著者
小林 徹也 宮崎 彰 松澤 篤史 黒木 美一 島村 智子 吉田 徹志 山本 由徳
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.10-15, 2010 (Released:2010-02-12)
参考文献数
8
被引用文献数
3 1

ウコンおよびハルウコンの根茎におけるクルクミンの蓄積経過を調査した.ウコンにおいてクルクミン含有率は種イモで最も高く,次に2次分岐根茎,1次分岐根茎,主根茎,3次分岐根茎であり,地上部および根にはほとんど含まれていなかった.ウコンおよびハルウコンを5月に植付けると,種イモの乾物重は7月にかけて減少し,1次分岐根茎重は9月から11月にかけて急激に増加した.特にハルウコンでは9月から10月の生育中期に,ウコンでは生育中期(2006年)または10月から11月の生育後期(2007年)に根茎生長が最も盛んであった.ウコンにおいて種イモのクルクミン含有率は乾物重の減少に伴い増加し,1次分岐根茎より高濃度となった.1次分岐根茎のクルクミン含有率は9月から10月の根茎形成直後に増加したが,10月から11月の根茎肥大期にほとんど増加しないかやや減少した.一方,ハルウコンのクルクミン含有率は種イモにおいて5月から11月まで緩やかに増加したが,1次分岐根茎において9月から10月の根茎形成直後に有意に減少した.このようなクルクミン含有率の減少の結果,成熟期のクルクミン含有量(含有率×乾物重)はウコンに比べハルウコンで有意に低くなった.株当たりのクルクミン含有量は根茎収量の増加に伴い増加し,クルクミン含有量の増加のためには根茎収量の増加が重要であることが示唆された.貯蔵期間中のクルクミン含有率はウコンおよびハルウコンともほとんど変化しなかった.
著者
吉田 舞
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.671-687, 2021 (Released:2022-03-31)
参考文献数
28
被引用文献数
1

本稿は,外国人技能実習生の日本の労働市場への従属的包摂の仕組みを,受け入れ制度と労務管理に着目して考察する.技能実習生は,日本人労働者とは異なる労働力として,さまざまな制度的制約のもと,労働市場に組み込まれている.従来,これらについては,人権問題や労働問題として,その過酷な実態が告発されてきた.しかし,技能実習生は,必ずしも直接的な強制や,非人間的な抑圧だけで,管理されているわけではない.むしろ,その制度的立場ゆえに,「よくしてくれている」雇用主に対して,「ものが言えない」状況が強化されることもある.本稿では,このような視点から,制度と労務管理に組み込まれた「恩顧」のイデオロギーに着目する.そのために,以下を明らかにする.まず,地方の家族経営体で働く技能実習生の労務管理の事例から,職場における雇用主との疑似家族的労使関係や,労務管理の実態を明らかにする.次に,これらの労務管理に対する,技能実習生の4 つの対応パターン(耐える,帰国する,逃げる,闘う)を考察する.ここから,疑似家族的労使関係や制度的制約が実習生の対応選択に及ぼす影響を分析する.この結果,技能実習制度では,政策から現場レベルまで,「援助=よくしてやる」という恩顧の論理が貫徹しており,そのなかで,技能実習生が労働市場の底辺に組み込まれていることを明らかにする.
著者
早川 洋一 瀧田 真平 菊池 一也 吉田 彩夏 小林 牧人
出版者
一般社団法人 日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.111-124, 2012-11-05 (Released:2014-12-02)
参考文献数
39
被引用文献数
2

The importance of olfaction in spawning of medaka Oryzias latipes was established for the first time by observation of spawning behavior by fish subjected to an olfactory blockage. Experimental fish were prepared by (1) covering the nostrils on both sides (bilateral treatment), thereby excluding all olfactory stimuli, and (2) covering nostrils on one side only (unilateral treatment), thereby giving partial exclusion. A control group comprised untreated (intact). Experiments conducted for both males (bilateral male-intact female, unilateral male-intact female and intact male-intact female) and females (bilateral female-intact male, unilateral female-intact male and intact female-intact male) resulted in no spawning by intact females paired with bilateral males, whereas spawning occurred in intact females paired with both unilateral and intact males. Spawning also occurred when intact males were paired with intact, unilateral or bilateral females, indicating that olfactory stimuli were necessary for males to complete spawning, but not so for females. Spawning acts exhibited from pairing started by bilateral males-intact female pairs included “following” (initial act of following female), “positioning” (lateral courtship display), and “quick circle” (turning in front of female), but they did not include “contact” (bodies in contact posteriorly prior to gamete release), “wrapping” (male embracing female using their dorsal and anal fins during gamete release). On the other hand, intact and unilateral males participated in all of the above spawning acts, indicating that olfactory stimuli are indispensable for behavior concerning emitting semen.

1 0 0 0 蟹の爪

著者
吉田貫三郎著
出版者
地平社
巻号頁・発行日
1943
著者
吉田 昌志
雑誌
學苑 = GAKUEN (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.855, pp.45-58, 2012-01-01
著者
佐野 孝昭 吉田 朋美
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

我々はHPVの癌遺伝子蛋白の発現に伴い、Rb蛋白機能調節にあたるp16蛋白がヒト子宮頚部異形成や子宮頚癌において過剰発現していることを報告した(Am J Pathol,1998)。今回、このp16抗体を細胞診液状化検体(モノレイヤー標本)にも応用し、p16の免疫染色が、細胞診標本上で腫瘍細胞の同定にきわめて有用であること報告した。(Cancercytopathol,2004)。この検討ではHSIL以上の病変を検出する手段として、PCR法によるHPV検出よりも、p16免疫染色法はより高感度かつ特異性の高い検査方法であることが明らかであると同時に、現在行われているPap法による形態学的な異型細胞同定法を補助する手法としても有用である。また、p16と同様に細胞周期調節蛋白の一つで、G2チェックポイントに働く蛋白である14-3-3sigma蛋白についても同様の検討を行ったところ、異形成から扁平上皮癌、および腺癌にいたるまで広く高発現していることが明らかになった(Pathol Int,2004)。これはp16とともに14-3-3sigmaが子宮頚癌・異形成のすぐれたマーカーになる可能性を示唆していた。同様に、頚部病変とともに採取される可能性の高い内膜病変での14-3-3sigmaの検討を行なったところ、14-3-3sigmaは進行内膜癌に過剰発現していることも明らかとなる一方、分泌期正常内膜腺にも14-3-3sigmaの発現が認められ、内膜腺細胞を含む頚部検体の14-3-3sigmaの評価には注意が必要であると考えられた(Pathol Int,2005)。
著者
片野 実 吉田 享子
出版者
専修大学ネットワーク情報学会
雑誌
専修ネットワーク&インフォメーション = Network and Information (ISSN:13471449)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.23-35, 2015-03-10

In recent years, the volume of Japanese Bonsai exports has increased because of the "Bonsai boom" in foreign countries. Bonsai is one of Japan's cultural traditions, and there are several high-grade Bonsai brands in Japan. Though, Japanese bonsai have spread globally and become well known by their Japanese nomenclature. More recently, Bonsai culture has begun to lay down roots in many countries. However, the ancient bonsai culture and industry today in Japan is at a crossroads due to various problems. Most notably, there are problems such as the aging of bonsai growers, a lack of successors, and a sluggish domestic demand. In this paper, the authors investigate the Bonsai boom abroad and the domestic problems within the bonsai industry, concluding by proposing two bonsai distribution processes for the purpose of promoting of Japan bonsai worldwide.
著者
西本 昌司 吉田 英一 隈 隆成 渡部 晟 澤木 博之
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
日本地質学会学術大会講演要旨 第128学術大会(2021名古屋オンライン) (ISSN:13483935)
巻号頁・発行日
pp.001, 2021 (Released:2022-05-31)

秋田県男鹿半島鵜ノ崎海岸は,中新統の西黒沢層直上にあたる女川層及び西黒沢層が露出する波食台で,女川層にはその上に侵食を免れた球〜繭形のコンクリーションが100個以上散在しており(渡部ほか, 2017),「小豆岩」と呼ばれている.コンクリーションのサイズは,径1〜3m程度のものが多いが,中には9mに達するものがある.これまで確認されただけでも,コンクリーションの3分の1程度が鯨骨化石を伴っている.これほど巨大かつ鯨骨のみを有するなコンクリーション群は,世界的にも珍しい.コンクリーション中に確認されているからは鯨骨は化石が見つかっており,主にヒゲクジラ類であることは報告されている(長澤ほか, 2018)が,これらコンクリーションの成因との関連について調査・議論した研究は未だなされていない. この鯨骨コンクリーション群の成因を解明するため,男鹿市ジオパーク推進協議会の協力のもと,調査とともにサンプリングを行い,粉末X線回折(XRD),炭素同位体比(δ13C),蛍光X線分析等の分析を行った.その結果,ところ、次のようなことがわかった.(1)コンクリーションを含む母岩は,珪質頁岩で炭酸塩をほとんど含まない. (2) コンクリーション自体は主にドロマイトであり,一部にカルサイトを含むものも認められる. (3)コンクリーションのδ13C は-15‰前後と低く,生物起源と考えられる. (4)コンクリーション中に見られる層理や鯨骨の配置は,周囲の層理と調和的である. (5)割れて内部が見えるコンクリーションの中心部に椎骨や下顎骨が認められるが,それ以外の生物化石は確認できない. これほど巨大なコンクリーションが形成されるためには,炭素を供給するソースとなる生物体(鯨骨)が運搬され,速やかに海底堆積物中に埋もれる必要がある.女川層は海盆に堆積したタービサイトと考えられている(例えば, Tada, 1994)ので,コンクリーションの炭素源である多孔質で油脂等の有機物を豊富に含む鯨骨(椎骨部分が多い)が,混濁流によって埋没したと考えるのが妥当である.その後,有機物の分解によって鯨骨からCO32-が放出され,海水中のMg2+やCa2+と反応しドロマイトが沈澱したと考えられる.ドロマイトの沈殿には低SO42-濃度が必要(松田, 2006)で,コンクリーション形成場としてSO42-が消費されるような環境が想定される.女川層中の珪質頁岩はもともと珪藻の遺骸が主体(鹿野, 1979)で有機物が多く,嫌気的環境で硫酸還元バクテリアにより硫酸イオンが消費されていた可能性が高い. 以上のことから,この巨大鯨骨コンクリーション群は,深海に沈んだ複数の鯨骨が混濁流によって埋没した後,鯨骨を中心に主にドロマイトが沈澱して形成されたものと考えられる.謝辞現地調査にあたり,男鹿市ジオパーク推進班並びに男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会ご協力いただいた.ここに記して謝意を表する.文献渡部 晟・澤木博之・渡部 均 (2017) 秋田県男鹿半島鵜ノ崎の中・上部中新統(西黒沢層・女川層)に 含まれる炭酸塩コンクリーション中の脊椎動物化石の産状. 秋田県立博物館研究報告 42, 6〜17.長澤一雄・渡部晟・澤木博之・渡部均 (2018) 秋田県男鹿半島鵜ノ崎海岸の中新統コンクリーションより多数の鯨類化石を発見. 日本古生物学会2018年年会. 鹿野和彦 (1979) 女川層珪質岩の堆積作用と続成作用. 東北大学博士論文 291p.松田博貴 (2006) ドロマイトの形成過程とドロマイト化作用. Jour. Soc. Inorg. Mater. Japan. 13, 245-252.Tada, R. (1994) Paleoceanographic evolution of the Japan Sea. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol., 108, 487–508.
著者
柳沢 俊史 吉田 二美 伊藤 孝士 奥村 真一郎 小田 寛 池永 敏憲 吉川 真 樋口 有理可
出版者
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

これまでの近地球小天体の発見手法とは全く異なる新たな検出手法を開発し、実際に日本及び豪州でのサーベイ観測をとおして近地球小天体を9つ発見した。これにより小型の望遠鏡とFPGAを利用した高速解析による安価で効率的な近地球小天体の発見手法が確立され今後多くの近地球小天体、特にこれまでほとんど発見されてこなかった10m-数100m級の近地球小天体の発見に大きく貢献すると思われる。これにより太陽系進化に関するあらたな知見をもたらすことが期待されるとともに地球衝突天体の早期発見にも役立つはずである。
著者
吉田 敬之
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.308-313, 2020-05-15 (Released:2020-06-26)
参考文献数
20

最も多くの研究が行われている体幹部の持続末梢神経ブロックは,胸部傍脊椎ブロックであろう.開胸術において,持続胸部傍脊椎ブロックは持続胸部硬膜外ブロックと同等の鎮痛を提供し,副作用は硬膜外ブロックより少ない.最近は,胸部傍脊椎ブロックのアプローチや局所麻酔薬の投与様式を工夫することで,さらに鎮痛効果を高められることがわかってきた.腹部体幹の持続末梢神経ブロックでは,腹横筋膜面ブロックに関する前向き比較研究が複数ある.持続腹横筋膜面ブロックは下腹部開腹術後のオピオイド使用量を有意に減らす.持続腹横筋膜面ブロックの課題の一つは遮断範囲の狭さであり,それを改善するための試みがいくつか行われている.
著者
吉田 健太郎
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.45, pp.193-202,5, 1995-04-01 (Released:2009-07-23)

Mathematical truths are distinct from natural laws both epistemologically and ontologically. But this distinction does not make mathematics kinds of form or convention as logical positivistsdid. Mathematical truths have their own reality independent of physical substances, which is evident fact that Descartes takes Platonic stand on mathematics. So, the part of mathematics in physics is not the negative one such as data-regulating function, but the positive one which imposes the reality on nature. In that sense, mathematical truths come to have the power producing the reality. When I say "naturalisation of mathematics" I mean such an active and efficient side of mathematics.
著者
川口 陽亮 尾田 敦 石川 大瑛 鹿内 和也 吉田 深咲
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
雑誌
東北理学療法学 (ISSN:09152180)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.106-111, 2017-08-31 (Released:2017-09-15)
参考文献数
10
被引用文献数
1

【目的】筋疲労に伴う位置覚低下に対するキネシオテープ(Kinesio Tape, KT)の効果を,伸張率を変えて検討することである。【方法】対象を健常大学生29名53脚とし,KTを貼付する高伸張群と低伸張群,KTを貼付しないコントロール群に無作為に振り分けた上で疲労課題の前後で膝関節の位置覚測定を行った。測定方法は,開始肢位を端座位とし,膝関節を設定した角度まで他動伸展させた後,自動伸展により再現させ,誤差を求めた。疲労課題はBIODEXを使用し,120deg/sec,膝屈曲90~15°の範囲で等速性膝伸展運動を50回行わせた。統計はKTを貼付しないコントロール群,低伸張群,高伸張群で 30°・60°についての疲労前と疲労後の再現角度誤差を,Tukey-Kramer法にて比較した。【結果】膝屈曲 60°では全群で疲労後の再現角度誤差が有意に大きくなった(p<0.05)。各群間では再現角度誤差に有意差は認められなかった。【結論】位置覚が筋疲労により低下することが示唆された。また,本研究ではKT貼付の有無や,KTの伸張率の違いによる位置覚への影響は貼付直後でも運動後でも認められなかった。
著者
坊木 香寿美 吉田 朱里 川股 知之
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.42-46, 2021-01-15 (Released:2021-02-19)
参考文献数
10

症例は75歳男性で,胸腔鏡下肺切除手術が予定された.Th7-8より硬膜外カテーテルを留置し,アドレナリン添加2%リドカイン3mLを投与,冷覚低下を確認後に全身麻酔を行った.手術開始前,終了前に0.25%レボブピバカイン計8mLを単回投与するとともに,術中はフェンタニル添加0.125%レボブピバカインを5mL/hで持続投与した.手術終了後Th5-6以下で広範囲な知覚・運動麻痺を認めた.麻酔薬の持続投与を中止し,硬膜外カテーテルから造影剤を投与したところ,脊椎後側に8椎体にわたって広がる線状陰影を認め,硬膜下腔への留置が疑われた.投与中止約6時間30分後に知覚・運動麻痺は消失し,その後合併症なく退院した.
著者
後藤 航大 青木 然 川村 純平 島 奈穂 吉田 拓功 林 美都子
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第19回大会
巻号頁・発行日
pp.40, 2022 (Released:2022-04-20)

川村ら(2021)は、ポイ捨て写真に対する印象を因子分析を用いて、「辟易」「敬意」「世間の目」に分類したが、それぞれどの程度影響を与えているのかは示されていなかった。そこで本研究では、重回帰分析を用いて明らかにすることを目的とした。実験方法は、川村ら(2021)と同様であった。「ポイ捨てのしやすさ」を従属変数、「辟易」「敬意」「世間の目」を独立変数として、ステップワイズ法による重回帰分析を行った結果、「辟易」と「世間の目」が「ポイ捨てのしやすさ」に関連していることが明らかになった。特に「辟易」の影響が強く、ポイ捨てのしやすさとの間に正の影響が見られ、「世間の目」においては負の影響が見られた(y=1.305+0.121x1-0.042x2)。本研究の問題点として、調整済み決定係数の値が低いため、今後も検討の余地がある(調整済R2乗 = 0.095)。
著者
吉田 英生 羽田 尚彦
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.249-252, 2007 (Released:2007-08-07)
参考文献数
12

The anti-fatigue properties of odorless garlic extract (OGE) were investigated by monitoring the recovery rate from muscular fatigue in anesthetized rats. In the experiment, muscular fatigue was induced by applying rapid electric stimulations to the skeletal muscle. Fatigue recovery rates were measured after a 60- and a 90-minute interval in the treated group and the control group, respectively.The results indicated that OGE had a certain degree of anti-fatigue effect (p<0.1) in the treated group (1g/kg/day oral administration of OGE for 14days). No significant body weight change in either group was observed during the experiment period, suggesting that OGE is safe at the dosage given (1g/kg/day).