2 0 0 0 OA 赤心

著者
長谷正夫 著
出版者
長谷正夫
巻号頁・発行日
1937
著者
西原 貞光 林 裕晃
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.912-915, 2011-08-22 (Released:2011-08-24)
参考文献数
6
被引用文献数
5 1 5

Several hospitals have been observing black spots in medical images, and the radioisotopes (RIs) that cause the spots needs to be removed from the X-ray receptors. Our purpose is to show a flowchart for finding out under which conditions an imaging plate (IP) and other parts (for example, the cassette) are contaminated by RIs and to propose an effective method to remove them. The procedure follows. (1) Is RI activity low? (2) Are the surfaces of other parts contaminated? (3) Is the surface of the IP contaminated? (4) Are the insides of the other parts contaminated? To remove the adhered RIs, we applied a wipe test method using a wet type of chemical wiper. A certain hospital that observed black spots experimented with this method. As a result, the contaminated condition of the X-ray receptor was identified. In addition, we were able to remove the RIs from the IP. Therefore, our procedure is very effective for decontaminating adhered RIs from receptors.

2 0 0 0 OA 小山内薫

著者
久保栄 著
出版者
文芸春秋新社
巻号頁・発行日
1947

2 0 0 0 OA 日本植物景観

著者
三好学 編
出版者
丸善
巻号頁・発行日
vol.第1至15集, 1915

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1922年04月13日, 1922-04-13
著者
李 娜
出版者
北海道大学大学院文学院
雑誌
研究論集 (ISSN:24352799)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.21-34, 2022-01-31

従来では,可能の否定文について禁止や不許可など用法があることは指摘されてきた。本稿は,このような現象に着目し,さらに動作主を聞き手のみならず,話し手や第三者を含め,可能本来の意味を踏まえ,可能の否定文を多角的に議論したものである。言語行為論では,可能形式が表す許可などは間接発話行為として扱われることがある。本稿では,間接発話行為に関わる適切性条件という側面ではなく,共通基盤という概念を援用し,動的な観点から会話参加者が否定の可能文を使用することでどのような共通基盤化のプロセスを経て,どんな共同行為を達成できるかを論じてきた。共通基盤が形成された際に状況文脈,形式文脈,知識文脈という3種類の文脈の役割を考慮しながら考察を行った。考察した結果,従来で指摘された禁止や不許可以外に,大きく相手の提案に対する却下,依頼または発話者の情緒表出という多義な解釈があることがわかった。
著者
Shohei Dobashi Chinatsu Aiba Daisuke Ando Masataka Kiuchi Mitsuya Yamakita Katsuhiro Koyama
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine (ISSN:21868131)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.239-245, 2018-07-25 (Released:2018-07-18)
参考文献数
40
被引用文献数
2 2

Both exercise training and chronic caloric restriction contribute to brain health through enhanced expression of brain-derived neurotrophic factor (BDNF). This study investigated the synergistic effects between 12-week low-intensity exercise training and caloric restriction on hippocampal BDNF expression with redox status in rats. Twenty-six, 7-week-old male Wistar rats were randomly divided into the following 4 groups: (1) sedentary control (Con, n = 7), (2) exercise (Ex, n = 6), (3) caloric restriction (CR, n = 7), and (4) caloric restriction and exercise training (ExCR, n = 6). Although Con and Ex rats were fed ad libitum over time, CR and ExCR rats consumed 40% less food compared to Con rats. Ex and ExCR rats underwent low-intensity treadmill running (30 min/day, 5 days/week). Forty-eight hours after the termination of the 12-week intervention, rats were sacrificed and the hippocampus was quickly dissected for measuring BDNF expression and markers of oxidative stress, including 4-hydroxy-2-nonenal (4-HNE). Hippocampal BDNF expression was significantly increased in Ex compared to Con rats (p = 0.007), whereas the exercise-induced increase in BDNF was completely suppressed by a combination with caloric restriction. Furthermore, we observed a significant relationship between hippocampal BDNF and 4-HNE expression (r = 0.725, p < 0.001). Our findings indicate that exercise training combined with caloric restriction might not have a synergistic effect on hippocampal BDNF expression in young rats. Moreover, exercise-induced oxidative stress can trigger BDNF expression in the hippocampus.
著者
八田 秀雄 高橋 祐美子
出版者
国際タウリン研究会
雑誌
タウリンリサーチ (ISSN:21896232)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.37-39, 2016 (Released:2019-11-11)

タウリンが持久的運動後のエネルギー代謝に与 える影響を検討した。マウスに 25m/min の速度で 90 分のトレッドミル走行を行わせ、運動直後にタ ウリンを与えた条件で自由運動を行わせたところ、 回復 3 時間までの総自由運動量がタウリン投与群 で水投与群より有意に高かった。そこでタウリンが 持久的トレーニング運動後の代謝に対して影響を 与え、疲労回復を促進する可能性が高いことがわか った。これを受けて同じ 90 分間の持久的運動後に タウリンを与えて安静を保ち、回復期に筋など組織 を採取して検討した。その結果、回復 2時間におけ る前脛骨筋のグリコーゲン濃度がタウリン群が対 照群よりも有意に高かった。また運動後にグルコー スを与えた条件で回復 1 時間の血中グルコース濃 度の低下がタウリン群で有意に早かった。さらに同 条件での回復 2 時間の前脛骨筋中基質濃度につい てメタボローム解析を行った結果、解糖系の律速段 階の1つであるホスホフルクトキナーゼ以降の中 間基質がタウリンで有意に低かった。したがって持 久的運動後のタウリン投与で筋グリコーゲンの再 合成が促進されることがわかった。そしてこのこと にはタウリンによって糖取り込みの促進や糖分解 の低下が起きていることが関係していることが示 唆された。
著者
熊本 卓哉
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.266-269, 2012-06-20 (Released:2017-06-30)
被引用文献数
1

アジピン酸の工業的合成とその利用について述べる。アジピン酸は,シクロヘキサンの酸化より合成されるシクロヘキサノン-シクロヘキサノールの混合物(KA oil)を硝酸酸化して得るKA法が一般的であるが,副生する一酸化二窒素が環境に対して問題があるため,硝酸酸化を用いない方法や一酸化二窒素の再利用法の開発も進んでいる。本稿では,アジピン酸の製造について,KA oilを経由する方法のほか,シクロヘキセンを経由する製造法や,シクロヘキサンからの1段階合成法などについて概説し,その利用について簡単に述べる。
著者
林 拓也
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.359-375, 2012-12-31 (Released:2014-02-10)
参考文献数
26
被引用文献数
1

職業アスピレーションは, 職業達成のプロセスに関わる社会心理的な媒介要因として位置づけられる志向である. 近年の日本の状況を扱った実証研究によると, それが達成プロセスと遊離しつつあるということが示唆されているが, こうした結果については慎重な検討を要する. アスピレーションの測定に際して, 「地位」の優位性と一次元性が前提とされているためである. そこで本稿では, 職業の一次元的な「地位」に限定されない, 職業間の「類似性」に着目するアプローチから職業志向を導出し, それに基づいてアスピレーションについての再検討を加えていく. 分析に用いたデータは, 2008年に東京23区在住の25~39歳男性雇用者を対象とした調査により得られたものである. このデータに対し, 職業間類似度に基づく認知構造の析出, その構造における職業選好の方向, そして志向と達成プロセスとの連動について段階的な分析を展開した. 認知特性の次元としては, 「安定的地位」「組織/技能」「裁量」が析出され, 個々人の選好データに基づいてそれらに対する志向が計測された. また, 各志向が回答者自身の職業など客観的属性と関連していることから, 達成プロセスとの連動も確認された. そのうえで, これまでのアスピレーション研究との接合や今後の課題について議論を展開した.
著者
吉野 悠希
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.346, 2020 (Released:2020-04-01)
参考文献数
4

現在日本では,インフルエンザウイルス感染症に対する治療薬として,ノイラミニダーゼ(NA)阻害薬とキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬が使用されている.しかし,これらの薬剤には既に耐性ウイルスの存在が報告されており,将来薬剤耐性を獲得した強毒性ウイルス,あるいは新型のインフルエンザウイルスによるパンデミックが生じることが危惧されるため,現在新しい抗インフルエンザ薬の開発研究が活発に行われている.本稿では,民間薬として知られるゲンノショウコの抗インフルエンザ活性に着目し,その評価と活性成分の探索を行ったChoiらの研究成果について報告する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) 齋藤玲子,日耳鼻,115, 663-670(2012).2) Uehara T. et al., J. Infect. Dis., 221 346-355(2020).3) Choi J. G. et al., Sci. Rep., 9, 12132(2019).4) Bastian F. et al., Molecules, 23, 1346(2018).
著者
松井 豊 菅原 明彦 石井 健介
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.252-253, 2022 (Released:2022-03-01)
参考文献数
7

2021年3月、ケトチフェンフマル酸塩を含有したソフトコンタクトレンズが世界で初めて承認された。海外におけるプラセボレンズを対照とした無作為化二重盲検試験において、対照群に対する眼そう痒感スコアの差は-1.05(p<0.001)であり、一定の有効性が認められたこと等から承認は可と判断した。本品は、医師の指示に基づき、アレルギー性結膜炎を有するソフトコンタクトレンズ装用者のみが適応対象であり、適正使用のための留意事項等がある。
著者
吉田 眞理
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3+4, pp.130-144, 2021 (Released:2021-04-29)
参考文献数
21

【要旨】 臨床的に失語症が記載されている13例の病理像を概説した。意味型失語症を示した6例の背景病理は、TDP-43蛋白蓄積を示す前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration, FTLD-TDP) type Bが3例、 Pick病が1例、 FTLD-TDP type AとADの合併例が2例であった。病変分布は、側頭葉極を含む前方側頭葉の変化が強く、後方では軽度になる傾向を認めた。非流暢性失語症を示した例は、大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration, CBD)1例、進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy, PSP)3例、FTLD-TDP type A 1例、Pick病1例であった。CBD、PSP、Pick病などのタウオパチーが83%、内67%は4Rタウオパチーで、50%はPSPで、左優位のシルビウス裂周囲の前頭側頭葉皮質変性を示した。発語失行の例ではFTLD-TDP type Aを示し右中心前回弁蓋部に強い萎縮を示した。語減少型失語症の1例はdiffuse neocortical typeのレビー小体型認知症とアルツハイマー病の合併病理を認めた。失語症の背景病理として、FTLD-TDP、CBD、PSP、Pick病などのタウオパチー、アルツハイマー病が存在していたが、意味型失語症ではFTLD-TDP、非流暢性失語症ではタウオパチーの比率が高かった。
著者
岩島 範子 金子 信博 佐藤 邦明 若月 利之 増永 二之
出版者
日本土壌動物研究会
巻号頁・発行日
no.88, pp.43-53, 2011 (Released:2012-12-06)

キシャヤスデとミドリババヤスデは周期的にかなり大きなバイオマスで出現する大型土壌動物であり,それらが摂食活動を通じて生態系の物質循環に及ぼす影響を調べた。これら2種の成虫のヤスデについて,餌の違い,種の違い,生育密度の違いが,糞の化学性に及ぼす影響について室内の飼育実験により比較した。八ヶ岳土+針葉樹リター+キシャヤスデ(キシャY),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+キシャヤスデ(キシャS),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+ミドリババヤスデ(ミドリS),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+ミドリババヤスデ(高密度)(ミドリS密)の4系で1週間飼育後,糞を採取した。糞,土壌及びリターの全炭素・全窒素,強熱減量を測定し,糞と土壌については培養による二酸化炭素発生量,無機態窒素も測定した。その結果,以下に示すようなことがわかった。1)いずれの成虫も土壌とリターを摂食した。2)キシャヤスデにおいては生息地以外の土壌とリターに変えても土壌とリターの混食を行った。3) キシャヤスデは針葉樹リターも広葉樹リターも摂食し,リターの摂食割合もほぼ同程度であった。4) ミドリババヤスデの方がキシャヤスデよりもリターの摂食割合が多かった。5) ミドリババヤスデは高密度にすると土壌を食べる割合が大きくなった。餌や種,また,密度の変化に伴う糞の化学性及び有機物分解の促進と無機態窒素の放出特性の変化は,1)リターの摂食割合の増加は,糞中の全炭素・全窒素及びCN比を増加させた,2) 糞中のリター由来の有機物の増加は,8週間培養における糞の二酸化炭素発生量を促進させた,3) CN比の増加は糞中の無機態窒素の有機化を生じさせ,無機態窒素の放出を遅らせた。
著者
瀬戸山 淳 本山 司 笠 修彰 宮崎 聡 本山 貢
雑誌
和歌山大学教育学部紀要. 教育科学 (ISSN:13425331)
巻号頁・発行日
no.72, pp.33-40, 2022-02-09

精神保健福祉士は中核的な援助技術である個別援助において、従来の医療や福祉領域から多領域に職域を拡げ、各領域に適応するようにその役割や援助技法を各々独自で発展を遂げている。こうした動向の中で、精神科病院の精神保健福祉士の個別援助に焦点を当て、筆者が蓄積してきた臨床経験や研究報告から得られた臨床的知見をまとめ、「精神障害リハビリテーション」における援助構造を通じて、「面接」の在り方、援助技法としての行動療法の位置づけなどについて再考を試みた。これらの検討過程から、精神保健福祉士の個別援助におけるclient理解の理論的枠組み、援助技法としての行動療法の有効性と位置づけを見出したので報告する。
著者
甲斐 祥吾 笹原 紀子 野村 心 芝尾 與志美 中島 恵子
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.320-329, 2016-06-30 (Released:2017-07-03)
参考文献数
29

左内頸動脈閉塞に起因する脳梗塞後に, 高次脳機能障害による社会的行動障害として万引きを繰り返し, 時刻表的行動, 失語症を呈した症例を経験した。今回, 責任病巣から先行研究と比較・検討したうえ, 万引きの対象品, 要因等を行動観察により評価した。介入内容として, 多職種の協力体制のもと, (1) 万引きの対象は特定の嗜好品であったことから金銭管理, 嗜好品の保管, チェックリスト作成を行い, (2) 時刻表的行動をプラスの側面と捉えて買物・摂食をスケジュール化したことで, 万引きは消失した。今回, 前頭葉に損傷がなく, 一側性の病変により常同的な食行動異常を呈する万引きに対しては, 環境の構造化により, 不適切行動が早期に消失する可能性が示された。これらのことから, 病巣と行動観察から原因を評価し, 地域生活にわたるまで多職種で関わることが, 万引きのような触法行為を伴う社会的行動障害にも有効であると示唆された。