著者
原田 昭治
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.3_22-3_27, 2010 (Released:2010-06-08)
参考文献数
17

Quick globalization of human activity of economy has made English the most important international communication tool in the world past two decades. Taking the fact that the people speaking English as a mother language is less than ten percents of the total world population, into account, it is obviously to be noted that almost all the people using other language with different cultural background can basically truly be communicated not in English but in individual language. In this respect, learning multiple languages leads to be fascinated by different national culture and results in further enjoyment of one′s life. This is actually demonstrated in terms of the author′s experience in this paper.
著者
山崎 久道 高橋 正美 原田 智子 藤田 節子 横山 亮一 吉野 敬子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.824-842, 1993-09-01 (Released:2017-05-30)

シソーラスの評価をおもに,利用者の観点から行うための評価基準を開発した。これまでの,評価の試みや作成のガイドラインが,語の取扱いや表示に重点をおいているのに対して,情報源(おもにデータベース)と利用者との結節点としてシソーラスが機能しているかどうかの評価項目に重点をおいた。評価基準は,52項目からなり,1.シソーラスの作成方針と作成方法,2.シソーラスの仕様,3.語および語間の関係,4.シソーラスの表示,の4部分に大別される。評価基準を用いた評価の試行も行った。
著者
高泉 佳苗 原田 和弘 中村 好男
出版者
日本健康教育学会
雑誌
日本健康教育学会誌 (ISSN:13402560)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.197-205, 2013 (Released:2014-09-05)
参考文献数
27
被引用文献数
2

目的:本研究は,健康的な食行動と身体活動を促進するための情報発信において,有用なチャネルを明らかとするために,健康情報源と食行動および身体活動との関連性を検討することを目的とした.方法:社会調査会社の登録モニター898名(平均年齢41.5歳)を対象とし,インターネットによる横断調査を実施した.調査項目は,独立変数として健康情報源,従属変数として食行動および身体活動を調査した.健康情報源と食行動および身体活動との関連は,ロジスティック回帰分析を用い,年齢階層,最終学歴,世帯収入,同居人数を調整して検討した.解析は男女別に行った.結果:「朝食を食べている」という食行動と関連していた健康情報源は,男性において雑誌(OR=1.70,95%CI=1.01-2.86)および家族(OR=1.98,95%CI=1.05-3.73)であった.「バランスの良い食事を食べている」と関連していた健康情報源は,女性において新聞(OR=1.68,95%CI=1.04-2.71)と家族(OR=2.40,95%CI=1.35-4.27)であった.23 Ex(エクササイズ)/週以上の身体活動と関連していた健康情報源は,男性において雑誌(OR=1.77,95%CI=1.07-2.95)とインターネット(OR=1.55,95%CI=1.03-2.35)であった.結論:本研究で得られた結果から,1)食行動の促進に有用なチャネルは,男性では家族と雑誌,女性では家族と新聞であること,2)男性における身体活動の促進には雑誌およびインターネットからの健康情報が有用であることが示唆された.
著者
原田 勝二
出版者
Japanese Electrophoresis Society
雑誌
生物物理化学 (ISSN:00319082)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.111-116, 1997-06-15 (Released:2009-03-31)
参考文献数
17
著者
冨田 英美 原田 裕明
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.12, pp.581-586, 2019-12-01 (Released:2019-12-01)

JST研究開発戦略センター(CRDS)は,主要各国(日,米,英,独,仏,中,韓)およびEUの研究開発の動向を「研究開発の俯瞰報告書 主要国の研究開発戦略」としてまとめている。日本の研究開発にかかわる政策は,科学技術基本法のもと,科学技術基本計画,統合イノベーション戦略に沿って推進されている。公的な競争的研究資金の大型化,産学官連携や地域振興と連携した人材育成等が最近の特徴である。また,海外では卓越した科学技術を生み出し,いち早くイノベーションにつなげることを目標に,各国それぞれの戦略で重要技術分野(人工知能,量子科学)の研究開発を推進している。本稿では,日本,米国,EU,中国の動向を紹介する。
著者
武元 徹 樺沢 勇司 津島 文彦 平井 秀明 小村 健 原田 浩之
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.454-459, 2016-09-20 (Released:2016-12-13)
参考文献数
22
被引用文献数
1

We report a case of chronic expanding hematoma (CEH) in the temporomandibular joint (TMJ) region. A 48-year-old man visited our department because of a mass in the left preauricular region and trismus in November 2012. He had noticed the mass about 2 months previously, which gradually expanded. At initial presentation, examination revealed a hard elastic mass, measuring 22 mm in diameter, in the left preauricular region. The maximum mouth opening was 33 mm. Computed tomography showed a well-demarcated mass lateral to the mandibular condyle, accompanied by condylar bone resorption. On magnetic resonance imaging, the mass showed heterogeneous high signal intensity on T1-weighted images and heterogeneous low signal intensity on T2-weighted images. The mass showed mild uptake on 2-deoxy-2- [18F] fluoro-D-glucose positron emission tomography. Fine needle aspiration yielded a diagnosis of class I. The clinical diagnosis was a suspected tumor in the left TMJ region. The lesion was extirpated with the patient under general anesthesia in December 2012 and was histopathologically diagnosed as hematoma. On the basis of the clinical course and histopathological findings, the lesion was finally diagnosed as CEH. As of about 3 years after surgery, the postoperative course has been uneventful, with no evidence of recurrence.
著者
能登谷 晶子 原田 浩美 外山 稔 山﨑 憲子 木村 聖子 諏訪 美幸 金塚 智恵子 石丸 正 三輪 高喜 吉崎 智一
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.163-170, 2019-04-28 (Released:2019-06-01)
参考文献数
15

要旨: 「金沢方式」による訓練を0歳~1 歳代より開始し, 訓練途中の2~3歳代に人工内耳を装用した小児聴覚障害児8例について, 人工内耳術前後の言語獲得経過を報告した。8例が最初に理解した言語モダリテイは手話であった。その後, 聴覚口話や文字の理解が進み, いずれの児も 1 歳代で可能となった。手話による助詞付き 2語連鎖文は 1 歳7ヵ月~2歳2ヵ月までに出現した。8例は術後 1 年を経ないうちから, 自発文での手話が少なくなり, 装用 1 年経過時には話し言葉のみで会話が可能となり, 健聴児が幼児期に習得する様々な文型の出現を認めた。以上より, 術前から文構造を意識した言語聴覚療法は, 高度聴覚障害児の言語発達を促進することが示唆された。
著者
原田 信之 Nobuyuki HARADA 新見公立短期大学地域福祉学科 Niimi College
雑誌
新見公立短期大学紀要 = The bulletin of Niimi College (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.247-261, 2008-01-01

鬼虎は、第二尚氏王統第三代尚真王(一四七七~一五二六在位)の時代に活躍したとされる八重山諸島与那国島の首長であった。石垣島のオヤケ・アカハチと同様に、与那国島の鬼虎は琉球王に命じられた仲宗根豊見親らによって討伐された十六世紀に実在した人物である。与那国島には、鬼虎が琉球王に命じられた仲宗根豊見親らによって討伐された話が伝承されている。鬼虎には娘がいたとされ、鬼虎が征伐された時に捕らえられて宮古島に連れて行かれ、自害したという。鬼虎征伐に関しては「忠導氏家譜」の記述や「仲宗根豊見親八重山入の時(の)アヤゴ」、鬼虎の娘に関しては「鬼虎の娘のアヤゴ」などが伝えられている。鬼虎にまつわる伝説は、琉球王朝の先島諸島統治をめぐる問題や南西諸島における英雄伝説の問題等を考える際にも重要なてがかりを与えてくれるものと考えられる。
著者
原田マハ著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2014
著者
赤澤 直紀 原田 和宏 大川 直美 岡 泰星 中谷 聖史 山中 理恵子 西川 勝矢 田村 公之 北裏 真己 松井 有史
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.71-78, 2013-04-20 (Released:2018-04-12)
参考文献数
27

【目的】健常成人男性のHip Flexion Angle(HFA)値にハムストリングスのマッサージ部位の違いが及ぼす効果を検証することである。【方法】健常成人男性32名(32肢)へのマッサージ部位について無作為に筋腱移行部群(11名),筋腹群(11名)およびコントロール(対側下肢筋腹)群(10名)に割りつけ,3分間のマッサージ介入を同一の圧迫圧で行った。アウトカムは盲検化された評価者によって測定された介入前,介入直後,3分後,6分後,9分後,15分後のHFA値とした。【結果】マッサージ介入直後,3分後,6分後の筋腱移行部群のHFA値はコントロール群より有意に高値を示した。【結論】ハムストリングス筋腱移行部へのマッサージはHFA値を拡大させる可能性を示唆した。
著者
原田 昇
出版者
一般財団法人 運輸総合研究所
雑誌
運輸政策研究 (ISSN:13443348)
巻号頁・発行日
2020

<p>この本は,MaaS(Mobility as a Service)の実践を検討している若手の騎士四名(日高洋祐,牧村和彦,井上岳一,井上佳三)が,世界的に進むMaaSの議論と実践を踏まえて,MaaSの「本質」を事例とともに解説し,その「先」にある交通,社会,ならびに全産業のビジネスモデルの変革を論じたものである.世界にやや遅れてMaaSへの取り組みが進んでいる我が国において,MaaSに取り組むあらゆる人たちに,そして,その社会的影響に関心のある人たちに,役立つ内容となっている.</p>
著者
高畠 智 原田 正範
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.135-140, 2012 (Released:2012-04-16)
参考文献数
14
被引用文献数
2

本研究では車両の予測経路および限界旋回経路をモニタ上へ重畳表示する遠隔操作支援システムを提案し,その効果についてドライビング・シミュレータを使用して検証した.その結果,提案するシステムにより,遠隔操縦手は安全に走行するための認知・判断に必要な情報が得られ,また通信遅れを考慮した場合においても,走行安定性が向上することが確認できた.
著者
吉益 光一 藤枝 恵 原田 小夜 井上 眞人 池田 和功 嘉数 直樹 小島 光洋 山田 全啓 窪山 泉
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.66, no.9, pp.547-559, 2019-09-15 (Released:2019-10-04)
参考文献数
55

目的 精神科救急医療体制の構築と関連する法律の整備に関して,現代の日本における課題を明らかにし,解決策を探ること。方法 日本公衆衛生学会モニタリング・レポート委員会精神保健福祉分野のグループ活動として,2014年度から2017年度にかけて精神科救急および措置入院に関する情報収集を行った。各年次総会に提出した報告書を基に,必要に応じて文献を追加した。結果 地域における精神科医療資源の偏在や,歴史的な精神疾患に関する認識の問題なども絡んでいるため,全国均一的な救急医療システムの構築のためには越えなければならないハードルは高い。また,強制入院の中で最も法的な強制力が強い措置入院制度に関しては,その実際的な運用を巡って全国でも地域差が大きいために,精神保健福祉法に,より具体的な記載が盛り込まれるとともに,厚生労働省から一定のガイドラインが提示されている。とくに近年は凶悪犯罪事件との関連を巡って,社会的にも関心が高まっており,一部では措置入院の保安処分化を懸念する声が上がっている。精神疾患は今や五大疾病の一つに位置づけられているが,その性質上,生活習慣病などに比べて,疫学的エビデンスが圧倒的に不足しており,これが臨床や行政の現場での対応に足並みが揃わない主要因であると考えられる。結論 日本公衆衛生学会は,医療・福祉・行政などに携わる多職種から構成される学際的な組織である強みを活かして,多施設共同の疫学研究を主導し,措置入院解除および退院後の予後に関する,すべての関係自治体が共有しうるデータベースとしての疫学的エビデンスの構築を推進する役割を担っている。