著者
山口 亮 鈴木 拓馬 山田 晋也
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

近年、気温の高い日が多く、特に夏季の最高気温が30℃を超える日が増加している。このため、原木シイタケ栽培の夏季における休養中のほだ木への影響が懸念される。そこで、自然条件よりも高い温度でほだ木を休養させ、子実体発生への影響を検討した。 シイタケ中高温性品種2種を接種したほだ木を用いて、浸水、子実体採取、休養の順番で複数回繰り返し、発生した子実体の生重量及び個数をほだ木ごとに測定した。発生は2014年5月から2015年12月にかけて8及び12回行った。休養は通常の栽培で用いられる遮光ネット下及び加温した遮光温室下(以下、遮光区、加温区)で行った。加温区のほだ木内部温度は、遮光区よりも平均で2から3℃高い状態となった。 ほだ木一代の子実体発生量は、2品種ともに試験区間で差はみられなかった。しかし、発生回ごとの子実体発生量は試験区間で差がみられる場合があり、夏季に限ると加温区における発生量は減少し、浸水から収穫までの日数が増加し、高温下での休養の影響が現れた。その後の発生回では、加温区の発生量が遮光区を上回ったことから、ほだ木への影響は長期に及ばないと思われる
著者
溜渕 功史 山田 安之 石垣 祐三 高木 康伸 中村 雅基 前田 憲二 岡田 正実
出版者
SEISMOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
地震 第1輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.193-207, 2010

We found eight <I>M</I> 5.1 characteristic earthquakes regularly occurring since 1966 on the plate boundary between the Eurasian plate and the Philippine Sea plate near Miyakojima Island, the Ryukyu Arc, Japan. The quake recurrence interval was 5.89 years in average, and the standard deviation was only 0.73 years. The accumulating stress presumably ruptured the same asperity enclosed by the creeping zone repeatedly. Also, we found three other groups of small repeating earthquakes of <I>M</I> 4, which occurred close to the hypocenters of the <I>M</I> 5 events. Those groups also occurred regularly and we can consider them to be 'characteristic' earthquake sequences. Now, we called those groups A, B, and C. It is not clear whether groups A and B had an intrinsic recurrence interval or if they influenced each other. However, two events of group C occurred within one week after the <I>M</I> 5 quakes, indicating that the <I>M</I> 5 events triggered the group C events whose asperity had suffcient strain energy. No earthquake exceeding <I>M</I> 7, which could change the recurrence intervals, has been observed on the subduction zone around the Ryukyu Islands. Therefore, there should be numerous characteristic earthquake sequences in other areas of the Ryukyu district. We expect that the next <I>M</I> 5 earthquake at 50 km depth on the plate boundary near Miyakojima Island will occur between September 2012 and July 2014 with 70% probability, using the small-sample theory with a log-normal distribution model. Moreover, the <I>M</I> 5 event may be accompanied by an <I>M</I> 4 quake that could rupture the asperity of group C within one week.
著者
金子 芳樹 浅野 亮 井上 浩子 工藤 年博 稲田 十一 小笠原 高雪 山田 満 平川 幸子 吉野 文雄 福田 保
出版者
獨協大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究のASEANを①拡大と深化の過程、②地域横断的イシューの展開 、③域内各国の政治社会変動分析という観点から「国際・地域・国内」の3次元で捉え直すという目的に沿って、第1年目の平成29年度においては、各担当者が現地調査や文献調査を中心に国別、イシュー別の調査を進めた。また、本研究のもう一つの特徴である「ASEANとEUとの比較」という観点については、その第1歩としてEU研究者を報告者に招聘して研究会を複数回開催し、EUの組織や地域統合のあり方などについて研究分担者・協力者の理解を深める活動を行った。その際、ASEANとEUの両研究分野の相互交流や共同研究を今後進めていくことについても、その体制造りなどを含めて意見交換を行い、具体的な段階へと歩を進める準備を行った。さらに、本研究の研究成果を逐次社会に公表していくという目的と、研究の新たな展開と蓄積のために他国や他分野の研究者との情報・意見交換を進めるという目的に沿って、国内の公開シンポジウムや学会ならびに他国開催の国際研究集会に研究分担者・協力者を派遣もしくは参加支援を行った。また、各研究分担者・協力者は、本研究のテーマもしくは関連テーマに関する論文および書籍の発表・刊行を積極的に行った。これらを通して、研究成果の公表とフィードバック、新たな研究知見の獲得、国内外での研究人脈の形成といった面でそれぞれに成果を得ることができた。上記のような諸活動を通して、1年目の目標であった本研究の基盤作りを着実に進めることができ、2年目以降のステップアップに向けた準備を整えることができた。
著者
金本 郁男 井上 裕 守内 匡 山田 佳枝 居村 久子 佐藤 眞治
出版者
日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.96-101, 2010-02-28
被引用文献数
3

野菜サラダ(キャベツ,オリーブ油,酢)と米飯の摂取順序を変えた時に食後の血糖値とインスリン値のプロファイルがどのように変化するのかを確認するため,10名の健常成人において試験を行った.その結果,米飯摂取後に野菜サラダを摂取した場合と比較して,米飯摂取前に野菜サラダを摂取した場合には,食後20, 30, 45分での血糖上昇値(ΔC)は有意に低下し(<i>p</i><0.01),最高血糖値(ΔC<sub>max</sub>)に到達する時間は約40分遅延した(<i>p</i><0.01).ΔC<sub>max</sub>は平均21%低下し,食後0∼120分までの血糖値上昇曲線下面積は,平均39%低下した.血清インスリン値は血糖値とパラレルに推移し,食後のインスリン分泌が節約できる可能性が示唆された.以上より,野菜サラダは米飯よりも先に摂取するほうが食後の血糖上昇を抑制するために有効であることが示された.<br>
著者
山田 一夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.201-205, 1982-01-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
根本 淳 中島 敦司 中尾 史郎 山田 宏之 養父 志乃夫
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.67, no.5, pp.559-562, 2004-03-31
被引用文献数
1 2

In order to evaluate the effect of site protection for restoration of uncovered stand floor vegetation due to trampling, we carried out the restoration experiment at three secondary stands of Quercus serrata from June 1998 to October 2002. The restoration experiment was carried out with the cultivating surface soil both in the protection site and in the opened site, at each stand. As results, only in the largest stand with nine hectors width, the coverage and the numbers of species of herb layer were increased more in the protected site than in the opened site. Also, the percentage of the species, which are characteristic in the secondary stands of Quercus serrata, was increased at the protected site only in the largest stand. Thus, the site protection is concluded as effective for applying larger stands than nine hectors width to restore stand floor vegetation due to trampling.
著者
山田 勇樹 三好 保 棚田 成紀 今木 雅英
出版者
日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.788-794, 1991-08-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
10
被引用文献数
4 9

日本人が日常よく摂取している藻類であるわかめについて,日本人を対象とした消化吸収率及びエネルギー利用率に関するデータが殆どないので,これらの値を算出した。対象者は,日本人青年4名である。最初5日間に基礎食,それに続いてわかめ10g:5日間,20g:5日間,40g:5日間とした実験期間中に排泄された糞と尿は全量採取した分析に供した。基礎食期とテスト食期の成分の差によって,消化吸収率及びエネルギー利用率を算出した。しかしながら,各栄養素の消化吸収率にばらつきが大きかったので算出した数値のみ列記する。以下はその結果である。1) 蛋白質の消化吸収率は,70.1±14.0%である。2) 脂質の消化吸収率は,97.5±59.0%である。3) 炭水化物の消化吸収率は,55.8±14.6%である。4) エネルギー吸収率は,60.6±15.9%であった。又正味エネルギー利用率62.4±19.4%であった。
著者
山田 京子
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
no.6, pp.25-29, 2014-03-20

戦後の日本語教育では,学習者の漢字の習得に対する困難を指摘する声が多数あがってきた。当初,漢字圏の学習者の漢字学習には大きな問題が存在しないと言われ続けてきた。しかし,母語による干渉が,日本語の漢字の習得に影響を与えていることも明らかになってきている。本稿では,1960年代から現在までの漢字教育について各時代の主な研究の中から,漢字圏学習者を対象とした漢字教育についてまとめることとする。
著者
山田 恭子
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.66-66, 2010

従来,環境的文脈を復元すると,正しい記憶が増えると言われてきた。一方で,環境的文脈の復元が誤った記憶にどのように影響するのかは,まだ不明瞭である。この問題は目撃記憶正確性に関連してくる問題といえる。そこで,本研究では,環境的文脈の復元が目撃者の正再認と虚再認に及ぼす影響について調べた。環境的文脈は模擬犯行場面の映像の呈示の有無で操作した。学習時に模擬犯行場面の映像を提示した10分後,犯人の特徴等に関する再認テストを行った。そのとき,同文脈条件では,学習時の映像から人物やその所持品を除いた静止画を見ながら回答を行った。異文脈条件では画像の呈示はなかった。その結果,正再認率は環境的文脈の復元の効果はなかった。一方,虚再認率は,同文脈条件において異文脈条件よりも高かった。このことから,環境的文脈が復元されると,実際に見なかったものも誤って「見た」と判断してしまう可能性が高くなることがわかった。
著者
山田 義照 伊藤 和憲
出版者
日本原価計算研究学会
雑誌
原価計算研究 (ISSN:13496530)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.47-57, 2005

本稿は,バランスト・スコアカード(BSC)と方針管理の関係を,戦略の策定と実行の観点から考察する。考察の結果,BSCは戦略実行のために戦略を現場へ落とし込む仕組みが必ずしも確立されていないことが明らかとなった。そこで,戦略的マネジメント・システムを機能させるために,方針展開によって戦略を現場に伝達する仕組みを持つ方針管理とBSCを補完的に連結することを提案している。
著者
三浦 和 川村 哲史 北澤 寿基 佐野 航基 山田 純平 山本 幸太郎
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2014, 2015

【はじめに,目的】5本指ソックスはそれを履くことで足底面積の増加による支持面の拡大や,荷重点の偏移による小趾荷重が認められている1)。しかし,この先行研究は静的立位時の変化を対象とするものであり,5本指ソックス着用による動作時の効果についての報告は少ない。また,筋疲労に対する効果については認められていない2)。そこでバランス機能の面から5本指ソックスの有効性について検討した。【方法】対象者は健常成人18名(男性9名,女性9名,平均年齢20.9±1.3歳)とした。1)アンケート調査測定前に利き足(ボールを蹴る側),スポーツ歴(種類,期間),5本指ソックス着用の有無を聴取した。2)計測環境本研究では5本指ソックスの継続的着用によるバランス能力への影響を検討する為,2週間の着用期間を設け,初日,7日目,14日目の計3日間に計測を行った。また。普通ソックスとの比較のため,初日に普通ソックス着用での計測を行った。(1)重心動揺計(ANIMA社製G-6100)を使用し,左右下肢の片脚立位時の足圧中心の軌跡を計測した。肢位は遊脚側股関節膝関節90°屈曲位,上肢下垂位とし,測定時間は30秒とし,左右各1回ずつ計測を行った。(2)footscan<sup>®</sup>.entry level USB7 system Version(RSscan International)を使用し自由歩行時の足圧中心の軌跡を計測した。助走距離は測定区間の前後3mとした。また,計測距離は2mとし,計測は2回行った。(3)Functional Reach Test(以下FRT)では前方・側方リーチを測定した。測定順序は各方向をランダムに設定した。測定にはファンクショナルリーチ測定器(オージー技研社製)を使用し,それぞれ3回ずつ測定を行った。3)データ分析(1)重心動揺においては総軌跡長,外周面積,X方向動揺平均中心変位,Y方向動揺平均中心変位の値を左右2回分の平均値で検討を行った。X方向動揺平均中心変位においては外側への偏移を検討する為,左側の測定値に-を掛けた値を使用した。(2)footscanにおいては各測定から左右1足ずつ抽出し,外側方向に最大となる点のX軸座標を記録し,2回分,計4歩分の平均値で検討した。(3)FRTにおいては前方,側方リーチの平均値で検討した。統計学的処理として一元配置分散分析後に多重比較Bounferroni法を用いた(p<0.05)。【結果】普通ソックスと5本指ソックス着用初日,普通ソックスと5本指ソックス着用14日目との比較において総軌跡長に有意な減少が認められた(p<0.05)。しかし,それ以外の群間,測定項目において有意差は認められなかった。【考察】普通ソックスと比較し5本指初日の総軌跡長において有意差が見られたことから,5本指ソックスの静的バランス能力への即時効果が示された。しかし,約7日間で普通ソックスでの結果に回帰し,14日目以降で再びバランス能力の向上が示された。この結果は初日においては5本指ソックスの着用により足指の可動性が向上し,静的バランス能力に影響が出たと考える。また,7日目においては日常生活を5本指ソックスで送ることにより,筋活動量が増大し,筋疲労が生じやすい状態となったため,普通ソックスと同等の結果となったと考える。さらに継続して着用することで5本指ソックス着用に対する慣れが生じ,筋活動量が低下し静的バランス能力の改善が生じたと考える。先行研究において静的バランス能力の指標である総軌跡長や足趾筋力,また動的バランス能力の指標であるTimed Up and Go Testとは互いに有意な相関が見られている3)。このことから,今回の実験で5本指ソックス着用により,静的バランス・動的バランスの両者において向上していることが考えられ,5本指ソックスの着用は転倒リスクの軽減に効果があることが示唆された。FRTに関しては年齢と身長に有意な相関があり,柔軟性など他の身体機能や他のバランス指標とは異なった要素で独立した指標であることが報告されている3)ため,今回の実験では有意差は認められなかったと考えられる。本研究の被験者はバランス能力が良好な健常成人を対象とし研究を行った。そのため,バランス能力の向上がわずかであり,総軌跡長以外の指標において有意差が出ない状態であった。今後はバランス能力が低下している高齢者なども対象とし研究を行う必要があると考える。また,今回は期間の都合上,14日間の計測となった。しかし,14日間以上の着用での効果も考えられるため,さらなる着用期間を設け研究を行う必要があると考える。【理学療法学研究としての意義】日常的に簡易に利用可能な5本指ソックスに着目した研究であり,疾患をもつ対象者への応用も容易に行える有用な研究結果であると考える。
著者
Mahbubur S.M. Rahman 山田 昌彦 吉田 雅夫
出版者
日本育種学会
雑誌
Breeding science (ISSN:13447610)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.335-339, 1997-12-01
被引用文献数
1

バンレイシ科アノナ属に属するチェリモヤ(A. cherimola),バンレイシ(A. squamosa),ギュウシンリ(A. reticulata),トゲバンレイシ (A. muricata),ポンドアップル(A. glabra), ヤマトゲバンレイシ(A. montana)と A. cherimola×A. squamosaの種間雑種,計14系統を供試して,PCR-RFLP法により類縁関係を検討した。葉緑体DNAフラグメント,rbcL-ORF106を増幅させるため一組の塩基配列標識部位(STS)のプライマーを用いた。増幅したフラグメントを6種類の制限酵素で消化したところ,2-6のDNA断片が得られた.RsaIで消化した時,7つの異なったパターンが観察されたが,他の酵素では4-6のパターンしかみられなかった。対になった距離の平均値は,O.017-O.607の範囲で,最小値はA. squamosaとA. cherimola×A. squamosaとの間でみられ,最大値は,A. glabraとA. cherimola×A. squamosaとの間で見られた。Swofford parsimony法により,8つの系統樹図が得られ,それより50% majority-rule consensus treeが得られた。栽培種と野生種は別のグループを形成し,チェリモヤとバンレイシの雑種であるアテモヤは栽培種の両親の中間に位置した。ポンドアップルはデンドログラムでは単独のクラスターを形成し,他の種とは大変異なっているとみなされた。これらの結果は,多くのアノナ属を使い,系統分類学において基礎的な情報を与えるものと思われる。
著者
長田 孝司 鈴木 弘誉 山田 重行 山村 恵子
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 = An official journal of the Japan Primary Care Association (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.400-407, 2010-12-15

【目的】<br>平成21 (2009) 年6月1日より改正薬事法が施行され, 薬剤師は第1類医薬品を購入する顧客に対して安全かつ適正な使用ができるよう情報提供を行うことが義務付けられた. 第1類医薬品に関する適切な情報を提供するために顧客の健康ニーズをアンケート調査した. <br>【方法】<br>愛知県, 岐阜県, 三重県のドラッグスギヤマにおいて第1類医薬品を購入した顧客を対象とし, 薬剤師が購入した第1類医薬品に関する情報提供を行った後, アンケート用紙を配布した. 記入したアンケート用紙は, 郵便にて直接, 当研究室で回収した. <br>【結果】<br>第1類医薬品の顧客のうち66.4%が購入を繰り返し, 77.6%が「満足」と回答した. また, 90%以上の顧客は, 購入時の薬剤師の説明について「分かりやすい」と感じているが, 64.2%の顧客が薬剤師の説明がないと買えないのは不便と思っていることも明らかとなった. そして, 今回アンケートに回答した顧客の6.0%に一般用医薬品使用後に調子が悪くなった経験があった. <br>【結論】<br>添付文書を読まない顧客に対する薬剤師の説明や相談を丁寧でわかりやすいものにすることで, 第1類医薬品購入時の利便性意識を向上し, 安全で有効なセルフメディケーションの推進を加速すると考えられた.

1 0 0 0 IR 高麗仏画と光

著者
山田 哲平
出版者
明治大学教養論集刊行会
雑誌
明治大学教養論集 (ISSN:03896005)
巻号頁・発行日
no.397, pp.79-95, 2005-09
著者
山田
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.178, pp.1206-1208, 1896-12-26
著者
津田 展宏 山田 啓文 石田 文彦 宮下 正之 山口 正高
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.146-151, 1989-01-05 (Released:2009-10-08)
参考文献数
4
被引用文献数
3 3

We have developed the wide range scanning tunneling microscope (STM) to measure surface topography of a diamond turned gold mirror, a gold coated float polished glass surface and so on. Three dimensional positioning of our STM device is achieved not by using a famous piezoelectric tripod, but by monolithic high precision wide ange translation mechanisms, which we call multi-compound parallel spring. One of strong points of this device is that capability of this specially fabricated X-Y stage is to measure over a sample area of 70μm×70μm and is easily cut from a monolith. We have got an information that each diamond tip trace straightness of the turned surface using a high precision air bearing lathe changes noticeably in the portion. This fact shows that we still have to improve not only such manufacturing conditions as tool radius, and the roughness of tool tips but also the surface finish machine environments especially vibrations.
著者
山田 香織 工口 陽平 田浦 俊春
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.2_49-2_54, 2016-07-31 (Released:2016-11-15)
参考文献数
21

動くロゴマークなどに見られるように,身の回りの様々な場面で動きを伴ったデザインがなされるようになってきている.本研究では,作りたい動きのイメージが曖昧である際に,計算機と対話しながら動きをデザインする方法を提案することを目的としている.これまでに,自然物の動きを誇張しそれを合成することで新しい動きを生成する方法を提案し,システムを構築した.本論文では,曖昧で漠然としている動きのイメージを表現するための方法として擬態語に注目する.また,これまでに存在していない新しいイメージを表現するために,既存の擬態語を超えて,全く新しい擬態語が造られることもある.本論文では,動きのアイデアを表現するために新しく造られた擬態語を創作擬態語と呼び,これに基づいて創造的な動きを生成する方法を提案する.そのために,まず,創作擬態語を計算機が理解する(処理する)手法を構築した.そして,これまでに構築した動作生成システムおよび動きのデータベースに,本論文で構築した手法を組み込み,本方法の有効性を検証した.