著者
竹脇 出 大淵 邦之 山崎 雅弘
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.69, no.583, pp.39-46, 2004
被引用文献数
1 3 1

A new frequency-domain method is developed for evaluating the earthquake input energy to a structure-pile-soil system or a super-structure alone subjected to a horizontal ground motion at an outcropping engineering bedrock surface. It is shown that the formulation of the earthquake input energy in the frequency domain is essential for including the frequency-dependent vibration property of the surface ground in terms of the wave propagation theory and the frequency-dependent property of the dynamic Winkler-type spring of the soi l around piles. It is also demonstrated that (l)the present formulation is effective for various input levels and various ground nronerties and (2)the energy input mechanism in the building structure-pile-soil system can be well described by the newly introduced energy transfer function (F-function).
著者
梅嶋 修 山崎 完一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.51, pp.49-52, 2008-07-27

喬柏園(きょうはくえん)新潟県柏崎市西本町に存在する公共施設で、高橋忠平(ちゅうへい)・サワ夫妻による公会堂建設費と建設地(自邸の宅地・建物・庭園)の寄付によって成立したものである。敷地は柏崎の海岸に並列する砂丘列上に3層の石垣を築き建造されたもので、下層には旧柏崎公会堂と庭園、中層には高橋夫妻が離れ座敷として用いた中段の間が現存したが、平成19(2007)年7月16日に発生した新潟県中越沖地震によって被災し、石垣・庭園・中段の間は解体撤去された。
著者
安岡 孝一 山崎 直樹 二階堂 善弘 師 茂樹 クリスティアン ウィッテルン 池田 巧 守岡 知彦 鈴木 慎吾
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

古典漢文の白文(句読点や区切りや返り点のない単なる漢字の列)に対し、形態素解析をおこない、品詞情報つきの形態素に分解するシステムを構築した。また、形態素解析に必要な古典漢文コーパスと古典漢文辞書を、汎用の形態素解析エンジンMeCabに即した形式で作成し、WWWで公開した。これらと合わせ、古典漢文コーパスを構築するためのツール群も作成し、同じくWWWで公開した。
著者
本郷 智子 山崎 真弓 広田 妙子
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

留学生を対象とした日本語教育において、会話を言語行動、非言語行動を含む総合的なコミュニケーション活動と捉えた教育活動実践記録のデータベース化を行った。それにより、各学習者が会話授業で何をどのように学んでいるかを教員間で共有化することが可能となり、教育改善に向けたシステムが構築された。
著者
村田 菜穂子 前川 武 山崎 誠
出版者
大阪国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

今昔物語集・(1)キリシタン資料(天草版平家物語・天草版伊曽保物語・日葡辞書)、(2)狂言(天正狂言本、狂言六義、狂言記、虎明本狂言集、虎清狂言本)から形容詞を採取する作業を行い、抽出した各見出し語の認定についての検討および用例数の再点検を行うとともに、新たに採取された形容詞については造語形式や結合タイプ・副次結合の度合い等の語構成論的分析を行った。そして、これに基づき、語彙表を作成した。また一方で、これまで取り上げてきた上代形容詞および中古形容詞について、いくつかの計量的分析を行い、これらの実態の考察を深めた。
著者
山崎 了 馬場 彩
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.196-200, 2009-03-05
被引用文献数
1

宇宙空間を飛び交う高エネルギーの荷電粒子(宇宙線)のうち,エネルギーが10^<15.5>eV以下の核子は我々の天の川銀河内にある若い超新星残骸などに見られる衝撃波で加速されていると考えられている.しかし,その決定的証拠は未だに得られていない.本稿では,銀河宇宙線の起源に迫る理論的研究や最新のX線・TeVガンマ線等の観測的研究の進展を紹介する.
著者
山崎 真克
出版者
比治山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

江戸後期類題和歌集に付された「作者姓名録」や、島根県立図書館蔵『雲陽人物誌』など、出雲歌壇の実態解明に必要な関連歌書の調査・収集を行い、出雲歌壇を構成する歌人について「姓・別称・身分・所在地・血縁関係・師弟関係」などの人物情報を抽出した。二次的資料により情報を整備し、データベースシステムに実装して、江戸後期出雲歌壇を構成する歌人データベースを構築し、これを用いて出雲歌壇の実態に関する研究を行った。
著者
北村 光子 山崎 久子 大江 千恵子 綿 祐二
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.185-193, 2003-01-31

我が国は高齢社会に入り様々な社会問題や生活問題を抱えている。その中でも介護に関しては、施設介護や在宅介護に限らず注目されており、現場で働く介護職の量と質の向上に各方面から力が注がれている。介護職の中でも、国家資格保持者である介護福祉士は、単に身辺介護に留まらず専門性をもって、利用者をとりまく生活全般の改善・向上に努めている。しかし、このように介護の現場で専門の知識と技術を提供している介護福祉士の認知度や、過酷な労働でありながら業務の評価については決して高いとは言えず、"やりがい"と"現実"の間でジレンマを起こしている状態である。よりよい介護を目指して、介護職のリーダー的役割を担う介護福祉士の職業意識や社会的地位、あるいは就労意欲について、もっと客観的に評価する必要があるといえる。そこで本研究では、介護福祉士の現状を調査し、さらに介護福祉士の就労意欲に影響を及ぼす要因を明らかにすることを目的とする。調査の結果、就労意欲の現状においては、仕事面で「身体的負担」「精神的負担」を感じると就労意欲を欠き辞職を考えるようになるという結果を得た。また、その理由として「賃金の低さ」や「仕事内容のきっさ」「運営方針への不満」「社会的地位の低さ」などが挙げられた。また、介護福祉士にとって、職場内に「良き理解者」が存在すると介護福祉士の「将来性」や「職に対する誇り」が得られるという結果を得た。この「良き理解者」について詳細な記述はできなかったが、このことは介護福祉士の役割を他職種間で共有することの重みを現しているといえる。今回の調査では、良き理解者が存在することが自己研鑽に直接結びつくという結果は得られなかったが、もっと介護福祉士の就労意欲や社会的地位を向上させるためには、自己研鑽できる環境設定や講習内容の充実が必要と考える。
著者
駒野 雄一 山崎 太郎 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.744, pp.75-80, 2003-03-20

OAEPよりも緊密な安全性を持つ改良方式として,Shoupは2001年にOAEP+を,古原・今井は2002年にOAEP++を提案した.本研究ではOAEPのPadding情報(冗長度)の構成法とそれをつける位置,暗号化関数への入力範囲を変更することで構成される(OAEP+, OAEP++を含む)72通りの変形方式を考え,各方式がどのレベルの安全性を実現するのかを網羅的に考察する.さらに,安全ではない方式に対しては安全性証明が破綻する要因を特定し,具体的な攻撃方法を与える.
著者
和田 佐和子 鷲田 孝保 山崎 郁子
出版者
茨城県立医療大学
雑誌
茨城県立医療大学紀要 (ISSN:13420038)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.57-65, 2004-03
被引用文献数
1

「クライエント中心の作業療法」の考え方を通し, 日本の在宅痴呆高齢者に対する作業療法サービスについて考察したところ, 痴呆高齢者本人に対する本質的なサービスとは何か, という課題があがった。その答えを探すために, 学問的視点及び一般社会の視点から, QOLに関する文献調査を行った。結果より, QOLの各側面 (生命の質, 生活の質, 人生の質) に対する本質的なサービス項目が11項目導き出された。さらに, 「目の前のその人の, 今この瞬間を大切に, 潜在能力を引き出す作業療法サービス」と一つにまとめられた。これはリハビリテーションの理念とも一致し, 作業療法の本質的なサービスとは何か, という課題に答えるものであった。これらの答えが, 痴呆高齢者本人を「クライエント」と信じ, サービスを提供しようとする多くの作業療法士や他のケア提供者にとって, 道しるべとなることを願う。
著者
坪田 浩乃 小守 伸史 高田 英裕 田村 俊之 浅井 文康 徳田 健 山崎 哲男 嶋 憲司 西川 博昭 寺田 浩詔
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1410-1411, 1989-03-15

データ駆動形プロセッサを実用化する上において、プログラム記憶のハードウェア規模の大きいことが一つの障害となっている。本報告では、プログラム記憶中の行き先ノード番号を相対アドレスで表現することにより、プログラム記憶サイズが大幅に圧縮可能であり、また、容易にマルチタスク環境が実現できることを示す。さらに、この方式を採用することによる、性能に対する影響についても評価を行った。
著者
山崎 正幸 森本 伸秀 大政 真一 永井 康秀 菊池 建次 坂口 浩二 林 克哉 山口 貴敏 上河 深 小野 清一郎 下位 紘一 澤田 克仁 坂本 勝治 津田 真啓
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.428, pp.1-6, 2005-11-17

CIGRE SC D2会議が, 2005年6月6日から6月10日までメキシコのクエルナバカで開催された。この会議は, 定例会議, コロキウムおよびテクニカルチュートリアルが含まれている。コロキウムでは, 日本から三つの投稿論文"日本の電力会社の光ファイバー心線貸しビジネスの意義と今後の課題", "日本の電力会社の光ファイバーネットワークデザインと管理システムの構築"および"日本の電力会社のバーチャル・プライベート・ネットワークに関する事項およびアプリケーション"を含めて討議を行った。本会議で討論した内容について報告する。