著者
高田 峰夫 山本 真弓 荒木 一視 三宅 博之 山本 真弓 高田 峰夫
出版者
山口大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、在日バングラデシュ人と在日ネパール人を中心に、韓国(東アジア)とタイ(東南アジア)のバングラデシュ人とネパール人についても調査した。その結果、日本の各コミュニティーが日本を越えたネットワークを形成していることが判明した。一方、当初想定していた南アジア出身者としての両コミュニティーの結びつきは見られなかった。また、タイについては、東アジア(日本と韓国)とは異なったネットワークのあり方が見られた。これは、東南アジアに位置する(すなわち、国内にイスラム教徒がいる)仏教国という側面が影響していると思われる。
著者
幼兒の母
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.70-72, 1938-09
著者
朝岡 幸彦 南里 悦史 降旗 信一 小川 潔 能條 歩 石崎 一記 福井 智紀
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本プロジェクトに関連してすでに活動を開始している「自然体験学習実践研究会」に自然保護教育や自然体験キャンプなどで取り組まれてきた手法を積極的に位置づけ、その評価を通して自然体験学習に関わる指導者養成のあり方を体系的に提起することを目標とした。指導者養成のためのカリキュラム作成及び実践モデルの実施をめざした総合的研究であり、自然体験学習実践研究会を中心に自然体験学習の指導者養成システムに関する幅広い論点の提起と整理がなされた。
著者
安藤 昭代 山本 富子
出版者
東海学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02858428)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.57-68, 1968-07-20

同一条件産出の鶏卵300個を5区分,即ち湿脱脂綿入りポリエチレン袋貯蔵(A区分), ポリエチレン袋(湿脱脂綿なし)貯蔵(B区分), 市販用人工樹脂製卵ケース貯蔵(C区分), 露出貯蔵(D区分), 無洗糠露出貯蔵(E区分)に分けた。これらの鶏卵を4週間(1967年7月12日〜8月9日)電気冷蔵庫内に貯蔵し,その間の重量変化, PH, Yolk Index並びにAlbumen Indexの測定実験を行ったところ,次の結果が得られた。(1)卵の重量減少率A区分は貯蔵期間を通じて,ほとんど重量変化は認められなかった。B区分はA区分に次いで減少率は低く,C区分,E区分と続き,D区分が最も減少率は高かった。(2)卵白のPH各区分とも実験第1日目の8.82より,貯蔵日数の経過に従ってわずかながらPH値が上昇した。4週間後のPH値はA区分が最低で,次いでB, E, D区分の順に高く,C区分が最高であった。しかしながら各区分におけるPH値の差は,A区分とC区分においてさえ0.2であり,大きい差異は認められなかった。(3)Yolk Index 各区分とも,貯蔵期間を通じてほとんど変化は認められなかった。各区分間における差もほとんど認められず,標準値を保持し続けた。(4)Albumen Index 各区分とも,貯蔵日数の経過に従ってA.I.は低下した。貯蔵期間を通じてA区分が最も低下の程度が少く,次いでE, C, D, B区分の順に低下した。E区分はD区分よりも概して低下せず,貯蔵期間後半においてはA区分に劣らぬ数値を示した。本研究に御校閲をたまわりました本学山田民雄教授に厚く感謝いたしますと共に,本実験にあたり,終始協力を得ました本学研修生,加藤裕子氏に深く感謝いたします。
著者
加納 恭卓
出版者
石川県農業短期大学
雑誌
石川県農業短期大学研究報告 (ISSN:03899977)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.16-20, 1987

石川県内の夏まきニンジンで,根部の表皮組織の下層が白く帯状に光る,"ミミズバレ症"とよばれる生理障害か発生し問題となっている。ここでは,ミミズバレ症の発生とは種時期との関係について報告する。供試したニンジンの2品種,'夏まき鮮紅五寸ニンジン'も'埼玉五寸ニンジン'も8月9日には種した場合,収量は最も高く,ミミズバレ症の発生は最も少なかった。逆に,この時期よりは種時期が早くなっても晩くなっても収量は低く,ミミズバレ症の発生は高くなった。糖含量は'夏まき鮮紅五寸ニンジン'では8月9日まきで最も高くなったが,'埼玉五寸ニンジン'では8月29日まきのものを除き,いずれのは種時期のものも低かった。以上より,根部の生育に適さない条件下でミミスバレ症が発生しやすくなるものと考えられる。
著者
丹羽 勝
出版者
日本育種学会
雑誌
育種學雜誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.421-428, 1985-12-01
被引用文献数
1

南米低緯度地方に栽培されるダイズ5品種と,日本の2品種を用いて,異なる日長条件下,または異たる播種日で栽培し,開花迄日数と主茎節数の変化を観察し,低緯度地方品種と日本品種の日長反応性を比較した. 第一複葉展開時から植物を12時間,12時間40分,13時間20分,14時間の各日長で処理したところ,開花迄日数および主茎節数は日長時間とともに指数関数的に増加した.日長時間に対する指数回帰から,12時間日長における開花迄日数および主茎節数(N12),開花迄日数および節数の日長による増加率(IR)を推定したところ,品種間に差が見られた. 開花迄日数,主茎節数とも,IRの最も大きい品種は日本のアキセンゴク,最も小さい品種は低緯度地方のIAC-8であったが,IRには低緯度地方品種と日本品種との間には,一定の傾向が見られなかった.一方,N12に関しては,開花迄日数および主茎節数とも,日本の品種は低緯度地方品種にくらべて,小さい値を示した. 供試品種のうち,低緯度地方品種3,日本品種2の合計5品種を用いて,5月21日から8月9日にかけて,20日間隔の異なる播種日で,植物を自然日長下,6時より18時までは30℃,18時より6時までは25℃の温度条件で育てたところ,開花迄日数および主茎節数は播種日が遅くなるにつれて減少した.出芽から開花迄の期間の日長時間を平均したところ,平均日長もまた播種日が遅くなるにつれて減少した. 開花迄日数,主茎節数とも,平均日長に対して指数回帰を行なったところ,よく適合した、各品種について,平均日長が14時間のときの開花迄日数,および主茎節数の値(N14)と,それぞれの形質のIRを推定した.開花迄日数,主茎節数ともIRには日本品種と低緯度地方品種の間には差が見られず,N14は日本品種のほうが小さかった。
著者
松久三 四彦
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

わが国の現行時効法の意義と判例・学説の到達点及び議論されている重要問題に関する解釈論を網羅的に再検討し、諸外国の最近の改正の動向を比較研究することによって、わが国における将来の民法改正による時効法のあり方を探求した。具体的には、比較法研究としては、オランダ新民法典、ケベック新民法典なども視野に入れつつ、主として、ドイツ新消滅時効法、フランス債務法改正準備草案および改正法、ヨーロッパ契約法原則、ユニドロワ国際商事契約原則における時効法を対象として、これらの時効法ができるまでの経緯や個々の規定の立法理由、その後の批判等を検討し、日本の時効法の立法モデルを示した。
著者
元木 泰雄 横井 政人 小杉 清
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.31-36, 1972-12-25

1.1才ザクロおよび1才サルスベリのさし木3年苗と,本年生の実生苗について,千葉大学園芸学部において,花芽の分化発育状況を調べた.2.1才ザクロのさし木苗では,1971年には4月19日肥大期,5月3日がく片形成期と進み,6月7日から第1回の開花が始まった.その後7月5日には,第2回の肥大期が認められ,8月9日には,はい珠形成期まで進み,ついで開花した.3.1才ザクロの実生苗では,6月7日肥大期,8月9日はい珠形成期と進み,8月30日に開花し始めたが,この場合には,1回しか花芽分化がみられなかった.4.1才サルスベリのさし木苗では,1971年には4月26日肥大期,5月3日がく片形成期,6月28日雄ずい形成期と進み,7月12日から開花し始めた.5.1才サルスベリの実生苗では,6月21日肥大期,6月28日はい珠形成期と進み,7月10日から開花し始めた.このように1才サルスベリでは,さし木苗も実生苗も,花芽分化は1回しか認められなかった.
著者
仁王 以智夫 春田 泰次 川上 日出国
出版者
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
雑誌
東京大学農学部演習林報告 (ISSN:03716007)
巻号頁・発行日
no.81, pp.p21-37, 1989-09
被引用文献数
2

スギ落葉の分解過程を,特に初期の微生物,生物活性,および成分の変化を中心に検討した。東京大学愛知演習林内のスギ林の林床に落葉をつめたポットを置き,雨水がポット内を自由に通過できるようにして分解させた。実験開始後,二酸化炭素放出量は急速に高まり,これとともに糸状菌数が増加して56日目(8月9日)に最大値を示した。糸状菌が減少するにつれて一般細菌数が増加し,169日目(11月30日)に最大値に達し,以後減少した。翌年には糸状菌と細菌の顕著な増大はなかった。分解期間を通じてリター中に安定して存在していたマンガン量を基準とし,分解にともなう重量の変化を間接的に求めた。重量は56日目から急速に減少し,冬季の休止期を除いて減少を続けた。重量とC/N比の間には高い相関があった。このようにして求めた重量変化と採取した試料の成分分析結果から,落葉を構成する各成分の分解にともなう量的変化を求めた。アルコール・ベンゼン混液可溶区分は実験開始直後から減少し,これは糸状菌の増殖時期と一致していた。クチン酸およびセルロースは56日以降になって減少した。カルボキシメチルセルロースを基質とするセルラーゼ活性はセルロースの減少,一般細菌数およびセルロース分解菌数の増加の時期と対応していた。窒素固定活性は30日目から56日目にかけて増大し,冬季を除いて翌年秋の504日目(10月31日)まで持続したが,それ以降はほとんど存在しなかった。初年度の窒素固定活性の高まりの時期は一般細菌数および窒素固定細菌数の増加の時期と一致していた。また,窒素の無機化活性および硝化活性は窒素固定活性の存在する期間には検出されず,それ以降(3年目)になって出現した。成分量や活性の変化とこれに関する微生物数の変化とは2年目にはほとんど対応せず,これは分解に関与する生物相の交代を示唆するものと考えられた。走査型電子顕微鏡による観察結果は,分解初期の糸状菌から細菌への変化の少なくとも一部は細菌による糸状菌菌体の成分を利用したものであることを示していた。また,2年目には組織に多くのこまかい穴がみられ,C/N比やセルロースの顕著な減少と合わせて,落葉組織の本格的な分解が進行することを示していた。これらの結果から,スギ落葉の分解過程は少なくとも以下の3段階に分けられることが示された。第1期:最初の約2か月。含水率の増加と有機溶媒可溶物質の顕著な減少,糸状菌の増殖。第2期:それ以降翌年の末まで。C/N比,クチン酸,セルロースの減少など落葉組織の分解,窒素固定活性の出現,および細菌への微生物相の交代。この時期においては後半になって優勢な生物相はさらに変化する可能性がある。第3期:分解3年目以降。窒素の有機化から無機化への転換の期間。Decomposition process of Japanese cedar (Crypotomeria japonica) leaf litter was examined during the initial 504 days with special reference to the changes in biological activities and microflora relating them, and the amount of certain main components of the litter. Immediately after the beginning of the experiment rapid increase of carbon dioxide release and concomitant growth of fungi were observed. After 56 days (Aug. 9) fungi reduced and the number of bacteria began to increase. Bacteria reached maximun at 169th days (Nov. 30). Growth of bacteria was accompanied with nitrogen-fixing and cellulolytic activities. Nitrogen-fixing activities appeared in 30 to 56 days of the decomposition, and continued, except during the winter, until October of the next year. The activity disappeared in the third and following years. Activities for mineralization of nitrogen and subsequent nitrification appeared only at the third year. Weight decrease of the decomposing litter was estimated indirectly by measuring the amount of manganese in the litter, for the amount of manganese flowed into and out of the litter was negligible through out the experimental period. High correlation was present between the weight and C/N ratio of the litter. The weight of the litter began to reduce after 56 days, and except in the winter it decreased continuously during the experiment. By multiplying relative weight of the litter by the amount of each component, quantitative changs in some main components during the decomposition were obtained. Alcohol-benzene-soluble matters decreased soon after the beginning, corresponding to the period of fungal growth. Cutin acids and holo-and α-cellulose decreased after 56 days. Growth of cellulolytic bacteria in the first year coincided with the rise of cellulase activity and the decrease of cellulose, while in the second year the activity did not correlate with the number of the bacteria. Scanning electron microscopic observation indicated that, at the time of fungal decrease in the initial stage, fungal mycelia were covered with bacterial cells, suggesting that at least a part of the growth of bacteria depended on the fungal components. From the results obtained in this experiment, at least three stages of the decomposition were recognized. First stage was characterized by the increase of moisture content, decrease of organic solvent-soluble matter, and growth of fungi. At the second stage fungi were replaced by bacteria. C/N ratio decreased and some main components of the litter, cutin acids and cellulose, decreased and nitrogen-fixing activity appeared. This stage continued until the next year, although microflora dominant in the litter might change. The third stage was the third year and thereafter, which was characterized by mineralization of nitrogen and nitrification. At this stage loss of nitrogen from the litter was suggested to proceed.
著者
小澤 真佐也 エリック チェン 伊藤 光恭 羽鳥 光俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.397, pp.115-121, 2007-12-12

近年利用者が増加してきているVoIPネットワークに対する脅威として,いろいろな攻撃手法が存在する.その中にSIPプロトコルスタックが実装されたネットワーク機器を標的としたFuzzing攻撃という手法がある.Fuzzing攻撃とは,標的の例外処理の脆弱性を狙い,標準仕様で定義されていない値などが含まれたSIPメッセージを送信することによって標的をクラッシュさせる攻撃である.本論文では,様々なFuzzing攻撃の手法を網羅的に想定し,その想定した手法に基づいた検知ルールを策定する.また,様々なFuzzing攻撃に対しこれらのルールでの検知率を調べ,その有効性を確認した.
著者
広保 正 矢野 誠一 森永 道彦
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.43-46, 1970-12-31

キクの生育に対する窒素の供給時期および期間の影響について水耕法で研究した.窒素は7月16日から8月9日まで欠除しても影響がなかったが,それ以上欠除が長くなると生育が悪く開花も遅れた.また9月25日(出蕾)以後は欠除しても差支えなかった.謝辞,苗の供与をいただいた取手市斉藤恒次氏に感謝する.
著者
三隅 良平
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.101-113, 1996-02-25

1993年8月9日の夜, 台風9307が日本の南部に接近し, 大隅半島に多数の土砂災害を伴う豪雨を発生させた. この豪雨の興味深い特徴は, 降水量が山脈の風下側で著しく多かったことである. 山脈風上側の観測地点では9時間雨量が80mmであったのに対して, 風下側では大部分の観測地点で150mmを超えた. また, すべての土砂災害は山脈の風下側に発生した. この豪雨は, 主として台風の眼の壁雲とレインバンドの間の領域でおこった. 豪雨の期間中, 山脈の上層に強いレーダーエコーが頻繁に出現した. 山脈の風下側で降水量が増加する過程を, 2次元モデルによる数値シミュレーションで調べた. シミュレーションの結果は, 降雨が主としてシーダ・フィーダ機構によって強められていたことを示した. すなわち, 上層の雲から落ちてきた降水粒子が, 地形性上昇流によって形成された雲粒を捕捉することによって成長し, 山脈上で成長した粒子が, 台風に伴う強い風によって風下側に運ばれたと考えられる. また別の機構として, 山岳波に伴う下降流が, 局所的に多量の雪粒子を下層に運ぶことも, 風下側の降雨量の増加に寄与していたと考えられる.
著者
堀田 裕弘 河合 良直 南 陽子 村井 忠邦 中嶋 芳雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.24, pp.31-36, 2000-03-03
被引用文献数
6

立体映像のQoSを考えるためには、符号化されたステレオ画像の品質評価技術が必要不可欠である。本稿では、符号化されたステレオ画像における画質劣化の見え方の相違や視差情報を考慮した画質評価モデルの構築を検討した。左右画像に対する符号化方式の影饗をなくすために、視差補償符号化ではなく、それぞれにJPEG符号化を施した。画質評価モデルとしては、edge部分やそれ以外のsmooth部分に関する歪要因を別々に取り扱い、さらに左画像のTexture特徴量や左右画像間の視差情報を加えることにより、高精度に品質評価の推定が行なえた。To consider the quality of service for stereoscopic image, it is necessary to develop a quality evaluation model for coded stereoscopic image. We propose a quality evaluation model of the coded stereoscopic color image. This evaluation model considers not only the distortions of the edge region and smooth region but also the texture features of the left image. In addition, this model also takes into account the disparity information between left and right images. Instead of the disparity compensated coded image, we employ the JPEG coded image for the subjective assessment test. As the results, the evaluation model is useful for coded stereoscopic image.
著者
荒川 良 福田 達哉 伊藤 桂
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

1995年頃に日本に侵入したオオミノガに特異的に寄生するオオミノガヤドリバエは日本各地でオオミノガをほとんど確認できないほどに個体群を絶滅状態に追い込んだ。高知県においてもオオミノガはかつてほど見られなくなったが,絶滅にまでは至らないまま今日に至っている。オオミノガヤドリバエの侵入から15 年経過した段階で,高知県におけるオオミノガの生息状況を10年前の研究と比較し,オオミノガが絶滅しない要因を検討した。
著者
中田 昌 太田 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

最近,日本の都市の夜空がとても明るく,人工光が夜空を明るくする「光害」の存在が知られてきた.天文観測の障害となるほか,作物の異常成長や動物の行動異常の原因となるとの指摘もある.夜空の光量の絶対値を測定することは,この新たな光害のレベルを知る上で重要で,特に簡単で高精度の測定手法の開発が求められている.ここでは,冷却CCDにカメラレンズを結合して,夜空の光学画像を得て夜空の明るさを計測する手法を提案する.