著者
中川八郎編著写真
出版者
一穂社
巻号頁・発行日
1992
著者
中川 裕志 杉本 雅則 渡部 聡彦
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.339-344, 2000-06-01 (Released:2017-05-25)
被引用文献数
1

東京大学に1999年度に設立された情報基盤センターの図書館電子化部門および同研究部門は図書館の電子化ならびに将来像を検討するために新設された部門である。設立以来の短い期間に部門のメンバーが考えてきたことは, 必ずしもまだまとまっているわけではないが、いくつかの有力なアイデアも提案されてきているので報告する。まず, 図書館の概念に対するアンチテーゼ的な見方を述べ, 次に情報基盤センター図書館電子化部門で近未来にどのようなサービスを企画しているかを述べる。最後に, 将来, アカデミックな共有の場としての図書館において有望なユーザインターフェース技術の紹介をする。
著者
菅村 真由美 今村 明秀 久保田 由紀子 宮城 司道 福崎 勉 加藤 寿彦 森園 哲夫 堤 正則 中川 尚志
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.163-167, 2007-05-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
13

海綿状血管腫は比較的まれな疾患とされていたが、MRI導入以来発見されることが多くなった。初発症状としては、てんかん発作、けいれん、頭痛などが多い。今回、われわれは脳幹部の海綿状血管腫の出血が原因でめまいを発症したと思われる成人男性症例を経験したので報告する。症例は53歳、男性で主訴はめまい、嘔気であった。初診時は末梢性の頭位めまいと診断された。発症後6日目に左注視障害、瞳孔不整が出現したため、MRIを施行したところ、脳幹部海綿状血管腫と診断された。本症例のめまいは、延髄海綿状血管腫に起因する出血により生じたものと考えられた。
著者
中川清次郎著
出版者
大空社
巻号頁・発行日
1997
著者
小西 達也 小島 英春 中川 博之 土屋 達弘
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:21888566)
巻号頁・発行日
vol.2017-AL-165, no.28, pp.1-6, 2017-11-09

本論文では,ソフトウェアテストの 1 つ,組み合わせテストについて議論する.具体的には,組み合わせテストで使用するテストケース集合の1つ, ロケーティングアレイに焦点を当てる.ロケーティングアレイは,与えられたパラメータ値の組み合わせをすべて網羅しているだけでなく,実行結果から不具合の原因となる組み合わせを特定することができる.ロケーティングアレイの生成手法に関する研究はまだ少なく, また,多くの場合について構成に必要な最小のテストケース数がわかっていない.そこで,SAT ソルバを使用したロケーティングアレイの生成手法を提案する. また,実際にロケーティングアレイを求め,得られた最小のテストケース数についても報告する.
著者
來間 啓伸 佐藤 直人 中川 雄一郎 小川 秀人
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.407-416, 2020-02-15

計算機システムが実世界と密に連携して動作するためには,論理的に記述・分析できない不確実性に適合するソフトウェアが必要であり,未知の入力値に対して学習データからの推論により出力値を返す機械学習の適用が注目されている.一方,このようなソフトウェアは入力データ空間が定義できず出力値に予測不能性があるため,ソフトウェアの振舞いを確率的にしか把握できない.本稿では,機械学習適用ソフトウェアの高信頼化を目的に,段階的詳細化による演繹的な開発法と機械学習による帰納的な開発法の結合についてテスト・検証の観点から述べ,開発プロセスと制約充足性テスト方法を提案する.我々のアプローチは,演繹的モジュールと帰納的モジュールを分離し,それらをつなぐ部分仕様を設定するとともに,前者については部分仕様が満たされることを前提に論理的な検証を行う一方,後者についてはテストにより部分仕様の充足確率を評価し,論理的な検証結果に確率を付与する.これにより,帰納的に開発した機械学習適用モジュールと演繹的に開発した論理モジュールを,システムの信頼性評価のもとで整合的に結合する.形式手法Event-Bを用いたケーススタディにより,実現可能性を評価した.
著者
津持 純 中川 孝之 濱住 啓之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.41-44, 2016-03-04 (Released:2017-09-22)

筆者らは、超高精細・高臨場感の次世代放送サービスである8Kスーパーハイビジョンの実現に向けて、ミリ波帯(42GHz帯)の電波を用いた8K放送番組素材の無線伝送装置(FPU: Field Pick-up Unit)の開発を進めている。技術的に、周波数利用効率が高い2×2偏波MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)-OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とミリ波帯の広い周波数帯域幅を用いて8Kの大容量伝送の実現を目指している。OFDM方式は多数のサブキャリアを用いるためPAPR (Peak to Average Power Ratio)が大きくなり、電力増幅器の非線形歪みによる伝送特性の劣化が問題となる。その1つの対策として、OFDM信号のPAPR低減技術による伝送特性の劣化の抑制が挙げられる。本稿では、42GHz帯FPUのOFDM方式にPAPR低減技術を適用し、42GHz帯電力増幅器の入出力特性を用いて行った計算機シミュレーションによって、PAPRの低減量と電力増幅器の非線形歪みによる伝送特性の劣化量の関係を調査した。その結果、PAPRの低減によって非線形歪みによるBERの劣化を抑制できる効果を確認した。
著者
天野 弘基 中川 啓 河村 明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.I_127-I_135, 2016 (Released:2017-02-20)
参考文献数
20
被引用文献数
1 3

島原市の地下水水質を対象として,4種類の多変量解析手法を適用し,どの分類結果が当該地域の水質特性を説明するために適しているかについて検討した.5つのクラスターに分類した場合のそれぞれ特徴は,ほぼ同様であったが,各クラスターの空間分布については手法間に違いが認められ,主成分分析を利用した手法は,硝酸性窒素濃度が比較的高い採水地点を,汚染クラスターに分類した.クラスター数を10とした場合においても主成分分析を利用した手法がより適切な結果を与えうることが明らかとなった.
著者
中川 国利
出版者
医学書院
雑誌
臨床外科 (ISSN:03869857)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.185, 2020-02-20

急性胆囊炎例に対して即手術をすべきか否か,外科医によって治療方針は異なる. 初期研修時代のボスは痛いと訴えている患者には,「即しかも根治手術をしてあげるのが外科医の責務である」との信念を持っていた.そこで急性虫垂炎例を始め,急性胆囊炎例に対しても手術を即施行した.そこで初期研修後に入局した母校医局で「急性胆囊炎例でも即手術をすべきです」と発言したら大いにしらけ,教授からも非難を受けた.当時の医局は,急性胆囊炎例に対しては保存的治療を行うことが掟であった.
著者
中川 智皓 森田 悠介 新谷 篤彦 伊藤 智博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.82, no.838, pp.16-00052, 2016 (Released:2016-06-25)
参考文献数
11
被引用文献数
1

In recent years, personal mobility vehicles (PMVs) have attracted huge attentions and widely developed. Compact PMVs can move through narrow spaces and they are expected to be used in pedestrian spaces. In this study, we aim to develop a four-wheel stand-up-type personal mobility vehicle for people who cannot walk far distantly because of the pain of foot or waist although they are able to walk for a short distance. The coupled model of human and vehicle is constructed by using multibody dynamics. In the model, the vehicle is expressed by one rigid body. The wheels, body, and handle are considered as a rigid body together. A human is expressed by 8 rigid bodies (foot, lower leg, femoral, body, head, upper arm, lower arm, and hand). The vehicle of the coupled model is accelerated in the numerical simulations. The behaviors of the center of gravity of a human with and without handle constraint are analyzed. As the result of the parametric study, it is found that the center of gravity movement is smaller when the value of the maximum acceleration and the acceleration time are small. It is also found that as the angle of the upper arm becomes large, the movement of the center of gravity is decreased.
著者
中川 未来
出版者
愛媛大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2015-08-28

アジア主義と呼ばれた地域秩序構想はいかに形成されたのか。1880-1890年代を対象とする本研究は、実業を通じてアジアと関わり、またはメディアを通じてアジア情報を発信した人びと(高須謙三・中川虎之助・青山好恵)のアジア経験に注目した。結果、朝鮮貿易に携わった高須の事業は興亜論に基づいていたこと、日本のアジア進出に伴い中国貿易や石垣島・台湾での製糖業を展開した中川は保護主義を唱えていたこと、青山が朝鮮仁川で発行した日本語紙『朝鮮新報』は日本国内でも流通し朝鮮観形成に強く影響していたことが明らかとなった。このようなアジア経験が、アジアを想像し地域主義を構想する際の基礎となったのである。
著者
日本医学教育学会 卒後・専門教育委員会 安井 浩樹 青松 棟吉 石原 慎 小西 靖彦 清水 貴子 高橋 弘明 高橋 誠 中川 晋 望月 篤
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.207-211, 2018-06-25 (Released:2019-05-23)
参考文献数
16

地域医療研修は2004年に卒後臨床研修制度が開始されて以来, 必修分野として現在に至っている. 研修の現場は, へき地や遠隔地の診療所から市街の保健所まで多岐におよんでいる. 地域医療研修を充実させ, よりよい研修医を育てるためには, プログラム責任者の役割が重要である. 震災被災地での地域医療研修や, 北海道と鹿児島の研修医の交換研修などユニークな研修も行われている. 充実した地域医療研修は, 地域でもとめられ世界的にも注目される, 持続可能で新しい日本の保健医療システムをつくるための人材育成に不可欠である.