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著者
河野 六郎
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.p257-279, 1978-03

Among the Liu-shu 六書 (Six Kinds of Writing), the classification of Chinese characters which was in use in teaching the children of nobles during the Chou dynasty, only chuan-chu has not yet been explained although various opinions have been offered by many scholars since early times. The reason lies in the ambiguity of the definition and the examples given in the Shuo-wên 説文. Many scholars, Tai Chên 戴震 among others, have confirmed that in some way similar to chia-chieh 假借 (phonetic loan) chuan-chu describes a certain way of using characters, but exactly what use has remained unclear.Having some acquaintance with the usage of the logographic systems of Egyptian and cuneiform writings, the writer has found a use of characters that may offer an explanation of chuan-chu. It is the homographic use of a character applied to another word which is semantically associated to the word for which the character had originally been made. This usage could occasionally be seen, as in the characters 車 or 楽. In the archaic records of China, more examples can be found. The wording of the definition of the definition of chuan-chu and its examples in the Shuo-wên is made intelligible if we assume that it is an homographic use of a character among semantically related words.

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著者
河野 六郎
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.p257-279, 1978-03
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.915, pp.43-47, 1997-11-10

「No haggling」(ノーハグリング)という言葉が米国で市民権を獲得し始めている。haggleは「値切る」だが、本来の意味はもっと強い。「負けまいと、しつこく押し問答をする」の意だ。だから、冒頭の言葉には、「提示できる最低価格を最初から提示し、営業マンはお客様に対して醜い駆け引きはしません」という意味を込めてある。
著者
米崎 寿行
出版者
同志社大学
雑誌
同志社政策科学研究 (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.241-243, 2007-12

研究活動報告(Research and Activity Report)筆者が自らの音楽活動に連携して岐阜県多治見市で行ったイベント「TAJIMI-ISM」についての活動報告。「TAJIMI-ISM」は地元多治見市で活躍する高校生やアーティストを集め、音楽やダンスなどを取り入れたイベントであり、多治見市の活性化を狙ったものである。本稿は「TAJIMI-ISM」設立のきっかけから開催に至るまでの経緯について詳述している。
著者
尾﨑 尚代 千葉 慎一 嘉陽 拓 大野 範夫 筒井 廣明
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
日本理学療法学術大会 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.C1397-C1397, 2008

【はじめに】肩関節の安定化機構は関節構造および筋機能での関節窩に対する上腕骨頭の求心位保持能力およびショックアブソーバーとしての肩甲骨の動きが必要となるが、これらの中の1つでも問題が生じれば肩に機能障害が生じると考えられる。今回は当院診察時の診断補助として用いられるX線像から得られた情報を基に、肩関節の運動時不安定性の機能的問題点について検討した結果を報告する。<BR>【方法】対象は、肩関節の運動時不安定性を訴え、SLAP損傷またはinternal impingementと診断された40例(男性38名・女性2名、右37名・左3名、年齢21.88歳±5.29)であり、全員投球動作を要するスポーツ愛好者である。これらの症例に対し当院初診時に撮影したX線像のうち、Scapula-45撮影法45度挙上位無負荷像を用いて患側の腱板および肩甲骨機能を、自然下垂位と最大挙上位の前後像を用いて鎖骨および胸郭の運動量を、また、最大挙上位像を用いて上腕骨外転角度(以下、ABD)、関節窩の上方回旋角度(以下、上方回旋)および関節窩に対する上腕骨の外転角度(以下、関節内ABD)について計測した。ABD・鎖骨の運動量の変化・上方回旋・関節内ABDについては健患差を、t検定を用いて比較検討した。また、胸郭の運動量は遠藤ら(1996)の報告に基づいて基準点を20mmとし、また鎖骨の運動量については、Fungら(2001)の報告に基づいて基準点を20度として、符号検定を用いて検討した。<BR>【結果】腱板機能は正常範囲であり(0.32±4.86)、肩甲骨機能は低下していた(5.53±7.52)。ABDは患側(以下、患)165.36度±6.33・健側(以下、健) 167.11度±7.30(p<0.02)、鎖骨の運動量の変化は患25.18度±8.30・健22.60度±8.00(p<0.01)、上方回旋は患54.88度±5.25・健52.02度±5.30(p<0.001)、関節内ABDは患110.60度±7.28・健112.85度±17.12(n.s.)であった。また胸郭の運動量は12.70mm±6.47となり、基準点に対して胸郭は動かず、鎖骨は動く傾向になった(p<0.01)。<BR>【考察】今回の結果から、肩関節の運動時不安定性を呈する症例は、肩甲骨を体幹に固定する機能および胸郭の可動性が低下しており、また、上肢挙上角度を得るために、鎖骨と肩甲骨の運動量が大きくなることから、胸鎖関節と肩鎖関節への負担増大が懸念された。今回はX線像を用いた前額面上のみの調査を若者中心に行ったが、野球やテニスなどのスポーツ愛好家の年齢層は幅広い。また、投球障害を呈する症例は数年前と比較して腱板機能は向上しているが肩甲骨の機能低下を呈する者が多いという報告や、加齢と共に肩甲骨や脊柱の可動性が低下するという報告もあり、胸郭の可動性を引き出すことは、運動時不安定感の改善と共に、障害予防の点からも重要と考える。<BR>
著者
"桑原 季雄"
出版者
鹿児島大学
雑誌
南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers (ISSN:13450441)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.21-30,

与論島では昭和54年をピークに観光客が減少していくなかで,様々なイベントを企画することによって,シーズンオフ期の冬場の観光客の開拓と誘致を積極的にはかってきた。従来の若者中心のビーチ観光やマスツーリズムから,ブーム後は様々なイベントの企画によって幅広い年齢層,多様な観光客の誘致を目指し,受動的観光から積極的観光政策へ大きく方向転換した。本稿では与論島の観光の現状と再生に向けた様々な取り組みについて紹介し,与論島の観光の性格や変遷の特徴について考察する。"Tourism in Yoron had its peak in 1979 and after that the number of tourists decreased markedly. Afterthe boom, Yoron islanders have ever been trying to bring tourists back again by creating various kinds ofevents and attractions not only in su ㎜ er but also in winte and all year round. Thus Yoron tourism haschanged from a mere beach tourism and mass tourism to a tourism which atracts a wider range of tourists,or from passive tourism to proactive tourism. The paper discusses about the present situation of tourismand the various efforts toward the rivitarization of tourism in Yoron Island."
著者
飯島 淳彦 岩田 裕 畠野 雄也 藤澤 信義 長谷川 功
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement
巻号頁・発行日
vol.28, 2012

目的<br>ニホンザルにおいて2要素の組み合わせからなる複合図形と物体との関係を学習させ,それに基づいて複合図形の分解ができるかを調査した.また,物体のカテゴリー化を要素図形による複合図形の組み立てタスクによって回答できるかについても調査した.<br><br>方法<br>2頭のニホンザル(<i>Macaca fuscata</i>)に6組の複合図形と物体との関係を学習させた(Paired Association Training:PA).複合図形は物体とは無関係の6つの要素図形の中の2つで構成した.PAを十分に学習したのち,物体をcueとして呈示し,choiceで複合図形そのものではなく要素図形を4つ呈示し,正しい2つを選択させるテストを行った(Articulation Test:AT).更に,6組の複合図形-物体に対して,物体と同一カテゴリーの図形を順次加え,一組に7種類の図形を用いてカテゴリーを形成し,そのカテゴリーが汎化するかを,probe test としてtrial unique刺激を用いてATで検証した.<br>結果<br>PAを十分に学習した後のATのfirst trialは,2頭の平均正答率が62.3%で,16.7%のchance levelに比べて有意に正答を示した.また,trial unique刺激を用いてカテゴリーの汎化力を調べた結果,Probe trial(p =3.2*10^-15, binominal test),Prototype trial(p =1.6*10^-14)でともにchance levelの16.7%を有意に上回る成績だった.<br>考察・結論ニホンザルにおいて,基本セットの学習を行えば,それをもとに要素図形から複合図形を構成できることが分かった.これはcueとして与えられた物体画像を見ることが,対応する複合図形を見なくてもそれを想起させ,そのイメージを基に複合図形を構成したと考えられる.カテゴリーの汎化と合わせて,個々には意味を持たない図形要素の組み合わせから,意味のある図形を作り出す能力がニホンザルに存在すると考えられる.
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.753, pp.22-26, 2003-09-15

の暑い日に、白いタオルを頭に巻いた汗だくの設計者たちが竣工間際の最後の仕上げ作業に追われていた。工事の一部をセルフビルドとすることで、総工費を638万円に抑えた住宅だ。約10坪という敷地の狭さや高さ制限などの敷地条件から、建物の形状は単純な四角い箱にした。南西の2面をガラスで囲った鉄骨造の2階建てだ。
著者
菅沼 岳史 螺澤 庸博 小野 康寛 伊東 令華 馬場 一美
出版者
Showa University Dental Society
雑誌
Dental Medicine Research (ISSN:18820719)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-116, 2012

本学では学生のコミュニケーション能力,自学自習能力,問題解決能力,臨床推論・判断能力などに代表される基礎的臨床能力を向上させるために,南カリフォルニア大学歯学部にて開発された仮想患者 Virtual Patient(以下VP)システムをべースにした VP システムを開発し,導入を進めている.このシステムは,学習者がいつでもどこからでもWebにより学内サーバにアクセスして学習することができ,テキストベースで行う医療面接,歯科基本セットから器具選択して行う診査部分と,検査法,診断,治療法の選択を行う5つのパートで構成されている.現在運用されているVP症例は,昭和大学教育研究推進事業として各講座,診療科に提出していただいた症例の中から,医療面接から治療法の選択までのフルバージョンの3症例と医療面接のみの5症例を作成,運用している.本稿では,最新版のシステムの概要と現在までの運用実績とその評価および今後の展開について紹介する.
著者
一柳 麻衣子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.82-86, 2009-03-03

味わいに深みを出すためにダブルデコクション製法を採用し、しっかりとしたコクとうまみを実現した。2001年家庭向けに缶のラインアップを拡大。2003年から現在のデザインと名称になる。2005年から3年連続でモンドセレクションで最高金賞を受賞し、2008年は大瓶換算で1149万ケースを販売。サントリーのビール事業黒字化に大きく貢献した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1404, pp.96-98, 2007-08-20

2007年5月28日、スペイン・バルセロナのユーロスターズグランドマリーナホテルでは、盛大なパーティーと授賞式が開かれていた。各国から授賞企業の関係者が多数出席する中、朝霧重治は1人で授賞式に臨んでいた。 食のノーベル賞と言われるほど権威が高い、世界の食品に関する品評会「モンドセレクション」の受賞式である。
著者
岡本 紘典 前中 久行
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.804-807, 2010-03

緑化において重要となるのは植栽基盤となる土壌である。特に都市部においては、舗装面の土壌はコンクリート構造物などに取り囲まれているのが現状である。この場合、客土に使われた土壌が弱酸性であっても、コンクリートから溶脱する成分が植栽土壌をアルカリ性に変えることが懸念される。一般の成熟土壌の常識範囲を超えた異常な強酸性やアルカリ性土壌の出現、街路樹調査でアルカリ性の影響が見られた例、土壌アルカリ化の傾向が見られた報告もある。土地改良法の改正により、環境との調和と適切な維持・管理・更新に配慮した資材の検討が叫ばれるようになり、それに関連した資材として植栽ポッドや景観舗装コンクリートなどがある。コンクリートはセメントの水和反応により生じた水酸化カルシウムを含んでいるため、pH12.6程度の高いアルカリ性を示しており、土壌アルカリ化の要因としてコンクリートからのアルカリ分の溶出が考えられる。水酸化カルシウムは水溶性であるため、施工後の早い時期から溶出が起こると推測される。本研究では、コンクリートからのアルカリ分の溶出に着目し、初期状態における溶出状況の把握を目的とした。
著者
立部 紀夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.45, pp.260-261, 1998-10-30

It was during the late Muromachi Era (1392-1573) that hairdresser's saloons first made their appearance on the streets of Kyoto. In the early hairdresser's saloons, hair on the upper front part of men's scalps (the area known as the "sakayaki") was plucked out with tweezers. Later during the Tensho eriod (1573-92), however, the new method of shaving the sakayaki with a razor was adopted. The tool that was used in hairdressing was shown on the signboard of hairdresser's saloons. Above change is remarkable with the fact that general objects illustrated on the signboards-tweezers in early times; replaced with razors at the next stage.