著者
腰塚 武志 大津 晶
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.871-876, 2001-10-25 (Released:2017-12-01)
参考文献数
11

In the present paper, we discuss the measure of the point pairs whose distance are less than a distance r in a given area. By differentiating this measure with respect to r, we get the function f(r) which is called by distance distribution. Using a formula in Integral Geometry, we calculate the distance distribution numerically in an arbitrary region such as governmental districts. Therefore we estimate the distance distribution for the daily trip in Tokyo to compare this with the ordinary method which is measured by center points of districts.
著者
大津 恵実 種村 剛
出版者
科学技術コミュニケーション教育研究部門 : CoSTEP
巻号頁・発行日
2019-01-27

2018年度対話の場の創造実習, 劇団DoSTEP_2018,「その時、あなたは埋め込むか?~討論劇で問う生体IoTを用いた健康管理の是非~」, 主催 : 北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP・コーステップ), 共催 : 札幌市資料館, 上演日 : 2019年1月27日 14時~16時 会場 札幌市資料館(旧札幌控訴院)刑事法廷展示室, ※台本の監修は 蔵田伸雄教授(北海道大学大学院 文学研究科 教授)による。
著者
橘 庸子 大津 由美子
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要. 家政系編 (ISSN:09160035)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.71-79, 1991-03-31

小麦粉2種類およびでんぷんを主成分とする粉5種類を用いて,シュー形成の状態および食味について検討した。7種の粉の中,最もすぐれたシューを形成した粉は,薄力粉であったが,地下でんぷんのかたくり粉,くず粉の場合も,シューとして遜色のないものが調製出来ることがわかった。地上でんぷんのコンスターチ,上新粉および白玉粉は,形,大きさ,膨化状態が劣っていたが,上新粉の食味は,薄力粉に匹敵するものであった。本稿を終るにあたり,御指導いたゞきました本学調理学研究室の伊東先生初め諸先生方にも深謝致します。
著者
岩出 賢太郎 下路 静佳 正木 秀典 酒井 隆全 田辺 公一 後藤 伸之 大津 史子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
pp.18-00205, (Released:2018-12-05)
参考文献数
19
被引用文献数
1

We investigated the possibility that having pharmacists give asthma patients informational sheets on climate and environmental changes at insurance pharmacies during patient counseling might prevent the worsening of asthma symptoms. Patients with hyperlipidemia were comparative subjects. We created informational sheets about climate and environmental changes and their influence on asthma. During patient counseling, pharmacists gave them to all asthma patients who visited insurance pharmacies over a period of 2 months, between November and December 2017. Based on previous studies, we called days which showed certain climate or environmental changes as compared to the previous day “change days”. We compared the number of visiting patients on change days after preventative information was provided (between January and March 2018) with the number before information was provided (between January and March 2017). In addition, we compared those numbers with the number of patients who visited the target pharmacies between January and March 2016 in order to examine the influence of yearly climate change. The same procedure was used with hyperlipidemic patients. The number of visiting asthma patients after information was provided significantly decreased (5.1±2.1, p=0.03) compared with the number before information was provided, between January and March 2017 (6.1±2.8). The number of aforementioned visits compared to those between January and March 2016 also significantly decreased (p=0.01). Our results suggest that preventative information about climate and environmental changes provided by pharmacists during patient counseling might influence the number of asthma patient visits and prevent the exacerbation of their symptoms.
著者
荘島 宏二郎 大津 起夫
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.89-106, 2004-09-30
参考文献数
38
被引用文献数
1

1. 目的 項目反応理論(item response theory, IRT;Lord, 1980;Hambleton & Swaminathan, 1985;芝, 1991;池田, 1994)は, テストを運営する上で非常に強力な理論体系であり, 前川(2003)が報告しているように, 我が国でも医師国家試験(厚生労働省), 情報処理技術者試験(通商産業省), 日本留学試験(日本国際教育協会)などの実際の大規模テストでも実用化が達成されている. IRTモデルの1つに連続反応モデル(continuous response model, CRM;Samejima, 1973, 1974)がある. CRMは連続得点のためのIRTモデルとして応用上重要なモデルである(Shojima, 2003). CRMの項目母数の推定法はWang & Zeng(2000), あるいはShojima(2004)で提案された. また, Shojima(2003)がCRMの共通項目計画(common item design;e. g., Haebara, 1980;Stocking & Lord, 1983)と共通被験者計画(common examinees design;e. g., 野口, 1986;Ogasawara, 2001)におけるテスト等化法を論じている. Shojima(2003)の共通被験者計画における等化法は, 野口(1986), Ogasawara(2001)に準ずるものである.
著者
大津 雄一
出版者
岩波書店
雑誌
文学 (ISSN:03894029)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.55-69, 2015-03
著者
林 真人 金 賢徹 寺薗 英之 服部 明弘 安田 賢二 大津 敬 宮城 洋平 荒尾 徳三 西尾 和人
出版者
日本サイトメトリー学会
雑誌
サイトメトリーリサーチ (ISSN:09166920)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.1-6, 2011-10-25 (Released:2017-06-12)
参考文献数
13

転移性がんの治療方針の策定や転移メカニズムの解明の為には,CTC を採血サンプル中から出来るだけ損傷を与えずに取りこぼし無く回収し,回収したCTC の生理学的性質や遺伝子変異を迅速に計測する技術が必要となる。 本稿では非浸襲的で高感度なCTC 分離精製法開発の取り組みについて概観した後,我々が開発を進めている画像認識型セルソーターシステムと超高速PCR のCTC 分離精製,遺伝子解析への応用可能性について論じた。
著者
小笠原 信一郎 大津 起夫
出版者
The Japanese Society for Animal Psychology
雑誌
動物心理学年報 (ISSN:00035130)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.85-96, 1984-03-25 (Released:2010-01-28)
参考文献数
9
被引用文献数
1

The purpose of this study is to investigate the adjustment mechanism on the inter-individual distance operating to minimize social conflicts in a group. Nonoverlapping territorial system is one of the most famous examples of such mechanisms.Five adult golden hamsters (Mesocriecetus auratus) were used as a group, consisting of three females named F1, F2 and F3, and two males named M1 and M2. A specifically designed open-field (OF) was used to observe social interactions and to measure individual activities and the distances between each pair of subjects (Fig. 1). The experement was run for 17 days. On the fifth day, the female hamster F1 established her dominance in that group, and began to restrain the activities of the others (Fig. 2). She formed an exclusive territory of her own on one of the quarters of the open-field, and the others were vigorously expelled from it (Fig. 3, Fig. 4).Aggressive and submissive behaviours were commonly observed among them, with a number of violent attacks occurred especially between males. One female F3 who had experienced long term isolation from weaning showed a tendency to flee from all of the others (Tables 1 and 2).An index of proximity Pr was used to measure spatial relations between individuals, which is approximately the inverse of the absolute distance (Fig. 5). The average proximity of the dominant female (F1) toward the others and that of the isolated female (F3) were both small (Fig. 6). This result should be explained in terms of the facts that F1 was avoided by every other, and that F3 avoided every other. Though the activities of the four subordinate members were almost the same, this did not hold for their average proximities (Fig. 7). It seemed that F3 and M2, suffering from persistent attacks by F1 and M1, adjusted their distances from the dominant subjects meticulously. So it is our conclusion that an adjustment mechanism on inter-individual distance is operating even among subordinate subjects who could not afford to have a unique territory.
著者
田近 淳 小板橋 重一 大津 直 廣瀬 亘 川井 武志
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌
巻号頁・発行日
vol.113, pp.S51-S63, 2007
被引用文献数
1

石狩平野・夕張山地・富良野盆地を横断し,山麓に分布する変動地形を観察するとともに,夕張山地の大規模地すべり地形とその移動体を貫通したトンネルの見学を行なう.石狩低地東縁断層帯では,ブラインドスラストが形成した段丘面の緩やかな傾動や撓曲変形を観察する.断層帯周辺は縄文時代以降の遺跡の密集地帯であり,発掘により多くの地震性地すべりの痕跡が発見されている.それらも観察できるかもしれない.富良野断層帯では盆地の両側に分布する断層崖や地形面の傾動を観察するとともに,傾斜した十勝火砕流堆積物とこれを覆う砂礫層や断層の剥ぎ取り標本を観察する.一方,両断層帯に挟まれた夕張山地の蛇紋岩や白亜系蝦夷累層群・新第三系の分布域には大規模な地すべり地形が分布する.道道夕張新得線赤岩トンネルは蛇紋岩と付加体構成岩類からなる大規模地すべり移動体を貫くトンネルである.本コースは,活断層・地すべり・トンネルなど,変化に富む巡検となっている.現地での様々な議論を期待する.
著者
稲積 真哉 眞鍋 磨弥 大津 宏康 佐野 博昭
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.369-379, 2015

海面廃棄物処分場において護岸として施工される遮水工には,その強度や施工性に優れる鋼(管)矢板による鋼製遮水工が多く利用されている。既往の研究において,実験や調査から鋼製遮水工の耐久性や遮水性能はその機能を十分達成する評価が得られている。また,鋼製遮水工の遮水性能を評価する上で重要となる継手箇所の遮水材に関しても,様々な手法により長期的な性能評価が行われている。しかしながら,鋼材箇所の劣化を考慮した遮水性能の評価は進んでいない。本研究では鋼製遮水工の信頼性劣化評価を行い,その結果を基に意思決定基準としてライフサイクルコスト(LCC)を求め,海面廃棄物処分場の補修工法の選定等への活用を検討している。
著者
大嶋 依子 大津 光寛 若槻 聡子 岡田 智雄 苅部 洋行 藤田 結子 永島 未来 羽村 章
出版者
一般社団法人 日本障害者歯科学会
雑誌
日本障害者歯科学会雑誌 (ISSN:09131663)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.169-173, 2016 (Released:2016-10-31)
参考文献数
9

現在,日本の大うつ病性障害(うつ病)患者は100万人以上いると報告され,決してまれな障害ではない.うつ病の精神症状として無気力や興味の喪失があり,これらは口腔衛生状態の悪化に繋がる.そのため歯科医療従事者にも,うつ病の知識が必要とされている.今回,うつ病患者を長期にわたり,歯科衛生士が精神状態に配慮しながら歯科保健指導を行った結果,口腔衛生状態が著しく改善した症例を経験した.患者は56歳女性.近医にて上顎左側側切歯の抜髄処置を受け,その1週間後から上顎前歯部口蓋側歯肉と舌に疼痛を認めた.その後,この疼痛が改善しないことから当センターへ紹介受診となった.初診時に不安焦燥感が強く,うつ病の特徴的身体症状である食欲不振,体重減少と精神症状である気力低下を認めたため,精神科へ紹介したところ,うつ病と診断された.そこで,主訴である疼痛などの口腔内症状を改善するため,歯科衛生士が歯科治療と並行して口腔衛生指導を行った.実施の際には,患者のうつ症状に合わせ,無理をせずにできることから行うといった姿勢をとった.また,向精神薬の副作用による口渇に対して,唾液分泌を促進させると考えられる食事指導などを併せて行った結果,口腔内症状は安定し,うつ症状に波はあるものの良好な口腔内環境を維持している.
著者
大津 正英
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.25-30, 1973
被引用文献数
2 1

山形県の中央部に位置する白鷹山(海抜:992m)の東側山麓,標高500&sim;520mにおいて,互に隣合った落葉広葉樹林地,アカマツ造林地,スギ造林地および農耕地において,野ネズミが種類によりどのように移動しているのかについて1969年6月から1971年5月まで調査した。<br>1. ハタネズミは非常に定住性の強い種類で移動性個体は総個体の11.1%であった。また移動範囲は狭く移動する時期は4月から8月までであったが,その行動は2月から11月まで行なわれた。<br>2. ヤチネズミの移動性個体は本種の総個体の22.2%であった。またその移動範囲は狭く移動する時期は2月から11月までであった。<br>3. アカネズミは非常に移動性の強い種類で移動性個体は本種の総個体の36.7%であった。また移動する範囲は広かった。本種は食料の豊富な土地につぎつぎと移動し,その移動する時期は4月から11月までの無積雪期であった。<br>4. ヒメネズミの移動性個体は本種の総個体の20.5%であり,その移動する範囲は広かった。本種の移動は年間を通じて行なわれたが雄のみであった。<br>5. 野ネズミの種類ごとに捕獲された最長の期間は,ヒメネズミは11か月間,アカネズミは10か月間,ハタネズミは8か月間,ヤチネズミは4か月間であった。
著者
田中 隆文 大津 悠暉 熊谷 冴矢子 西田 結也 宮城島 由有
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

意見を公募したり住民が企画に参加してさえいれば,ボトムアップの意義が発揮されることになるのだろうか。災害対策基本法に基づく地区防災計画制度を例とすれば,内閣府のガイドブックにはボトムアップという言葉が繰り返し使われるが,地区の防災計画案をまとめる際に専門家のアドバイスを受けるよう繰り返し促されている。 東日本大震災の際の科学知の限界を踏まえれば,ここでの専門家のアドバイスは,ローカルノレッジを頭ごなしに却下する"固い科学"であってはならず,地域特性(自然科学的および人文・社会科学的な意味での地域特性も含む)の理解を踏まえた柔軟なものでなければならない(田中,2015)。しかし,このニーズに応えるために必要となる"柔軟な科学知"をアドバイスできる防災専門家は非常に少ないのが実情である。 本報告では,地区の防災計画およびその親規定である地域防災計画へのローカルノレッジの反映状況を調査し,課題を整理した。参考文献:田中隆文編(2015)想定外を生まない防災科学.-すべてを背負う「知の野生化」-,古今書院,p.299
著者
神宮 健吾 大津 金光 大川 猛 横田 隆史
雑誌
研究報告システム・アーキテクチャ(ARC) (ISSN:21888574)
巻号頁・発行日
vol.2018-ARC-231, no.16, pp.1-6, 2018-06-07

現在,マルチコアプロセッサが広く普及しており,スレッドレベル並列処理によるプログラムの高速化が可能となっている.一方,その性能を活用するためには並列化された機械語プログラムが必要であるが,数多くの逐次処理機械語プログラムが存在しており,それらはマルチコアプロセッサの性能を活かせないままである.これらをマルチコアプロセッサ上で高速化するためには, ソースコードの並列化と再コンパイル処理という追加的なコストが必要となる.この問題に対して,機械語プログラムをバイナリ変換によって直接並列化する手法が有効である.これを背景に,我々は逐次機械語プログラムから,最適化された並列処理コードへ変換する自動並列処理システムを開発している.本稿では,機械語プログラムをコンパイラ基盤 LLVM の中間表現コードへと変換し,中間表現レベルでの並列化処理において,解析とコード生成を分離するためのインターフェースとなる並列化指示文とそれに基づく並列処理コード生成機能を実現する.プロトタイプの実装を用いた実験により,シングルループの並列化指示文と並列処理コード生成機能により並列の中間表現コードが生成できることを確認した.
著者
大津 真作
出版者
東京都立大学人文学部
雑誌
人文学報. フランス文学 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
no.102, pp.50-71, 1974-03 (Released:2016-08-03)