著者
古川 秀夫 山下 京 八木 隆一郎
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.171-180, 1994-03-31 (Released:2016-12-02)
被引用文献数
1

This study was conducted in order to investigate the structure of YUTORI. YUTORI is a Japanese noun denoting a subjective sense of well-being in daily life, and has been set up as a policy objective by labor, management, and the administrative world. In the first part of study, Study I, the answers of 200 middle managers to open-ended questions about YUTORI were classified and 50 items were isolated. In Study II, the responses of 272 workers to these 50 items were both factor and cluster-analyzed, and eight factors were isolated. These eight factors were named Enjoyment, Amenity, Challenge, Leisure, Competency, Wealth, Mental health, and Behavioral freedom, respectively. In Study III, the 50 items were divided into eight sub-scales by item-analysis, and correlations between scores on the eight sub-scales and nine attributes, e.g., marriage, education, income, and working hours were examined. The implications of the results were discussed and the necessity for further research suggested.
著者
大村 英史 柴山 拓郎 高橋 達二 澁谷 智志 岡ノ谷 一夫 古川 聖
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.954-966, 2012-10-15 (Released:2012-11-05)
参考文献数
20
被引用文献数
2 2

本稿では,人間の認知バイアスのモデルを用いた音楽生成システムを提案する.音楽は期待の満足や裏切りによって情動豊かな作品として構成されている.このような音楽における期待の形成とその期待に対する満足や裏切りのダイナミクスを実現するために,緩い対称性(LS)モデルを使用した.このモデルは人間の思考や推論に特徴的な非論理的な対称性バイアスと相互排他性バイアスに基づいた確率モデルである.本システムは,(1)音から音への遷移を音楽におけるメロディの最も単純なイベントとみなし,既存の楽曲から音の遷移の特徴量を抽出し,(2)LS モデルにより「人間的な」改変,汎化を行い,(3)新たなメロディを生成する.メロディ生成に用いられる汎化後の確率分布の平均情報量を調べた結果,LS モデルがほどよい複雑性を作り出していることが確認された.さらに,生成されたメロディの評価のために心理実験を行い,LS モデルが期待に関する満足(音楽的まとまり)と裏切り(意外性)をバランスよく含んだメロディを生成していることを確認した.この結果は,音楽生成における期待感生成に関する認知バイアスの適用の有効性を示唆する.
著者
古川 哲史
出版者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.24-28, 2012 (Released:2015-06-18)
参考文献数
3
著者
古川 亮 増西 桂 古賀 章浩 川島 浩幸 小林 亮夫 籾内 正幸
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.317-318, 2007

For high-resolution retinal camera, we have developed an adaptive optics system using a membrane deformable mirror (DM) with electrostatic actuators. An aberration compensation algorithm is adopted in the system, which can generate appropriate control input by a linear combination of voltage templates prepared in advance, each of that forms a specific Zernike shape approximately. The nonlinear effect and strong coupling of control channels in continuous-surface DM make it difficult to form the desired mirror surface shapes. In this paper, we propose a computational method to obtain the voltage templates using genetic algorithm and grouping electrodes for reducing the number of independent voltage sources. The results show that the method can be used to obtain appropriate applied voltages for high-order Zernike shapes.
著者
尾崎 庄一郎 渡辺 裕 / 長瀬 敏雄 小笠原 富夫 古川 弘幸 上村 敦彦 石川 勝敏 / / 徳善 令子 AKIO HOSHI MASAAKI IIGO REIKO TOKUZEN
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.150-157, 1986-01-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
14
被引用文献数
15 23

With the aim of diminishing the toxicity of 5-fluorouracil (1) and obtaining biologically active derivatives of 1 suitable for oral administration, α-alkoxyalkyl groups were introduced at the 1-, 3-and 1, 3-positions of 1. Alkoxyalkylation can be effected by four methods : (i) reaction of 1-alkoxyalkyl chloride (2) with 1, (ii) reaction of acetal with 2, 4-bis (trimethylsiloxy)-5-fluoropy-rimidine, (iii) addition reaction of α-unsaturated ether with 1, (iv) aminolysis of 1-alkylthio-carbonyl-3-(1-alkoxyalkyl)-5-fluorouracil. The toxicity of the products was less than that of 1, and some of these compounds showed moderate antitumor activity against L-1210 leukemia.
著者
藤原 雄太 佐々木 翔 岩倉 敏夫 松岡 直樹 小林 宏正 日野 恵 古川 裕 石原 隆
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.45, no.9, pp.1101-1109, 2013-09-15 (Released:2014-09-17)
参考文献数
20

背景:アミオダロンはヨードを大量に含有するため,甲状腺機能異常をしばしば起こす.さらに末梢および下垂体でサイロキシン(thyroxin;T4)の代謝と甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone;TSH)分泌に影響するため,甲状腺機能の正確な解釈が困難になる.対象:2009年6月から2010年6月までにアミオダロンを1カ月以上処方されていた341名を対象とした.方法:対象患者の2003年1月から2010年6月までの甲状腺機能検査結果を調査し,また診療録より臨床的特徴を検討した.結果:測定キットの正常域では血中FT4とTSHはともに高値となり解釈不可能な異常値を呈する症例が多数あったため,両者の分布に基づき基準域を1.0≦FT4<2.4 ng/dL,1.0≦TSH<20.0 µU/mLと設定した.機能低下症例は疑いを含めて34名(10.4%)認めた.中毒症例は17名(5.2%)認め,type 1(機能亢進)例はなく,ほとんどの例がtype 2(破壊性)であった.死亡例とバセドウ病合併例を認めた.考察:アミオダロン治療中には甲状腺機能低下症も破壊性中毒症も高頻度に発症するが,軽症例では通常の正常域を用いて正確な診断を行うことは非常に難しい.アミオダロンによるT4代謝とTSH分泌への影響が大きく,甲状腺機能解釈時には従来の正常域にとらわれず本病態を考慮した特別の基準域を用いたほうが甲状腺機能を正しく評価でき,適切な対応が可能になると考えられる.
著者
清田 洋正 五十嵐 渉 齋藤 亜紀 古川 博之 星川 浩輝 桑原 重文
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.57, 2015

<p> Enacyloxin (ENX)類(Fig. 1)は、赤パンカビNeurospora crassaの培養上清で培養した酢酸菌の一種Frateuria sp. W-315株の生産する、珍しい鎖状ポリエン-ポリオール型の抗生物質である[1]。そのポリエン構造のため光に不安定であり、渡邉敏彦博士による発見報告以来、当研究室での全立体構造決定まで25年を要した[2]。中でもENX IIa (2) は抗グラム陽性・陰性細菌活性を示し、その作用機構はリボソームelongation factor-Tuに作用するタンパク質合成阻害によることが知られている[3]。酵母やカビには抗菌活性を示さないことからも選択的な抗菌剤としての開発が期待される。ENX IIaの他、ENX oxidaseによる酸化の前駆体であるENX IVa (1) やdecarbamoyl ENX IIa など様々な類縁体が単離されている。</p><p>Fig. 1. エナシロキシン (ENX) 類の構造と逆合成解析</p><p> 我々はENX類の創薬への展開を目指して全合成研究を行っている[4]。ENX IIa (2) の逆合成解析をFig. 1に示す。全体をポリオールC16'-C23'部A、C9'-C15'部B、 ポリエンC1'-C8'部C及びシクロヘキサンカルボン酸部Dに分けた。Aの3箇所の不斉点についてはd-アラビノースを利用し、Bはd-グリセルアルデヒド=アセトニドからクロチルホウ素化で導くことにした。ポリエン部C はWittig反応で調製し、シクロヘキサンカルボン酸部Dについては、d-キナ酸の立体化学と位置選択的なアシル化反応を利用する。AとBの連結では、ジアニオン型求核試薬と酸クロリドとのカップリング反応を計画した。BCD間についてはHorner-Wadsworth-Emmons反応を用いることにした。</p><p>1)ポリオールC16'-C23'部の合成(Scheme 1)</p><p> d-アラビノースをラクトン誘導体3に導き、Wittig-Horner反応により4を経てE-アルケニル部分を増炭した5を得た。4のカルボニル基の還元は非選択的であったが、塩基処理で生じたオレフィンはE-体のみであった。トシラート6を経てエポキシド7を調製後、C16'-C23'部となるスルホンA1を合成した[4b]。また、相当するブロミドA2、ホスホニウム塩A3も調製した。</p><p>Scheme 1. C16'-C23'部の合成</p><p>2)ポリオールC9'-C15'部の合成(Scheme 2)</p><p> d-グリセルアルデヒド=アセトニド9からクロチルホウ素により4炭素増炭してアルコール10を得、酸触媒を用いて1,2-アセトニド部分を2,3-位に掛け替えて11とした[5]。11から相当する酸クロリドB1を調製した。一方、11の二重結合をオゾン分解した後、LiCHCl<sub>2</sub>を用いて増炭[6]、アルキノール12及び酸クロリドB2に導いた。また、12のアルキン部分をRed-Al/NCSを用いて塩素化し、酸クロリドB3を得た。</p><p>Scheme 2. C9'-C15'部の合成</p><p>3)C9'-C15'部とC16'-C23'部のカップリング反応(Scheme 3)</p><p> 予備実験において、相当するスルホン(O-EE-A1)由来のモノアニオンでは、アルデヒド、酸クロリド何れともカップリング体は得られなかった。そこで求核性の向上を狙い、ヒドロキシスルホンA1からジアニオンを調製、酸クロリドB2を加えたところ、目的物A1-B2が10%の収率で得られた。一方、ホスホニウム塩A3を用いても目的物は得られなかった。更に求核性を向上させるため、共鳴安定化していないヒドロキシアルキ</p><p>(View PDFfor the rest of the abstract.)</p>
著者
佐々木 倫朗 山本 隆志 坂本 正仁 山田 雄司 山澤 学 古川 元也 三浦 龍昭 丸島 和洋
出版者
大正大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、金剛三昧院・桜池院等の史料を調査することにより、高野山の宿坊史料の全体像を提示し、地方大名家の供養帳の史料的性格を明らかにし、大名家供養帳の成立と大名権力の確立との密接な関連性を考察することを目的とした。上記の研究のため、金剛三昧院については、平成23年度より経蔵内及び本堂に所在する史・資料の調査を行い、519点の供養帳を確認し、今まで存在が知られていなかった中・近世の多数の史料を確認した。桜池院については、諏訪・武田氏との関わりを中心としながら、調査を行い、中・近世の供養帳・新出文書を確認し、貴重な戦国期の供養帳に関しては、翻刻を行い、その史料的性格を明らかにした。
著者
吉冨 克則 古川 裕之 宮本 謙一
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
臨床薬理 (ISSN:03881601)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.99-104, 2008 (Released:2009-02-04)
参考文献数
4

Protocols and case report forms are different among clinical trials, however adverse events (AEs) occur in every trial and need to be assessed in the same way. Therefore, we conducted a survey to examine the actual condition of the information of AEs. We surveyed choices and criterions of items for AEs of 59 trials which were performed in Kanazawa University Hospital. As a result of the survey, it became clear that choices currently used for each item were varied and different in each trial. Criteria of severity and outcome were also varied; there were even contradicting criteria among trials. There were also contradictory judgments of adverse drug reactions (ADRs), and the definition of “Probably not” expressed as an ADR differed. Moreover, in these trials, the criteria for “Probably not” was not markedly different. From these results, it was suggested that current the collection and assessment of the information of AEs were different in each trial and thereby assessments could also be different. Pharmaceutical companies, regulatory agenceis, and medical institutions should be in discussion to determine standardization of the expression of choices and criterions of AEs.
著者
古川 洋和 坂野 雄二
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.889-895, 2008-10-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
14

本研究の目的は,自律訓練法(AT)によるリラクセーション効果の妨害要因である不安感受性の操作が,ATによるリラクセーション効果に及ぼす影響を明らかにすることであった.健常大学生を対象に,(1)不安感受性が高く,AT指導前に不安感受性の緩和を目的とした認知行動プログラムが行われる介入群(10名),(2)不安感受性が高く,AT指導前に不安感受性に対する介入は行われないH統制群(5名),(3)不安感受性が低いL統制群(40名),の3群についてATによるリラクセーション効果の差異を検討した結果,H統制群は,ATによるリラクセーション効果が得られないことが明らかにされた.本研究の結果から,不安感受性の高い者においても,AT実施前に不安感受性を緩和することで,ATによるリラクセーション効果を促進できることが示され,不安障害の治療にATを用いる際は,不安感受性を緩和させてからATを指導する必要性が指摘された.
著者
森永 康子 坂田 桐子 古川 善也 福留 広大
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.375-387, 2017
被引用文献数
11

「女子は数学ができない」というステレオタイプに基づきながら, 好意的に聞こえる好意的性差別発言「女の子なのにすごいね(BS条件)」(vs.「すごいね(統制条件)」)が女子生徒の数学に対する意欲を低下させることを実証的に検討した。中学2, 3年生(研究1), 高校1年生(研究2)の女子生徒を対象に, シナリオ法を用いて, 数学で良い成績あるいは悪い成績をとった時に, 教師の好意的性差別発言を聞く場面を設定し, 感情や意欲, 差別の知覚を尋ねた。高成績のシナリオの場合, BS条件は統制条件に比べて数学に対する意欲が低かったが, 低成績のシナリオでは意欲の差異は見られなかった。数学に対する意欲の低下プロセスについて, 感情と差別の知覚を用いて検討したところ, 高成績の場合, 低いポジティブ感情と「恥ずかしい」といった自己に向けられたネガティブ感情の喚起が意欲を低めていること, 怒りなどの外に向けられたネガティブ感情はBS条件の発言を差別と知覚することで喚起されるが, 数学に対する意欲には関連しないことが示された。
著者
菅 文彦 古川 拓也 舟橋 弘晃 間野 義之
出版者
Japan Society of Sports Industry
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.3_223-3_232, 2017 (Released:2017-08-03)
参考文献数
20
被引用文献数
1

The aim of this study was to verify the hypothesis that the inhabitants who have higher spectating intention or behavior at sporting events in their hometown hold higher place attachment.     Through the comparison of place attachment among the inhabitants, significant differences have been found. The inhabitants who have higher spectating intention hold a higher degree of place attachment. Moreover, the inhabitants who have experience of spectating behavior hold a higher degree of place attachment than those who do not have it.    The results of this study indicate some existence of the relationship between spectating intentions or behaviors at sporting events, and place attachment. However, the cause and effect relationship between them has not been established clearly. It is necessary to make continuous research targeted at the inhabitants.
著者
古川 智之
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.380-381, 2013-05-15

Case MAO阻害薬とデキストロメトルファンの併用で副作用が生じた例 ●患者:年齢不明の女性. フェネルジン15mgを1日4回服用中であったが,デキストロメトルファンを含む咳止め薬,約55mlを服用した30分後に,吐き気とめまいを訴える.4時間にわたり42℃の高熱で,最高血圧が70mmHgとなり,意識不明の状態が続いた後,心臓停止で死亡した. ●患者:15歳の少女. チオリダジン,プロシクリジンおよびメトロニダゾールとともに1日3回フェネルジン15mgを飲用していたが,1カプセル中に臭化水素酸デキストロメトルファン15mg,酒石酸フェニンダミン6.25mg,塩酸フェニレフリン5mgおよびアセトアミノフェン120mgを含むカプセルを13個服用した.彼女は昏睡状態で,異常高熱(40℃),血圧100/60mmHg,脈拍160bpmの後,心臓停止で死亡した. ●患者:28歳の女性. フェネルジンとグアイフェネシン(去痰薬)100mgを含む臭化水素酸デキストロメトルファン15mgを服用後,ミオクローヌスと硬直を発症し,無反応に至った. 比較的MAO阻害作用の強いフェネルジン(わが国では未発売)と,デキストロメトルファンの併用によって副作用が惹起した症例が,海外で数例報告されている1, 2).

2 0 0 0 OA 氷の双晶構造

著者
古川 義純
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.259-265, 1979-12-31 (Released:2010-01-22)
参考文献数
37

氷の双晶構造が主に多結晶雪結晶の場合に焦点を絞って解説される.Coincidence-Site Lattice (CSL) 理論から低エネルギーの結晶境界面による結合のしかたを予想し, これが天然の雪結晶の中にどの程度の頻度で出現するかを調べることによって双晶の形態が決定される.また, 多結晶の氷結晶が発生する機構を, 考察することによって, 70.3°/ [1120] のCSL関係を満足する結合のしかたが出現し易いことが明らかとなり, 実際の雪結晶に現れる要素結晶の間のc軸のなす角度が70°に集中することを良く説明することができる.
著者
古川 徹生
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.10-17, 1998-03-05 (Released:2011-01-17)
参考文献数
37

The discovery of nitric oxide (NO) as an intercellular messenger brought about new concepts regarding the induction of synaptic plasticity in the neural circuits. Its importance has been recognized since the first enthusiasm, though certain inconsistent results have been reported recently on the effects of NO. In this review, latest studies are surveyed focusing on the functions of NO in vertebrate visual systems. There, this simple gas plays a role of adaptation signal in the retina, and it also acts as an important messenger involved in the self-organization of the optic nerve projection during the development.
著者
古川 善也 苅田 知則 八木 良広 仙場 周一郎 佐伯 龍雄 大西 映子
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.271-274, 2020-08-25 (Released:2020-08-25)
参考文献数
6

To develop a support system that interprets the needs of children with severe motor and intellectual disabilities, we developed an app that records and collects supporters' interpretation of needs and background information and verified its data transfer success rate. At a special school, we observed interactions between the supporters and children with severe disabilities and recorded the details and background information when the supporters interpreted the needs of children with severe disabilities. As a result of success rate verification, it was confirmed that the data transfer success rate of the app was enough applicative to collect learning data for need estimation system.