著者
安細 敏弘 粟野 秀慈 川崎 正人 嶋崎 義浩 邵 仁浩 宮崎 秀夫 竹原 直道
出版者
Japanese Society for Oral Health
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.632-636, 1992-10-30 (Released:2010-10-27)
参考文献数
8
被引用文献数
1

The purpose of this study was to evaluate the oral health of Iranian workers in Japan and their general life conditions, 125 Iranian subjects aged 20-43 yr congregating in Yoyogi and Ueno Parks in Tokyo were examined. The mean decayed, missing, and filled teeth (DMFT=7.8) and filled teeth (FT=2.3) scores were lower than the Japanese national average. The mean decayed teeth (DT=3.4) and missing teeth (MT=2.2) scores were higher than the Japanese national average. Calculus was the predominant periodontal problem, and shallow pockets prevailed in persons aged 30-34 yr. 39.7% of the subjects had complaints about their oral health, but only 16.8% desired dental treatment in Japan. Most of the subjects could not undergo dental treatment because of the high cost. Analysis of the results showed poor dental health in this survey group and emphasizes the necessity of improving the (dental) health service programs for foreigners.
著者
宮崎 智己 伊原 彰紀 大平 雅雄 東 裕之輔 山谷 陽亮
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.2-11, 2018-01-15

オープンソースソフトウェア(OSS)開発はオンラインでの非対面コミュニケーションを通じた協調作業を基本とする.OSSコミュニティに参加する開発者が快適に継続的に活動を行うためには,開発者がお互いを配慮するためのコミュニケーション上の工夫(本研究におけるPoliteness)が必要になると考えられる.本研究では,Politenessを定量化するためのツールを用いて,OSS開発における膨大な量のコミュニケーションデータからPolitenessを数値化し,開発者のPolitenessと活動継続性との関係を分析する.Apache HTTP ServerおよびPythonプロジェクトを対象とするケーススタディを行った結果,開発者自身のPolitenessと活動継続性には一定の関係があることを確認した.本研究で得られた知見は,開発者の離脱を予防・阻止するための方策を立案することに役立てることができる.Developing open source software (OSS) is collaborative in nature through non-face-to-face communication online. Developers joining an OSS community would be necessary to make communicative considerations (Politeness in this paper) to each other, in order to comfortably continue their efforts for long periods of time. In this study, we analyze the relationship between Politeness and developers' continuous activities, using large-scale communication data in OSS development and a tool to measure Politeness quantitatively. As a result of our case study on the Apache HTTP Server and Python projects, we found that there exists a certain relationship between Politeness and developers' continuous activities. We believe that the findings in this study could be useful to plan a step to prevent long-term developers from leaving an OSS project.
著者
福島 紳 小玉 正弘 宮崎 友喜雄
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.894-898, 1961-01

当初,南極観測用に製作された宇宙線中性子観測装置は,IGY用として設計されたもので,全体の重量が6トンを超えるため,ヘリコプター輸送に適さない.そこで重量軽減化の方法として,(1)ニュートロン減速剤として,パラフィンの代りに現地の海水を利用する.(2)真空管方式の増幅,計数装流をすべてトランジスター化する.の2点から,新しい観測装置を製作した.この装置は重量約500kgで,第4次観測隊により無事基地へ空輪された.観測は1960年3月3日より開始された.観測結果の一部として,日平均値の変化及び5月4日の宇宙線異常増加の結果を示した.
著者
宮崎県農産物検査所 編
出版者
宮崎県農産物検査所
巻号頁・発行日
vol.第31報(昭和16年度), 1944
著者
宮崎 龍二 山本 真 金高 靖典
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.381-382, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

本報では,高密度なMMS計測点群から,道路面の境界となる縁石を検出しモデル化することを目的として,線分群処理を用いた平面構造検出手法を提案する.点群をスキャンライン点列に分割し,点列をポリライン近似して得られる線分群に対して,Segment treeによるグループ化と線分を対象としたRANSAC法により平面構造を検出する.本手法により縁石のような比較的小さな平面領域の検出が可能となる.
著者
上野 隆登 吉田 一郎 犬塚 裕樹 堀田 まり子 鳥村 拓司 安陪 等思 香野 修介 林 明宏 渡邊 誠之 赤木 禎治 松尾 和彦 淡河 善雄 高城 喜典 宮崎 洋 佐田 通夫
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.303-308, 2004-10-25 (Released:2011-02-07)
参考文献数
8

医学部4年生の基本的臨床技能実習時に実施するOSCEと筆記試験, 5年生の臨床実習終了時に実施するOSCEと筆記試験, 6年生に実施する卒業試験を各1年ごとすべて受験した96名の医学部学生を対象に各学年次の成績に関する解析を行い, 卒業できた6年生と留年した学生間, および医師国家試験合格者と不合格者間の各年次における試験の合計点の平均値の比較検討, 卒業と国家試験への各学年試験成績の関連性の検討も行った. 各学年次試験成績は各学年間で有意な正の相関を示した. 卒業できた6年生と卒業できなかった学生間の各学年次試験成績の平均値は卒業生の方が卒業できなかった学生群に比較して有意に高い点数であった. また, 国家試験合格者群と不合格者群との各学年次試験成績の比較では, 各年次共に国家試験合格者群の方が高い点数であり, 6年次成績では有意差が見られた. これらの結果より, 医学部4年生に実施する基本的臨床技能実習と5年生の臨床実習が6年生の卒業試験成績に繋がり, ひいてはその成績が医師国家試験の結果に影響を及ぼすことが示唆された.
著者
宮崎 俊一
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.528-531, 2015 (Released:2016-04-15)
参考文献数
6
著者
宮崎 誠 喜多 敏博 小山田 誠 根本 淳子 中野 裕司 鈴木 克明
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.66-75, 2016-10-07

我々は,熊本大学大学院教授システム学専攻で利用することを意図し,Sakai CLEのeポートフォリオツールであるOSPによるeポートフォリオシステムを開発した.開発にあたっては,本専攻のコンピテンシーベースの授業設計に合わせてシステムの要件定義を行い,OSPを採用したうえで不足した機能要件については,OSPをカスタマイズし,Blackboard Learning System CE6.0からSakai CLEへ自動連携するためのオリジナルツールを開発した.また本専攻のコンピテンシーリストにも対応しており,LMS上の学習成果物はeポートフォリオシステムに自動連携されるため,学生の最終試験の振り返りで利用した結果で有用であることが示唆された.
著者
木村 文則 前田 亮 波多野 賢治 宮崎 純 植村 俊亮
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.59-71, 2008-03-15
参考文献数
18
被引用文献数
1

本論文では,Web 文書の言語横断情報検索において,Web ディレクトリの階層構造を利用して問合せの検索対象分野の推定に基づいた検索手法を提案する.提案手法では,Yahoo! カテゴリのような複数の言語版を持つWeb ディレクトリを問合せ翻訳における訳語の曖昧性解消のための言語資源として利用し,Web ディレクトリの下層のカテゴリを上位のカテゴリに統合したうえで,利用者が入力した問合せ語群から検索対象分野の範囲を推定することで,問合せ語群の最適な訳語に翻訳することにより,言語横断情報検索を行う.評価実験では,Web 文書の言語横断情報検索に適切なカテゴリ統合度がどの程度であるのか検証し,提案した検索対象分野の推定の有効性を検証した.In this paper, we propose a cross-language information retrieval (CLIR) method based on an estimate of query domain related with search results using hierarchic structures of Web directories. To get the most appropriate translation of the queries, we utilize the Web directories written in many different languages as multilingual corpus for disambiguating translation of the query and estimate a domain of search results using hierarchical structures of Web directories. Experimental evaluations showed that we could have an advantage in retrieval accuracy using our proposal for disambiguating translation in CLIR system.
著者
立石 健二 宮崎 林太郎 長田 誠也 増山 毅司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.211, pp.53-57, 2014-09-11

本稿では、「結婚」「子育て」等のライフイベントに関するユーザ属性をYahoo!知恵袋の書込みとYahoo! Japan上の行動ログを用いて推定する方法を提案する。ユーザ属性は詳細に得られる程、ピンポイントなパーソナライズが可能になる一方、取得方法が課題となる。提案方式は2ステップで構成され、まずYahoo!知恵袋の「3歳の子供がいる」といった書き込みから「子育て」といった特定のライフイベント属性を持つ質問者をパターンマッチングにより抽出する。次に、得られた質問者を学習データとして、質問者のYahoo! Japan上の行動ログ(例.クエリ、閲覧ページ)を元に、知恵袋に投稿しないユーザがライフイベント属性を持つかを推定する。評価実験により、1ステップ目が、2ステップ目で正例として用いるに十分な数の質問者を高精度に抽出できることを確認した。
著者
平井 松午 鳴海 邦匡 藤田 裕嗣 礒永 和貴 渡邊 秀一 田中 耕市 出田 和久 山村 亜希 小田 匡保 土平 博 天野 太郎 上杉 和央 南出 眞助 川口 洋 堀 健彦 小野寺 淳 塚本 章宏 渡辺 理絵 阿部 俊夫 角屋 由美子 永井 博 渡部 浩二 野積 正吉 額田 雅裕 宮崎 良美 来見田 博基 大矢 幸雄 根津 寿夫 平井 義人 岡村 一幸 富田 紘次 安里 進 崎原 恭子 長谷川 奨悟
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

本研究では、城下町絵図や居住者である侍・町人の歴史資料をもとに、近世城下町のGIS図を作成し、城下町の土地利用や居住者の変化を分析した。研究対象としたのは米沢、水戸、新発田、徳島、松江、佐賀など日本の約10ヵ所の城下町である。その結果、侍屋敷や町屋地区の居住者を個別に確定し地図化することで、居住者の異動や土地利用の変化を把握することが可能となった。その点で、GISを用いた本研究は城下町研究に新たな研究手法を提示することができた。
著者
宮崎県 [編]
出版者
宮崎県
巻号頁・発行日
1934
著者
宮崎 哲夫 田中 栄治 古城 則道
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.167-168, 1996-09-04
被引用文献数
4

最近、パソコンやネットワークの普及により、電子化された情報が大量に出回ってきている。現状ではこれらの情報は整理されているとは言い難い状態にある。このような未整理な情報源から何かの知識を取得したい場合、見当違いの方面を探索してしまい、目的である知識になかなか到達することができないことが多い。そこで、電子化された情報の効率的な検索支援のために、何らかの方法による整理・分類機能が必要になる。文書の自動分類には、文書に出現する単語パターンの類似性に基づく方法がある。通常は単語間の関係を考慮せずに、単語を含むか含まないかなどの情報のみで分類していることが多い。そこで本稿では、単語間の関連を考慮した文書分類のために、単語の共起関係データに対する主成分分析に基づく意味空間の生成、および、文書を意味空間へマッピングする方法について述べる。
著者
樋野 雅浩 回渕 純治 宮崎 浩一
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2009-MPS-76, no.24, pp.1-6, 2009-12-10

本研究では,日経 225 オプション市場を分析対象として,BS モデルの拡張モデルであるデタミニステック・ボラティリティモデルや確率ボラティリティモデルに基づくオプションモデル価格がクロスセクショナルなオプション市場価格とどの程度まで整合するかについてラティスモデルの枠組みで比較検証を行う.デタミニステック・ボラティリティモデルとしては,BS モデルから満期におけるリスク中立分布の歪度や尖度を生成することが可能な局所ボラティリティの関数形 (tanh(x),sech(x)) を含むものまで 5 通りを分析対象とする.確率ボラティリティモデルとしては,ボラティリティが OU 過程に従う Heston モデルを表現するような離散確率ボラティリティモデルのみならず,ボラティリティの推移確率を柔軟にしたものまで 9 通りを分析対象として取り上げる.上記の整合性の観点から,デタミニステック・ボラティリティモデルにおける局所ボラティリティの関数形による効果が,確率ボラティリティモデルにおいてボラティリティの推移確率の柔軟性による効果と比較してどの程度であるかについて検証する.検証の結果,5 パラメータや7パラメータ・デタミニステック・ボラティリティモデルが極めて優れたモデルであることがわかった.