著者
木村 妙子 木村 昭一 角井 敬知 波々伯部 夏美 倉持 利明 藤田 敏彦 小川 晟人 小林 格 自見 直人 岡西 政典 山口 悠 広瀬 雅人 吉川 晟弘 福地 順 下村 通誉 柏尾 翔 上野 大輔 藤原 恭司 成瀬 貫 櫛田 優花 喜瀬 浩輝 前川 陽一 中村 亨 奥村 順哉 田中 香月 Kimura Taeko Kimura Shoichi Kakui Keiichi Hookabe Natsumi Kuramochi Toshiaki Fujita Toshihiko Ogawa Akito Kobayashi Itaru Jimi Naoto Okanishi Masanori Yamaguchi Haruka Hirose Masato Yoshikawa Akihiro Fukuchi Jun Shimomura Michitaka Kashio Sho Uyeno Daisuke Fujiwara Kyoji Naruse Tohru Kushida Yuka Kise Hiroki Maekawa Yoichi Nakamura Toru Okumura Junya Tanaka Kazuki
出版者
三重大学大学院生物資源学研究科
雑誌
三重大学フィールド研究・技術年報 = Annals of Field Research and Technology Mie University (ISSN:13496824)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.1-29, 2019-11

Preliminary results of the deep-sea faunal survey conducted from the TR/V Seisui-maru of Mie University in April 2019 are presented. A total of 20 taxonomists and ecologists working on a wide variety of animal taxa participated in this survey. Surveyed areas included the Kumano Sea(off Mie Prefecture)and south of the Kii Strait(off Tanabe Bay, Wakayama Prefecture), at depths of 112-775 m. Sampling gears employed were beam trawl and biological dredge. The collection is represented by macrobenthos and meiobenthos from nine animal phyla, including echinoderms, arthropods, molluscans and annelids. The number of phyla occurring in each station varied from seven to eight. The station with most diverse fauna at the phylum level was St. 3B(south of the Kii Strait, 775-661 m depth, mud bottom).Meiofauna includes priapulids, nematodes and small arthropods such as copepods, tanaidaceans, amphipods, isopods and cumaceans. In addition to freeliving species, cnidarians symbiotic on a gastropod and an antipatharian, and crustaceans parasitic on a fi sh and sea urchins were also collected. Preliminary identifi cations are given for Asteroidea, Ophiuroidea, Holothuroidea, Crinoidea, Cyclopoida, Siphonostomatoida, Tanaidacea, Isopoda, Decapoda, Mollusca, polychaetes, Bryozoa, Cnidaria and Nemertea.
著者
鎌田 恭輔 小川 博司 田村 有希恵 広島 覚 安栄 良悟
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.250-262, 2017 (Released:2017-04-25)
参考文献数
42

論文撤回のお知らせ 論文題目:てんかん外科手術から得られる病態生理 著  者:鎌田 恭輔、小川 博司、田村 有希恵、広島 覚、安栄 良悟 掲 載 誌:脳神経外科ジャーナル Vol.26 No.4 pp.250-262 当論文は,2017年3月24日に公開いたしましたが,著者からの申し出により撤回されました.
著者
馬場 正之 村上 千恵子 小川 吉司
出版者
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
雑誌
臨床神経生理学 (ISSN:13457101)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.497-501, 2016-12-01 (Released:2017-12-27)
参考文献数
13
被引用文献数
1

原因不明の突然死を来した糖尿病患者3例の神経伝導検査所見と突然死に至るまでの臨床経過を報告し, 糖尿病性神経障害が突然死の基盤となった可能性を論じる。いずれの患者も2007年~2009年に神経伝導検査によって重度~廃絶性神経障害と診断された41名中に属し, その後の足病変イベント発生の前向き調査中に突然死を来したもので, 死亡直前の血糖コントロールは安定し, 低血糖や致死的な心・脳血管障害を思わせる症状・徴候はなかった。同時期に神経障害なしあるいは軽度・中等度障害としてフォロー中の糖尿病患者189名に突然死は5年間全く出ていない。神経伝導検査による神経障害重症度の客観的評価法の有用性と, 神経伝導検査専門検査技師養成の意義についても述べた。
著者
見供 翔 市川 和奈 宇佐 英幸 小川 大輔 古谷 英孝 竹井 仁
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.869-874, 2017 (Released:2017-12-20)
参考文献数
29
被引用文献数
2

〔目的〕中殿筋各線維間の異なる作用を明らかにすることとした.〔対象と方法〕健常男性(平均年齢22~34歳)とした.運動課題は30%最大随意収縮の強度での異なる方向への静止性股関節外転運動(1:外転,2:外転+屈曲,3:外転+伸展)とした.運動課題前後の中殿筋各線維の筋厚と筋腱移行部距離は超音波画像から計測し,ぞれぞれの変化率を算出した.〔結果〕筋厚に関して中殿筋前部線維は課題2で,中殿筋後部線維は課題3で有意に高い変化率を示した.筋腱移行部距離変化率は筋厚変化率と同様の結果を示した.〔結語〕中殿筋前部線維は股関節外転作用に加えて屈曲作用を,中殿筋後部線維は伸展作用を有していることが示唆された.
著者
遠山 濶志 吉田 善章 小川 雄一 井上 信幸 篠原 俊二郎
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(A)
巻号頁・発行日
1993

球状トカマク、TST(Tokyo Spherical Tokamakの略)が設計、製作された。球状トカマクでは、プラズマの断面形状が自動的に楕円形に変形し、プラズマの体積が大きくなる、高いベータ値のプラズマを安定に閉じ込めできる、電磁流体力学的(MHD)不安定性に対して強い抑制効果を持ち、放電停止に至るようなプラズマの主崩壊を起こしにくくなるなどの通常のトカマク装置よりも優れた点が理論的に予想されている。本研究では、以下の結果を得た。1)球状トカマクTSTを設計、製作した。直径1.8m、高さ1.6mの円筒形の真空容器内にトロイダルコイルの一部とオーミックコイルを設置している。2)トロイダル、オーミック、垂直磁場コイルを設計、製作した。トロイダル磁場は真空容器中心で0.2T、リップルは2%である。オーミックコイルのFlux swingは15mVsである。3)最大プラズマ電流、45kAのプラズマ放電に成功した。プラズマ電流は、オーミックコイル充電電圧、トロイダル磁場に比例する。4)PINダイオードアレイによるプラズマからの放射計測によってプラズマ形状の時間発展を調べた。放電開始から70μsでアスペクト比1.3に達していることがわかった。楕円度は90μsで1.8になっている。5)電流銃による電流駆動の初期実験を行った。電子銃からは1.7kA、1.5msの電子ビームがとれることがわかった。この電子銃をTSTに取り付けた結果ブレークダウンに必要なFlux swingが7分の1に減ることがわかった。
著者
石塚 丈晴 堀田 龍也 小川 雅弘 山田 智之
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.225-228, 2004-03-05
参考文献数
8
被引用文献数
3

本研究では,PDAの手書き文字認識機能を利用して書きとり練習を行なう漢字ドリル学習システムを開発した.本システムを搭載したPDAを1クラスの児童全員に各1台貸与し,PDA漢字ドリルと学習効果の関係について研究を行なった.その結果,PDA漢字ドリルの利用量が多いほど漢字能力も向上するという関係があることが,判明した.一方で,児童の学習記録を教師が把握し適切な指導を随時行なっていく必要も判明し,そのためのシステムを今後開発していく必要があることが分かった.
著者
小川 翔大
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.267-277, 2011 (Released:2012-03-27)
参考文献数
25
被引用文献数
4 1

本研究の目的は, ネガティブな出来事の原因への帰属の違い, 及び同情した人との親密さの違いが同情された時のポジティブ感情やネガティブ感情の生起に及ぼす影響を明らかにすることである。大学生304名を対象に, 病気, 学業の失敗, 対人トラブルに対して同情される話を読んでもらい, 同情された時の様々な感情について評定を求めた。その結果, すべての場面で, ネガティブな出来事の原因を運や他者からの妨害に帰属した人よりも自分自身の能力に帰属した人の方が落ち込み感情が高くなった。また, すべての場面で, 同情した人があまり知らない人の場合よりも親しい人の場合の方が, 喜び感情は高く反発感情は低くなった。以上より, 落ち込み感情はネガティブな出来事の原因帰属によって異なり, 喜び感情と反発感情は相手との親密さによって異なることが明らかになった。
著者
松原 孝祐 Thunyarat CHUSIN 大久保 玲奈 小川 善紀
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.238-246, 2018 (Released:2019-03-03)
参考文献数
39

Evaluation of radiation dose from medical exposure is important because the use of ionizing radiation in medical field contributes significantly to the exposure of the population. In plain radiography, the entrance skin dose, which is absorbed by the skin as it reaches the patient, is generally estimated. It is calculated from the air kerma at the same focus skin distance on the beam central axis measured with a dosimeter. In fluoroscopy, the indirect monitoring using dose-area product meter is generally performed for estimating the entrance skin dose in real-time to avoid skin injuries. In mammography, the average glandular dose is estimated because mammary glands have more sensitive to radiation than skin. The European Organization for Quality-Assured Breast Screening and Diagnostic Services protocol has been used to estimate average glandular dose from full-field digital mammography in Japan. Although volume CT dose index or dose-length product, as seen on CT consoles, do not represent the actual dose for the patient, they are measured to assist in quality control and optimization as well as the air kerma rate at the patient entrance reference point in fluoroscopy and the average glandular dose in mammography. For the purpose of patient dose evaluation, physical dose measurements using an anthropomorphic phantom and Monte Carlo simulations can estimate patient organ doses from medical exposure.
著者
小川 圭一 宮本 達弥
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.I_883-I_892, 2012 (Released:2013-12-25)
参考文献数
5
被引用文献数
1

近年,都市交通手段としての自転車が見直されてきており,環境負荷の低減のため,自動車から自転車への交通手段転換の促進が期待されている.一般に,都市内においては5km程度以内の距離帯であれば自転車の所要時間がもっとも短いとされており,自転車利用の促進が期待される距離帯であるとされている.しかしながら,これは大都市都心部を想定した各交通手段のサービス水準にもとづいたものであり,地方都市や郊外地域においては各交通手段のサービス水準が異なることから,有効な距離帯は異なると考えられる.そこで本研究では,京都市中京区,京都府向日市,滋賀県草津市の3地域における各交通手段のサービス水準にもとづき,地方都市の実状に応じた自転車利用促進のための有効な距離帯の算定と比較をおこなう.
著者
佐野 和生 荒木 正弘 小川 晶子 簔田 雄二 寺崎 宏 村上 秀樹 二宮 秀則 弘中 亮治 伊東 弦 北村 晃 井口 次夫
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.1684-1690, 1987-08-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
17

Thirty patients with the temporomandibular disorders were treated with “Kakkonto”, one of the most famous traditional drugs for chronic diseases with pain.“Kakkon-to” was given orally in a dosage of 7.5g 3 times daily before meals for two weeks. Clinical evaluation was carried out at seventh and fourteenth day after administration about spontaneous pain, pain with jaw movement, muscular tenderness, complications, and side effects. These symptoms were rated on a scale of 0 to 3 (0=no symptom and 3=severe). Two cases were dropped because of further administration of another analgesic for severe temporomandibular joint pain. 22 of 28 (78.6%) patients were improved at the therapy completion. 6 cases (21.4%) showed significant improvement, most of those had complications such as stiff shoulder and headache. Side effects were observed in 5 cases, such as slight nausea, vomiting and so on. It is suggested that “Kakkon-to” is a useful drug for temporomandibular disorders.
著者
橋本 すみれ 地野 充時 来村 昌紀 王子 剛 小川 恵子 大野 賢二 平崎 能郎 林 克美 笠原 裕司 関矢 信康 並木 隆雄 寺澤 捷年
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.171-175, 2009-03-20
参考文献数
13
被引用文献数
2

線維筋痛症による全身の疼痛に対し,白虎湯加味方が有効であった症例を経験した。症例は65歳女性。自覚症状として,夏場に,あるいは入浴などで身体が温まると増悪する全身の疼痛および口渇,多飲があり,身熱の甚だしい状態と考えて,白虎湯加味方を使用したところ全身の疼痛が消失した。線維筋痛症に対する漢方治療は,附子剤や柴胡剤が処方される症例が多いが,温熱刺激により全身の疼痛が悪化する症例には白虎湯類が有効である可能性が示唆された。
著者
長田 賢一 渡邊 高志 田口 篤 小川 百合子 芳賀 俊明 中野 三穂 藤原 圭亮 柳田 拓洋 貴家 康男
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.12-19, 2012-03-30 (Released:2015-12-30)
参考文献数
23

線維筋痛症は,1990年にアメリカリウマチ学会が診断基準を用いて診断していたが,2010年に米国リウマチ学会が診断呼び基準(2010)が提案され診断の仕方も変化しつつある.さらに,近年新たに疼痛に効果がある薬剤が臨床現場で使用が可能な状況になった.そこで現在まで行われたいた治療と新たな治療を含めてメンタルケアについてまとめて,現時点での線維筋痛症の治療戦略を再度考察検討した. 三環系抗うつ薬,SNRI,SSRIの効果を比較したメタ解析の結果は,三環系抗うつ薬が,疼痛,倦怠感,睡眠障害に対して最も有効であり,次に,SNRIが有効であったが,SSRIは統計的にはすべての項目で有意な差を認められなかった. プレガバリン,ガバペンチンも線維筋痛症の疼痛緩和に有効である.特に,プレガバリンはガバペンチンより副作用は少ないが,主な有害事象はめまい,眠気,浮腫,体重増加であった. プレガバリン,ガバペンチンと抗うつ薬との併用療法についての有効性については,まだ結論はでていないが,三環系抗うつ薬あるいはSNRIのミルナシプランの併用が有効である可能性が報告されている.
著者
小川 時洋 松田 いづみ 常岡 充子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.90.18315, (Released:2019-07-10)
参考文献数
20
被引用文献数
3

Few studies have examined serial physiological variations during the concealed information test (CIT). This study analyzed both pre- and post-stimulus physiological measures from a CIT experiment under knowledgeable and unknowledgeable conditions. The physiological measures assessed in both the pre- and post- stimulus phases included skin conductance level (SCL), normalized pulse volume (NPV), and heart rate (HR). Moreover, skin conductance response (SCR) was assessed in the post-stimulus phase. The results showed that the post-stimulus SCL and SCR and post-stimulus NPV in the knowledgeable condition differed not only between the relevant and irrelevant CIT items but also between the irrelevant items that were presented before and after the relevant items. In both knowledgeable and unknowledgeable conditions, physiological activities and reactivity were higher at early positions than at late ones. However, in the knowledgeable conditions, serial positions of the relevant items modulated this tendency, such that physiological activities were maintained until the relevant item was presented and then declined afterwards. The practical and theoretical implications of these findings are discussed.