著者
宮崎 修集
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
まてりあ (ISSN:13402625)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.179-184, 1996-02-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
46
被引用文献数
2 3 9
著者
藤吉 康志 工藤 玲 川島 正行 林 政彦 宮崎 雄三 青木 一真 山本 真之
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

地上リモートセンサーと同時にグライダーでのin situ 観測を実施することによって、大気境界層内の各種物理量が整合的に変動することが確認できた。さらに、大気境界層上端に発生した強い乱れは、小さな積雲の縁に存在する極めて狭い下降流によってもたらされていたことが分かった。また、エアロゾルの時空間分布と光学的特性の変動要因を解明するため、エーロゾルの量と光吸収特性の鉛直分布を導出するアルゴリズムを開発し、日射による加熱量を推定した。アルゴリズムの検証は、滝川で行ったグライダー観測データで行った。その結果両者にはまだ不一致が見られ、さらなるin situ観測との比較が必要であることが明らかとなった。
著者
宮崎 晃亘 小林 淳一 山本 崇 道振 義貴 佐々木 敬則 仲盛 健治 廣橋 良彦 鳥越 俊彦 佐藤 昇志 平塚 博義
出版者
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
雑誌
日本口腔腫瘍学会誌 (ISSN:09155988)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.117-122, 2011-12-15 (Released:2012-01-24)
参考文献数
7

Survivinはinhibitor of apoptosis protein(IAP)ファミリーに属する分子で,各種悪性腫瘍において強い発現を認めるが,成人正常臓器ではほとんど発現を認めない。われわれはサバイビンが理想的がん抗原であり,survivin由来のHLA-A24拘束性survivin-2B80-88(AYACNTSTL)がcytotoxic T lymphocyte(CTL)応答を誘導することを以前に報告した。この研究結果をもとに,2003年9月に進行・再発口腔がん患者に対してsurvivin-2Bペプチドを用いた臨床試験を開始し,安全性と抗腫瘍効果を評価した。survivin-2Bペプチドは14日間隔で計6回接種した。その結果,口腔がん患者に対するペプチド単剤投与の安全性が確認されるとともに,その有効性が示唆された。さらに,2006年9月にsurvivin-2Bペプチドに不完全フロイントアジュバント(IFA)とinterferon(IFN)-αを併用した臨床試験を開始した。survivin-2BペプチドとIFAの混合液を14日間隔で計4回接種し,IFN-αは週2回あるいは1回皮下投与した。現在のところ,重篤な有害事象は出現していない。IFAとIFN-αを併用した臨床試験では,単剤投与と比較してペプチド特異的CTLを効率良く誘導し,安全性も容認されることが示唆された。本療法は口腔がん患者に対する新たな治療法の一つとして有用と考えられた。
著者
戸田 任重 松本 英一 宮崎 龍雄 芝野 和夫 川島 博之
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.266-273, 1994-06-05
被引用文献数
14

茨城県玉造町の農業潅漑用溜池,大清水池において,その池の有する窒素除去機能を,流入出水量と水質測定に基づく窒素収支と,池内での脱窒量,藻類による窒素取り込み量の測定との両面から定量的に検討した.池の唯一の流出部である池尻での流出水量は,集水域内降水量の44%に相当し,蒸発散量を考慮すれば,大清水池集水域に降った雨水の大部分は同池に流入しているものと考えられた.流入出水中の窒素の83%〜94%は硝酸態窒素であった.大清水池への流入水,湧水,周辺井戸水中の硝酸態窒素濃度は0.5〜46mg N L^<-1>で地点間の差異が大きかった.月別平均濃度は5.6〜19.2mg N L^<-1>, 1992年の年平均値は15.3mg N L^<-1>であった.流出水の硝酸態窒素濃度は,1.4〜12.7 mg N L^<-1>の変動を示し,冬季に高く夏〜秋季に低下した.1992年の年平均値は6.9 mg N L^<-1>であった.集水域からの月間窒素流入量は,101〜478 kg N month^<-1>,年間値は2517kg N y^<^1>と見積もられた.面積当たり101kg N ha^<-1> y^<-1>の溶脱量に相当する.月間窒素流出量は30〜297kg N month^<-1>で,年間値は1261 kg N y^<-1>であった.両者ともに水量に対応して92年冬季に高く夏季に低下し,秋季にわずかな増加を示した.池底での脱窒速度は,0.02〜0.17 N m^<-2> d^<-1>であり,春季に高く,夏季から秋季には低下した.年間積算値は38.4 g N m^<-2> y^<-1>であり,池全体では年間499kg N y^<-1>と推定された.藻類による硝酸態窒素取込み速度は,夏季で11.9×10^<-3> g N m^<-3> d^<-1>であり,年間では最大でも4.3 g N m^<-3> y^<-1>以下,池全体では59kg N y^<-1>以下と推定された.大清水池においては,窒素が年間2538kg N y^<-1> 流入し,そのうち1261 kg N y-<-1>が流出した.差引き1277 kg N y^<-1>の窒素が消失した計算になる.実測した脱窒素量はその4割に相当し,残り6割は不明である.藻類の取り込みによる寄与は小さい(<5%).流入水濃度,したがって窒素流入量の過大評価がその一因と考えられた.大清水池集水地域では,集水域内に同池があることで,集水域からの窒素排出負荷量は2517 kg N y^<-1>(行方不明分を除いても1739 kg N y^<-1>)から1261 kg N y^<-1>へと約50%(70%)に減少した.
著者
遠藤 守 宮崎 慎也 山田 雅之 長谷川 純一 安田 孝美 横井 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.352, pp.41-46, 2003-09-30
被引用文献数
1

物理シミュレーションによる自発的な動作生成はコントロールが難しく,CGゲームをはじめとするアミューズメントの分野では,コントロールが容易なルールベースの動作生成の方法が好んで用いられている.しかしながら,物理シミュレーションの予測困難な動作はうまく利用すれば新しいゲーム性を見出せる可能性を秘めている.そこで本研究では,物理シミュレーションのアミューズメント分野への応用として,柔らかい弾性と崩壊の性質を有する仮想物体(ふわふわ物体)をフォースフィードバック付ジョイスティックでうまく力を加えながら玉入れ操作ができる対話システムを作成した.「街の中メディア祭」と呼ばれるイベントに出展し一般の人に操作を体験してもらったので,その結果についても報告する.
著者
高尻 雅之 白川 寿照 宮崎 康次 塚本 寛
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.72, no.723, pp.1793-1798, 2006-11-25
参考文献数
27
被引用文献数
8

n-type bismuth-telluride thin films are fabricated by flash evaporation method. Effects of hydrogen annealing on the thin films are investigated for potential application in micro thermoelectric devices. The thin films are grown up to 1 μm on a glass substrate by flash evaporation method. The hydrogen annealing is carried out in the temperature range between 200-350℃ on an atmospheric pressure. The electrical resistivity and Seebeck coefficient are measured at room temperature. Both the electrical resistivity and Seebeck coefficient are improved by the treatment of hydrogen annealing, then the power factor of the n-type bismuth-telluride thin film reaches 8.8μW・cm^&lt;-1&gt;・K^2 at annealing temperature of 350℃. The structure of the thin films, which is composition and crystallinity, is studied by electron probe micro analyzer and X-ray diffraction pattern, respectively. The composition of bismuth-telluride thin films is relativity constant until higher annealing temperature. The X-ray diffraction patterns indicate that the crystallinity of the thin films is improved as higher annealing temperature.
著者
宮崎 義一
出版者
岩波書店
雑誌
経済研究 (ISSN:00229733)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.339-342, 1952-10
著者
鈴木 智典 宮崎 智
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.92-97, 2009-05-16 (Released:2009-06-27)

我々は,現在インターネット上で公開されている生物学的データベースのURLや公開形式,検索ページのCGIパラメータなどを網羅的に集めたデータベースのデータベース(バイオメタデータベース)を構築し,データ検索から初め,遠隔操作によって複数のサイトの解析ツールを組み合わせて研究に応じた解析ワークベンチの動的な構築を試みている.メタデータベースの概要とワークベンチの事例について報告する
著者
宮崎 康次 黒崎 潤一郎 笠井 哲郎 原田 一興 塚本 寛
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
熱工学コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.421-422, 2007-11-23

We fabricated bismuth-telluride based thin films and their in-plane thermoelectric micro-generators on a free standing silicon nitride thin film by using the flash evaporation method through shadow masks. The shadow masks are fabricated by standard micro-fabrication processes. The fabricated micro-generators are just put on a heated plate, and the open-circuit output voltages of micro-generators are measured by a digital voltmeter. The maximum measured voltage is about 40mV at 10K temperature difference. The output voltage is comparable to the bulk value although the device consists of as-grown thin films.
著者
落合 忍人 小寺 和郎 今 攸 宮崎 照雄 窪田 三朗
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.135-139, 1977
被引用文献数
10

1. アユの人工種苗生産の過程で異常斃死した群の病稚魚を病理組織学的に検討した。2. その結果鰾内への餌の誤嚥と誤嚥によってひき起こされたと思われる細菌・真菌の鰾感染が認められた。
著者
八木 稔 佐久間 汐子 宮崎 秀夫
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.375-381, 2000-07-30
被引用文献数
2

フッ化物洗口は,歯のフッ素症のリスクになるかもしれないとして,6歳未満の子どもたちには用いるべきではないとされる場合がある。しかし,日本のようなフッ化物の全身応用がなされていない地域において,そのようなフッ化物洗ロプログラムが歯のフッ素症のリスク要因であるという疫学的な報告はみあたらない。そこで,(1)フッ化物洗口群(非フッ素地区において4歳児からフッ化物洗ロプログラムに参加),(2)天然フッ素群(天然にフッ化物添加された約0.8mg F/lの水を飲用,フッ化物洗口プログラムない,および(3)非フッ素群(非フッ素地区,フッ化物洗ロプログラムない,それぞれの小学校5,6年生を対象に,2〜6歳の間に形成されるエナメル質の歯面領域(Fluorosis Risk IndexのClassification II)におけるエナメル斑の発現について疫学的調査を行った。フッ素性とみなされたエナメル斑の発現については,フッ化物洗口群では,非フッ素群よりも少ない傾向にあったが(オッズ比0.358),統計学的に有意ではなかった。同じエナメル斑の発現は,天然フッ素群では,非フッ素群に比較して有意に多かった(オッズ比3.112)。また,非フッ素性とみなされたエナメル斑の発現は,フッ化物洗口群および天然フッ素群ともに,非フッ素群と比較して少ない傾向がみられたが,統計学的に有意ではなかった。よって,非フッ素地区における就学前4歳児からのフッ化物洗ロプログラムが,歯のフッ素症のリスク要因となるとはいえなかった。
著者
渡辺 晴彦 宮崎 昭 川島 良治
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.706-712, 1975-12-25 (Released:2008-03-10)
参考文献数
18

肥育牛に尿素を含む飼料を与えたとき,尿石症の発生が少ない傾向のあることが観察されている.そこで尿石症に対する尿素の作用を確かめるために,めん羊を用いて尿素給与時の水分代謝と尿中ミネラル濃度を検討した.めん羊6頭を2区(だいずたん白質区と尿素区)に分け,予備期14日間,試験期10日間よりなる2期について,ラテン方格法による試験を行った.試験期間中には飲水量,尿量,糞中水分量,尿のpH,尿の浸透圧,血液のヘマトクリット値,尿中のCa, MgおよびP濃度を測定し,その結果を分散分析した.その結果,試験の時期間に有意差(P〈.01)を認めたが,尿素給与の影響のみを調べたところ,代謝体重当たりの尿量は尿素給与時に31%増加し(P〈.05),飲水量は17%増加した.一方,糞中水分量,尿の浸透圧,血液のヘマトクリット値,尿のpH,尿中のCaおよびP濃度には尿素給与による影響はみられなかった.しかし尿中のMg濃度は尿素給与時にやや低かった.そのため,尿素の給与は飲水量と尿量を増加させることによって尿石症の発生を予防するのではないかと思われた.なお,本試験ではめん羊の代謝体重当たりの飲水量と尿量との間には,r=0.931という高い正の相関を認めた.

2 0 0 0 OA 造化妙々奇談

著者
宮崎柳条 編
出版者
牧野書房
巻号頁・発行日
vol.初編, 1887