著者
川合 毅 水上 和明 小澤 芳男 本所 又嗣 大谷 恵 森 武宏
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.67, no.655, pp.744-750, 2001-03-25
被引用文献数
6

Refrigerated super-showcases are used for displaying and preserving food products at places such as supermarkets_ It is important that trouble occurring in showcases is anticipated in advance. However, there exist difficulties due to the existence of numerous types of units, inconsistent characteristics, and too few sensors, all of which make it hard to develop a standardized method of evaluation for determining if a showcase is operating correctly. In this paper, we propose a new method of occurrence-forecast of trouble for showcases by using criteria adapted to environmental conditions. This method is based on the characteristics of showcases that their operating state is influenced by environmental conditions. We have evaluated this method from field data of a supermarket. The result leads us to convince that this method can be put to practical use.
著者
尾崎 浩一 佐藤 明子
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

昆虫の網膜における視物質発色団の代謝経路について,(1)光により11-シス形レチノイドを生成する蛋白質の同定と,(2)不完全変態昆虫における発色団代謝経路の解明とそれに関与する蛋白質の同定,の2点に焦点を絞り研究を行った。その結果,ショウジョウバエの網膜特異的酸化還元酵素(PDH)が光異性化蛋白質であることを見出した。また,コオロギの発色団代謝経路をHPLC解析により明らかにし,それに関与するレチノール結合蛋白質を発見した。
著者
宇野 佑子
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

ミツバチは齢差分業や高い記憶学習能力といった発達した脳機能を持つ。前年度までに得られた研究成果から、ミツバチで顕著に発達している高次中枢(キノコ体)の小胞体がカルシウム放出、貯留機能を亢進していることを示唆する結果を得た。ヒトの脳ではこれらの遺伝子の亢進は報告されているが、ミツバチの近縁種でありモデル生物であるショウジョウバエでは検出されておらず、これらの遺伝子の亢進が社会性を持つ生物でのみ亢進している可能性もあると考えている。本年度はこの結果を国際紙に投稿すべく追加実験・論文執筆を行った。またミツバチで上記仮説等を検証するためには、脳への遺伝子導入系やその評価系が必須であると考えられるが、これまでにミツバチ成虫で利用可能な実験系は確立されていない。そこでその実験系の確立を目的に、ウイルスベクターを用いたミツバチ脳への遺伝子導入系の確立に携わった。まずは系の確立を目的としているため、Green Fluorescent Protein(GFP)遺伝子を成虫にインジェクションした個体の脳を用いて、インサイチュウハイブリダイゼーション法により脳へのGFP導入が検出可能かを検討し、同方法で検出が可能であるという結果を示唆した。遺伝子導入系やその評価系を確立することは、本研究の仮説検証に必須であるのみならず、ミツバチの脳機能と脳で発現している遺伝子の機能の相関を検証するうえで重要であり、研究分野へのインパクトが非常に大きいものである。
著者
松崎 毅
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究によって得られた知見は以下の通りである。1.ブロードサイド等の安価な出版物として大衆向けに書かれた歌、俗謡、連祷、哀歌等のジャンルにおいては、隠蔽の意図そのものが希薄であるのに対し、読者層が階級的に限定される牧歌、恋愛詩、瞑想詩、宗教詩等のジャンルについては、偽装および隠蔽的含意の生成の両面において、ジャンルの果たした役割が大きかった。2.恋愛詩、瞑想詩等のジャンルが主に偽装として機能するのに対し、牧歌はジャンル自体のコードを通じてより能動的に意味の生成に関わっていた。また、読者はそのコードについての理解を共有することにより、王党派としての階級的文化的な結束を強めたと考えられる。3.王党派文学の隠蔽性は、実体論的権威を神秘化し、かつその神秘化された知の占有を誇示することにより、内乱による敗北後も王と王政主義者達がその権威を維持し続けるための重要な機能を果たしたと考えられる。4.恋愛詩、瞑想詩、宗教等のジャンルにおける偽装の機能について、いくつかの具体例を明らかにした。特に、いわゆるキャバリエ詩人から宗教詩人へと「転向」したヘンリー・ヴォーンの宗教詩に、ピューリタン批判の極めて辛辣な政治的言説が隠蔽されており、それが「私的な祈り」としての宗教詩が前提とする「語り手=詩人」という解釈の枠組みを逆手に取った極めてジャンル・カンシャスな企てであったことを明らかにした。5.ジャンル理論に関する最新の知見、個々のジャンルの歴史的成り立ちやそこに含まれる従属的な諸コードに関する知見、また同時期の散文ジャンルについての知見を得ることができた。今後は個々のジャンルの問題に加え、理論面での研究をより強化したいと考えている。
著者
糸 健太郎
出版者
名古屋大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2002

現在まで有限生成クライン群,特に擬フックス群の変形空間を,曲面上の射影構造との関係を通して研究している.射影構造空間において擬フックス群ホロノミーを持つ射影構造の集合は無限個の連結成分を持つが,この各成分は自己接触し任意の2つの成分は互いに接触することを明らかにした.この結果を論文「Exotic projectives structures and quasi-fuchsian spaces II」にまとめ投稿した.上記の結果は各成分間の接ぎ木写像が不連続となる現象に注目することで得られるのだが,逆にある意味においては連続であることを示すことにより,擬フックス群に関するGoldman's grafting theoremを擬フックス群空間の境界群にまで拡張できることを示した.これは論文「On continuous extension of grafting maps」として準備中である.一方で,3次元球面S^3の等角写像全体の成す群Conf(S^3)の離散部分群の研究をした.特にクライン群(Conf(S^2)の離散部分群)のConf(S^3)の中での変形空間を考察することで,今まで研究してきたConf(S^2)での変形空間に対して一段高い見地を得ることを目指している.具体的にはConf(S^2)におけるonce punctured torus groupに関する理論をConf(S^3)において構築する研究を荒木氏(東大)と共同で行った.すなわち特異3次元トーラス上の等角構造を一意化するConf(S^3)のクライン群を考え,その群の極限集合や変形空間(Maskit slice)の3次元コンピュータグラフィックスを描かせる試みを行った.
著者
内貴 正治 高橋 芳幸 笠井 憲幸 廣井 正彦
出版者
北海道大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1988

両生類において卵が輸卵管を通過する際、輸卵管のムチン様糖タンパク質を付着し、精子の認識を助けることがよく知られている。このようなことは哺乳類でも起こっており、ハムスターで明らかとなった。この輸卵管由来糖タンパク質のどのような構造を精子が認識してるかを知る目的でハムスター輸卵管糖タンパク質に対する単クローン抗体を作成した。マウスに免疫して作成した1つの単クローン抗体(AZPO-8)はIgGlで、輸卵管通過卵とのみ反応し、卵巣卵と反応しない抗体を得た。この抗体は卵管膨大部及び峡部の粘膜上皮細胞と強く反応し、子宮内膜と頚部内膜表面にも反応する物質が認められた。輸卵管糖タンパク質、輸卵管通過卵透明体糖タンパク質で共に反応するタンパク質は200Kの分子量を示すものが主成分で、その他に43〜95Kにかけて多数のバンドが認められた。ZPO-8抗体はA型ヒト赤血球を特異的に認識し、これを1600倍希釈まで凝集した。この凝集は赤血球をパパイン消化することにより10倍力価が上昇したので赤血球より糖脂質成分を精製した。その結果以下の糖脂質が抗原として同定された。いずれも血液型A型抗原活性をもつものと同一であった。1)GalNAc(α2-3)Gal(β1-4)GlcNAc(β1-3)Gal(β1-4)Glc-Ceramide(α1-2)Fuc2)GalNAc(α2-3)Gal(β1-4)GlcNAc(β1-3)Gal(β1-4)GlcNAc(β1-3)-(α1-2) Gal(β1-4)Glc-CeramideFucしかし現在までの検討の結果ハムスター精子がこの糖鎖構造を認識して卵に付着する知見は得られていない。現在精子の認識する化学構造に対する単クローン抗体を作成検討中である。
著者
日野 剛徳 田口 岳志
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

北部九州に位置する有明海沿岸低平地域の表層には、海成の有明粘土層と非海成層の蓮池層からなる軟弱粘土層が厚く堆積している。これらの軟弱粘土層の上では、諫早湾干拓や有明海沿岸道路のビッグプロジェクトを始めとする種々の建設現場が存在し、化学的地盤改良技術の採用、あるいは検討がなされている。化学的地盤改良技術は決して新しいものではないが、その社会問題化が後を絶えない。この課題を解決するために、本研究では : (1)化学的改良土における物質循環の解明 ; (2)物質循環が認められる場合の具体的な課題の解明 ; (3)この結果が化学的改良土の品質や周辺環境に及ぼす影響の解明、に取り組み、(4)対策の提案を行うことにより、地域・社会貢献を果たそうとするものである。有明海沿岸域に堆積する採取直後の粘土、浮泥および底泥に生石灰(以後CaO と呼ぶ), 酸化マグネシウム(MgO)および高炉セメントB種(BB)を添加した化学的改良土の改良特性および溶出・固定特性に関する検討を行い、次の結果を得た : 1)通常のタンクリーチング試験におけるpHと浸水日数の関係から、CaOではほぼ12以上のpHを示し、BB、MgOの順でpHの値は小さくなり、どの固化材においても浸水日数の経過に伴うpHの変化は認められなかった ; 2)他方、エアレーションを与え好気性環境を再現した場合のタンクリーチング試験のpHと浸水日数の関係では、生石灰150, 250kg/m^3のものは浸水当初に高いpHを示したものの、28日間の浸水期間中に全ての改良パターンで改良前の値まで減少した ; 3)硫酸水溶液を用いたタンクリーチング試験では化学的改良土の劣化速度が進み、主成分の溶出特性に違いが認められた ; 4)タンクリーチング試験と実環境との間の具体的な対比および地表・地下における化学的改良土の環境影響・変遷の考え方について新たな視点・対策案を見出せた。
著者
大槻 知子
出版者
滋賀医科大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1998

1. 双胎妊婦で本研究の同意が得られた妊婦5名に対して、定期健診時及び家庭訪問により妊娠期間縦断的に面接を行った。(1) 面接内容は、生理的変化、生活上の変化、不安、家族の状況などで主に「現在の思い」を聞く中でデータ収集をした。(2) 対象妊婦に共通していたことは、・双胎妊娠・分娩・育児に関して情報不足を感じていること・双胎の母親という仲間を求めていること・妊娠末期に入った時期からは、身体的な苦痛が強いこと 等である。今後の計画:データ分析を引き続き行い、双胎妊婦の心理面をモデル化する。2. 双胎の特殊性をふまえた保健指導用の教材開発に取り組んだ。(1) 対象妊婦の許可を得て、腹部の増大や妊婦自身の体型の変化などの生理的変化をビデオ、写真に収め、双胎妊娠がイメージできるための教材の作成を試みた。(2) 双胎妊娠及び分娩についての保健指導用のパンフレットの一部を作成し、対象妊婦の保健指導に試用した。今後の計画:検討を重ねて保健指導用の教材の開発を行う。
著者
植松 智
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2009

小腸CD103^+ DCがCD8αの発現により2つのサブセットに分かれる事を見いだした。CD103^+ CD8α^+ DCはTLR3, 7, 9を発現し、Th1応答や抗原特異的IgGを誘導した。CD103^+ CD8α-DCはTLR5, 9を発現し、抗原特異的IgGとIgA、Th1とTh17応答、そして強い細胞傷害性T細胞活性を誘導した。この様に2つのDCサブセットは、免疫の活性化において全くことなる機能を有していた。
著者
権 瞳
出版者
プール学院大学
雑誌
プール学院大学研究紀要 (ISSN:13426028)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.109-123, 2001-12-31

The purpose of this paper is to discuss the efforts of African-American female educators in the Jim Crow America, focusing on the work of Mary McLeod Bethune. Bethune, as many others at that period, valued education as the key for racial uplift and equality. She founded the Daytona Educational and Industrial Training School for Negro Girls, now called the Bethune-Cookman College, which emphasized the "industrial" aspects, self-support, and community service that were also common in many other African-American institutions in the South at that time. Her educational labors, however, were not limited to a school building, but extended to active involvement in local church activities, the African-American women's club movement, and many presidential administrations especially in the Roosevelt era. In this sense, Bethune may be seen as a progressive educator who strongly engaged in the affairs of her community in order to build a better world, and transmit the attitude of hope and struggle to the next generations. Such practice and thoughts of African-American educators are valuable in our efforts to re-examine both central and marginal discourses in order to go beyond and fully comprehend the mentally segregated society of the present day.
著者
朝日 讓治
出版者
明海大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2005

研究の最終年度として、これまでの研究経過を点検し、成果のまとめを念頭に、新たに(1)経済開発における非政府部門の役割、(2)寺社や教会などの社会貢献と実態を検討した。(1)経済発展における非政府部門の役割前年に検討した大規模地震の事例に続き、経済開発に必要な援助のあり方を展望した。基本文献はAmartya Senの一連の経済開発の論文である。Senは、飢饉に見舞われた地域の犠牲者への援助として、食糧や物資の提供ではなく、「公的雇用を提供すること」を提言、これにより、「本当にそれを必要としており、雇用機会を喜んで受入れようとする人々を選びだす」ことができるとする。この提言は、状況はまったく異なるが、中越沖地震の復興現場の指揮者の、「援助は、現金がもっともありがたかった」とする意見と共通する。市場メカニズムが働かないと思われている飢饉や災害地における支援のメカニズムとして注目すべき点である。(2)寺社や教会などの社会貢献長い伝統をもつ寺社や教会の中に、信者だけでなく、広く社会連帯を意識し、ホスピス建設促進や生命の尊さを教えるなど、積極的な活動を始めているところがある。このような宗教法人によるソーシャルキャピタルの提供は、新たな動向として、分析に加える必要性を感じた。(3)国際学会での報告:Institute of International Public Finance(IIPF)Warwick Universityで開催された国際学会に出席し、論文を報告し有益なコメントを得た。本研究との関連では、Agnar Sandmoの講演A Broad View of Global Public Goods(2国モデルを用いてグローバルに便益を及ぼす公共財の存在の下での厚生極木条件を導出)が、とりわけ示唆に富むものであった。
著者
前田 一平
出版者
鳴門教育大学
雑誌
鳴門教育大学研究紀要 (ISSN:18807194)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.247-258, 2008

For Whom the Bell Tolls has long been regarded as one of the major novels of Ernest Hemingway, but almost no critics of the 80's and 90's, when the drastic revising of Hemingway's works took place, seem to have paid much attention to it. Still, two small critical movements supporting this novel can be recognized. One is a discussion presented from Spanish scholars : Edward F. Stanton and Allen Josephs are versed in the language, tradition, and culture of Spain and try, for example, to find the models of Pilar and Maria in the history and culture of Spain, not of the US of America. They maintain that what Hemingway had learned in Spain in the course of eighteen years, especially the primordial Spain which was the other world to him, is realized in this novel. The other movement is made by the critics who highly praise the organically united structure of the novel. The point of their argument is that the plural narrative voices, interior monologues, and recollections which form the multiple narrative structure of For Whom the Bell Tolls are all united with the simple and single action of blowing the bridge. This paper critically examines and denies the reliability of those two movements and concludes that the most convincing reading so far presented of For Whom the Bell Tolls could be found in Edmund Wilson's review published as early as in 1940, where he criticized the defects of the form and the story development of the novel.
著者
加瀬 友喜 アギラー ヨランダ・マーク
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.175-183, 2006

フィリピン・ルソン島中部のブラカン地方に分布する前期鮮新世後期のタルタロ層から得られたツキガイ科二枚貝の新属新種Bulacanites obtusiplicatus gen. et sp. nov.を記載した.Bulacanitesは大型でこう歯を欠く点ではAnodontia属とMeganodontia属に似るが,殻が厚く,殻頂部がより前方に傾き,さらに殻表面に特徴的な分岐をする放射肋をもつ点で容易に区別される.産出した地層の堆積相と随伴する他の貝化石の解析から,この二枚貝は熱帯の潮間帯あるいは潮下帯に生息していたと考えられる.
著者
藤井 勲
出版者
岩手医科大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

A. oryzae RIB40株のゲノム解析から見出されたタイプI型PKS遺伝子について、芳香族型Ao11〜113の13種、還元型Ao21〜212の12種、ペプチド合成酵素とのハイブリッド型(PKS/NRPS)Ao31〜33の3種について順次、発現用宿主であるA. oryzae M-2-3株に形質転換・導入しているが、今年度は新たにAo15、17、18 PKSについてその生産化合物を同定した。その結果、Ao18 PKSは、ナフトピロンYWA1の合成酵素であること、Ao15 PKSはオルセリン酸合成酵素であることが判明した。また、Ao17形質転換体は、2つの主生成物を与えたが、これらはいずれもヘプタケタイドであるcitreoisocoumarinとalternariolであると同定した。両者は、炭素鎖長は同じであるものの閉環様式が全く異なっている。また、後者は、Alternaria属糸状菌の生産するマイコトキンとして報告されている化合物であり、A. oryzaeがその生産能を潜在的に有することが確認された。RIB40株には全長PKS/NRPSをコードするAo31〜33に加え、一部欠失のあるPKS/NRPS遺伝子が存在しているが、その周辺遺伝子情報の検討から、本来はシクロピアゾン酸(CPA)の生合成に関わっていたことが推定された。そこで、RIB40株の配列をもとにCPR生産菌A. flavusのゲノムデータベースを検索し、CPA生合成に関わると思われる遺伝子クラスターを見出した。これを確認するため、A. flavasの対応するPKS/NRPS遺伝子を上記Ao PKSの発現と同様にして、A. oryzaeで発現したところ、CPA生合成前駆体の生産を確認した。現在、A. oryzae以外の菌株のポリケタイド生合成遺伝子についても解析を進めている。