著者
奥野 孝 宮本 昌彦 板倉 徹 上野 雅己 清水 美奈 南出 晃人 駒井 則彦
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.21, no.12, pp.1137-1141, 1993-12-10

I.はじめに 分娩,娩出時の骨盤胎児不均衡,遷延分娩の際に用いられる吸引分娩は,1957年にMalmstrom14,15)により導入されて以来その有用性ならびに安全性が報告されてきた11,19,20).しかしながら頭血腫等の分娩時頭部外傷の合併症が少なからず報告されている1,2,8,12,20,23,24).今回われわれは,頭血腫に頭蓋骨骨折を伴わない硬膜外血腫を合併した症例を経験したので文献的考察を加え報告する.
著者
橋本 公樹 長倉 陽平 橋本 岳
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.346, 2011 (Released:2012-03-09)

地球温暖化や原子力発電の危険性からクリーンで安全な太陽光発電が注目を集めている。しかし、太陽光発電は天候によって発電量が左右されてしまう。そこで、太陽光発電の発電量の低下を予測するために雲を三次元計測し、雲の動きを測定する。また、雲の動きに影響を与えている要素を発見する。
著者
倉橋 惣三
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.1, 1932-02
著者
白井 祐介 品田 貴恵子 吉岡 利貢 鍋倉 賢治
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.263-274, 2014 (Released:2014-06-13)
参考文献数
30
被引用文献数
2 1

The aim of this study was to investigate the effect of differences in stroke rate (SR) on energy expenditure during rowing. Oxygen uptake (VO2) was measured under different SR conditions with the same power output. Eight male collegiate rowers (age: 21.6±1.4 yr, height: 171.1±1.8 cm, weight: 68.7±1.9 kg) participated in the study. First, they performed an incremental test on a rowing ergometer to determine power output at the blood lactate threshold (PLT). On other days, they performed 6 different SR trials maintaining their power output at 80% PLT (80% LT test) and 90% PLT (90% LT test), respectively. During the 80% and 90% LT tests, each subject used a triaxial accelerometer sensor placed on the back, and integrals of the absolute value of the accelerometer output from three directions (IAA) were calculated as an index of physical activity level. The most economical SR, at which VO2 was lowest, was found at 80% and 90% LT. In both tests, a higher IAA was observed with increasing SR. Under SR conditions higher than the economical point, there was a significant correlation between the increasing amount of IAA (ΔIAA) and VO2 (ΔVO2) from the economical SR during the 90% LT test (r=0.673, P<0.001). There were strong correlations (r>0.9) between IAA and VO2 in many subjects at a SR higher than the economical point. These results suggest that there is an economical SR point with the same power output during rowing. Additionally, an increasing amount of VO2 associated with IAA at a higher SR than the economical point. This suggests that IAA is useful for estimation of energy expended by the moving body during rowing.
著者
倉賀野 妙子 長谷川 美幸 和田 淑子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.307-314, 1984

クッキーについて, 定速圧縮破断による破断特性を明らかにするとともに, これらの基礎的物性値が硬さ, もろさなどの官能評価の客観的指標となりうるかどうかについて検討した.<BR>クッキーは小麦粉濃度を40, 45, 50%の3水準とし, バター, 砂糖, 卵の配合比はScheff&eacute;の3成分系の単純格子計画法に従って, おのおの9試料とした.応力-ひずみ曲線の測定はダイナグラフによった.<BR>1) みかけの応力-ひずみ曲線は材料配合比により著しく異なった.また, クッキーの破壊はみかけの破断ひずみが0.19~0.33cm/cmの少ない変形領域で発生し, みかけの破断応力は1.08~5.73×10<SUP>7</SUP>dyn/cm<SUP>2</SUP>, みかけの破断エネルギーは1.09~6.05×10<SUP>6</SUP>erg/cm<SUP>3</SUP>であった.<BR>2) みかけの破断応力<I>P<SUB>f</SUB></I>とみかけの破断エネルギーEnの間には高い相関が認められ, 回帰式<I>E<SUB>n</SUB></I>=-0.21+0.97<I>P<SUB>f</SUB></I>を得た.<BR>3) クッキーの材料配合比とみかけの破断応力, みかけの破断エネルギーとの間におのおの3次の推定式, 推定曲線を得た.<BR>4) みかけの破断応力<I>P<SUB>f</SUB></I>と官能による硬さの評価値<I>S<SUB>H</SUB></I>, みかけの破断エネルギー<I>E<SUB>n</SUB></I>と官能によるもろさの評価値<I>S<SUB>B</SUB></I>との間に, おのおの<I>S<SUB>H</SUB></I>=6.33log<I>P<SUB>f</SUB></I>-2.47, <I>S<SUB>B</SUB></I>=-3.46log<I>E<SUB>n</SUB></I>+1.18を得た.定速圧縮破断時のみかけの応力-ひずみ曲線から, クッキーの硬さ, もろさで表せる官能特性の程度を同時に推測できることが示唆された.
著者
金森 一紀 魚谷 浩平 高倉 文嗣 西岡 真二 越野 健 藤村 政樹 中積 泰人 岡藤 和博 松田 保 上尾 友美恵 柴山 正美 川井 清
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.24, no.9, pp.970-976, 1986-09-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
24

健常者および非発作期の気管支喘息患者を対象に深吸気の影響を検討した. Maximum expiratory flow-volume curve のV25をMEF25, これと同一肺気量における partial expiratory flow-volume curve のVをPEF25とし, Deep Inspimtion (DI) Index=(PEF25-MEF25)/PEF25を求めた. 健常者では若年者の DI Index は負となり深呼吸による気道拡張効果が認められたが, この効果は加齢とともに減弱し, 50歳以上では DI Index は正の値になった. 抗コリン剤吸入後には DI Index は有意に増加して正の値となり年齢差は認められなくなったことから, 若年者では迷走神経の緊張が強く気道の resting tone が収縮性に保たれていることが推測された. 気管支喘息のうち40歳未満で%FEV1.0≧70%の患者では DI Index は負となり, 抗コリン剤吸入後には有意に増加して年の値となったことから, 気管支喘息でも深呼吸の気道拡張効果は存在し迷走神経が関与していると考えられた.
著者
板倉 昭二
出版者
京都大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01

経験は、知覚システムの発達に大きな影響を与える。発達初期には、知覚情報の弁別は、広くチューニングされているが、経験とともに選択的に狭小化されることがわかっている。これを知覚狭小化(perceptual narrowing)といい、初期知覚発達の重要な特徴である。この現象は、顔の知覚や言語の知覚の発達においてよく知られている。本研究課題では、1)このような知覚狭小化が領域に関わらず、共通なものであるか(領域一般性:domain general)、または、領域に固有なものであるか(領域固有:domain specific)を実験的に検証すること、また、2)知覚狭小化の可塑性を、幼児、児童、成人を対象に検討することを主要な目的とする。本年度は、これまで取りためていた、乳児における知覚狭小化のデータを再分析し、まとめた。異なる領域における狭小化が、相互に関係するのか否かを、被験者間デザイン(N=72)を用いて、自人種の顔と他人種の顔の弁別、および、母語と非母語の弁別が可能かどうかを調べた。対象となったのは、3カ月児、6カ月児、9ヵ月児、そして12カ月児であったその結果、3カ月児は、自人種顔と他人種顔の弁別および母語と非母語の弁別ができたが、6,9,12カ月児ではその限りではなかった。2つの領域の関係は、12カ月齢までに変化するらしいことが示された。分析は、弁別スコアと2つの変数(顔と言語)の相関を再分析したもにおである。本結果をまとめ、国際学術誌のJournal of Experimental Child Psychologyの投稿し、近々に採択されると思われる。また、乳児、成人、サルのフィールドワーカーを対象として、チアック狭小化の観点から、サルの顔認知テストを開始した。
著者
松倉 文比古
出版者
龍谷大学龍谷紀要編集会
雑誌
竜谷紀要 (ISSN:02890917)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.1-31, 2007-03

『日本書紀』景行天皇紀にみる熊襲・九州親征記事は、景行朝の事績についての冒頭部分に置かれ、『古事記』景行天皇段にはない独自のものである。そして、これを承けてヤマトタケルの熊襲征討が配置されている。それは、『古事記』序による限り「旧辞」には本来無かったと理解できる。従って『古事記・日本書紀』の編纂時に構想された歴史のなかでそのことの意味を検討することが、本稿の趣旨である。またそれを通して、七世紀後半から八世紀初頭、版図(歴史的世界)に関して如何なる理解を有していたのかを併せて論じた。
著者
朝倉 直巳
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.1983, no.43, pp.15-26, 1983-09-20 (Released:2017-07-25)

In contemporary art and design, one of the most important problems is the in-depth study of its fundamentals, along with the unification of various genres within the field. "Kohsei" is the specialized study of the above mentioned problems. To explain the principles and aims of Kohsei, it will be best to compare it with the basic sciences in the field of natural science. In the developing sciences, the special subject of study becomes fractionalized into many independent genres. So, unification is now needed for the contemporary sciences. Recently, we have come to have new specialities included in the unification of sciences such as basic medicine and engineering sciences. Such specialities are for studying common, basic and important problems in each field. In medicine, for example, internal medicine, surgery, otolaryngology, ophthalmology, etc. belong to clinical medicine. Basic medicine is the science which studies common, basic and important problems in each genre of clinical medicine. In the field of basic medicine, there is anatomy, pharmacology, biochemistry, pathology and so forth. Medical science will develop truly by studies of both basic and clinical medicine. Well, what is equivalent to basic sciences (basic medicine, engineering sciences, etc.)? I want to name it "basic art and design". Basic art and design should be the genre dealing with common, basic and important problems in art (painting, sculpture, etc.) and design (visual communication design, industrial design, interior design, etc.). The subject includes color, shape, texture; and still more, composition, structure and mechanism, illusional visual effects, methods of bringing up aesthetic sensation and creativity, etc. That is to say, basic art and design is Kohsei itself, which is being taught widely in my country and is my speciality. The characteristics of Kohsei are as follows: i) It is a genre worth studying as one of the important specialities in art and design just like painting, sculpture, craft, photography, graphic design, product design, etc. ii) It deals with the subjects about common, basic and important problems in art and design. iii) The primary field of Kohsei is useful in basic education in the professional school of art and design. iv) The aim of the basic field of Kohsei corresponds to the aim of raising the basic ability of art and design of the pupils. So, the principles of Kohsei are useful in primary education, too.
著者
倉根 修二 工藤 翔二
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.78, no.9, pp.573-580, 2003-09-15
参考文献数
8
被引用文献数
2

2002年1月, 全国80の大学医学部付属病院に対し, 結核の診療・教育・感染対策に関するアンケート調査を実施した.最終回答率は内科75%, 感染症科65%であった。回答医師の施設の結核病床保有率は27%であった。結核病床を持たない (無床) 施設における年間の診療結核患者数は, 概ね20人以下で, 診療に占める結核患者の割合は高くはないが, 回答医師の90%以上が結核患者の収容施設の必要性を認めており, 大学付属病院で診療すべき患者として "基礎疾患を有する患者" を挙げていた。結核教育に関しては系統講義のみならず, 無床施設の31.8%で結核専門病院での研修が実施されており, また60.8%の施設において, 結核感染対策に関する教育が実施されていた。一方学生に二段階ツベルクリン反応検査 (ツ反) を実施している施設は47.1%で, このうちの54.9%の施設ではツ反陰性者に対しBCG接種が実施されていた。結核緊急事態宣言以後, 大学付属病院における結核への対応は, 以前の調査と比較して若干の改善がみられるが, 結核 (感染症) 患者用病床の確保や結核専門施設との連携等, より一層の積極的な取り組みの重要性が示唆された。
著者
小倉 毅 須貝 静 小倉 譲
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 = Journal of Chugokugakuen (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.21-30, 2008-06-16

いきがい対応型デイサービス利用者140名に調査をした結果,前期高齢者に旅行希望が多く,国内外に関係なく観光ツアーに希望が多かった。また,国内旅行においては,夫婦や家族と旅行するより,「気のおける友人」と楽しい旅行をしたいという要望が強い。逆に海外旅行では,夫婦や家族といった身内との旅行を望んでいる。また,オーダーメイドの手作り旅行や目的地のみを設定する旅行では,兄弟や親戚,ご先祖様の供養にお墓参り,思い出の地に行きたいといった希望がある。旅行日程は「2泊3日」が最も高く,次いで「1泊2日」,「日帰り旅行」である。旅行中の心配事については,「目的地までの移動時間・手段を考えると体力に不安,荷物を運ぶのが不安,トイレが近いので,休憩回数・時間がきになる。また,後期高齢者になるほど,付き添い者がいてほしい」という結果がでた。これらの結果をもとに,「長崎に単身赴任中の息子に会いに行きたい」と願う89歳(男性)のエスコートヘルパー旅行を実施した。長崎で息子に会えた喜び,観光,希望のかなった食事に満足して,「一生懸命遊び,人生を楽しむことこそ生きがいである」という本人の人生観に基づいた旅行が実施できた。今後の課題として,旅行先の移動手段,お手洗いの整備状況,入浴・食事の手配と介助方法,疾患状況を把握するためのアセスメント技術,さらには,旅行者の「生きがい感(人生観)」を理解する技術,車いすの操作方法,準備物の運搬方法を確立する必要がある。
著者
倉内 啓
出版者
広島市立大学芸術学部
雑誌
広島市立大学芸術学部紀要
巻号頁・発行日
no.11, 2006-03

「逃げ水を掬い上げて」
著者
鷹嘴 亜里 飯嶋 一侑樹 森谷 祐介 鈴木 南帆 倉橋 慎太郎 山川 信子 高橋 若生
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.30-34, 2019 (Released:2019-07-10)
参考文献数
9

身体疾患で入院した認知症患者に対する認知症ケアサポートチーム(以下ケアチーム)の役割について検討を行った.対象は,ケアチームが介入した65歳以上で,かつ認知症生活自立度III以上の130例(平均年齢86±6歳)とした.入院の原因は肺炎,骨折が多く,行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)が67%の症例で認められた.ケアチームによる介入は入院後平均9.1日で開始され,介入期間は平均34.0日間であり,その内訳は看護ケア単独57%,看護ケア+薬剤調整40%,前者+家族指導3%であった.介入終了時,BPSDは改善64%,不変35%,悪化1%の割合であった.自宅から入院した症例のうち,退院後自宅へ戻ったのは46%で,54%は転院もしくは施設に入所した.BPSDを伴う認知症の入院患者に対しては,認知症の専門知識を持った多職種からなるケアチームのサポートが有用と思われる.
著者
朝倉 俊成 名取 和幸 江森 敏夫
出版者
一般社団法人 日本くすりと糖尿病学会
雑誌
くすりと糖尿病 (ISSN:21876967)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.69-76, 2015

ハイリスク薬であるインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬の種類を,患者が識別して使用することは医療安全において極めて重要である.そこで,薬剤の効力や使用時期などのイメージに適合する注入器の色彩を把握するため,色彩の異なる注入器に対するイメージに関するインターネット調査を行った.対象者は4年齢層(9-12歳,20代,40代,70代)のそれぞれについて男女各103名(計824名)とした.13色の注入器の画像を提示し,"薬剤のイメージに適合する注入器の色彩"の選択と"注入器の色によるイメージ"を評価させた.回答結果を多変量解析を用いて分析し,色彩とイメージとの対応関係を明らかにした.結果を総合的に判断し,2種類のインスリン製剤とのイメージの整合性が高く,相互の識別性も高い注入器識別色を以下のように検討した.白色は汚れやすさの点で問題はあるが,「安心」「落ちつき」「信頼」「親しみ」などの印象もあり,本体のベース色などには好ましいといえるが,いずれのイメージに対しても選択率が高いため,識別色としての条件には不適である.赤は速効型製剤のイメージとの適合性が高く,持効型のイメージはもたれにくいので識別色としては優れている.しかし,赤のイメージには「痛そう」「こわい」といったネガティブな印象の選択率が高く,注入器に用いる色として望ましいとはいえない.その結果,速効型インスリンに相応しい識別色には,赤とピンク以外の暖色系が適すると考える.一方,持効型は,「長くゆっくりと効く」「寝る前に合う」との適合性が高い水色や青といった寒色系が好ましいと考える.ただし,速効型と持効型の2種の識別性を高くするためには,それぞれの色の調整と組合せを吟味することが必要である.
著者
新倉 貴仁
出版者
成城大学大学院文学研究科
雑誌
コミュニケーション紀要 (ISSN:02887843)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1-11, 2016-03

Benedict Anderson's Imagined Communities (1983)has been considered to be one of the mostsignificant pieces of literature on the relationship between nationalism and media. However, it has been often overlooked that Anderson's concept of nationalism is heavily influenced by Marshall McLuhan's arguments on printing media in The Gutenberg Galaxy(1962).The aim of this article is to reframe the relationship between nationalism and media by revisiting McLuhan's arguments on industrial society.Firstly, The Gutenberg Galaxy is reframed as an outstanding theoretical work on nationalism. It sheds light on the history of mechanical reproduction, which catalyzed the formation and spread of nationalism.Secondly, The Mechanical Bride(1952), which underlies The Gutenberg Galaxy as well as The Understanding Media(1964), is reconsidered as an outstanding attempt to scrutinize contemporary society in the context of the huge transformation resulting from the progress of industrial technologies.In conclusion, McLuhan's work, focusing on nationalism in the context of the industrial society, provides us with an effective viewpoint from which to rethink the problem of nationalism even in the context of contemporary globalization and the advent of information society.