著者
松村 多美子 DORIBAL T. SIMMONS D. ZHAODONG L. RAHMAN M.D. KANAKAMANI T OPENA M. HUNG T.B. BUDIHARDJO U NETTAVONGS K MILNE L. DINH D.N. TORRIJOS D.E 竹内 比呂也 谷口 祥一 永田 治樹 常磐 繁 内藤 衛亮 原田 勝 小野 欽司 猪瀬 博 LAHIRI A. YEE J. NEES J.M. DORJBAL T NETTAVORGS K NEES T.M. DORJBAL T. KANAKAMARI T 根本 彰 緑川 信之 山田 尚勇 CHEVAPRAPANA O ISMAIL M.S. SHRESTHA K. WIJASURIYA D
出版者
図書館情報大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1994

本研究はアジア・太平洋地域諸国が参加し,ユネスコ総合情報計画/ASTINFOの枠組みにおいて実施する国際共同研究である。これらの諸国は情報インフラストラクチャはもとより経済的発展段階,分化・歴史・社会制度などきわめて多様性にとんでいることから,本研究を効果的に進めて行くために研究分担者が集まり全体的な実施計画並びに方法について討議を行う必要があった。そこで平成6年10月11-14日に図書館情報大学において第1回国際ワークショップを開催した。これには海外から,インドネシア,タイ,フィリピン,ベトナム,オーストラリア,ユネスコ地域アドバイザーが参加し,調査研究の全体計画と方法論を討議し,さらに平成6年度の具体的実施計画を策定した。この結果研究方法としては,1)質問紙による調査を各国の研究分担者を中心とするナショナルチームが実施する。2)質問紙調査データ集計処理は日本チームが行う。3)現地調査は日本からの派遣研究者と当該国の研究分担者及びナショナルチームが共同で実施する。4)このため各国に研究分担者を中心とし,関連情報機関を網羅する組織(ナショナルチーム)を設置する。この研究方法はその後の実施を通じてきわめて有効であることが立証され、成果報告の場においても高く評価された。また,質問紙調査の調査項目についても討議を行い本研究を通じて使用する質問紙(英語)を作成した。平成6年度にはベトナム,インドネシア、フィリピン,タイにおいてそれぞれ研究分担者と共同で主要な情報センター,国立図書館,大学・研究所図書館など中心的な役割をもつ情報機関を対象に訪問調査を実施した。また,情報政策に関連する政府機関で関係者と意見交換を行うことができた。ベトナムでは研究分担者を中心にベトナム研究班を設置し,Information Infrastructure and Servies in Vietnam:Stuational Reportを作成し,わが国の派遣研究者を加えてハノイ市で全国セミナーを開催し,国立情報センター,国立図書館,文書館,通信関係者など情報関係者が集まり活発な討議を行った。平成7年度には8月21-25日に図書館情報大学において,第2回国際ワークショップを開催した。これには海外からバングラデシュ,ニュジーランド,フィジ-,フィリピン,ベトナムが参加した。ここでは1年間の研究実績をレビューし,平成7年度の研究計画について最終討論を行った。また,既にを完了したフィリピンからナショナル シチューション リポートの報告があり,フィジ-,バングラデシュ、ニュージランドからはカントリーレポートの発表が行われた。現地調査はバングラデシュ,フィジ-,ニュージーランド,モンゴルについて実施した。バングラデシュではベトナムと同様にナショナル シチュエ-ショナルレポートがほぼ完成しており,全国セミナーを開催して討議を行った。また,アジア・太平洋地域で情報基盤整備が進んでいるシンガポールについて特にInformation2000の情報政策を中心に調査を行った。平成8年度には,10月8-11日に第3回国際ワークショップを開催し,これまでの各国における調査結果の分析に基づく,クロスカントリー アセスメントリポートの発表と討議を行った。また,3年間の研究実績の評価を行い,本研究の成果を広くアジア・太平洋地域に伝えるために平成9年度に国際シンポジウムを開催することが決議された。本研究の成果の主な点は,-新しい調査研究方法の確立-情報インフラストラクチャの実態と今後の対応をまとめたナショナル リポートの刊行(ベトナク,バングラデシュ,フィリピン,フィジ-などユネスコから出版)-各国の調査結果の分析に基づき地域レベルで考察を加えたクロスカントリー アセスメントリポートの刊行-各国における調査研究能力の開発に貢献-主な出版物・Proceedings of International workshop,11-14 Octoer 1994.ULIS,1994 (SISNAP Report 1)・学術情報ネットワークの基盤構造に関する調査研究-アジア・太平洋地域における- 平成6年度 研究報告 ULIS,1995 (SISNAP Report 2)・Proceedings of the 2rd International workshop,21-25 August 1995.ULIS,1995 (SISNAP Report 3)・Proceedings of the 3rd International workshop,8-11 Octoer 1996.ULIS,1996 (SISNAP Report 4)
著者
小野玄妙 編
出版者
大東出版社
巻号頁・発行日
vol.第8巻, 1937
著者
大濱 知佳 小野 史典
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.233-239, 2014

A large number of studies have demonstrated the sequential effect, in which the response in the current trial is assimilated towards that of the immediately preceding trial in a decision making task. However, most previous studies have only examined the effect in situations where the response was given after each stimulus presentation. In this study, we examined whether the sequential effect existed when observers responded after the presentation of two stimuli. After two pictures of male faces were presented successively, participants rated the attractiveness of each face on a 9-point scale. The results showed that the second response was assimilated towards the first (Experiment 1), but the first response contrasted with (shifted away from) the second (Experiment 2). These findings suggest that preceding and succeeding contexts may differentially modulate our decision making.
著者
小野道風 書
出版者
鳩居堂本店
巻号頁・発行日
1935
著者
近藤 江利子 小野 百合 藤井 義博
出版者
藤女子大学
雑誌
藤女子大学QOL研究所紀要 (ISSN:18816274)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.51-57, 2013-03-31

糖尿病患者のセルフケア行動には、病に対する感情負担がその行動に負の影響を及ぼすことが明らかにされている。しかし、食事療法に特化した感情負担とセルフケア行動の調査研究は少ない。そこで、糖尿病患者の感情のあり方と食のセルフケア行動の関連を明らかにすることを目的として、調査を行い、糖尿病の成因別に検討した。因子分析により、本研究の対象となった患者の食事観(食事の価値観)として、「ストレス解消優先型」、「生活習慣型」、「健康目的型」、「アンバランス型」と命名した4因子が抽出された。重回帰分析の結果、1型糖尿病患者においては、糖尿病特有の感情負担(PAID得点)が、食行動(EAT・EDI過食下位尺度得点)、糖尿病非特有の感情のあり方(WHO SUBI 陽性感情得点)、HbA1cに強い影響を及ぼしていた。一方、2型糖尿病患者では、食行動(EAT・EDI過食下位尺度得点)そのものが、感情のあり方(WHO SUBI 陰性感情得点)、BMIに影響を及ぼしているのが特徴的であった。また、食行動と感情負担の問題は、摂食障害の問題を中心として1型糖尿病の女性が対象になりがちであるが、2型糖尿病患者においても感情のあり方が食行動へ与える影響は大きいことが推測された。
著者
小野原 彩香
雑誌
じんもんこん2011論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.8, pp.219-224, 2011-12-03

言語現象とは,ポイントデータであり,仮にポイント同士の情報に相関が見られたとしても,それは偶然による一致であるのか,何らかのコミュニケーションの成立による一致なのかを知ることは困難である.そこで,本研究では,ポイントデータ同士をつなぐエッジの情報を言語外現実[1]である交通状況のデータに求めるとともに,ネットワーク分析を用いて両者の定量的な関係性を探った.
著者
荒木 寛司 小野木 章人 井深 貴士 森脇 久隆
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.107, no.3, pp.427-431, 2010 (Released:2010-03-05)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

28歳男性.家族歴として父に30年前より原因不明の反復する腹痛·発熱発作.現病歴,約1年前より1~3カ月に1回,数日から1週間で自然軽快する腹痛·発熱発作あり,血液検査でCRP,白血球増多を認めた.全身CT,上下部消化管内視鏡にて異常なし.MEFV遺伝子検査にて患者と父にE148Qヘテロ/M694Iヘテロの遺伝子異常を認め家族性地中海熱と診断.コルヒチン(1mg/日)の投与にて症状は消失した.
著者
青井 健太郎 小野 芳朗 並木 健二 山田 亜矢
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.124-130, 2002-05-31 (Released:2010-05-31)
参考文献数
9
被引用文献数
1

本研究では, 一般廃棄物焼却施設から採取した飛灰および主灰について各種の溶出試験と化学物質のリスクに関わる優先度を決定するスコアリングを組み合わせることにより, 焼却灰中に含有されるCr, Cd, Pb, Sbの『溶出されやすく, 生体内に曝露されやすく, しかも有害な影響をおこしやすさ』を浸出水へ与えるインパクトの強さとして定量的に評価した。その結果, 焼却灰の浸出水への影響を評価するためには, 二段階バッチ試験とアベイラビリティー試験を組み合わせる必要があることと, 埋立て初期のCd, 長期間にわたるPb溶出によるインパクトが強いという結論を得た。
著者
岩本 テルヨ 田中 愛子 小田 日出子 梶原 江美 小野 聡子 末光 順子
出版者
西南女学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、看護師の日常の看護ケアに潜む「やわらかい暴力」の顕在化を目的に、入院経験のある53名と看護師19名を対象に看護師の対応に関する思いや考え方について語ってもらい、質的帰納的に分析した。入院経験者は傷つけられた、不愉快等の対応として、看護師としての【節度がなく上から目線】、一人一人に配慮しない【組織優先で、決まりきった対応】や【気持を配慮しない】関わり、【未熟な技術】、看護師からの【言葉や説明がない】ことをあげた。さらに看護師の【関わりが少ない】状況で、看護師が【ニーズに気づかない】ために自分でなんとかするしかないとの思いを抱いていた。これらのカテゴリーは看護師自身がよくないと考える対応とほぼ重なり合っており「やわらかい暴力」の具体が示唆された。
著者
小野 貴史
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

音楽は音価、音高、音強、音色のパーラメーターのみならず、水平/垂直な音の蓄積(広義には和声と定義づけられる)や、より大きな枠組みによって構成される楽曲形式など様々なファクターによって時間軸上に構築され展開されるものである。本研究では複雑な楽曲構造を構造方程式モデリング(共分散構造分析)を援用することによって数理的整合性を算出し、これまで分析が困難とされてきた楽曲に内包される様々なファクターの因果関係に対してパス解析図を用いて可視化させる方法論を導き出すことに成功した。
著者
楊 基明 目黒 俊勝 小野寺 収 高山 和喜
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.61, no.591, pp.4031-4038, 1995-11-25
参考文献数
9

In the previous paper, the design and performance of a diaphragmless shock tube which could generate, with a higher degree of repeatability, weak shock waves up to shock Mach number of 1.2 were reported. In the present paper, an experimental improvement of the facility, by which the pressure difference between the driver chamber and the driven channel can be increased to about 4 times higher than the previous system, was achieved so that the attainable shock Mach number was extended to M_s=1.6 at the initial atmospheric pressure. Higher shock Mach number up to 3 can also be readily obtained by decreasing the pressure in the driven channel. A numerical simulation and a theoretical analysis were perfomed in order to clarify the characteristics of this diaphragmess shock tube. Although the numerical simulation revealed that the flow near the rubber membrane is very complicated, however, with the help of simplified one-dimensional model, in which the varying cross-section is taken into account, shock Mach numbers achievable in this shock tube were well predicted as a function of the pressure ratio between the high-pressure chamber and low-pressure channel. Good agreement was obtained between the experimental results and theoretical prediction.
著者
田中 秀数 小野 俊雄 加倉井 和久
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

スピンダイマー系の混晶Tl_<1-x>K_xCuCl_3において,磁場中比熱測定と電子スピン共鳴(ESR)によって,3重項励起トリプロンの局在による新しいボースグラス相の存在とボースグラス-ボース凝縮転移に特徴的な臨界現象を観測した.外部磁場を加えると量子sine-Gordon模型で記述される1次元反強磁性体KCuGaF_6の素励起をESRで観測し,それが量子sine-Gordon場理論で定量的に理解できる事を示した.スピンの大きさが1/2の籠目格子反強磁性体Rb_2Cu_3SnF_<12>とCs_2Cu_3SnF_<12>を開拓した.また,基底状態が非磁性のRb_2Cu_3SnF_<12>ついて中性子非弾性散乱を行いシングレットが風車のように配置した構造を明らかにした.