著者
山田 徹
出版者
校倉書房
雑誌
歴史評論 (ISSN:03868907)
巻号頁・発行日
no.779, pp.85-89, 2015-03
著者
佐藤 泰 山田 崇裕 松本 幹雄 脇谷 雄一郎 海野 泰裕 柚木 彰
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010年秋の大会
巻号頁・発行日
pp.109, 2010 (Released:2010-10-18)

Triple to Double Coincidence Ratio (TDCR)法は液体シンチレーション計測法の一種であり、3本の光電子増倍管を用いて、液体シンチレータと混合した線源の放射能を絶対測定する方法である。今回、炭素14の測定に関して、理論計算により計数率をTDCR値の数値関数として求め、繰り返し計算により、実験値にフィッティングすることで、放射能絶対値を求めた。
著者
山田 光
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.375-381, 1990-04-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
13

A new method of Differential Non-linearity (DNL) error correction for the successive approximation A/D converter (SAADC) is proposed.The SAADC has very short conversion time and is very useful in various fields. But it has the largest DNL in comparison with any other type of ADC.The DNL is the channel width irregularity of ADC, and is the most difficult error to deal with since it cannot be eliminated by adjustment.The most famous research to equalize the channel width of SAADC is the Gatti's “Sliding Scale Method” proposed 28 years before approximately.This new method of DNL error correction is based upon the peculiar feature of the SAADC.First, the generation mechanism of DNL error is analyzed.Second, a new method of DNL error correction is proposed.Finally, the feasibility of this newly proposed method is confirmed through the computer simulations.
著者
森 悦朗 山田 晋也
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1190-1192, 2014 (Released:2014-12-18)
参考文献数
10
被引用文献数
3

特発性正常圧水頭症の中核をなす,disproportionately enlarged subarachnoid-space hydrocephalus(DESH)の形態的変化は,くも膜顆粒からCSFが吸収されるという古典的な学説と,それに基づいた高位円蓋部くも膜下腔の癒着による流れの障壁があるという仮説では説明できない.MRI Time-SLIP法をもちいたCSFの動きの観察から,健常者でもDESH患者でも高位円蓋部にはCSFの動きはないことを示し,DESHを説明可能なCSF吸収の仮説を提唱した.
著者
山田 皓大 李鹿 輝 中野 政身
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第51回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.63, 2008 (Released:2009-04-14)

アメンボ類は特性長さが1cm、特性体重が10 dyne の昆虫で、池や川、外洋の水面に生息している。アメンボの体重は、自由表面が湾曲して生じた表面張力によって支えられており、水をはじく左右の中足を漕ぐように動かして進む。これまでの研究からは、アメンボの流体力学的な推進力は、漕ぐ脚が発する半球状の渦と表面張力波によって、下にある流体に運動量を輸送していることが明らかになった。本研究の目的はアメンボが素早く足を動かす瞬間にアメンボと流体との運動量の交換を定量化することである。デジタル粒子画像計測法(DPIV)技術を用いて水の流れを可視化した。アメンボの脚の素早い瞬間の動きが水の運動量に与える影響を定量化し、その結果アメンボの推進効率を算出する。
著者
林 治助 山田 拓司 渡辺 貞良
出版者
繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5-6, pp.T190-T198, 1974-05-10 (Released:2008-11-28)
参考文献数
9
被引用文献数
2 4

It was found that there was a difference between X-ray diffractograms of Na-Cellulose I derived from the cellulose I family (I and IIII) and that from the cellulose II family (II, IIIII and IVII), and we calssified them as Na-Cellulose II and Na-Cellulose III, respectively. Both Na-Cellulose II and III regenerated cellulose II by washing with cold water. When decomposed with hot water, however, Na-Cellulose II regenerated mixture of cellulose I and II, and Na-Cellulose III regenerated cellulose II. Namely, Na-Cellulose has memory of the crystalline structure of the original cellulose.As described in our previous paper, the chain conformation of cellulose is thought to be a difference between cellulose I and II families, the former has “bent” type and the latter has “bent and twisted” type comformation.The memory of the original structure may be due to the retaining of chain conformation during meroerization and regeneration. When Na-Cellulose II is decomposed by cold water, the chain conformation is changed from “bent” to more stable “bent and twisted” type owing to strong swelling and hydration, and cellulose II was regenerated.
著者
牧野 俊郎 若林 英信 松本 充弘 吉田 英生 花村 克悟 山田 純 MIYAZAKI Koji
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

熱ふく射(thermal radiation)は物質における荷電粒子の熱振動に起因する電磁波であり,工業的にも身近にも得やすいエネルギーであるが,そのままではPlanck分布の及ぶ広い波長域に分散し,また,指向性が弱いぼんやりしたふく射である.そのため,レーザーの場合のように特定の波長にそのエネルギーを集中して工学的な機能を発揮させるためには有効でないことが多かった.本研究は,この熱ふく射を特定の波長帯域のふく射が強調されるスペクトル機能性のふく射に変換し制御する技術の開発をめざすものである.電磁波動論・分光学・固体物性論・伝熱工学を基礎として分光熱工学の実験・理論研究を行い,エネルギー工学と生活環境工学のために有効なハードシステムの実現をめざす.牧野・若林・松本は,(1)薄膜系の放射ふく射の干渉と(2)薄膜系のふく射放射理論を検討し,(3)薄膜系エミッターの試作を行った.さらに,(4)表面の鏡面反射率・半球反射率・指向放射率のスペクトルの同時測定法を提案し,(5)熱ふく射に関するKirchhoffの法則を電磁波のレベルで実験的に検証した.また,牧野は,本研究を総括する視点に立ち国内の講演会や国際会議において本研究に関する多くのKeynote講演などを行った.吉田は,スペクトル機能性ふく射を用いる熱・光起電力発電システムを熱システム工学的に検討した.花村は,(1)矩形マイクロキャビティによる放射率の波長制御に関する分光実験・計算を行い,(2)近接場光によるナノギャップ発電に関する実験装置を設計し,(3)GaSb光電変換素子を自らの実験室において試作した.山田は,(1)薄膜系エミッターからの放射ふく射の計算と(2)人体の皮膚の反射に関する分光実験・計算を行い,(3)色素増感太陽電池の改良を検討した.
著者
牧野 俊郎 花村 克悟 山田 純 宮崎 康次 松本 充弘 若林 英信
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究は,スペクトル機能性ふく射の制御技術開発をめざす熱工学の研究の展開を図るものである.そのような技術は,とりわけ,熱光起電力発電(TPV)システムの開発において重要であり,また,わかりやすい.電磁波動論・分光学・固体物性論・伝熱工学を基礎として分光熱工学の実験・理論研究を行い,熱工学のシステム的な視野をもって,エネルギー工学と生活環境工学のために有効なハードシステムの実現をめざす
著者
山田 英一 高倉 重義 手塚 浩
出版者
The Japanese Nematological Society
雑誌
日本線虫研究会誌 (ISSN:03882357)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.12-15, 1972

北海道, 後志支庁管内, 真狩村字豊川の一農家ほ場より1972年7月14日に採集されたジャガイモの生育不良株 (品種: べにまる) の根に線虫のシストが多数認められ, 形態の測定値と特徴から, 本種をわが国未記録のジャガイモシストセンチュウ (<I>Heterodera rostochiensis</I> Wollenweber) と同定した。本種の寄生によりジャガイモ地上部の生育不良がほ場の一部でとくに目立ち, 土壌中の線虫密度も他のか所よりも高い。線虫の第2期幼虫, 雌および雄成虫, シストの形態的特徴はこれまでの同種についての報告とほぼ一致した。
著者
野津 厚 宮島 正悟 中西 豪 山田 雅行
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A (ISSN:18806023)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.877-890, 2006 (Released:2006-10-20)
参考文献数
35

想定東海地震のような,陸地の極近傍で発生する海溝型の巨大地震による震源近傍の強震動については,強震記録が存在しないため,不明な点が多い.本研究では,経験的サイト増幅・位相特性を考慮した統計的グリーン関数法により,想定東海地震の震源近傍における強震動の評価を実施している.強震動の評価に必要なサイト増幅特性はスペクトルインバージョンにより推定し,2001年4月3日静岡県中部の地震(MJ5.3)の強震記録を利用して強震動評価手法の妥当性を検証した上で,想定東海地震に対する強震動評価を実施している.その結果,震源近傍における地震動はサイト増幅特性に大きく依存し,サイト増幅特性の特に大きい場所では,1995年兵庫県南部地震の観測波を上回る地震動も想定されることがわかった.
著者
品川 森一 久保 正法 山田 明夫 古岡 秀文 中川 迪夫 堀内 基広
出版者
帯広畜産大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1995

本研究では、従来から行われているウエスタンブロット(WB)法の試料調整法の改良を行った。その結果、マウスモデルでは、腹腔内接種1週目から脾臓にプリオン蛋白が検出できるようになった。多数検体を検査するためには、より簡便なプリオン検出法が必要であり、マウスモデルを用いてELISA法を開発した。検出感度はウエスタンブロット法のおよそ2倍であった。中枢神経系組織からの試料調整を簡便化し、実際に羊材料に応用可能なことを確かめた上で、この方法の有用性を北海道のと蓄場から分与を受けた羊材料を用いて検証した。また、さらに検出感度を高めるために、ELISAの検出系に光化学反応試薬を導入したところ、およそ20倍ほど検出感度が上昇した。まさらに、コラーゲン中のプリオン検出のための試料調整法も検討し、前処理法としてコラーゲンの粘性を低下させ、大容量から比較的選択的にプリオン蛋白を濃縮することが可能となり、プリオン汚染の検出法に目処がついた。一方、プリオン病は宿主のプリオン蛋白の遺伝子に多型があり、その型によって感受性が異なる。国内の羊プリオン遺伝子型の出現頻度とスクレイピ-との関連を検討した。またプリオンの蓄積は主として中枢神経系であり、少量であるが細網内皮系の組織にも起きる。診断に有用な組織採取部位を決定するためにも、詳細なプリオン蛋白発現の違いを明かにする必要があり、羊体内のプリオン蛋白発現を調べた。さらに伝達性海綿状脳症のプリオン以外の危険因子の検討を人海綿状脳症に倣い、アポ蛋白Eを標的として検討した。
著者
山田 哲雄 村松 成司 高橋 徹三
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.39-46, 1993-02-10 (Released:2010-02-22)
参考文献数
32

本研究は, 運動時の汗および尿中Na, K排泄量の一過性の変動に及ぼす運動強度の影響について, 安静実験を対照として運動時および運動後9時間にわたり, 腎機能, 血中ホルモンなどとの関連を考え合わせて検討することを目的とした。健康な成人男子5名を被験者とし, 第1日目を調整日, 第2日日を対照実験日 (以後, 対照日と略), 第3日目を最大酸素摂取量の60% (60% VO2mx) を目標強度とした中等度の強度の運動負荷実験日, 第4日目を80% VO2maxを目標強度とした激運動負荷実験日 (以後おのおの中等度の運動日, 激運動日と略) とする実験を実施した。おもな結果は, 以下のとおりであった。1) 運動時の心拍数および% VO2maxは, ともに中等度の運動日に比べ激運動日で有意に高値を示した。2) 血中乳酸, 血漿レニン活性 (PRA), 血清アルドステロン (Ald) は, いずれも運動直後で激運動日>中等度の運動日>対照日の順に高値で, 3実験日の間にはいずれも有意差がみられた。3) 運動時の体重減少量は, 激運動日>中等度の運動日>対照日の順に高値で, 3実験日の間にはいずれも有意差がみられた。4) 運動時の汗中Na, K排泄量は, ともに激運動日>中等度の運動日>対照日の順に有意に高値または高値傾向を示した。5) 尿量, 尿中Na排泄量は, 運動時では対照日に比べ激運動日で有意に低値を示した。一方, 尿中K排泄量は, 運動時では対照日に比べ激運動日で有意に低値を示したが, 回復期では対照日に比べ中等度の運動日で有意に高値を示した。6) (汗+尿) 中Na排泄量は, 運動時では激運動日>中等度の運動日>対照日の順に有意に高値または高値傾向を示した。運動時, 回復期の合計では3実験日の間に有意な差を示さなかった。一方, (汗+尿) 中K排泄量は, 運動時では両運動日で対照日に比べ有意に高値を示した。運動時, 回復期の合計では, 中等度の運動日で対照日に比べ有意に高値を示した。以上のことから, 本実験条件下では, 中等度以上の強度の運動時には一過性に, (1) Na, Kの体外への損失が高まること, (2) Naの損失は汗中Na排泄量が高まるほど大であること, (3) Kの損失は激運動日では必ずしも高まらないこと, (4) 激運動日では相対的にKよりもNaの損失が大であること, また, 運動後9時間までの時点では, (1) Naの体外への損失は激運動日で個人差が大きいものの両運動日ともに対照日に比べ明らかではないこと, (2) Kの体外への損失は中等度の運動日で高まること, (3) NaとKの身体全体としての相対的な排泄比率については両運動日と対照日との間に差がみられないこと, がおのおの示唆された。
著者
山田 明
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.27-36, 2006-06-24

財政優遇措置により市町村合併を推進してきた合併特例法は、2006年3月末で経過措置も期限が切れ、「平成の大合併」は第2ラウンドに入った。1999年3月末からの合併件数は582、関係市町村は1993にのぼり、基礎自治体のかたちは様変わりした。合併にたどりつく前に破綻したケース、当初の構想とはかなり異なるケースも少なくない。破綻の典型的なケースとして、合併の目的やメリット、新市の名称や庁舎の位置、合併を揺るがす事件、財政状況などの原因があげられる。「3市1町」の合併協議が破綻した愛知県知多北部など、合併破綻の検証から「平成の大合併」の問題点と今後の課題を探っていきたい。
著者
[山田寿雄 原画]
出版者
[石井勇義]
巻号頁・発行日
1940
著者
金井 猛志 岡本 龍一 ファリス ヒシャム 桑村 有司 山田 実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.51, pp.1-6, 2008-05-16
被引用文献数
2

高屈折率導波路と真空中を走行する電子を利用した新しい光発生法を実験的に検証した.高屈折率導波路を利用して導波モードの位相速度ν_<opt>を光速cの1/3程度まで遅くしておき、電子の群速度ν_eを導波モードの位相速度で走行させると、一種のチェレンコフ放射により導波路から放射光が発生する.実験では、真空/Si薄膜/SiO2から構成されるスラブ導波路を利用した.導波路表面の真空領域には導波モードのエベネッセント電界がしみだしている.この導波路表面に沿って、32KVから42KVに加速した電子を走行させた時、導波路出力端からTM偏光の放射光が観測された.加速電圧の増加と共に、その発光のピーク波長は、1.2μmから1.6μmまで変化した.その発光波長は、ν_e=ν_<opt>から求まる条件と一致し、我々の原理に基づく発光である事が実証された.また、放射スペクトルの形状から真空中の電子波動のコーヒレント長の推定を行った.
著者
山田 利博 伊藤 進一郎
出版者
日本植物病理學會
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.666-672, 1993
被引用文献数
8 28

マツノザイセンチュウを感受性のクロマツ,抵抗性のテーダマツおよびストローブマツの枝に接種し,接種枝からのエタノール抽出物の分析を行った。線虫接種1週間後にストローブマツの皮層,師部および木部で抗菌性物質の集積が認められた。この活性は実験期間中維持された。木部から抽出された抗菌性物質にはpinosylvin, pinosylvin monomethylether, pinobanksin, pinocembrinが含まれていた。これらの物質は線虫を不動化すると考えられた。テーダマツとクロマツで接種5週間後に菌に対する阻害活性がわずかに認められたが,線虫に対する不動化活性は認められなかった。これらのことから,ストローブマツ接種枝では線虫感染に対する抵抗性反応として,エタノール可溶性の阻害物質が生産されることが示唆された。
著者
趙 丁選 山田 宏尚 加藤 英寿 武藤 高義
出版者
一般社団法人 日本フルードパワーシステム学会
雑誌
日本フルードパワーシステム学会論文集 (ISSN:18803121)
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.141-148, 2002-11-15 (Released:2011-03-03)
参考文献数
16
被引用文献数
1

This study deals with a calculation method for the forward kinematics of a 3 DOF parallel link manipulator. As a method for such a calculation, up to the present, the Newton method, or Newton-Raphson method alternatively, has been generally used. Nevertheless, this method is difficult to apply to on-line control systems, since it requires significant computation time and a large capacity of computer memory for calculations. In this study, therefore, a new algorithm for calculating forward kinematics is proposed. Fundamentally, the algorithm consists of two processes. The first is to calculate in a very short time an approximate solution of the kinematics. The second is to compensate the approximate solution in order to obtain the accurate one. It was confirmed that the computation time for the new algorithm was decreased to as little as 1/69-1/81 that for the Newton method. It was also confirmed experimentally that the algorithm was successfully applicable to an on-line control system.