著者
岩佐 由貴 加藤 真紀 原 祥子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
pp.20190724058, (Released:2019-10-11)
参考文献数
17

目的:初発脳卒中で急性期病院に入院した高齢患者の子が親の入院中に抱く思いを明らかにする。方法:急性期病院に入院した65歳以上の初発脳卒中患者の子10名に半構造化面接を行い質的記述的に分析した。結果:高齢脳卒中患者の子は,親が突然に【脳卒中になったことに衝撃を受ける】思いを抱いていた。親の命が危機にさらされることで改めて【親の生は尊い】とし,親が脳卒中を発症したことや障害を負ったことに【自分にはどうしようもないから心が痛む】と思っていた。それでもやはり,親には脳卒中発症前の【もとの姿を取り戻してほしい】と願い,治療にのぞむ親に対して【子としてできることをしてあげたい】が,障害を負った親と自分の【今後の生活が悩ましい】という思いを抱いていた。考察:看護師は高齢脳卒中患者の子が抱く思いを理解し,衝撃や苦悩を和らげるとともに,子としての役割を果たせるよう支援することの重要性が示唆された。
著者
中村 達也 野村 芳子 加藤 真希 北 洋輔 鮎澤 浩一 小沢 浩
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.445-449, 2016-12-01 (Released:2019-04-01)
参考文献数
14

大脳基底核損傷後には、咽喉頭の知覚低下により、不顕性誤嚥を来すことが多い。咽喉頭の知覚低下改善に、黒胡椒嗅覚刺激が有効であるとする先行研究があるが、これを小児に適応した報告はない。今回、黒胡椒嗅覚刺激により嚥下機能が改善した小児症例を経験した。症例は1歳3カ月時、脊髄梗塞後に生じた心肺停止による蘇生後脳症のため大脳基底核を損傷した。安静時の嚥下反射は認めず、気管内吸引は頻回であったが、味覚刺激時には嚥下反射惹起を認めた。また、嚥下造影検査では咽喉頭に嚥下前の食物の残留を認めるも誤嚥は認めなかったことから、咽喉頭の知覚低下が唾液貯留の主な原因と判断し、2歳3カ月より黒胡椒嗅覚刺激を行った。気管内吸引回数を指標に、A1B1A2B2デザインで検討したところ、黒胡椒嗅覚刺激時には気管内吸引回数が徐々に減少する傾向がみられ、最終的には1日数回程度まで減少した。黒胡椒嗅覚刺激は、本症例の咽喉頭の知覚を改善し、良好な唾液嚥下の契機となった。これは、黒胡椒嗅覚刺激が小児の咽喉頭知覚の改善にも有用である可能性を示唆する。
著者
加藤 真帆人
出版者
日本大学医学会
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.153-160, 2015-08-01 (Released:2016-01-25)
参考文献数
30

Heart failure is an ambiguous term as a technical terminology, which means sometimes an existence of ventricular dysfunction, and sometimes a decompensated heart failure with symptoms and signs due to clinical congestion. Diagnostic procedure for congestive heart failure, so called Framingham Criteria, has been no changed for approximately half a century, however, the therapeutic strategy has been improved considerably, resulting in the congestion could be managed and heart failure patients released from symptoms and signs by congestion. Ironically, that makes the word heart failure more complex and obscure. Chronic heart failure is a new concept that is constructed by NYHA functional class as a degree of symptoms and by stage of heart failure as a degree of remodeling of myocardium due to neurohumoral activation, renin-angiotensin-aldosterone system and sympathetic nerve system, and would be able to cover all conditions of heart failure and also to provide the managements for patients in each stage. More understanding for the concept of chronic heart failure is beneficial regarding clinical managements of heart failure for not only cardiologists, but also all attending physicians.
著者
中村 達也 加藤 真希 雨宮 馨 鮎澤 浩一 小沢 浩
出版者
日本言語聴覚士協会
雑誌
言語聴覚研究 (ISSN:13495828)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.332-341, 2018-12-15

Angelman症候群(以下,AS)の児は,乳幼児期には哺乳障害や摂食嚥下障害を示し,学童期には未熟な咀嚼機能にとどまる場合が多い.しかし,離乳期AS児の摂食嚥下機能の獲得に関する報告は少なく,経過には不明な点が多い.今回,1歳から就学までの間,摂食指導を継続したAS児を経験した.症例の摂食嚥下機能の獲得時期を,粗大運動および認知・言語機能の発達の観点から診療録を後方視的に検討したところ,運動発達において四つ這い獲得後に舌挺出のない嚥下と捕食,伝い歩き獲得後に押しつぶし,独歩獲得後に咀嚼を獲得したが,口唇閉鎖が伴わず食塊形成は不十分であった.本児は定型発達とは異なり,運動発達が進んでから摂食嚥下機能を獲得したが,獲得された粗大運動は,両膝伸展位の座位や,手指屈曲位で手掌が接地しない四つ這いなど,定型発達とは質的な差があった.また,乳幼児期から口腔領域の感覚過敏が強く,就学前も感覚過敏は軽減したものの残存していた.
著者
米井 嘉一 石井 裕正 楠原 正俊 若林 剛 神谷 利明 加藤 真三 土屋 雅春
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.615-619, 1983
被引用文献数
1

ボリビア共和国サンファン移住地の居住者484名(日系人300名,ボリビア人184名)を対象とし,その血清につきB型肝炎ウイルス(HBV)の抗原・抗体について検索した.成人では,HBs抗原は日系人の7.1%に認められたが,ボリビア人には認められなかった.HBs抗体は日系人で45%,ボリビア人で27%にみられた.これに対し小児では,HBs抗原の陽性率は日系人で10%であったが,ボリビア人では全く認められなかった.HBs抗体陽性率は日系人24%,ボリビア人3.8%であった.<BR>次にHBs抗原陽性の日系人26名について検索したところ,HBe抗原は成人(11名)の9.1%に陽性であり,小児(15名)では53%に陽性であった.これに対してHBe抗体は成人では91%,小児では40%に陽性であった.これらのHBs抗原subtypeは,adw型80%,adr型20%であった.
著者
加藤 真志
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1438, pp.128-131, 2008-04-21

私は、40年前に広島大学を中退し、「花由」という生花・園芸用品の販売会社を徳島市内で創業しました。現在では徳島県や香川県の各地に店舗を展開しています。そうした民間企業の経営者としての経験を、市政に生かしたいと願っていました。 民間企業の経営者の視点から市の財政を見ると、深刻な状況にあります。
著者
祝原 あゆみ 井上 千晶 山下 一也 齋藤 茂子 伊藤 智子 松本 亥智江 加藤 真紀 松岡 文子 持田 和夫 福間 紀子 錦織 圭佑 Ayumi IWAIBARA Chiaki INOUE Kazuya YAMASHITA Shigeko SAITO Tomoko ITO Ichie MATSUMOTO Maki KATO Ayako MATSUOKA Kazuo MOCHIDA Noriko FUKUMA Keisuke NISHIKORI
出版者
島根県立大学短期大学部出雲キャンパス
雑誌
島根県立大学短期大学部出雲キャンパス研究紀要 (ISSN:18824382)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-75, 2011

S県A市とS県立大学が取り組む共同事業に参加した地区スタッフが事業から得ているものを分析し,今後の支援について検討することを目的に自記式質問紙調査を行った。その結果「プログラム内容の満足感」は高いが「教室運営の満足感」は低いことや,【高齢者への認識の変化】【自らが感じたプラスの効果】【介護予防への関心の高まり】【活動継続に対する意欲】の4カテゴリーの抽出から,個人のエンパワメント効果が明らかになった。1年間の事業は住民が介護予防に取り組むきっかけとしての役割を果たしており、今後も住民のパートナーとしての継続した関わりが必要と考えられた。
著者
村上 栄造 河野 仁志 加藤 真示 水野 成治 野口 正弘 堀 雅宏
出版者
Japan Association on Odor Environment
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.146-150, 2004
被引用文献数
1

厨房排気臭は、都市部での代表的な悪臭として認識が高まりつつある。そこで、その対策として光触媒技術の適用を検討した。光触媒フィルターには、3次元網目構造をもつセラミックス多孔体にTiO<SUB>2</SUB>微粒子をコーティングし、さらに、その表面には、化学的に安定したナノサイズの銀を担持して用いた。対象とした臭気は、中華料理店からの厨房排気臭とし、その排気臭に寄与している硫化水素の脱臭性能を確認する基礎的な試験を行い、得られた知見から光触媒脱臭装置を作成した。その結果、中華料理店の厨房排気臭に対してナノサイズの銀を担持した光触媒技術が利用できることが明らかになった。
著者
加藤 真示 平野 裕司 岩田 美佐男 佐野 泰三 竹内 浩士
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.560-565, 2003-06-15 (Released:2009-06-03)
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

TiO2 photocatalytic filters are utilized for various fields of environmental purification, such as decomposition of stench substances and harmful chemicals, etc. However, it turned out that the decomposition rate of sulfide chemicals, such as hydrogen sulfide (H2S) and methylmercaptan (CH3SH), were very slow to react on TiO2 under UV irradiation. In order to improve the decomposition ability of sulfide chemicals, this Ag-deposited Photocatalytic filter has been developed. The Ag-deposited photocatalytic filter was fabricated by coating TiO2 on the porous ceramics body, and successively depositing nano-sized Ag particles on TiO2 by means of photodeposition method. It was observed that Ag deposition on TiO2 improved the adsorption ability for H2S gas and CH3SH gas. Consequently, the Ag-deposited photocatalytic filter could remove H2S gas and CH3SH gas with an 8.0 times, and an 8.7 times effectiveness, respectively, in comparison with conventional TiO2 photocatalytic filter.
著者
服部 憲幸 森田 泰正 加藤 真優 志鎌 伸昭 石尾 直樹 久保田 暁彦
出版者
Japanese Association for Acute Medicine
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.804-810, 2010-09-15
参考文献数
11

2009年に世界規模で流行した新型インフルエンザA/H1N1に劇症型心筋炎を合併した症例を,経皮的心肺補助装置(PCPS: percutaneous cardiopulmonary support)による循環補助を含む集中治療にて救命した。症例は24歳,女性。2009年11月,近医でインフルエンザA型と診断され,オセルタミビルの投与を受けた。2日後には解熱したが発症5日目に頻回の嘔吐と下痢が出現,翌日当院へ救急搬送された。心電図上II,III,aV<SUB>F</SUB>,V<SUB>3-6</SUB>の各誘導でST上昇を認め,クレアチンキナーゼ,トロポニンTも上昇していた。心臓超音波検査でも壁運動が全体的に著しく低下しており,心筋炎と診断した。当院受診時にはインフルエンザA型,B型ともに陰性であった。ICUにて大動脈内バルーンパンピング(IABP: intra-aortic balloon pumping),カテコラミンによるサポート下に全身管理を行い,合併した急性腎不全に対しては持続的血液濾過透析(CHDF: continuous hemodiafiltration)を行った。来院時にはインフルエンザ抗原が陰性であったことからオセルタミビルの追加投与は行わなかった。一般的なウイルス感染も想定して通常量のγグロブリン(5g/day×3日間)を投与した。しかし翌朝心肺停止となりPCPSを導入した。PCPS導入直後の左室駆出率は11.0%であった。第4病日にPCPSの回路交換を要したが,心機能は次第に回復し,第7病日にPCPSおよびIABPを離脱した。第8病日にはCHDFからも離脱した。気道出血および左無気肺のため長期の人工呼吸管理を要したが,第15病日に抜管,第17病日にICUを退室し,第33病日に神経学的後遺症なく独歩退院した。インフルエンザ心筋炎は決して稀な病態ではなく,新型インフルエンザにおいても本邦死亡例の1割前後は心筋炎が関与していると思われる。本症例も院内で心肺停止に至ったが,迅速にPCPSを導入し救命できた。支持療法の他は特殊な治療は必要とせず,時期を逸さずに強力な循環補助であるPCPSを導入できたことが救命につながったと考えられた。
著者
鳥居 昭久 黒川 良望 木山 喬博 林 修司 加藤 真弓 木村 菜穂子 荒谷 幸次 神鳥 亮太 一村 桂子 角田 利彦 水谷 綾子 内藤 克之 神谷 友美 岩瀬 ゑり子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.G0960-G0960, 2006

【はじめに】<BR> 2005年夏、岐阜県海津市の長良川国際ボートコースにて、2005ボート世界選手権大会が、アジアで初めて開催された。この大会は、ボート競技の国際大会としては、種目数、エントリー国数においてオリンピックをしのぐ最大の大会である。今回、大会会場のメディカルセンター付属施設として、理学療法室を開設し、参加選手等に対する理学療法サービスを実施する機会を得たので報告する。<BR>【大会概要】<BR> 世界ボート選手権大会は、オリンピックイヤーを除く毎年夏に開催され、主に欧米にて行われていたが、今回、ボート競技の普及などの意味も含めて、アジアで初めて開催された。<BR> 大会開催期間は2005年8月28日から9月4日までであった。また、会場は8月24日から公式に公開され、それに伴い、メディカルセンターおよび理学療法室は8月24日からサービスを開始した。大会参加国は56カ国、参加クルーは、本戦23種目、Adaptive種目4種目に合計319クルーがエントリーした。ちなみに、日本は、開催国ということもあり、史上最多の15種目にエントリーした。<BR> 会場は、岐阜県海津市の特設長良川国際ボートコース(2000m)であり、岐阜、愛知、三重県の県境にある国立木曽三川公園内に位置する。<BR>【理学療法室概要】<BR> 理学療法室は、長良川河川敷に設置されたメディカルセンターテント内に約25m<SUP>2</SUP>の専用スペースを設け、治療用ベッド4台と物理療法機器などを準備した。物理療法機器は電源、給排水などの問題から、温熱・寒冷療法機器のみとし、その他は、徒手療法、運動療法、テーピングなどで対応した。理学療法士は、愛知、三重、岐阜県理学療法士会へボランティアを公募し、12名の理学療法士が、6時から20時までを、3名常駐、2交替で待機した。<BR>【診療状況】<BR> 台風の影響もあり、実質理学療法室が稼働したのは10日間であった。利用した人は、延べ8カ国、28名であった。対象となった訴えは、頚部、肩、肘、腰部、膝などの痛み、下肢や背部の疲労感や筋の緊張などが主で、疲労性、過使用的な原因が多かった。また、特定部位の治療ではなく、コンディショニングに関する要望もみられた。<BR>【感想・問題点】<BR> 利用者は、予想に反して少なかったが、概ね効果的な理学療法が提供できたことで、利用した選手等には好評であった。一方、一部ではあるが、コミュニケーションの問題や、理学療法に対する理解の差から、選手が希望するセラピーと、用意された内容などの違いがあったり、多様なリクエストに対する対応の制限などの問題があった。特定のチームや選手団の帯同サポートと違い、今回のような国際スポーツ大会や、不特定多数が利用する場合の理学療法室設営の課題が明らかになり、今後、同様のケースの参考になることを多く得られた。<BR>
著者
鈴木 弘孝 加藤 真司 藤田 茂
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.78, no.5, pp.505-510, 2015 (Released:2015-12-22)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

The purpose of this study is to evaluate the difference of the thermal environment at the outdoor balcony, such as mansions and so on, with or without the green curtain, which could be expected to come into wide as a measure of the heat island phenomenon in the near future. The actual experiment was carried out for the two classrooms almost as same as the direction, floor and area, and we analyzed measurement data, selecting three days of “Manatsubi” in August. As a result, the velocity of the wind reduced 40% behind the green curtain, compared with in front of it, and both values collated strongly. The value of MRT also was reduced about 30℃ (40 %) with green curtain, compared with no curtain. The value of WBGT reduced 0.7~1.3℃ at the peak in the daytime with green curtain, compared with no curtain, but the former showed tendency to be 0.7~0.8℃ more over than the later from midnight to early morning. It was suggested that using the thermal indices of MRT and WBGT, we could evaluate the improving effect of the outdoor thermal environment behind the green curtain.
著者
加藤 真理子 関 建司 平岡 勵 一本松 正道
出版者
公益社団法人石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.1-9, 2002-01-01 (Released:2008-10-15)
参考文献数
18

ガスエンジン潤滑油は高温にさらされて熱分解を受けたり, 空気や燃焼によって生ずる窒素化合物に触れて酸化, あるいは窒化されるなどして次第に劣化する。潤滑油の劣化が進むと, エンジン効率の低下やエンジンの特定部位に腐食, 摩耗が発生するなどの不具合が生じる。そのため, 適切な周期での潤滑油交換 (更油) が必要となる。一般に, ガスエンジン潤滑油は基油と十数種の添加剤を一定の割合で配合されたものである。ところが, 従来から行っている潤滑油分析方法では粘度や酸化度など潤滑油全体の劣化を示すマクロな指標でしか評価されないので, その劣化原因を特定することや適切な更油周期を設定することが難しい。そこで, 新たに基油の分子量変化や, 特定の添加剤個々の変化を定性定量できる分析方法(より正確に潤滑油の寿命を評価できる方法) について検討を行った。これによって油種に関係なく, 基油や極圧剤•中和剤などの添加剤の劣化状況が判断できるようになったので, ここに報告する。