1 0 0 0 OA 西川如見遺書

著者
西川忠亮 編
出版者
西川忠亮
巻号頁・発行日
vol.第9編 日本水土考, 1907

1 0 0 0 OA 日本水土考

著者
西川如見 著
出版者
西川忠亮
巻号頁・発行日
1898
著者
布山 清保
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.41-47, 1992

ここに報告する事例は、精神発達遅滞と低緊張を伴う脳性まひの子ども(2歳)である。行動観察では受け身的な行動が目立つ子どもであったが、周囲の状況や係わり方によっては能動的な行動を示した。そこで、選択的な状況、動きのある物に手を伸ばし操作する状況など、係わり手が子どもの現す行動に応じて状況設定を随時工夫していくことによって、より活動的で調整された外界とのやりとりを引き出そうと試みた。そして、係わり合いの経過から、学校教育現場で係わり手が教材などを用いて状況を設定する際に留意すべき点をまとめてみた。子どもが理解できる状況であること、行動の発現・展開・終止が明確になる状況であること、行動体制を強化・分化・高次化できる状況であること、子どもと係わり手が交信関係によって支え合うことのできる状況であること、子どもが自ら選択できる状況であることについて整理した。
著者
大堀 淳
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

直観主義的論理学の自然演繹証明システムとラムダ計算との同型関係を拡張・一般化し, 機械語コードの証明論を完成し, コードの最適化やコードの検証をより体系的に行う基礎を構築した。この証明論では, 機械語コードは, 左規則のみからなるある種のシーケント計算として表現され, その操作的意味, すなわち, コードを実行する機械の状態遷移規則は, シーケント計算のカット除去定理の証明から系統的に抽出することができる。さらに, この証明システムは, 低レベルコードのアクセス権限の検証や制御フロー遷移の最適化などの基礎となることが示された。
著者
長弘 千恵 樗木 晶子 馬場園 明 堀田 昇 高杉 紳一郎
出版者
九州大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

【経過】本年度は高齢者に対する事前調査の結果について検討した。【目的】看護職による転倒予防のための個別訪問指導行い、転倒予防のための個別訪問指導運動プログラムの評価を明らかにする。また高齢者の転倒体験と身体的精神的状況、居住環境、福祉制度および社会資源の活用状況との関連を明らかにすることを目的とした。【対象・方法】農村地域に住む75歳以上の在宅女性高齢者136名を対象に、看護師による家庭訪問調査を行った。調査内容は最近5年間の転倒状況、身体的状況、居住環境、福祉制度および社会資源の活用状況等であった。分析には転倒歴に欠損値のない131名を使用し、転倒要因では該当するものに1、該当なしを0として加算した。解析には対応のないt-検定、x^2検定、ピアソンの相関係数を使用した。【結果】(1)転倒体験者と非転倒体験者では年齢、介護度、寝たきり度、身体的状況、住居環境において差はなく、家族数では転倒体験者より非転倒体験者の方が多かった(2)転倒回数と自覚症状数には相関がみられ、転倒回数と排尿回数では負の相関がみられた(3)寝室の障害物で転倒体験者は非転倒体験者より多く、転倒回数との間に相関がみられた(5)社会資源の利用では差はないが、訪問介護の利用では転倒体験者が非転倒体験者より多かった(6)介入郡コントロール郡共に監察期間中に転倒が少なく、比較することはできなかった【考察】在宅の後期女性高齢者においては転倒体験者では転倒に関する自覚症状数が多いことから、介護者による転倒予測の可能性考えられた。また、寝室に障害物が多いことから住居環境の改善指導の必要が示唆された。
著者
北 英紀 日向 秀樹 近藤 直樹 高橋 達
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会学術論文誌 : Nippon Seramikkusu Kyokai gakujutsu ronbunshi = Journal of the Ceramic Society of Japan (ISSN:13486535)
巻号頁・発行日
vol.115, no.1348, pp.987-992, 2007-12-01
被引用文献数
1 3

Exergy is a measure which can commonly deal with the quantification of the variety of resources, products and energy coming in and going out the systems in manufacturing process. In this study, exergy consumption analysis was performed on ceramic parts. The exergy of the intrinsic to the materials and energy were calculated and then the degree of process efficiency (defined as the ratio of fixed energy to input in this report) was evaluated. Results revealed that the process efficiency was 5.5% in total, suggesting that the most part of input exergy was lost as a thermal enthalpy and wastes. Particularly, a lot of exergy was consumed and the process efficiency was low in granulation and sintering steps, then, the approaches to improve the efficiency were discussed.
著者
小野田 拓也
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2010

3年度目にあたる平成24年度は、前年度後半に浮上したECにおける経済介入と規制政治との関係にかかわる課題に力を入れた。本研究課題が追跡してきた雇用政策・産業政策・地域政策の境界画定は、同時に配分政策と規制政策のあいだの政策手段の組み合わせや比重をめぐる調整をもたらすことになった。70年代~80年代前半におけるこの政策領域間の調整をめぐる政治が、のちのECにおける「規制国家」化とも呼ばれる発展にいかなるインパクトを与えたか、本研究が発展させてきた視角を引き継いで、欧州委員会・加盟国政府・私的アクター間に形成された異なる政策手段の採用・変更を担う支持連合の管理に着目しつつ、二次文献の渉猟を進めた。その結果、(A)「規制国家」理論とは裏腹に、80年代後半~90年代前半時点での規制・財政手段の組み合わせ、そしてそれぞれの政策手段における決定・執行の構造は、対象となる産業セクター毎に相当のヴァリエーションをみせた。この産業セクター間の財政手段の有無をめぐるヴァリエーションは、部分的には70年代における財政手段を通じた改革の挫折に由来しており、政策領域の構造は機能的要請のみに還元されないとする本研究のこれまでの成果を裏付けるものである。(B)しかし同時に、転換のタイミングを説明するためには、委員会主導の産業政策を支持する加盟国政府の国内統治戦略をも考慮に入れなければならないことも判明した。とりわけ、委員会の産業政策への主たる支持者であったフランスにおける70年代の競争政策をめぐる制度改革は、国内においては十分に貫徹されなかったものの、のちの超国家レヴェルの競争政策の改革においては政策・制度上のインフラを提供することになり、加盟国・超国家レヴェル間における相互作用への着目を改めて浮き彫りにしたといえる。
著者
久保 愛三 清野 慧
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.46, no.401, pp.86-98, 1980-01-25
被引用文献数
5

はすば歯車の正面ならびに歯すじ方向歯形誤差が歯車振動をひきおこす程度の歯のこわさ変動をも考慮して評価する近似的方法を示し,中凸形正面歯形がはすば歯車においても平歯車の場合と同様に最も害の少ない,あるいはその大きさを適当に選ぶならば歯形修整の効果のある歯形形状であること,全かみあい率あるいはねじれ角が大きくなると正面歯形形状にかかわらず歯車振動の起振力が著しく小さくなることなどを明らかにした.
著者
鈴木 一郎
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

ヒドラジン、ヒドラジド型不斉有機触媒を用いた不斉Biginelli反応に関して検討を行った。ピラゾリジン塩酸塩が高活性を示したことから、これを元にアザプロリン型不斉触媒を合成し、Biginelli反応に応用した。しかしながら、ピラゾリジンに比べ、触媒活性が大きく低下したほか、不斉収率は低いことが解った。このほかにジアミイミダゾリジノン、アミノオキサゾリジノン型触媒を検討した。これらの触媒はDiels-Alder反応においては高活性を示し、不斉収率も極めて高かった。
著者
三本 雅 上原 直久 稲常 茂穂 藤坂 貴彦 桐本 哲郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.2355-2363, 1999-12-25
参考文献数
8
被引用文献数
13

同相信号だけを検波するFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)レーダは小型・廉価化が容易であるが,一方,目標の距離と速度の計測時にアンビギュイティが発生する.本論文では,同相信号だけを用いて目標距離と目標速度を一意に計測するFMCWレーダ方式を提案した.送信信号には,従来のFMCWレーダで用いられるアップチャープ信号とダウンチャープ信号に加えて無変調CW信号を用いる.受信信号処理では,無変調CW信号の反射エコーに含まれる目標ドップラー周波数の絶対値を利用して,目標の距離と速度を求める.また,本方式ではこのドップラー周波数の絶対値を利用して,複数目標の距離と速度を同時に計測できることを示した.最後に,等速度で移動する車両を目標として,実レーダを用いた距離・速度計測試験を行った.その結果,検出確率0.91,距離精度0.53m,速度精度1.2km/hで,偽目標発生確率0.0028の性能が得られ,本方式の有効性を明らかにした.
著者
田中 克史 米竹 孝一郎 木村 浩
出版者
京都工芸繊維大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

1.(1)球状のシリカ粒子、板状のベントナイト粒子/水系コロイド分散系に関して、レオロジー挙動を検討した。板状粒子系の場合、塩添加にともなって粘度が減少し、さらに高塩濃度では増加する結果が得られ、球状粒子系との相異が認められた。(2)徹底的な脱塩・脱水処理を施した板状のベントナイト、ヘクトライト/有機溶媒コロイド分散系では、粒子分散は分散媒の誘電率増大によって安定化する傾向が得られ、電気二重層が水系と比較して極めて薄いことが考察された。2.(1)フラーレン混合物/ポリスチレンプレス複合膜では、極めて良好な粒子分散、熱安定が得られた。(2)酸化チタン/セルロース誘導体等方水溶液系では、溶媒除去による固定化の初期過程が偏光顕微鏡観察及び動的粘弾性計測により高感度で検出された。後者では、測定治具端部の局所的な挙動を反映したと考えられる。また、電気特性計測によって固定化の後期過程が良好に検出された。大振幅正弦波電場下での固定化試料では、セルロース誘導体のらせん軸は、電場方向と垂直な方向に一軸的に配向する傾向が得られ、粒子の分散は良好である結果が得られた。3.(1)反応性シリコーン、カーボンナノファイバー分散系等について、熱特性、レオロジー特性等を検討した。シリコーン系の硬化過程は、電気的測定よりはレオロジー測定によって、より良く検出される結果が得られた。(2)上記分散系における電場配列を行った結果、分散系における見かけの電気特性との間に相関関係が得られ、その場でのモニタリングに有効である結果が得られた。(3)セルロース誘導体異方性水溶液、多層カーボンナノチュ-ブ分散系において、せん断及び正弦波電場印加を行い、電場配向挙動を検討した。観察初期に与えるせん断方向と電場方向の関係によって、電気的な特性に差異が認められたが、より詳細な検討を行う必要があると考えられる。
著者
青木 幹喜 水谷 正大 山田 敏之 石井 昌宏 松崎 友世
出版者
大東文化大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、チーム・エンパワーメントの概念を明らかにするとともに、チーム・エンパワーメントの先行要因やその諸効果を明らかにした。チーム・エンパワーメントは、チームに有意味感や自己決定感、効力感、到達感のある状態のことである。そして、こうした状態に至るには、外部チームリーダーの行動等が関係していることが明らかになった。さらに、チーム・エンパワーメントにより、チームの創造性発揮も促進されることが予測されている。
著者
山下 伸夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.1279-1288, 2005-11-15
被引用文献数
1

ペンシルパズルのうち数理パズル(初期条件とルールのみから演繹で解けるパズル)に分類されるパズルを解くプログラム(ソルバ)を書く.最初にSudoku(数独)と呼ばれているパズルのソルバを書く.次にこの数独ソルバの実装を抽象して,数理系ペンシルパズルに共通する部分をとりだし,個別のパズルに依存する部分をパラメータ化する.抽象したPuzzleクラスを適用して,数独とカックロを2つの異るパズルソルバを実装する.
著者
伊東 利哉 武井 由智 垂井 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.194, pp.39-46, 1999-07-21
参考文献数
13

置換族がk点独立性を持つとは, 直観的には, そこから置換を一様ランダムに選んだとき任意の異なるk点が任意の異なるk点に等確率に写像されることである. 類似概念として, 任意の異なるk点の像のなす相対順序が等確率にあらわれるという性質が定義でき, これをk順位独立性と呼ぶことにする. また, 任意の異なる高々k点の像の中で全ての点が等確率で最小値となる性質がk制限最小値独立性として定義されている. 本論文では, 集合{0,1,...,n-1}に作用する置換族Cが上記各独立性を満足するときの要素数∥C∥の限界を考察し, 以下の結果一(1)下界: k制限最小値独立性は∥C∥≧n-1, k順位独立性は∥C∥≧(n/2)^<&lfloor;k/4&rfloor;> がそれぞれ必要(2)上界: k制限最小値独立置換族は∥C∥= o((en)^k), k順位独立置換族は∥C∥=0(n^<k2/(21nk)>)でそれぞれ構成可能を示す.
著者
徳永 幹雄 高柳 茂美 磯貝 浩久 橋本 公雄 多々納 秀雄 金崎 良三 菊 幸一
出版者
九州大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1988

本研究は、スポ-ツ選手に必要な「精神力」の内容を明らかにし、その診断法とトレ-ニング法を明らかにすることであった。3年間の研究成果は、次のとおりである。1「心理的競技能力診断検査」および「心理的パフォ-マンス診断検査」の作成スポ-ツ選手に必要な精神力の内容は、競技意欲を高める能力(忍耐力,闘争心,自己実現,勝利志向性),精神を安定・集中させる能力(自己コントロ-ル,リラックス,集中力),自信をもつ能力(自信,決断力),作戦能力(予測力,判断力)および協調性の5因子(12尺度)であることが明らかにされた。これらの結果、52の質問項目から構成される心理的競技能力診断検査と10項目から構成され、試合中の心理状態をみる心理的パフォ-マンス診断検査を作成した。いずれの調査も精神力の自己評価、実力発揮度の自己評価、競技成積などと高い相関が認められ、その有効性が証明された。また、2つの検査法には高い相関が認められ、心理的競技能力診断検査で高い得点を示す者ほど試合中に望ましい心理状態が作れることが予測された。今後、スポ-ツ選手の心理面のトレ-ニングに活用されるであろう。2心理的競技能力のトレ-ニング心理的競技能力診断検査の結果にもとづいて、それぞれの内容をトレ-ニングする方法をカセット・テ-プにまとめた。その一部は平成2年度国民体育大会福岡県選手に適用した。また、一般のスポ-ツ選手を対象としたメンタル・トレ-ニングの「手引き書」も作成した。3報告書の作成過去3年間の研究成果を報告書としてまとめた。