著者
山崎 雅生 石黒 尚夫 岩下 正雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1804-1805, 1989-10-16

筆者等は先にデータフロー型画像処理プロセッサImPP(μPD7281)を開発したが,そのプログラム開発にはアセンブリ言語が用いられる.一方,データ依存並列性は,データフローグラフ表現の方が見やすい.これらの両者は共に1対1に対応しており,相互に変換することが可能である.最初にプログラムを入力する場合,テキスト表現であるアセンブラ記述の方が速く,デバグ時にはフローグラフが有用である.今回言語表現からフローグラフを自動生成するフローグラフジェネレータ(FLOLA:Flow Graph Generator & Layout System)を開発したので報告する.
著者
豊川(任) 貴弘 小川 正文 高島 勉 山崎 政直 田中 浩明 坂崎 庄平
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.266-271, 2003-04-01
被引用文献数
2

症例は50歳の女性.心窩部痛を主訴に来院し,腹部単純X線写真上,仰臥位では右上腹部に胆嚢およびその左側で総胆管の走行に一致した淡い石灰化様陰影を認め,立位ではこの胆嚢様の石灰化様陰影は下に凸の半月様に変形を示した.CT,DICなどにより総胆管結石,胆嚢結石,石灰乳胆汁と診断し手術を施行した.胆嚢の病理所見は慢性胆嚢炎で,総胆管結石はコレステロール79%,炭酸カルシウム21%で胆嚢内の石灰乳胆汁は98%以上が炭酸カルシウムであった.石灰乳胆汁は炭酸カルシウムを主成分とし,腹部単純X線写真上,特徴的な石灰化像を示すことで知られる.その生成には胆嚢管または頸部の閉塞が必要で,通常は胆嚢内にしかみられないが,ごくまれに総胆管内にもみられる.自験例は嵌頓結石とともに総胆管へ石灰乳胆汁が流出したと思われる症例で,本邦報告21例を検討し報告する.
著者
池田 聖 岡部 孝弘 佐藤 智和 阪野 貴彦 向川 康博 山崎 俊太郎 佐藤 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.538, pp.415-424, 2008-03-03

2007年10月16日〜19日にブラジルリオデジャネイロで開催されたコンピュータビジョンに関する国際会議ICCV2007の概要を報告する.
著者
池田 聖 岡部 孝弘 佐藤 智和 阪野 貴彦 向川 康博 山崎 俊太郎 佐藤 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.539, pp.415-424, 2008-03-03

2007年10月16日〜19日にブラジル リオデジャネイロで開催されたコンピュータビジョンに関する国際会議ICCV2007の概要を報告する.
著者
山崎 昌広 佐藤 陽彦
出版者
日本人類学会
雑誌
人類学雑誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.98, no.4, pp.p385-401, 1990-10
被引用文献数
2

歩行研究は日常生活における自然歩行と実験室内で実施される実験歩行に分けることができる。これらの方法から得られた結果は同じ速度であっても一致しないものがあり, またそれぞれの実験条件でしか観察できない内容もある。そこで, 本稿では両者の結果を示すことにより, その違いを明確にしながらヒトの歩行の特徴を論じた。歩行の特徴は歩幅および歩調を資料として速度, 性, 年齢および民族別に考察した。またこれに加えて, 自然歩行では時代, 履物および地域差についても論じた。実験歩行については床歩行とトレッドミル歩行に分け, 歩行時の上肢動作およびエネルギー代謝量についても言及した。In this review, the characteristics of human walking were discussed with special reference to step length, cadence, speed and energy expenditure. For this purpose, the natural walking was distinguished from experimental walking including floor and treadmill walking in a laboratory. The conclusions obtained from this review were as follows.1) Step lengths in natural and floor walking tend to be greater compared with those obtained during treadmill walking.2) The older people walk with shorter step length, slower cadence, longer walking cycle and slower speed as compared with the younger people.3) The sex differences which were consistently found both in natural and experimental walking were higher speed walking with longer step length in men than in women.4) There exist the regional difference in walking speed and the ethnical difference in gait pattern. In Japan, the people in Osaka and Tokyo seem to walk faster than those in other cities investigated.5) In natural walking, Japanese walk with shorter step length, higher cadence and faster speed than American. In treadmill walking, the step length of Japanese was shorter than Caucasian by about 5cm at any speed.6) The degree of shoulder extension increases with the walking speed. At the speeds of 120 and 130 m/min, the tall subjects showed the least excursion of shoulder extension.7) For the prediction of the metabolic costs during experimental walking, an equation was presented from the literature (PANDOLF er al., 1977) which took account of body weight, exernal load carried, walking speed, nature of terrain and grade.8) It is estimated that the energy cost of overcoming wind resistance in walking is about 104000f total energy cost at the wind velocity of 5m/sec and 35 0x1.02938bfffa01p+147t 8m/sec.
著者
池田 憲昭 土井 和美 宇野 彰男 山崎 美智子 宮原 英夫 山本 昇 木川田 隆一
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.376-382, 1991-08-31

計算機ネットワークを利用して,研究教育のための様々な情報をオンラインで利用可能とする試みの一つとして,北里大学全学部図書館の全所蔵雑誌および医学図書館所蔵図書の一部に関する所在情報を提供するシステムKLIS(Kitasato Library Information System)を作成した。データベースは,学術情報センター学術雑誌総合目録データベースの個別版提供サービスによって得た磁気テープから必要な情報を抽出し,医学部研究用ミニコンピュータHP9000/855sの磁気ディスクファイルとして作成した。収録した件数は欧文雑誌5,134件,和文雑誌4,551件で,各レコードは雑誌名,発行所名,所蔵図書館名,所蔵期間などからなる。さらに,本学医学図書館のオリジナルデータベースである雑誌特集記事索引および最近4年間の新着図書目録も検索の対象としてデータベース化した。検索システムはUNIXオペレーティングシステム上のC言語を用いて作成した。
著者
伊藤 大介 小林 徹郎 山崎 美和恵 南 繁夫
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.520-529, 1956-08

最近,CosmotronやBevatronのような高エネルギー加速器によるπ-N相互作用に関する実験の結果,π-N衝突の全断面積σ_<t0t>(-σ_<elastic>+σ_<inelastic>)に第二、第三の極大が存在することが略々確かになった。周知の通り、O.2 Bev前後に於ける第一の極大は、I=J=3/2 stateの共鳴散乱として解釈されているものであるが、第二、第三の極大も果して"物理的核子"の特別な状態の共鳴現象によるものであるか、或は他の機構によるものであるか、先ず明らかにされなければならぬ問題である。この問題に関して、先ずC.N.Yangは 0.8 Bev附近に於ける第二の極大が"物理的核子"の特定の状態の共鳴による散乱であると解し得るためには、共鳴状態のJが相当大きなものでなければならぬことを示している。第二極大の発生機構を考察する場合、第一極大の場合と著しく事情が異るのは、後者の場合にはなかった非弾性衝突(即ち中間子の多重発生等)の存在である。第二極大の起る0.8 Bev附近ではσ_<elastic>&ap;σ_<inelastic>である。このような大きな非弾性散乱の存在は当然弾性散乱にも大きな影響を及ぼすはずである。武田氏は、入射中間子が、核子の固有場の中間子と衝突し、これを共鳴的にたヽき出すと考えて、第二極大の存在を説明しておられる。またSternheimerが分散公式を用いて、前方散乱の振巾をを計算し、高エネルギーに於ては、Dispersive Partに比し、Absorptive Partが非常に大きく、第二極大附近で特にAbsorptive Partが大きくなつていることを明らかにした。これ等の分析の結果から、第二極大の発生機構は、第一極大の場合と異り、非弾性衝突が非常に大きな役割を演じていることが判明して来た。非弾性衝突の存在によつて、弾性散乱の受ける影響は、Shadow Effectとして知られている。我々は以前に1.4 Bevに於けるπ-N衝突は、影散乱のみとして、説明出来ることを示した。即ち1.4 Bev程度の高エネルギーでは、非弾性衝突の断面σ_<inel>を正しく与えええる理論さえあれば、弾性散乱の断面σ_<el>はその影散乱として求まり、全断面σ_<t0t>=σ<el>+σ<inel>も実験と一致するのである。換言すればこのような高エネルギーでは、非弾性衝突が近似的にπ-N衝突の全体を支配しているので、その理論的考察は非弾性衝突の解明に集約されることになる。若し高エネルギー領域で成立ったこのような近似が第二極大の起る0.8 Bevまで成立つならば、第二極大解明の鍵は非弾性衝突にあることになる。この可能性を吟味することが本論文の目的である。結果を要約すれば、π-P衝突で、実測された非弾性散乱の断面積σ^<exp>_<inel>を用い、これから影散乱のみという近似で計算したσ_<elastic>及びσ_<t0t>は、第1図に模式的に示すように、1.0 Bev以上では実験と一致する。しかし1.0 Bev以下では実験と合わなくなる。弾性散乱の角分布も1.0 Bev以上では影散乱のみとして実験とよく合うが1.0 Bev以下では合わなくなるかもしれない(現在比較できる正確な実験は1.0 Bev > E_π > E_<th>間に存在しない)1.0 Bev以下ではσ_<inel>が減少しはじめるのと、低エネルギーの場合と同じ機構による散乱が生き残っているので影散乱のみという近似は成立たなくなるのであろう。しかし第1図に示すように、1.0 Bevに於ける影散乱として計算したσ_<el>,σ_<t0t>は既にthresholdに於けるσ_<t0t>より大きい。而も1.0 Bevに於けるσ_<t0t>もσ_<el>も低エネルギーまで延長すれば結局thresholdに於けるσ_<t0t>に接続しなければならぬのであるから、σ_<t0t>にもσ_<el>にも1.0 BevとE_<threshold>の間に少くも一回極大が存在するはずである。このようなわけで、第二極大の存在の説明には非弾性衝突、即ち、多重発生過程が重大な役割を演じていることを知ることが出来る。実際1.0 Bev以上で多重発生の正しい理論を構成することだけで、第二極大の存在を間接的に示すことが出来ることになる。しかし、第二極大の直接の分析のためには、E_<th>&harr;1.0 Bev間のπ-N相互作用を分析しなければならない。この領域の分析は非常に困難であろうが、逆に、核子の構造に対して多くの情報は期待出来ると予想される領域でもある。これについては追々分析をすすめる予定である。
著者
山崎 篤 田中 和夫 吉田 澪 三浦 周行
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.40-46, 2000-01-15
被引用文献数
4 18

ネギの花芽分化に及ぼす温度条件を明らかにすることを目的として, 中生品種の'金長'と'浅黄九条', 晩生品種の'長悦'を用いて, 昼温と夜温の影響を調べた.昼温を20℃として夜温を3&acd;15℃と変えて20&acd;60日間の低温処理を行った結果, いずれの品種においても花芽分化は7℃で最も促進され, 次いで3℃で促進された.また, 15℃という比較的高い夜温下でも処理期間を60日まで延長すると, '金長'と'浅黄九条'では50%以上の個体で花芽分化したが, '長悦'では10%の個体でしか分化しなかった.夜温を7.0℃として昼温を7.0&acd;26.5℃と変えて20&acd;75日間の低温処理を行った結果, '金長'と'浅黄九条'において, 抽台率は昼温13.5℃と20℃で高く, 昼温7.0℃と26.5℃でわずかに低かった.'長悦'の抽台率はいずれの昼温と処理日数においても'金長'と'浅黄九条'に比べ低かった.それでも, '長悦'の抽台率は昼温7.0℃と13.5℃では75日後に60%以上に達したが, 昼温20.0℃と26.5℃では著しく低く, 特に昼温26.5℃ではほとんど抽台しなかった.したがって, '長悦'では20℃前後で脱春化が起きていると考えられた.以上の結果, ネギの花芽分化最適夜温は, 昼温20℃の場合7℃であること, また'長悦'では20℃前後で脱春化が起こるが, '金長'と'浅黄九条'では26.5℃以下の温度ではほとんど脱春化は起こらないことが明らかとなった.
著者
的場 勝英 浜島 健二 山崎 高応
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.94, no.11, pp.1459-1467, 1974-11-25

2-Ethoxy-3-methoxy-2-cyclohexenone (II) and 2,3,5-trimethoxy-2-cyclohexenone (III) were prepared from pyrogallol in a satisfactory yield. II was reduced with lithium aluminium hydride to 2-ethoxy-3-methoxy-2-cyclohexenol (XXV), which was not so stable. III was reduced under the same condition to 2,5-dimethoxy-2-cyclohexenol (XXIX) and 2,3,5-trimethoxy-2-cyclohexenol (XXX). XXX was relatively stable but was not so stable as the reduced product of acutumine (I).
著者
秋谷 直矩 丹羽 仁史 坪田 寿夫 鶴田 幸恵 葛岡 英明 久野 義徳 山崎 敬一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.798-807, 2007-03-01
被引用文献数
7

筆者らはこれまで,依頼行為を理解するロボットを開発してきた.しかし,介護ロボットの実用化を目指すのであれば,どのような依頼行為が実際の介護場面でなされているかを分析する必要がある.そこで,介護ロボット開発のために,実際の介護場面におけるコミュニケーションを高齢者介護施設で観察した.そこでは,単に介護者が高齢者の依頼を受けて行動しているだけではなく,介護者と高齢者が同時に協同して作業している場面が多く見られた.この同時的協同的作業の達成のために,介護者と高齢者双方の予期的な調整行動が大きな役割を果たしていることが分かった.高齢者支援の開発のためには,この予期を支援するシステムの開発が必要である.
著者
秋谷 直矩 丹羽 仁史 久野 義徳 山崎 敬一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.684, pp.35-40, 2006-03-22
被引用文献数
2

高齢者社会が進む昨今、福祉ロボットの開発は時代のニーズに即したものである。本論文では、被介護者の簡単な依頼を理解するロボットを開発する基礎段階として、実際に人間同士の依頼行為がどのように組織化されているか、ということをエスノメソドロジー的見地により見ていく。この分析に基づき、依頼行為は、依頼行為が行われる以前にコミュニケーション・チャンネルが相互反映的な形で確立されていること、そして実際の依頼行為も依頼発話とジェスチャがお互いを精緻化しながら、相互反映的な形で組織化されているということがわかった。
著者
野村 曜子 山崎 克人 河野 通雄
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学医学部紀要 (ISSN:00756431)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.239-245, 1998-03-31

^<99m>Tcガラクトシル人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸 (^<99m>Tc-GSA) は, 肝実質細胞のアシアロ糖蛋白受容体結合性肝シンチグラフィ製剤である。この^<99m>Tc-GSAの新しい体内動態解析法を考案した。本法では^<99m>Tc-GSAは血中と肝の間で双方向の移動のみ存在するとし, 全血液と肝の二つのコンパートメントとそれぞれの速度定数k1 (血液→肝), k2 (肝→血液) の二つのパラメータからなる2コンパートメント2パラメータモデルを設定し, 各コンパートメントの微分方程式を解いた。更に心, 肝の時間放射能曲線を解析し, k1, k2を算出した。その結果k1/k2は肝に対する^<99m>Tc-GSAの結合能を表す指標となった。また理論的最大肝摂取量としてVLmg (mg/3mgGSA) を定義した。次に肝障害が疑われた6例を対象として従来の指標 (HH15, LHL15, LHL/HH, LU15) と2コンパートメント2パラメータモデルに基づくk1, k2, k1/k2, VLmgを算出した。そして各指標と肝機能検査値との相関, 各指標間の相関を検討した。その結果, k1/k2とVLmgはLU15以外の従来の指標と良好な相関を示し, 肝機能検査値では血清アルブミン値, LAPと良好な相関を示した。2コンパートメント2パラメータモデル法はこれまで報告された動態解析法の中でも最も簡便かつ非侵襲的であり, 得られるk1/k2及びVLmgは肝機能指標として臨床応用の可能性が示唆された。
著者
荒川 雅生 伊藤 寛 山崎 敏範
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
設計工学・システム部門講演会講演論文集 (ISSN:13480286)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.16, pp.51-52, 2006-11-14

In this paper, we will explain our collaborative PBL between academic and industry in Kagawa University. We have strarted this program since 2004. We asked local industry to give our students a theme which they are interested in, but which is not clearly defined. Then three or four students make team to solve that problem. They start from thinking about what they are required. They have discussed and negotiate to define their theme for detail. Then, they will benchmark and propose a solution for the problem. From these processes, we expect them to get ability of team working, referencing, negotiation and collaboration.
著者
松野 陽一郎 山崎 達也 松田 潤 石井 信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.688, pp.91-98, 2001-03-16

本研究では, マルチエージェント競合系の例としてカードゲームであるハーツを取り上げ, Actor-Cmicアルゴリズムと先読みを用いた強化学習法を提案する. この系では, 部分観測マルコフ決定過程における強化学習を取り扱わねばならない. 提案手法では, ゲームを序盤, 中盤, 終盤の3つの局面に分割し, それぞれの局面でActorを切り換えて行動制御と学習を行う. 中盤においては, 期待TD誤差に基づく先読みを用いた行動選択を行う. この際, Criticによって近似された状態評価関数と相手戦略から推定した状態遷移確率を用いて期待TD誤差を計算することで部分観測性に対処する. 本手法の有効性を計算機シミュレーション実験により確認した.
著者
山崎 隆之
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.583, pp.69-74, 2004
被引用文献数
1 1

The purpose of this study is to understand the method of extracting and describing local image from travel essay series "KAIDOU WO YUKU". In Conclusion, as the extracting method, 4 new elements is took into "local element" for local image object. Those elements are available not in travel essay, but in ordinary situation to produce local image. As the describing method, there are 6types method - "sensation", "emotion", "sentiment" ("comparison", "suitableness", "collation", "derivation"). There are mainly 2types context of local image. One is "sensation" and "emotion" about local landscape. Another is "collation" and "derivation" with adopting "history", "inhabitant" and "locality".
著者
山崎 尭之 大坐畠 智 川島 幸之助
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.525, pp.397-400, 2008-02-28

本稿ではピュアP2Pファイル共有ネットワークのファイル流通を制御する手法として,流通を制限したいファイルを公開しているピアに対して,継続的に通信の接続を試行する制御ピアを利用することで,ファイルを公開しているピアからのほかのピアへのファイルの拡散を防止する手法を提案する.提案方式によってファイル流通制御を行う制御ピアを実装し,実際のWinnyネットワークにおいて実験を行い,効果を確認した.