは児童の発想の転換や活動を刺激するものでなければならない。3. クロス・カリキュラムが有効であるためには教師がクロスされる教科において質の高い指導力を必要とする。
著者
多田 知正 今瀬 真 村田 正幸
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J95-B, no.4, pp.534-546, 2012-04-01

本研究では地理的に離れたデータセンタ間の負荷分散により消費電力を削減することを考え,特にネットワークの消費電力を考慮することの有効性について調べる.近年,サーバやネットワーク機器における電力比例性(energy proportionality)という性質が注目されている.消費電力の観点から負荷分散手法を適切に評価するには,電力比例性について考慮することが必要である.電力比例性が低ければ,消費電力は負荷の増減によってほとんど変化しないため,負荷分散による消費電力削減の効果は小さくなる.現在はサーバやネットワーク機器の電力比例性は低いが,今後の技術開発により向上することが予想され,それにより消費電力を考慮した負荷分散の有効性も向上すると考えられる.本研究ではこれまでの省電力技術の動向を踏まえてそれぞれの機器の電力比例性を設定して計算を行うことにより,現在及び将来においてネットワークの消費電力を考慮してデータセンタ間の負荷分散を行うことの有効性について評価を行った.
著者
西村 豪生 森谷 高明 大西 浩行 飯尾 政美
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J95-B, no.4, pp.510-522, 2012-04-01

対外インタフェースがオープン化されているNGNにおいては,インターネットとテレコム網のサービスを連携させたWeb-テレコム連携サービスが利用可能である.従来のWeb-テレコム連携サービスは,Web端末によるアクション契機で,Web端末とは独立したテレコム端末に対してテレコムサービスが提供される形態が一般的であった.既存のインターネットユーザに対する親和性を考慮した場合,テレコムサービスもWeb-テレコム連携サービスの開始契機を与えたWeb端末にシームレスに提供可能とすることが望ましい.本論文ではテレコム端末機能と連携するリッチインターネットアプリケーションをWeb端末上で実行することにより,単一Web端末によりWeb-テレコム連携サービスを利用可能とするアーキテクチャを提案する.提案アーキテクチャは,テレコム端末機能を共通コンポーネント化し,テレコム網の詳細が隠ぺいされた抽象APIによって利用可能とする.共通コンポーネントをサービス利用時に端末に動的配備する方式と,外部装置に静的配備する方式について,プロトタイプ実装による性能評価を通じてその実現性を確認した.
著者
横田 紘子
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

本研究は強誘電体や圧電体においてみられる巨大応答特性の起因を解明し、その原理を利用した新規物質を開発することを目的としている。本年度はこれまで共同研究を行っているイギリスのOxford大学に2カ月半の間滞在し、圧電材料として広く利用されているPb(Zr,Ti)O_3(以下PZT)の構造解析を行った。PZTにおいてはTi濃度が48%近傍において2相の境界が温度に対してほぼ垂直になるようなmorphotropic phase boundary (MPB)が存在し、この付近では誘電,電気機械定数が最大値をとることで知られている。このことはMPB近傍において対称性が著しく低下することによるものだと考えられてきた。しかしながら、申請者らは詳細な構造解析を行った結果、室温において低対称相と高対称相とが共存した状態になっていることを明らかにしてきた。このことから、PZTの相図を見直す必要があるのではないかと考え、温度,組成を変化させ構造解析を行った。その結果、PZTは常に2つ以上の相が共存する混晶状態であることが明らかとなった。すなわち、PZTにおいては対称性が低下することよりも、むしろ異なる相が共存することにより系全体が揺らいだ状態になることで巨大物性がもたらされるといえる。このような考え方はほかの凝縮系にも適用することができるユビキタスな概念であるといえる。これのら結果について、申請者は国際学会の場で発表を行い、2つの奨励賞を受賞している。また、新規物質をつくるという研究においてはパルスレーザー堆積法を利用した薄膜づくりを精力的に行ってきた。特に、マルチフェロイックス物質において一般にみられるdゼロネス問題を持たないことが期待される希土類遷移金属酸化物に着目をし研究を行ってきた。
著者
高塚 真央
出版者
名古屋大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

1.本研究の目的は,新しい展開型構造の提案し,その展開挙動を明らかにすることである。本研究では,特に環境問題やエネルギ問題の観点から,大型平面状構造物としての太陽発電衛星の輸送・建設問題に着目し,その平面状構造を平面直交二方向同時に収納・展開する方法を提案している。本研究ではこれまで,シザーズ機構と「立方体の対角線方向の回転軸」を用いた正方形パネルの平面直交二方向同時展開法を提案してきた。しかしながら,この方法は回転軸の角度に高い精度が要求されるという問題があるため,本研究では新たに,パネル平面に垂直な回転軸のみを用いた展開方法を提案している。本方法は,正方形パネルをある特定の規則で連結することで,シザーズ機構のような連動型の収納・展開を可能にするものであり,「展開可能な連動式パネルユニット」という名称で国内特許を取得しているが,本年度はその研究成果が国際雑誌に掲載された。2.本研究では,上記の研究課題に加え,提案した展開型構造を宇宙で展開する際の動力学的挙動の解明も研究テーマとしている。宇宙における展開型構造は,構造力学的観点から考えると,支持点が無い不安定構造であり,通常の構造解析では解析対象とされていない構造である。そこで本研究では,その問題を動力学的に扱うことで,展開時に必要となる動力や時間および部材に生じる変形や応力などを予測計算できるようにしようとしている。本年度は,その初期段階として,シザーズ機構の基本ユニットの展開中の運動方程式の導出とその数値計算を行ない,その成果を国際学会及び国内学会で発表した。また,シザーズ機構の回転軸部の摩擦力を考慮し,部材の変形や応力の計算を行なった結果が,現在国際雑誌に掲載予定となっている。