著者
岩崎 祐貴 折原 良平 清 雄一 中川 博之 田原 康之 大須賀 昭彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,ブログやtwitterなどソーシャルメディアの普及により誰でも気軽に情報発信できるようになった.それに伴い頻繁に炎上が起こり,ブログの閉鎖や個人情報の特定といった被害に合うリスクが高まっている.そこで本研究では,実際に炎上したtwitterやブログ記事を収集,分析することで炎上の原因を調査した.また,今後の炎上を防ぐため,過去の炎上事例を教師データとした機械学習の適用方法を提示する
著者
岩崎 宗治
出版者
人間環境大学
雑誌
人間と環境 (ISSN:21858365)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.73-84, 2011-11-15

シェイクスピアの『ソネット集』(一六〇九)は、一五四篇のソネット連作と三二九行の物語詩「恋人の嘆き」を併せて一巻として出版された。これはサミュエル・ダニエルの『ディーリア』の構成に倣って書かれた作品であって、全巻を一つのまとまりとして読むと、この詩集は愛の動因をキューピッドに帰するペトラルカ恋愛詩の伝統を棄てて、現実の人間の性的欲望を愛の動因とする恋愛詩集であると読める。このように愛の核心を欲望と認知することは、近代個人主義の一面と見ることができる。
著者
岩崎 博之 武田 喬男
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
気象集誌 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.71, no.6, pp.733-747, 1993-12-25
被引用文献数
7

1986年7月13日から15日にかけて観測された梅雨前線帯を移動する長寿命雲クラスターの事例解析を行った。大陸上で出現した雲クラスターは東シナ海を移動し、東経130度付近で北と南の雲群に分かれた。移動速度の遅い南の雲群の内部では、新しい積乱雲群が既存の積乱雲群の西方40-80kmに形成されていた。各積乱雲群の内部では、更に、既存の積乱雲の西方約15kmに新しい積乱雲が連続的に形成されていた。移動速度が低下した南の雲群の内部では、異なる二つのスケールで対流雲の形成が起きていた。活発な対流雲に起源する北の雲群は対流雲が消滅した後も10時間以上長続きした。東経135度付近での鉛直レーダの観測から、この雲群には融解層と複数のストリークが認められた。東経140度付近では中層から上層に対流不安定が存在し、傾圧性の強い総観規模の上昇流域に位置していた。この"対流雲"に起源する雲群は梅雨前線帯を移動するにつれて"層状雲"に変化したと考えられる。
著者
岩崎 博之 大林 裕子
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.45, no.9, pp.695-705, 1998-09-30
参考文献数
24
被引用文献数
12

関東地方に雹をもたらす積乱雲の発生・発達過程についての基礎的な知見を得ることを目的として, 群馬県に雹をもたらした積乱雲(以後, 単に積乱雲)の出現特性を降雹調査データとレーダデータを用いて調べた.その結果, 次の特徴が見い出された.(1)1989年から1996年までの46降雹日の内, レーダエコーと対応できた降雹報告が71事例(39降雹日)認められた.(2)山岳域では日射の強い14時〜16時の時間帯に降雹をもたらす積乱雲の発生頻度が高い.それに対して, 3方向を山岳域に囲まれた半盆地域では, 日射の強い14〜16時と日射が弱まった18〜19時の2つの時間帯に積乱雲が発生する傾向にあった.北関東地方に卓越する熱的局地循環が積乱雲の発生する時間帯に影響すると考えられた.(3)移動方向が急変する積乱雲が認められ, それらは等高線に沿って移動することが多い.(4)降雹後, エコーの形態がライン状に変化する5つの積乱雲が認められた.エコーの形態がライン状に変化した領域は, 半盆地域と平野部の境界に対応する群馬県と埼玉県の県境付近に限られ, その時間帯も19時〜21時に限られていた.
著者
中橋 洋平 岩崎 寛
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.262-265, 2007 (Released:2008-02-21)
参考文献数
9

街路樹周辺の放置自転車問題をとりあげ,首都圏の自治体にアンケート調査を行い,その現状と対応についての傾向の把握を試みた。その結果,特に東京都において,放置自転車が景観や街路樹へ悪影響を与えている事例が数多く報告された。また,街路樹部署と自転車部署間でこの問題に対して意識の違いがあることも明らかとなり,両部署の意思疎通の有無が,街路樹周辺の放置自転車問題改善に影響することが示唆された。
著者
中橋 洋平 岩崎 寛
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.262-265, 2007-08-31

街路樹周辺の放置自転車問題をとりあげ,首都圏の自治体にアンケート調査を行い,その現状と対応についての傾向の把握を試みた。その結果,特に東京都において,放置自転車が景観や街路樹へ悪影響を与えている事例が数多く報告された。また,街路樹部署と自転車部署間でこの問題に対して意識の違いがあることも明らかとなり,両部署の意思疎通の有無が,街路樹周辺の放置自転車問題改善に影響することが示唆された。
著者
山田 千佳子 岩崎 泰史 吉田 企世子
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiyo shokuryo gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.167-173, 2003-06-10
被引用文献数
4 6

ホウレンソウ7品種 (パレード, 豊葉, 次郎丸, オーライ, おかめ, オリオン, オラクル) を栽培時期 (秋播き) および施肥を同一条件で栽培し, 還元糖, アスコルビン酸, シュウ酸, 硝酸の違いについて比較した。収穫は, 播種後41日目 (すべての品種), 48日目 (豊葉, 次郎丸, オーライ), 60日目 (オラクル, おかめ, オリオン) である。生育の早いパレードはアスコルビン酸, 還元糖の含有量が少なかった。豊葉, 次郎丸, オーライは生育途上から収穫適期までの生育でアスコルビン酸が増加したが, 豊葉は硝酸含量も増加した。オラクル, おかめ, オリオンは生育途上でもアスコルビン酸含量は多かったが, 収穫適期まで生育させても成分は増加しなかった。
著者
原田 真一 伊藤 信之 衛藤 正雄 朝長 匡 岩崎 勝郎
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.1126-1130, 1996-09-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
5

We report neuropathic arthropathy of the shoulder joint caused by syringomyelia and discuss the method of diagnosis and treatment.Three patients were treated and their ages were 41, 52 and 55 years respectively. In case No 1, there was swelling and the rapid destruction of the shoulder joint. Synovectomy was performed, however the ROM decreased markedly. Six months later, a shoulder joint replacement was carried out and a temporaly improvement of ROM was noticed. However it became worse gradually again and after ten years later she can abduct her arm only 40 degrees. In case No. 2, the synovectomy was performed, but the destruction of the joint progressed rapidly and the joint was dislocated anteriorly 6 months later. At present she has poor abduction of 60 degrees. In case No. 3, osteosynthesis was carried out for the humeral shaft fracture 5 years ago, however non-union and neuropathic arthropathy of the shoulder joint were diagnosed 3 years. later. Present ab-duction angle is 30 degrees.All these three cases had characteristics of massive swelling, rapid and progressive destruction of humeral head with slight pain.So far in Japan, 36 cases out of 42 cases of neuropathic arthropathy of the shoulder joint was caused by syringomyelia. However, the results of these cases were not satisfactory, even after performing synovectomy, prosthesis or arthrodesis because almost all the syringomyelia cases are slow and progressive and leads to the destruction of the joint.
著者
酒井 丈夫 加藤 賢 新木 五月 岩崎 聡
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.39-45, 1999-02-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
10

質問紙法によるアンケート調査によって難聴者の心理的な障害受容について検討した。質問項目は大別すると難聴者の聴力, 日常生活におけるコミュニケーション障害の程度を調査する項目群と, 障害受容についての項目群の2群に分けられる。便宜上, 50dB未満を軽度難聴, 50dB以上70dB未満を中等度難聴, 70dB以上を高度難聴とした。90人の難聴者のうち45人は高度難聴者であった。22.2%の難聴者は自らの障害の心理的受容が不十分であった。難聴が高度であればあるほど障害受容が困難になるということはなかった。自らの障害を否認する, 健常であった頃の自己を思慕するといった, 障害を心理的に受容してない障害者は抑うつなどの心理的な問題を抱えやすくなるといわれている。障害受容のために心理的治療を必要とする難聴者が少なからず存在することが示唆された。
著者
ハーティング アクセル 吉満 たか子 岩崎 克己
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は,ドイツ語と日本語の依頼のEメールの構造を比較することである。本研究のために,ドイツ人と日本人の学習者によって書かれた200のEメールを実験デザインによって収集した。そして形式的,構造的,言語的特性に基づきEメールを分析した。本研究の質的な結果に基づいて,ドイツ語学習者が目標言語においてより適切に依頼を書く手助けとなる教材を作成した。
著者
粟屋 利江 岩崎 稔 澤田 ゆかり 佐々木 孝弘 野本 京子 吉田 ゆり子 大川 正彦 臼井 佐知子 金 富子 米谷 匡史 左右田 直規 小田原 琳
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

ジェンダーをめぐる支配と差別の構造が「家族親密圏」における暴力を通していかに現れるのかということを、アジアとヨーロッパ・アメリカという地域軸、伝統社会における近代化、植民地支配からポストコロニアル状況へという時間軸にそって分析した。その結果、各地域固有の社会的実践や権力関係に見られる〈暴力〉は、支配・被支配の結果であるばかりではなく、相互干渉、癒着、相乗作用の上に成立するものであることが判明した。
著者
三井 雄一郎 岩崎 寛 藤原 道郎 一ノ瀬 友博
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.293-296, 2003-08-31
被引用文献数
2 4

ため池は本来の農業用水としての利用に加え,近年では多様な生物を支える貴重な環境であることが指摘されている。また,農業における管理作業は周辺の植物相に大きな影響を与えていると考えられる。そこで,本研究では兵庫県北淡町のため池において,農業における管理作業が植物相に与える影響について環境要因をとして明らかにすることを目的とした。管理については,護岸の基質,草刈り回数,水位の変化,環境要因に関しては,気温,水面の温度,日射量,土壌含水率,植物相に関しては,出現種および優占群落の調査を行った。その結果,水位変化の影響を受けるため池周縁部下位で上位や提項部と出現種が異なることがわかった。
著者
岩崎 民男
出版者
日本医療機器学会
雑誌
醫科器械學雜誌 (ISSN:00191736)
巻号頁・発行日
vol.9, no.7, pp.309-351, 1932-01-20
著者
岩崎 賢 Iwasaki Takashi
巻号頁・発行日
2005

筑波大学博士 (文学) 学位論文・平成17年3月25日授与 (甲第3575号)
著者
岩崎 拓 青柳 正人 百々 康行 石井 実
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.147-151, 1994-08-25
被引用文献数
3 3

オオカマキリとチョウセンカマキリの卵嚢からのカマキリタマゴカツオブシムシ越冬世代成虫の脱出パターンおよび成虫の寿命と産卵数を準自然条件下において調べた。越冬世代成虫の脱出は,5月と6月に見られたが,両種の卵嚢において,雌より雄の方が早く脱出し,雌雄とも,脱出はオオカマキリ卵嚢からの方が早かった。脱出後,雌雄のカツオブシムシとも約2か月間生存し,産卵は,5月下旬から8月中旬まで見られ,1雌当りの産卵数は約10個であった。しかし,両種のカマキリが産卵を始める9月まで生存する個体はなかった。7月下旬と9月中旬に採集したハラビロカマキリおよびチョウセンカマキリのふ化後の卵嚢から,それぞれ,このカツオブシムシの幼虫と脱皮殻を付着した羽化直後の成虫が得られた。越冬世代成虫の脱出は6月中に終了するので,これらの個体はいずれも第1世代のものであると考えられた。
著者
坂元 昴 大西 文行 大橋 功 小田桐 忍 カレイラ松崎 順子 岸本 肇 光野 公司郎 近藤 俊明 末藤 美津子 出口 保行 藤後 悦子 馬場 伊美子 伴 浩美 福崎 淳子 益井 洋子 坂元 章 堀田 博史 松田 稔樹 磯 友輝子 岩崎 智史 高田 隆 高梨 珪子 坪井 寿子 鈴木 光男 田中 真奈美 竹内 貞一 山村 雅宏 齋藤 長行
出版者
東京未来大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、21世紀に生き、開拓する21世紀型能力を中核に、幼児・児童における未来型能力、幼児・児童における未来型能力の育成、未来型能力を指導できる指導者の育成の3段階にわたる研究を、既存研究の検討整理、独自の調査、研究を踏まえて、社会貢献する成果としてまとめた。初年度から2年度にかけて21世紀型の幼児像を様々な能力領域で明らかにし、2年度から3年度にかけて、各領域で、これらの能力を育成するシステムを設計試行評価し、さらに、能力育成を指導する指導者の教育システムを検討、整理、設計、試行実施した。
著者
田畑 惣太郎 岩崎 慶 高木 佐恵子 吉本 富士市
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.668, pp.1-6, 2005-02-18

現在, 多くの情報検索システムがあるが, モバイル環境で利用できるものは少ない.本稿ではモバイル環境で簡単に利用できる花の画像検索システムについて述べる.本システムは, 携帯電話を用いて撮影した花の画像とその位置情報, および花の簡単な特徴を花の画像検索サーバに送り, 検索した結果を携帯電話で確認するシステムである.特徴量の和による順位付けと, 各特徴量の順位を用いた順位付けの2種類について, 特徴量の重みを変化させて, 検索方法の評価を行った.その結果, 目的とする花が第1位から第10位までに入ったものが最も高かった組み合わせにおける検索率は, 前者で89%, 後者で87%であった.